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UNIX哲学に学ぶ、「より悪いことは、より良いことだ」?!

worse is better(より悪いことは、より良いことだ)」

真逆の言葉をイコールにしてしまっているこのフックあるフレーズ、一体どういう意味なんでしょうか?

これはプログラム言語、LISPのスペシャリストである、リチャード・P・ガブリエル(Richard P. Gabriel)氏が自身のエッセイで述べた、ニュージャージー・スタイルとも呼ばれる一説です。このソフト開発に対する哲学的アプローチは、質と機能性は必ずしも比例するわけではないというアイディアに基づき、システムにおいて完全さよりもシンプルさを重視して考えるそうです。

コンセプトは、ソフトウェア開発において「まずは最小限のものを作るところからスタートさせ、必要に応じてそれを育てていく」というアプローチの提唱で、一般のビジネスや日常生活においても、応用できる考え方です。たとえば、ビジネスの戦略立案でも、最初から細部にわたって作りこむのではなく、大きな枠組みから形作るほうが効率的といわれています。他の分野においても、基本的な設計思想として、このコンセプトが適用できるかもしれません。

リチャードさんの「worse is better」哲学はこちらのページ(英語)でご覧になれます。UNIX哲学の概要にも載っているので、さらに詳しく理解を深めたいかたはぜひ参考にしてみてください。

Adam Pash(原文/松岡由希子)

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