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書評『プレゼンテーションzen』

編集委員のひらたです。

突然ですが、みなさん「プレゼンテーション」って得意ですか?

正直にいうと、わたしは苦手です。プレゼンのシートを作るのも苦手なら、人前でお話しすることも得意ではありません。いままでプレゼンの講習を受けたことも何度かあるんですが、実際にプレゼンして「うまくいった」と自分で思ったことはあまりありません。そもそも、あのシートを作るのが苦手です。絵をうまく書けないので、毎回、箇条書きのプレゼンテーションでなんとかしてしまっています。セミナーなどでわたしのプレゼンをご覧になった方なら、よくご存じですよね。本当は、もっと美しく格好いいプレゼンやりたんですが...。

そんなわたしにぴったりの本が出たので、書評としてみなさまにもご紹介したいと思います。本のタイトルは『プレゼンテーションzen』。去年だったか、海の向こうでも評判になった本で、英語で読んでいたのですが、日本語訳が先日でました。著者のガー・レイノルズさんはなんと日本在住。そうです。「zen」というのは「」のこと、zen の心でプレゼンテーション、という意味ですかね。

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Photo by twid

この本、冒頭からガンとやられます。「本書はコミュニケーションの本」。そう、プレゼンテーションはコミュニケーションでした。「プレゼンテーションZen」とはなにかを説明する上で、現在のプレゼンテーションは発表者、聴衆のどちらにも相当の苦痛をもたらしていると説いています。普通のやり方を捨てて「抑制」「シンプル」「自然さ」を心がけることで、双方ともに分かりやすくできるだろう、と。

本は「準備」「デザイン」「実践」の三つのパートにわかれています。「準備」の段階では、プレゼンテーションの中身を練る方法についての説明です。「スローダウン」して問題や目標をはっきりさせ、核となるテーマをきちんとみつけることの重要性が説明されています。「あなたにも想像力はある」って言葉はとても勇気がでますね。

「デザイン」のところでは、スライドをいかにシンプルにするかに重きをおいて説明しています。シンプルにすることで、かえって伝えたいメッセージが増幅されて伝わると。もちろん、シンプルすぎると失敗してしまうこともあるので、簡単ではないのですが。

「実践」のところでは、プレゼンを剣術や柔道に例えて「その場に集中すること」の大切さを訴えています。「スティーブ・ジョブズと剣術」には、いつもワクワクしてしまうアップルのプレゼンについて書かれており、楽しく読ませていただきました。著名人のサンプルスライドもついていて、プレゼンテーションについてのいろいろなアプローチも参考になります。

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Photo by cote

ということで、ただシートのデザインをいじって、見栄えだけをなんとかしようとしてもダメだということが良くわかりました。プレゼンというといつもシートを作りながら悩んでしまうのですが、伝えたいメッセージやコミュニケーションをもっと意識して、精進したいと思います。はい。

ライフハッカー[日本版]編集委員・平田大治)

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