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Webサービス内のデータ囲い込みから解放する、Googleの「Data Liberation Front」

Googleが新しく発表した「Data Liberation Front」を知っていますか?

これを使うと、Googleサービスの中に入っているあなたのデータを自由に取り出せるようになるのです。つまり、古いメールがたまっているという理由だけで、Gmailに縛られなくてもよくなるわけです。

Googleのような便利なサービスには、ついつい依存して、全部おまかせにしてしまいがちですが、自分のデータは自分で管理する、というのは大事なことです。「Data Liberation Front」のゴールは、ユーザーのデータを「自由」にして、Googleに限らず、ユーザーが好きなサービス間を移動できるようにする、というものです。「Google Public Policy」ブログにはこうあります。

たとえばあなたが、今住んでいるアパートから引っ越ししたいと思っているとします。大家さんにリースの期間を確認したところ、「いつでも引っ越していいですよ。でも、荷物は全部置いて行ってくださいね。着の身着のままで出て行くなら、いつでもいいですよ。」と言われたらどうしますか?たいていの人は、これで今すぐの引っ越しをあきらめてしまいますよね。この状況は、アパートの借り手にとって不利益であると同時に、住宅産業会全体にとっても、今以上にいいアパートを作ろうという意欲がなくなってマイナスになるのです。この話と「Data Liberation Front」とのつながりがわかりにくいかもしれませんが、根底は同じです。Googleシカゴオフィスの小さなチームは、ユーザーにGoogle以外の選択肢を与えることによって、よりよいGoogleのサービスを作ろうと「Date Liberation Front」を作ったのです。

現段階では、「Date Liberation Front」で「解放」できるデータは、Blogger、Calendar、Gmail、Reader、YouTubeになっています。また、「Date Liberation Front」には、Googleから逃げ出すためのサイトではなく、他のサービスの中にあるあなたのデータを、どうやってGoogleに持ってくるか、という方法も書かれています。

普段、私たちはデータの「lock-in(囲い込み)」について、あまり気にしていませんよね。でも、よく考えてみると、もしかしたら重大な問題なのかも、と気付いたlifehackerは先月、あなたのオンラインアカウントをバックアップするフリーツールを「Gmail・Flickr・Twitterなど、主なオンラインサービスをバックアップする方法」しています。Googleといえども、アプリケーションがパーフェクトというわけではありません。それが、この「Date Liberation Front」という試みによって、データの流動性が改善され、ライバルに手本を示すことができたらいいですね。

Data Liberation Front [via Google Public Policy Blog]

Adam Pash(原文/訳:山内純子)

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