傷口を早く治す方法は、絆創膏も消毒もしないほうがいい?
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すり傷は消毒して絆創膏、というのが常識だと思っていましたが、最近の研究では「傷口は消毒してはいけない、ばんそうこうやガーゼも逆効果」といわれていると本日の『とくダネ!』で紹介されていました。
あのジュクジュクが実は傷口の治癒にすごく役立つ体液なので、傷口は乾かさない方が早く治るんだとか。
また、消毒よりも「傷口を洗う」ということのほうが大切で、消毒はむしろ治癒に必要な細胞まで殺してしまうこともあるそうです。
カサブタを作らずにジュクジュクを利用して傷口を治すこの湿潤療法は、「痛くない」「早く治る」「傷跡が残りにくい」というメリットがあります。
食品用ラップを利用してこの湿潤療法を家庭で行う方法がこちらに掲載されていました。かいつまんでご紹介すると:
- 出血している場合は傷口を押えて止血。
- 傷の周りの汚れは水道水で湿らせたガーゼなどで拭く。
- 傷の中に砂などが入っていたら水道水で洗って落とす。
- 傷の上にラップをあてる。
- ラップをテープなどで固定して、その上から包帯を巻く。
- 夏場は1日2回、冬場は1日1回、ラップを取り換える。
キズパワーパッドも同じ湿潤療法ですので、小さい傷の場合はこっちの方がラップよりお手軽かもしれません。
ラップにせよキズパワーパッドにせよ、汗疹を防ぐために1日1回は交換したほうがいいそうですよ(とくにこれからの夏場は注意です)。
この湿潤療法、試す機会がないのがいちばんですが、万が一試す機会に恵まれてしまった場合に備えて、頭の片隅に覚えておきたいものです。
(吉川晶子)
吉川晶子
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