ご褒美が大好きな物事を大嫌いに変えてしまう!?
米Lifehacker編集部を含め、多くの人が、大好きなことをしながらお金をもらうことが、生きる究極の目的だと考えているかと思います。しかし、実際はお金のために仕事をするしかないという可能性を知り、気を落としがち。これはなぜなのでしょうか?
デビッド・マクラニー氏は、自己欺まんに関するブログ「You Are Not So Smart」の中で、自分が大好きなことでお金を稼いでいる人は、その物事への情熱を失う可能性があると書いています。その理由は、何が働くモチベーションになっているのかを疑問に思い始めるからだとか。
デビッドさんは、絵を描くことが大好きな子供を3つのグループに分けた研究結果を指摘しています。この研究では、1つ目のグループは描いた絵によって賞状で表彰してもらえるように、2つ目のグループは絵を描き終えると、サプライズで賞状をもらえるように、3つ目のグループは何ももらえないようにしました。
3つ目のグループは疎外感を感じるのではないか? と思えるでしょうが、研究の結果、このグループの子供たちは楽しく描き終えたことで幸せを感じていました。それに対して、賞状がもらえることを知っていた子供たちは、あまり幸せな気持ちにならなかったとか。というのも、自分のモチベーションの原因に疑問を持ったからです。
この研究をおこなったレパー氏、グリーン氏、ニズベット氏は「約束に力を尽くしていくうちに、元々あった活動への本質的な興味が減少する可能性がある」と述べています。つまり、何か大好きなことでご褒美を与えられることになり、それに賛同したとして、その後、あなたはそれを好きだからやっているのか、ご褒美を与えられるからやっているのか、疑問を持つようになるのです。
一番おもしろかったのは、絵を描いたあとにサプライズで賞状をもらった子供たちが一番幸せだったことです。このグループの子供たちは、やるべきことをやりとげて賞状をもらったのではなく、能力を評価されたと感じたようです。
マクラニー氏は、他の研究結果や多くの事例も紹介しています。より詳しく知りたい方は、ぜひ下記リンク(英文)も参照してみてください。
The Overjustification Effect | You Are Not So Smart
Adam Dachis(原文/訳:曽我美穂)
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