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印南敦史  - ,  06:30 AM

貧乏は生活習慣病である。「隠れ貧乏」にならないための考え方

貧乏は生活習慣病である。「隠れ貧乏」にならないための考え方

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貧乏は必ず治る。』(桜川真一著、CCCメディアハウス)の著者は、本書の冒頭で「隠れ貧乏」という聞きなれない言葉を持ち出しています。

「隠れ貧乏」とは、まさに自覚のない、あるいは気づいてはいるけれど、認めたくない、そんな状態です。
「隠れ貧乏」は考え方や行動の癖からくる生活習慣病です。
隠れていても、いや隠していてもその「隠れ貧乏」は必ず発症します。人によってタイミングは違いますが、結婚したとき、子育てのときにあぶり出されることが多いようです。そして今最も恐れられているのが、会社を辞めたあとにくる「老後破産」。退職後に隠れていた貧乏が一気に出てくるのです。

貧乏は生活習慣病です。食事を変え、生活のリズムを整え、運動をすることで体調が大きく改善するように、貧乏も生活を変えることで必ず治るのです。(「はじめに」より)

そんな考え方の根拠になっているのは、「ダメサラリーマン」だったという著者自身の経験。比較的裕福な家庭に育ったものの、20代のとき(著者も保証人になっていた)兄の会社が倒産したことから3億円の保証人問題に直面するなど、波乱万丈の人生を送ってきたというのです。つまりそこから「貧乏は生活習慣病だ」という考え方にたどり着き、抜け出すための方法を発見したということ。具体的には、現在はお金を貯めて不動産投資をし、そのお金を株式などにまわし、現在3億円を超える資産を手に入れることができたのだとか。

本書では、そうした経験を軸として、貧乏な人とお金持ちの比較をしているわけです。全40項目のなかから、いくつかを引き出してみたいと思います。



わり算で考える貧乏人 かけ算で考えるお金持ち


駅やコンビニでもカードによる支払いが当たり前のものになり、ネットでも買い物も、カートに入れて手続きするだけでOK。そんな時代ですから、財布事情に合わせて払う額を調整できる、分割払いやリボ払いなどを利用している機会も多いことでしょう。しかしそのため、「わり算する習慣」が当たり前になっている人も少なくないと著者は指摘します。

たしかに支払額を割って考えると、高価そうなものもリーズナブルに見えるもの。ところが、そういう買い物に慣れてしまうと、わり算トラップの習慣にはまってしまうというのです。

クレジットカードの分割払いもリボ払いによる借金も、ともに高額な借金を軽く見せるためのもの。住宅ローンにしても同じで、総額で支払う額よりも目につきやすい「ちょっと無理すれば払える」という考え方こそが「わり算のトリック」。だから売る側もわり算の数字だけを強調し、できるだけ買う側の心の負担を取り除いて売ろうとする。その手法に、多くの人が引っかかるということです。

一方、お金持ちはかけ算で考えるもの。たとえば住宅ローンの話でいえば、割ったお金の少なさで判断する貧乏人と違い、お金持ちは利子をかけて総額で判断するというのです。だからお金持ちは、携帯を申し込むときの付帯サービスにも目を光らせるのだとか。月300円だとすると、すぐに12をかければ年間3600円だということがわかります。わり算思考だと「1日たった10円か、ならいいや」と思いがちですが、「これはムダだな」と判断するということ。

かけ算を使えば生活のムダも見えてきます。週1回同僚と会社の愚痴を言うための飲み会。1回3000円でも月4回で1万2000円ほど。年間なら15万円近くにもなります。
お金持ちは、貯めるときもかけ算で考えます。
月々3万貯めて1年で36万円。10年で360万円。お金持ちは、さらに利子もかけます。積み立ての投資で、年率3%の複利で考えると425万円になるな、と。(21ページより)

このようにお金持ちは、ムダな出費を削るときも、お金を貯めるときも基本はかけ算。そこで著者は、わり算からかけ算へと移行して「お金持ち体質」に改善することを進めています。(18ページより)


お金を貸す貧乏人 お金を貸さないお金持ち


お金がないと困っている知人に対し、すぐに貸してあげようとする人がいます。自己犠牲の精神がそうさせるのかもしれませんが、お金に困った人に対してお金を貸しても、お互いが不幸になるだけだと著者は主張しています。自分自身が、お金を貸して苦労した経験を持っているため、そのことを痛感するというのです。

一方、お金持ちは、知り合いであればあるほどお金を貸さないもの。「お金を貸すときはあげるとき」と割り切れる場合しか、お金を渡さないということ。ましてや保証人など、親子・兄弟であっても断るのだとか。

それは、お金の貸し借りで友情や家族の絆が切れることのほうが、お金が返ってこないよりもつらいということを知っているから。そればかりか、自分が安易に貸してしまうことで貸した相手がダメになってしまうこともあるわけです。

お金を借りる癖がついた人に、よかれと思って貸しても絶対に戻ってこない。それどころか、中途半端に貸したことで、かえって被害者を増やすだけだというのです。だから「お金を貸す」という行為を、お年寄りに席を譲るとか、道に迷った人を案内するといったような、ちょっとした手助けと混同すべきではないということ。

それに対して、「どうやってお金を活かすか」を考えるのがお金持ち。「どうしたらお金が喜ぶのか」を、一生懸命考えているというのです。考えているというよりは、自然と習慣になっていると表現するほうが近いのだとさえいいます。

株で成功する人の中には、成長する会社で自分のお金に働いてもらうという考え方をする人が結構います。株主という立場で、長い目で自分のお金を活かすのです。"投資の神様"ウォーレン・バフェットは、この考え方で投資しています。
私の知人に、ベンチャー企業に出資した数百万円が、数億円に化けた人がいます。このように成長を助けるのが、本当のお金の使い方だとお金持ちは考えるのです。(25ページより)

お金持ちを目指すとは、お金の使い方を学ぶことでもあると著者。お金を貸すときも、安易に貸さないことが大切。貸すときは、「その人の成長の手助けになるかどうか」を基準にすべきだということ。そして、お金が活きる使い道かどうかを考える習慣が身についているか否かが、貧乏人とお金持ちを分けるのだといいます。(22ページより)


自分の感覚を信じる貧乏人 自分の感覚を疑うお金持ち


給料日の1週間前にATMでお金をおろして初めて、残額があまりないことに気づく人は、大雑把にお金の管理をしているタイプ。「今月はまだお金が残っているはず」と思い込んでしまうため、実際の残額との誤差が出てしまうわけです。

財布の中身にしてもそうで、「5000円入っていると思っていたのに、ない!」というようなことがしょっちゅうある人は、感覚でお金を管理しているということ。対してお金の貯まる人は、財布の中身の金額も、口座にある残額も、しっかりと把握しているものだといいます。

また、貧乏になる人は、根拠のないお金の話で盛り上がるのだとか。「この仕事で年間10億円は入ってくる」などと景気のいい話で盛り上がっていたりするのに、実際には借金まみれだったりするというのです。しかし、もしも本当に年間10億円入る事業を実現できる人なのであれば、もっと具体的な話ができるはず。著者のそんな考え方は、理にかなっています。

一方、著者の知る優秀な経営者たちはみな、頭のなかに、あるいは持ち歩いている手帳に、会社の数字がびっしりと入っているものだといいます。毎日、研ぎ澄まされた感覚で数字と向き合っているということ。

私たちは、自分や家族の経営者です。お金持ちになって楽しい人生、充実した人生を過ごすためには、その元手となるお金に対して、真剣でシビアでなければいけません。(32ページより)

大切なのは、お金を感覚でとらえず、具体的な数字で考える習慣を身につけること。具体的な数字で考える習慣がついたところで、ようやく本当の意味での「お金の感覚」が身につくわけです。

そこで著者は、「まずは、自分の財布にいまいくら入っているのか?」「口座にいくら残っていて、いくら貯まっているのか?」をしっかりとした金額でいえるようになるところからはじめて見ようと提案しています。(30ページより)




どこからでも読める構成になっているので、楽な気持ちで読めるはず。また後半では、すぐにスタートできる「お金持ちへのステップ」も紹介されています。将来のためにお金を貯めたい人は、手にとってみてはいかがでしょうか?


(印南敦史)

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