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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

親は子どもの性格を意外と知らない? 我が子の防犯のために覚えておきたいこと

親は子どもの性格を意外と知らない? 我が子の防犯のために覚えておきたいこと

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子どもの防犯マニュアル』(舟生岳夫著、日経BP社)の著者は、セコム株式会社IS研究所リスクマネジメントグループ主務研究員。子どもを狙う犯罪が多発する社会状況のなか、子どもを守るための調査・研究に取り組んでいるのだそうです。研究をはじめたきっかけは、自身が親になったことだったのだとか。

実は、子どもが被害者となる犯罪事件は、数だけ見ると年々減少しています。それにもかかわらず、子を持つ親が不安になるのは、いつ、どこで、誰が狙われるのかわからないこと、そして携帯電話やスマートフォンがきっかけになって被害にあう事件が増えているけれども、それへの対処法がわからないことがあげられます。(「はじめに」より)

子どもを狙う新しい手口が次々と登場しているからこそ、親が一方的に「こうすれば大丈夫」と教えるだけでは不十分。子どもが自ら危険に気づき、身を守るような能力を育んでいく必要があるというのです。そこで本書では、「親が日ごろからどんな心がけを持って子どもに接し、なにを話せばいいのか」を記しているわけです。

きょうはそのなかから、第1章「不審者から子どもを守る」に注目してみたいと思います。



子どもの「性格」を、親は意外とわかっていない


危険を避けるための防犯教育は、子どもの「性格」によって内容が変わってくるのだそうです。親は、「うちの子はしっかりしている」「おっとりしているから心配だ」など、自分の子どもの性格をわかっていると思いがち。しかし、「果たして本当にそうなのだろうか」という視点を持つことが重要だということ。

普段から誰に対してもハキハキとしゃべり、「知らない人に声をかけられたら、すぐ逃げるよ」といっていた子であっても、万が一の状況に追い込まれたとき、どんな行動を取れるかはわからないもの。普段は足も速いのに、怖い思いをした途端に足がすくみ、大声を出して助けを求めることもできなくなるということは、十分に起こりうるのだと認識しなければいけないわけです。

そして、子どもの「いざというときの対応力」こそが重要なのだと著者はいいます。では、そんな対応力を、どうすれば把握できるのでしょうか? もちろん万が一の状況になってみないとわからないものですが、親子で会話することにより、「万が一のとき」をシミュレーションすることができるそうです。たとえば、次のように。

「もし、知らない人に、おじさんの車に乗らないか? って声かけられたらどうする?」
「知らない人にはついていっちゃいけないんだよ。無視するよ」
「でも、おもちゃあげるから車に乗ってって言われたら?」
「えー、おもちゃ? 新しい戦隊モノのやつならほしいなぁ」
「その戦隊モノのおもちゃが車の中にあるから取りにおいでって言われたら?」
「ほんとに? 中をのぞいて確認してみる」
「ダメだよ! 車をのぞいているときに後ろから押されて乗せられたらどうするの」
(16ページより)

「知らない人に声をかけられたらどうする?」と質問すれば、たいていの子どもは「ついていかないよ」と答えるもの。ところが、それで安心してはいけないということ。上記のように「それなら、こんな場合はどう?」と会話を重ねていくと、子どもの意外な面がわかってくるというのです。

そして、こうした親子の会話によって、子どもが自ら危険を避ける能力を育むことができるのだといいます。「こんなとき、どうする?」という問いかけにはじまり、「それならこんな場合は?」「こうだったらどうする?」とたたみかけて質問していくことで、子どもの想像力が伸びていくというのです。すべての状況をシミュレーションすることは難しいとしても、さまざまな状況について言及することで、子どものなかに柔軟な対応力が芽生えていくわけです。たとえば上記のような戦隊モノが好きな男の子なら、「悪いヤツとはたたかってやっつけるよ」といさましいことをいうかもしれません。そんなときには、こんな会話が有効なのだそうです。

「悪い人に手をつかまれて、車に引っ張り込まれそうになったらどうする?」
「たたかうよ! もう片方の手でパンチしてやるんだ」
「でも大人って力が強いんだよ」
「大丈夫。ぼくだって強いから!」
「じゃあお父さんの手をつかんで、力を入れて自分のほうに引っ張ってごらん」
「...あれ、ぜんぜん動かない」
(19ページより)

小学校低学年の子どもは、意外なことに「自分は力が強い」「自分は足が速い」などと思っていたりするもの。いざというときには大人に力も足の速さもかなわないということが、理解できていないわけです。そのため、こうした会話でそれをわかってもらうことに大きな意味があるということです。(14ページより)


重いものは捨てる


ひとりでいるときに声をかけられた子どもが、「おかしいな」と思ったとしたら、当然ながら無視するべき。しかし、それでもしつこく声をかけてきたり、あとをついてきたりするようなことがあれば、走って逃げる必要が生じます。なんらかの理由をつけ、無理やり車に乗せられそうになったときも同じ。

ただし逃げるといっても、とっさのときにうまくできない場合もあるでしょう。その状況になってみないと、子どもが本当に適切な行動をとれるかどうかはわからないわけです。そこで、少しでもスムーズに逃げられるように、「どうやって逃げるか」についても親子の間で話をしておくべきだといいます。

なお、スムーズに逃げるためのポイントのひとつが、重い荷物を手放すこと。特に小学校低学年の子どもにとって、学校の行き帰りに背負っているランドセルは大きくて重く、走って逃げる妨げになるからだといいます。

でも、「いざというときは、ランドセルを道に落として走って逃げていいからね」と話しておけば、子どもは身軽になれるわけです。持ち物をチェックされるなどの問題が気になるところではありますが、命には代えられないものがあるというのも事実。「ランドセルを背負っているか、それとも身軽になるか」の少しの差が、決定的な違いを生む可能性があるというのです。(34ページより)


いざというときは車と逆方向に逃げる


子どもの連れ去り事件の多くには、車が使われています。車に子どもを乗せることさえできれば、短時間で遠くまで連れ去ることができ、捜査が難しくなるからです。また犯人は、遠くからやってきて犯行に及ぶことが可能になります。

そのため、「車が自分に近づいてきたら警戒する」「車に乗っている人から声をかけられても、車に近づかない」「車に乗ろうと誘われたら絶対に断る」ということは、確実に教えておきたいところだといいます。

子どもは妙なところで楽観的なので、「もし車に乗っちゃったとしても、ドアを開ければ逃げられるよ」と軽く考えていたりするのだとか。だから、自分の子どもがそんなふうに思っているのであれば、車の怖さをしっかり伝えておく必要があるわけです。

・車はいったん走り出すとすぐに、飛び降りられないほどのスピードになる
・「チャイルドロック」といって、後部座席のドアを自由に開けられないように操作できてしまう
・万が一、車で連れ去られてしまった場合は、親や警察が居場所をすぐに見つけるのが困難になる

こうした知識を子どもに伝えておくことが、とても重要だということ。それに、そうでなくとも車には交通事故のリスクがあるわけですから、安全を考えてもむやみに近づかないほうがいいわけです。

そして、「車に乗らないか?」などと何度もしつこく誘われ、いざ逃げるという段階になったら、覚えておくといいのが「車の侵攻方向と逆方向に逃げる」ということなのだそうです。

車が向いている方向に走っても、すぐに追いつかれてしまうことになります。しかし逆の方向に逃げれば、車はUターンする必要があるため、時間が稼げるということです。狭い道だったら切り返して車の方向を変えるのに時間がかかり、すぐには追いかけてこられません。そのため子どもの足でも十分に逃げ切る可能性が高まるというのです。(36ページより)


「助けて!」と大声を出して、人がいるほうに走る


ただし走って逃げたとしても、子どもの足で長い距離を走るのは無理。いずれ捕まってしまうかもしれないので、なにを目標に走るのかを考えるのも重要。自分の家か知り合いの家がすぐ近くにあれば、迷わず駆け込むべき。そうでなくとも、どこの家でもいいので玄関に飛び込んで呼び鈴を鳴らすことが大切。たとえその家の人が留守でも、呼び鈴を鳴らした時点で不審者はあきらめるといいます。

家もお店もなかったら、「なるべく人の姿が見える方向に逃げる」ことが鉄則。なぜなら逃げる目的は、不審者から逃げ切ることではなく、「助けてくれる大人に気づいてもらう」ことだから。そして、もし声が出せるようなら、「助けて!」と大きな声で叫びながら走るといいそうです。(38ページより)




こうした考え方を踏まえたうえで、以後の章では、スマートフォンの持たせ方、通学・通塾での身の守り方、コミュニケーションについてなど、さまざまな角度から子どもの防犯について提案しています。子を持つ親なら、ぜひ手元に置いておくべき一冊だといえるでしょう。


(印南敦史)

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