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itou  - ,  08:00 PM

なぜ「週40時間労働制」をやめべるべきなのか

なぜ「週40時間労働制」をやめべるべきなのか

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Crew:「とにかく8時間がんばればいい」 私たちは、学校に通いはじめたその日から、8時間を基準に1日を組み立てるように教育されます。そして、その教えは社会人になっても引き継がれます。

何世代にもわたって、週40時間労働制がスタンダードとなってきましたが、現代においてはもはやうまく機能していません。

私はCrewUnsplashを立ち上げてからこれまで、どうすれば効率的に働けるかを探求しつづけ、それなりの成果を上げてきました。それでも、ときどき時計を見て、あと何時間働けばいいかを計算している自分に気がつきます。本当は、その残りの時間に何を成し遂げるかにフォーカスすべきはずです。

仕事をした時間が8〜10時間より少なかった日には、がんばりが足りなかったような罪悪感を感じます。しかし、この考え方は間違っています。

Crewには、決まった勤務時間はありません。

共同創設者のほかの2人は、夜遅い時間に仕事をするのが好きですが、私は朝早くから仕事をするのが好きです。

人によって、時間帯ごとのエネルギーレベルは異なります。共同創設者の2人にとっては、朝8時から仕事をするのは非生産的なことなのです(同じように、私にとって深夜2時に仕事をするのは生産的ではない)

もちろん、重要な議題を話し合うために、昼間に会議をスケジュールしなければならないこともあります(逆に、全員で徹夜で働くこともある)。しかし、重要なのは、私たちがいつ働くかは、あらかじめ設定された時間ではなく、それぞれのエネルギーレベルに応じて決められるということです。

そして、最も重要なことは、私たちが、この勤務時間を決めない働き方で、仕事の質、生産性、健康といった面において、成果を上げてきたという事実です。

そうはいっても、決められた時間だけ働くというスタイルが、フルタイムの従業員にとっての常識であることには変わりありません。私はこの週40時間労働制がどこから来たのか、また、私たちがおよそ1世紀にもわたってこのスタイルで働き続けているのには、どのような科学的背景があるのかを知りたいと思いました。


週40時間労働制はいかにして始まったか


産業革命の間、工場は24時間稼働する必要がありました。そのため、この時代の労働者は1日に10〜16時間も働くことが珍しくありませんでした。

しかし、1920年代に、フォード・モーター・カンパニーの創立者であるヘンリー・フォードが、ある変革を行います。フォード社の従業員は、1日に8時間、週に5日働けばよくなったのです。

これは、寛大な心から来たわけではありません。また、科学的な実験をしようとしたわけでもありません。フォードが労働時間を変革したのは、そうすれば従業員が外に出かける時間がたくさん持てるようになり、物を買うようになると考えたからです。

1926年にWorld's Work誌に掲載されたインタビューで、フォードは次のように説明しています。

「余暇は、消費市場の拡大にとって必要不可欠な要素です。勤労者は、自動車をはじめとする消費財を使うための十分な自由時間を与えられる必要があるのです」

フォードは、人びとに自社の製品を買ってもらうには、車の運転を楽しむための自由時間を与える必要があることを理解していました。つまり、1日8時間、週5日勤務というスタイルは、科学的な理由で選ばれたわけではありません。勤労者の消費を奨励するという目的のために、推進されたものなのです。


時間ではないとしたら、何を基準にスケジュールすればいい?


フォードの戦略は、当時でこそうまくいきましたが、規定時間だけ働くというスタイルは、私たちにはもはや無意味です。

私たちは、産業と規模にもとづいた経済から、情報と技術革新にもとづく経済へと移行したのです。

では、私たちはどのように1日をスケジュールすべきなのでしょうか? 私たちの体にスケジュールを任せるとしたらどうなるでしょうか?

光と遺伝的性質が、私たちの体が時間を告げる2大要素です。

とくに光は、1日におけるエネルギーレベルの自然なサイクルを作り出します。通常は、下図のような感じになります。

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Source: Wikipedia

遺伝的性質によって、このサイクルは長くもなれば短くもなります。それが、驚くような結果をもたらします。

サイクルが長い人はおそらく夜型で、夜のほうがエネルギーレベルが高くなります。

サイクルが短い人は朝型である可能性が高いと、Sleep for Science Research Labの准教授であるKatherine Sharkey博士は話しています。


無理に早い時間(あるいは遅い時間)に働かせても、良い結果は得られない


一般的に、多くの人は朝7時から夕方5時まで働きます。このライフスタイルはあるタイプの人たちだけに適したものです。そう、朝型の人たちです。

夜に働くのが好きな人(女性の44%、男性の37%)は、エネルギーレベルが低いときに、無理に働かされていることになります。

夜型の人は朝起きるのが遅く、世の中が忙しく働いているときにまだ寝ているので、世間からは怠け者だとみなされてしまいます。

しかし、ブリュッセル大学の最近の研究によると、夜型の人は、朝型の人に比べて、頭が疲れずに起きていられる時間が長いそうです。

研究者たちは、"超"朝型な人と、"超"夜型の人たちを集めて研究を行いました。朝型の人たちは朝の5〜6時には起床し、夜型の人たちは正午ごろに起床します。

起床して10時間経ったとき、朝型の人は、注意持続時間にかかわる脳領域の活動が低下し、夜型の人よりタスクを完了するのに時間がかかるようになっていることがわかりました。

「有利なのは夜型の人の方であり、朝型の人よりも性能が優れていると言ってもいい」と、この研究の発表者の1人である、Philippe Peigneux氏は話します。

つまり、夜型の人は、朝型の人と少なくとも同じくらいには(たとえ勝ってはいないとしても)生産的なのです。ただ、生産的になる時間帯が違うだけです。


本当に生産的な1日をスケジュールするための(時間を基準にしない)4つのステップ


私はこれまで、働き方を改善するために、たくさんのテクニックを試してきました。たとえば、何週間か前には、時計を一切見ず、自分のエネルギーレベルだけを基準に何をすべきかを決めてみました。結果、まったくうまくいかず、わずか数時間で挫折しました。

とはいえ、試行錯誤を重ねた結果、幸運にも、うまくいくやり方を見つけることができました。


1. 現実的なToDoリストをつくる

今日達成したいタスクを3〜4個書いたToDoリストをつくる

37signalsのDavid Heinemeier Hansson氏は、仕事以外にもいろいろな用事が割り込んでくるので、1日に仕事ができるのは実質4〜5時間だと考えて計画を立てるとよいとアドバイスしています。

このことを念頭に、1日のタスクを決めるようにすれば、実際に達成可能なToDoリストを作ることができます。そうすれば、多くのタスクを詰め込みすぎて、挫折感を味わうこともなくなります。


2. タスクのサイクルをつくる

あなたが持っているタスクには、さまざまなタイプのものがあるはずです。

燃え尽きないようにエネルギーレベルのバランスを維持しながら、重要なタスクをより多く達成するためには、1日のタスクを次のように分類してみてください。

  • 創造的なタスク。緊急のメールがやってくる前に、最も創造的かつ重要なタスクに取り組めば、達成感を得られやすくなります。私自身、いつも朝起きると、頭が疲れ、集中力が鈍る前に、最も創造的なタスクに90分間取り組むことにしています。
  • 時間を決めない休憩。20分走っても、昼寝をしても、ランチを食べてもOKです。まるいは、数分間何もせずに過ごしてもかまいません。こうした休憩をとることで、次のタスクにとりかかる前に、頭をリフレッシュし、精神エネルギーを回復することができます。時間で区切らないのは、時間ではなく、エネルギーレベルを基準にして、仕事に戻るタイミングを決めるためです。
  • 日常的なタスク。日常的なタスクをまとめて片付けることで、時間を節約できます。メールはすべて、一度にまとめて処理するようにし、電話で話す用件も連続でスケジュールしておきます。こうすることで、創造的なタスクに戻ったとき、頭の中に何十件ものメールがグルグルしているなんて事態を避けることができます。
  • 時間を決めない休憩をもう1度とる。
  • 繰り返す。 このサイクルを1日に3〜4繰り返してください。


3. 仕事から離れる日をつくる


リーンスタートアップ・ムーブメントの火付け役であるSteve Blank氏は、仕事から完全に離れる「デートの夜」を毎週設けるようにしているそうです。私と妻も同じことをしています。

私と妻は、週に1日、仕事のことを一切話さないで過ごす夜を持つことにしています(メールやSNSもチェックしません)。

その日1日は、仕事から完全に離れるようにします。

そうすることで、翌日、仕事に戻ったときに、やる気と活力が回復し、集中力を保つことができます。


4. 達成を測定するための本質的な基準を見つける

何時間取り組んだかを数えるのは簡単ですが、目的に向かって実質的にどれだけ進んだのかを測る、本質的な基準を見つけるのは簡単ではありません。

たとえば、今日何時間書いたかを測るのは簡単ですが、あなたが書く目的は何でしょうか?

単純に自分の考えを書くことが目的? それなら、何日間連続して書いているかを計測してください。

自分の作品を買ってくれるファンを増やすこと? それなら、何件の記事を投稿したかではなく、それぞれの投稿記事から、いくつ作品が売れたかを計測するべきです。

こうした基準を使って進捗を追跡すれば、マインドセットが「これをするために私はX時間働いた」から、「私はこれをした、その結果Xを得た」に変わります。

週40時間働くよりも良い生き方はあるのです。

私は何も、勤務時間が決められている会社で働いている人たちに向かって、そんな会社は悪い会社だから、辞めてしまえと言っているわけではありません。

大切なことは何時間働いたかではなく、その時間に何をしたかであるということを、よく考えてもらいたいだけなのです。

Why we should kill the 40-hour work week|Crew

Mikael Cho(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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