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神山拓生

 - ,,  09:30 PM

今「自転車ツーリング」がビジネスパーソンに人気な理由

今「自転車ツーリング」がビジネスパーソンに人気な理由

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沖縄県読谷村・残波岬にて。


最近、自転車ツーリングをしている人をよく見かけるようになりました。

琵琶湖や北海道を一周したり、夏休みを丸々使って日本を縦断したりといった自転車旅行は、時間に余裕のある学生がやることというイメージがある人もいるのではないかと思いますが、今自転車ツーリングを楽しんでいるのは社会人が多いのです。

そこで今回は自転車ツーリングを趣味にしている筆者が沖縄をツーリングした様子を紹介しつつ、「今自転車ツーリングがビジネスパーソンに人気な理由」を解説します。

※本記事は、沖縄観光コンベンションビューローより取材費の提供を受けています。


自転車で行く日帰り・1〜2泊のプチ旅行


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沖縄を取材したのは2017年2月。シーサーの背後には満開の紅梅が。


今流行っている自転車ツーリングは、週末に観光地や景勝地を自転車で巡るというもの。ポイントは日帰りや1〜2泊程度、つまり週末で完結する自転車旅だということ。目的地までは自動車や電車で向かい、現地でレンタサイクルを借りたり、持ちこんだ自分の自転車に乗ったりして、自転車で気持ちよく走れるところを楽しんですっと帰るというイメージ。

今回は、オフシーズンである2月に沖縄を走ってみることにしました。2月の沖縄は平均気温が約17度と自転車で走るにはちょうどいい気候です。自転車は結構汗をかくので、これくらいの気温のほうが気持ちよく走れます。少し天気が不安定なので雨天時にどうするかは考えておく必要がありますが、観光客も少なく、見所である沿岸部は比較的交通量も少なく安全に走れます。もちろん、オフシーズンでも晴れれば景色は最高です。


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筆者は自分の自転車を飛行機で沖縄まで運び、現地ではレンタカーやタクシー、電車は一切利用せず、移動はすべて自転車で行った。自転車は適切に梱包すれば、電車や飛行機に乗せて運ぶこと(輪行)ができる。


自転車ツーリングの3つの魅力


自転車ツーリングならではの魅力を紹介していきましょう。


1. 健康的な有酸素運動である

実は、自転車は肥満や運動不足などの解消に向く有酸素運動です。私自身もそれがきっかけで自転車ツーリングを始めましたし、友人にもこれが目的で自転車に乗り始めたという人が多いです。こうした目的で始める運動としてはランニングなどが代表的ですが、自転車という機材を使った運動には独自のメリットがあります。

それは無理なくカロリーを多く消費できるということ。

どれくらいの運動になるのか、沖縄取材ツーリング時の記録をお見せしましょう。


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自転車にサイクルコンピュータ(速度計やGPS機能のある小型コンピュータ)を取り付け、心拍計などを身につければ、自分のパフォーマンスをチェックできる。自分が走った速度や距離が数値化されると、ゲーム感覚でパフォーマンスを伸ばしていけるという面も。


沖縄中西部の読谷村から中東部のうるま市を経て、南部にある奥武島まで130kmほど走って、消費したのはなんと4300kcal(1日でいろんな観光スポットに立ち寄るためにがんばって走ったので、かなり多めです)。

自転車での消費カロリーにはかなり個人差があり、乗っている自転車でも変わってきますが、自転車ツーリングでは2〜3時間、時には4時間以上乗ることもあるため、1000〜2000kcalくらいのカロリー消費できます。

また、人力で効率的に走るための道具である自転車ではマイルドな運動を継続して行えるため、2〜3時間継続して乗ることも難しくなく、運動経験がない人でも始めやすいのも大きなメリットです。

また、筆者が使ったロードバイクは、長距離を高速に走ることに特化したタイプのスポーツ自転車なので、1日で100km以上の距離を走ることができます。社会人で自転車ツーリングを楽しんでいる人は、こういった走行性能に優れた自転車で効率的に長距離を走ることで、週末で自転車ツーリングが完結するようにしていたりもします。


2. ご当地グルメを満喫できる

大きな消費カロリーは自転車の魅力の1つではありますが、自転車ツーリングを楽しんでいる人たちは単にダイエットや運動不足解消を目的に乗っているのではありません。それに加わる「旅の楽しさ」があえて自転車でツーリングに出かける大きなモチベーションになっています。

ツーリング先に選ばれるのは、観光地や景勝地。それは普通の旅行やツーリングと変わりありません。もちろん、現地の名物料理を食べたいのも同じです。

運動不足で体重が気になっていると、食べたいものを我慢しなければいけなかったり、食べ過ぎて罪悪感を感じてしまったりしますが、前述したように自転車で走るとかなりのカロリーを消費できるので、気持ちよくご当地グルメを堪能できます。

それどころか、カロリー消費が激しいので食べないとハンガーノック(カロリー不足で身体が動かなくなってしまうこと)になって走れなくなってしまいます。そのため、自転車ツーリング中はむしろ積極的にカロリーを摂取すべきです。自転車ツーリングではカロリーに関する価値観が逆転するのです。

沖縄で4300kcal消費した日、筆者は思うままに好きなものを食べまくりました。


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AJリゾートアイランド伊計島のレストラン「HIBIS」の三枚肉そば(860円/税込)。豊富なおかずとおまけのおにぎりがいい栄養補給に。レストランの窓からは太平洋を一望しながら疲れた身体を十分に休めることができる(ホテルの利用なしでもレストランは利用可)。なお、同ホテルは沖縄ではあまり数の多くない温泉施設の1つであり、太平洋に突き出た伊計島の展望と合わせて宿泊先としても魅力的。


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カロリー消費が十分なので、もずくチーズパンなるちょっとした珍味を食べる余裕も。中にはもずくのペースト(!)が入っています。ちょっとマニアックな味でした。「海中道路」の物産館で購入できる。


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夜には奥武島(おうじま)でボリューミーな刺身定食を。マグロやサーモン、鯛に加えて、沖縄では定番のコマ貝も。


これ以外にもエナジージェルや菓子パンなどをコンビニで買って食べており、この日総摂取カロリーは消費した4300kcalと同じくらいだと思います。

食べたいものを気兼ねなく食べても大丈夫という経験的事実が長時間走る原動力になっているのはまちがいありません。これは自転車がそれなりの距離を、それなりの時間で走れる移動手段でもあるからこその魅力ですね。


3. 自然を体感できる

しかし、グルメもまた自転車ツーリングの魅力の1つでしかありません。グルメとグルメの間をつなぐ道それ自体が、またその土地の名所へ自転車で行くこと自体が大きな感動を与えてくれること、これらの点も自転車ツーリングにとって重要な要素です。


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うるま市にある沖縄本島と3つの島をつなぐ海上道路「海中道路」。車線が広くとってあり、自転車でも非常に走りやすい。橋で足を止めれば、広がるエメラルドグリーンの海を漫喫できる。


自転車はアウトドアでもあります。平坦で開けた場所を駆け抜けると、土地の広さやその土地の空気や匂いが強く感じられ、とても爽快です。沖縄のうるま市のように、比較的平坦で海が眺められる場所は自転車で走るのに非常に向いています。


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南城市にある立体道路「ニライカナイ橋」。写真真ん中に上ってきた道が見える。写真奥に見える島は、琉球王国の人々の信仰を集めた久髙島。このように、あえて高台の絶景ポイントに上るという楽しみ方をする人もいる。


慣れてきたら高台にある絶景ポイントを目指すのもおすすめです。長時間自転車に乗るとアドレナリンも出るので、坂を上り切って絶景が見えたときの達成感は非常に強烈です。沖縄南部はそのお手本のような場所でした。


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うるま市・宮城島からの眺め。上り坂が終わり、下っていく道が見通せると、疲れが吹き飛ぶ。


自転車は車ほど速くは走れませんが、旅においては単純にデメリットとは言えません。自分の脚で、自分のペースで走っているからこそ、自分にとって興味深いものを発見するチャンスが頻繁に訪れます。観光客が少なく景色を独占でき、心ゆくまで撮影を楽しめるので、カメラ・写真好きにも今回の沖縄取材のようなオフシーズンの自転車ツーリングはおすすめです。


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読谷村にある世界遺産「座喜味城跡」の入口には琉球式の骨壺が並べられていた。カラフルで独特なデザインが沖縄らしい。


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奥武島を望むビーチにて。ロードバイクのような目立つデザインのスポーツ自転車はカメラの被写体としても優れている。


ひとしきり自分のペースで走ったあとは、自然テーマパークなどに足を運んでみると、ツーリング先をより深く理解できるでしょう。その土地の気候や地形を十分に体験したツーリングの後半に行くのがポイントです。

今回の取材では、亜熱帯の森と鍾乳洞をツアーガイドしてもらえる観光スポット「ガンガラーの谷」を訪れてみました。天然のアーチになっているガジュマルの根をくぐり、自分が走ってきた道の下にある鍾乳洞を見学できます。


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南城市にある「ガンガラーの谷」。豊かな亜熱帯の森や鍾乳洞を見学できる。鍾乳洞内にカフェがあり、鍾乳石を眺めながら一息つけるのもおもしろい。


自分にとって日常の一部に過ぎない近所の河川敷や公園まで走るくらいでは自転車のおもしろさは感じにくいかもしれません。今回は、恵まれた観光資源と自然の宝庫である沖縄を走ってみて、改めて自転車ツーリングではそういった場所を走ったときにその真価が感じられるなと思いました。

十分な運動ができ、グルメが堪能でき、その土地の魅力を十分に感じられたときの自転車ツーリングの満足感は強烈です。今、社会人の中に自転車ツーリングにハマる人が出ているのは、こうした自転車ならではの体験の良さを知る人が増えてきたからでしょう。

気になる方は、一度日帰り旅行に自転車ツーリングを組み込んでみるといいでしょう。友人や家族と一緒に行くと、道中の坂が大変なときでもワイワイ楽しく進むことができるはずです。もちろん、いきなり沖縄のような遠方の景勝地で試してみるのもいいかもしれませんね。


(神山拓生)

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