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印南敦史  - ,,,,,  06:30 AM

常人は「仕事」で、 高潔な人は「人物」で買われる。哲学者エマソンの「仕事」に対する考え方

常人は「仕事」で、 高潔な人は「人物」で買われる。哲学者エマソンの「仕事」に対する考え方

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「どうにもならないことが多すぎる」「所詮、自分はここまでなんだ...」などと、虚無感を覚える人は決して少なくないはず。活躍している人を見て、「自分はこのままでいいのか」と不安になることもあるかもしれません。

そんな感情が湧いてくるのは、心の底では「自分を変えたい」と思っているから。「ほんとは一歩を踏み出したい」「どうにもならない現状を打破してやりたい」という情熱があるから。そう主張するのは、『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』(中島輝著、朝日新聞出版)の著者。そして、そのような人にこそ知ってほしいのが、ラルフ・ウォルドー・エマソンの言葉なのだそうです。

エマソンは、19世紀のアメリカで、哲学者、思想家、文学者、詩人として活躍した人物です。日本ではほとんど知られていませんが、近代アメリカで成功を収めた知識人で、エマソンを知らない人はいないと思います。彼らに、偉大なアメリカ人哲学者は誰かと尋ねれば、必ずエマソンの名が出てくるでしょう。
特に彼が著した『自己信頼(Self-Reliance)』というエッセーは、多くの成功者が愛読しています。エマソンが説く哲学は、新しい時代を切り開いてきた人々の基本思想を創り上げたと言っても過言ではありません。
あなたが本当に「自分を変えたい」と思うなら、エマソンの言葉はそのための力を与えてくれるでしょう。
(「はじめに --人生をあきらめかけているあなたへー」より)

生涯を通じて「自己信頼」を人生の指針としたエマソンの言葉は、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、ウィリアム・ジェームズ、フリードリヒ・ニーチェ、福沢諭吉、宮沢賢治らにインスピレーションを与えることに。最近では、先ごろ米大統領を退任したバラク・オバマも、エマソンのエッセーを愛読書として挙げているのだそうです。

本書は、そんなエマソンの著作から、特に印象的な言葉を抜粋して著者が「超訳」し、解説したもの。きょうは「II WORK 仕事」のなかから、いくつかを抜き出してみたいと思います。



高潔な人格がもたらすもの


普通の人は「仕事」で買われ、
高潔な人は「人物」で買われる。
(歴史 History)

結果を出すためには、より質の高い仕事をしようと考えるものです。「でも、自分の人格を磨こうと思っている人はどれくらいいるのか?」、著者は、そこに焦点を当てています。

会社では成果が重視されますから、優れた仕事をすることはもちろん大切。しかしエマソンからすると、そこばかり見ているのは「普通の人」。そして、よい仕事をして結果を出すだけではなく、人として尊敬される人を「高潔な人」と表現しているというのです。

また経営学者のピーター・ドラッカーも、「管理者は、高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の規範となりうる」と発言しているのだとか。リーダーとして部下から信頼されるためには、高潔な人格が必要だということです。

となると、「それはどのような人格なのか」が気になるところですが、そのことについて著者は「相手を尊敬できるかどうか」がポイントになってくると主張しています。相手を尊敬するということは、相手のよいところを見るということ。そして、相手は相手の価値観で物事を見ていると認識すること。信頼されるリーダーは、自分なりの信念を持ちながら、人が持つ価値観を理解しているという考え方です。そして当然ながら、そういう人はコミュニケーションをとるのも上手だというわけです。

高潔な人格は、その人の言葉や行動、表情や態度に表れることになり、それ自体で評価されるとエマソンは言っています。


「自分の仕事」とは?


自分の仕事をすることだ。
すると自分の力が強化される。
(自己信頼 Self-Reliance)

ここでエマソンがいう「自分の仕事」とは、適職のこと。自分に合った仕事を見つけることは、人生の大きな課題。その課題をクリアできれば、生き方が劇的に変わるということです。

適職に就いていると、仕事をしている時間は楽しく充実したものになるでしょう。すると、どんどん自分の力を発揮でき、個性が磨かれ、自分のなかにぶれない軸ができていくというのです。つまり、あらゆる面で「自分の力」が強化されていくということ。

では逆に、自分に合わない仕事に就いたとしたら、どのような弊害があるのでしょうか? まずいえるのは、本来持っている力を発揮できないまま、埋もれてしまうということ。その結果、自分の個性や本当の力がわからなくなり、やる気もなくなるわけです。

そうなると惰性で仕事をするようになってしまいますから、当然よい結果が出るはずもなく、働く喜びを感じることも難しくなるということ。そして、もしも適職の見つけ方をエマソンに尋ねたとしたら、彼は開口一番に「行動を起こせ」というだろうと著者は記しています。そして、以下の3つを強調するだろうとも。

1. 最も身近な人に貢献できることを考えなさい
2. つまらない世間体を捨てなさい
3. 自分一人で生き抜く覚悟を持ちなさい

これらはすべて、エマソンが人生の指針としていたことなのだそうです。


「無限の努力」を傾ける


魂の声に従うと、競争相手がいなくなる。
本気で自分の能力を発揮すれば、その人の仕事は、
他の誰とも違ったものになってくるからだ。
(精神の法則 Spiritual Laws)

天職を見つけ、その道を突き進む人は、仕事に「無限の努力」を傾けるようになるもの。そのため、やがてライバルといえる存在がいなくなるものだといいます。帰そうとしたら、それは自分自身のみだということ。すると、その人の仕事は、他の誰にも真似のできないものになるというわけです。なお著者によれば、このような人の特徴を細かくあげると、次のようになるそうです。

1. 自らを信じることができる
2. 感情が乱れてもすぐに落ち着く。切り替えが早い
3. 「なんとなく」「たぶん」という言葉を使わない
4. 必要なことはすぐに自分で探しに行く。必要なものはすぐに自分から取りに行く
5. 相手の気持ちがわかり、相手をタイミングよくサポートできる
6. 複数の仕事を一気にこなせる
7. 具体的なアイデアがすぐに浮かび、それをすぐに行動に移す
8. 簡単にあきらめない。辛い状況でも耐えられる

さて、いくつ当てはまったでしょうか?


自分の仕事に誇りを持てているか?


「給料が安いから」「誰にでもできる内容だから」などの理由から、自分の仕事を低く見ている人がいるもの。しかしそれは、自分で自分を見下げていることにほかならないと著者は記しています。

エマソンは「自分の仕事を、自分の人格を表すものだととらえなければならない」と説いたのだそうです。たとえ、意に沿わない仕事をしていたとしても、仕事の価値は自分の考え方によって変わる。その仕事の持つ卑しさを、自分の人格として身につけてしまうのは愚かだと批判しているというのです。それはただ、流されるままに人生を送っているということだから。

誇りを忘れることなく、自分のやっていることを受け入れると、その仕事の価値が見えてきます。その価値についての考えや知識を周りの人に伝えなさい、とエマソンはいいます。それができると、世間から正しい評価と認識を得ることができるでしょう。

自分の認識も世間の認識も、始まりはすべて自分だという考え方です。




1項目が1見開き(本文は左ページのみ)で、コンパクトにまとめられているところも魅力的。好きなところから読むこともできますから、自分のペースで無理なく接することができるでしょう。


(印南敦史)

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