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ライフハッカー編集部  - ,  07:00 AM

地球上に人類が作り出してきたものの総重量は「30兆トン」らしい

地球上に人類が作り出してきたものの総重量は「30兆トン」らしい

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ギズモード・ジャパンより転載:スマートフォンも農地もゴミの山もボールペンも。

The Anthropocene Review誌に掲載された研究論文で、地球上に人類が作り出してきたものの総重量が30兆トンであると発表されました。人類が地球上に生み出してきたもの、作り変えてきたもの、破壊してきたものをすべてひっくるめて「テクノスフィア(technosphere)」と定義。スマートフォンから工場から農地からゴミの山まで、人類が地球に与えた影響を"質量"という側面から浮かびあがらせようとしました。論文ではテクノスフィアについて以下のように書かれています。


(テクノスフィアは)現代人の生活におけるエネルギーと物流を維持するのに必要な都市、農業、海洋にまつわる要素、そして増えつづける(自然に還らない)残留物のことも意味します。

今回の研究によって導かれた数値は、地学でいうところの「人新世(Anthropocene)」という概念の裏付けになるといえます。これは、人類が地球に多大なる変化をもたらしたことで地質学的に新たな時代「人新世」が始まったのだという考え方で、研究を率いたJan Zalasiewiczさんは「人新世」を正式な地質時代区分として定義しようとする研究グループAnthropocene Working Groupの議長も務めています。

Zalasiewiczさんは2016年の始めに米Gizのインタビューのなかで、「人新世」が正式な地質時代として学術的に認められるためのポイントを挙げています。それは、人類の残したものが時代を超えて地球に残り続けると証明することでした。地球の変化は、化石として残された記録から解明されてきたためです。

テクノスフィアの総質量が30兆トン(1平方メートルあたりおよそ50キログラム)で、多くは土に還ることがありません。この意味でテクノスフィアは、前時代との区切りを明確に示す新たな尺度として、化石と同様に機能するといえるかもしれません。

化石からカンブリア爆発のような生命の多様化が明らかになったように、「人新世の地層はビニール袋から触媒コンバーターまで、いわゆる「文明化石(techno-fossils)」の爆発的な増加と多様化を後世に伝えていくでしょう。論文の著者は、「文明化石」を通常の化石と同じように形や触感にもとづいて分類していけば、種類の数は地球上の生物を超えるだろうと述べています。

また、論文の共著者であるColin Watersさんは「テクノスフィアについて考えるべきなのは単にその総質量のみではありません」とも述べています。

テクノスフィアはどれほど多彩な物体が存在していたかを目に見える形で残すものにもなるでしょう。その多くは、地層に埋まったとしても遠い未来までそのまま残りつづけるのです。

Zalasiewiczさんは「人新世」が地質時代として正式に採用されるまでまだ数年ほどかかるだろうと予測していますし、実際に科学的に認められるかはまだわかりません。ただ、今後こうしたアカデミックな議論が広まっていくかどうかにかかわらず、人類が他の生物にないやり方で地球のあり方を変容させてしまったことは、残念ながら避けられない事実としてわたしたちに突きつけられているのです。


source: The Anthropocene Review
参考: Anthropocene Working Group

Maddie Stone - Gizmodo US [原文]
(Haruka Mukai)
photo by shutterstock,

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