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印南敦史  - ,,,,,  06:30 AM

会話は「後攻」を選ぶべし! 話し方の基本を理解すれば、コミュニケーションはより円滑になる

会話は「後攻」を選ぶべし! 話し方の基本を理解すれば、コミュニケーションはより円滑になる

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話し方ひとつで面白いほど仕事がうまくいく本』(堀内裕一朗著、あさ出版)の著者は、MBAや心理カウンセラーの資格保持者として、これまでに1000人以上の経営者やリーダーを対象として「話し方」を指導してきたという人物。

すでに一定の成功を収めている経営者やリーダーが改めて話し方を学ぶとは、ちょっと不思議な気もします。しかしそれは、彼らが過去の経験から、「話し方が変わると人が動いてくれる」ことを知っているからなのだそうです。話し方や伝え方によって、周囲の人の動きが変わり、仕事の結果も変わってくるということ。

話す相手は「人」ですから、話し方を変えると、人間関係も変わります。特に、人を動かし、人を育てるのが仕事の経営者やリーダーにとって、話が正しく伝わらないことによるトラブルを避けられるのは、非常に大きいと思います。(「はじめに」より)

だからこそ、話し方は重要なファクターだということ。そこで本書においては、人に動いてもらえるための話し方の基本にはじまり、それらをしっかりと身につけるためのトレーニング法までを紹介しているわけです。

第1章「ビジネスで成功する話し方の基本を押さえる」から、文字どおりの「基本」を抜き出してみましょう。



人に動いてもらえる話し方の基本型


文章の基本としての「起」「承」「転」「結」という型はよく知られていますが、同じようにスピーチにも型があるのだと著者はいいます。スピーチは「序論」「本論」「序論」で構成されており、その型を身につけることによって、人前であがることなく、気持ちよくスピーチできるようになるというのです。

1つ目の序論はスピーチの入り口で、「いまからなにを話すか」を紹介する導入部。伝えたい目的は3つまでが原則ですが、1つや2つでも問題はないそうです。あくまでも目的は、スムーズに本論へとつなげていくこと。

続く本論では、スピーチのなかでいちばん伝えたい項目を3つ考えてみることが大切だとか。4つ以上ある場合は、優先順位をつけて捨てる勇気を持ち、伝えたい順にスムーズな展開のストーリーを考えるわけです。

そして最後の序論では、ここまで伝えてきた内容の総まとめとして、いちばん伝えたいことを再度繰り返します。ラストを感謝の言葉で締めれば、最高のスピーチになるそうです。

なお1つ目の序論の目的だけではなく、「序論・本論・序論」の型においても、本当に伝えたい目的は3つまでというルールがあるのだといいます。理由はシンプルで、人間が覚えられる数は3つ程度だから。話し手はもちろんのこと、聞き手も3つだと覚えやすいわけです。それだけでなく、話の軸がわかりやすく、脱線しても修正しやすいことも利点。本番で1つや2つ目的を話し忘れたとしても、軸さえしっかりしていれば問題なくスピーチできるということです。

もうひとつのポイントは、文章ではなく「キーワード」で覚えること。文章は書き言葉であって話し言葉ではないため、原稿を暗記すると感情が伝わりにくくなるという考え方です。そこで、各項目に3つの目的を考え、キーワードだけ覚える癖をつける。キーワードに関連する話ができるようにトレーニングすれば、必ずスピーチの達人になれると著者は断言しています。(12ページより)


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会話は後攻を選べば楽になる


目の前に相手がいると焦ってしまい、つい自分から先に話し出してしまいがち。しかし話し上手になるためのコツは、あえて後攻を選ぶことなのだといいます。後攻を選択し、聞き上手になればいいということ。

なお聞き上手になるポイントは、「いかに相手に気持ちよく話をさせるか」。具体的には、「へえ~」「ほお~」「なるほど」と3つのあいづちを使い分けることにより、会話にリズムが生まれて相手は気持ちよくなることに。その結果、先行した話では、5割増しで話しやすくなるのだとか。

そして後攻になった自分は、いつでも話ができる態勢をつくっておくことが大切。相手の話には、必ずなんらかのキーワードが散りばめられているもの。そこで、どんなキーワードでも拾い、話を広げるか、深掘りするかを決めるべきだというのです。ちなみに、まったく興味のない話であった場合は、「生徒戦略」を使うと効果的だといいます。つまりは、相手から指導してもらうということ。人は基本的に教えることが好きで、しかも自分の知識を聞いてもらえるのはうれしいからです。

もし、話を聞いているとき共通点が見つかったとしたら、それは努力することなく会話を続けるチャンス。また苦手なことやコンプレックスなどで共通点があれば、相手は「何だ、私と同じだな」と感じ、双方のパーソナルスペース(他人に近づかれると不快に感じる空間)は急速に近くなることに。そのため、会話が一気に盛り上がっていくというわけです。

人は共感されるとうれしくなり、人間関係が深まっていくものなのだと著者は記しています。(16ページより)


話をブレさせないためにも目的を持つ


会話、スピーチ、そしてコミュニケーションのすべては「話し方」で決まるもの。そして、話し方やスピーチが苦手な人を数多く見てきた結果、彼らには共通点があることに著者は気づいたのだそうです。それは、常に「自分」が主語になっていて、「他人からどう見られているか」という意識がとても強いということ。

だから話している最中にも、自分のことばかり考えてしまうことになる。常に自分の軸で自分を意識しているために、「話で伝えたいこと」がブレてしまうというわけです。

しかし話の基本でなにより大切なのは、相手の軸に立ち、相手になにを伝えたいか、その目的を持つこと。そのため、すべての話に目的を入れることによって、劇的に話の伝わり方が変わるものだといいます。


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それは、自己紹介をする際にもいえること。事実、「仕事ができる!」と感じさせる経営者やリーダーは、自己紹介でも間違いなく「目的」を入れているというのです。いいかえれば、目的を入れることにより、記憶に残る自己紹介にしているのでしょう。

自己紹介のコツは「どんな」を入れること。"どんな"会社か、 "どんな"仕事をして、 "どんな"ことでお役に立てるか。 著者はこれを「自己紹介の3D」と呼んでいるのだそうです。

ほとんどの場合、自己紹介の内容はその場で考えるもの。しかし「10秒用」「20秒用」「30秒用」と3種類をあらかじめ用意しておけば、どんなシチュエーションやタイミングにも対応可能。そこに「できること」や「能力」を入れておけば、魅力を伝えることも容易になるわけです。

プライベートな情報を伝えることの目的は、売り込みではなく、自分に興味を持ってもらい、親しみやすくすること。そのためには、自己紹介に「仕事」「趣味」「出身地」の3Sを入れると効果的だと著者は記しています。

3Sを入れることで相手に共通点を提供し、気軽に話しかけられやすくする。つまりはそれが、自己紹介のコツ。3Sのようなプライベートな話題を口にすることの目的は、相手との距離感を縮め、その後のコミュニケーションを活性化することにあるというわけです。(20ページより)


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ポジティブトークで相手の心を動かす


人は話を聞く際、ポジティブな言葉を投げかけられることを望むもの。話の内容は同じだったとしても、背中を押してくれたり、勇気を与えてくれたりする前向きな言葉が求められるということです。そして話し手の感情や熱意は、聞き手にもうつるもの。話し手がポジティブ思考なら聞き手はポジティブ思考に引き込まれ、ネガティブ思考ならネガティブ思考になるわけです。つまりポジティブ思考と情熱で話をすれば、相手に大きな影響を与えられるということ。

話すとは、伝える→伝わる→理解する、です。この流れで重要なのは、心を動かすことです。心を動かすことにより、話し手の目的が相手に届きます。ですから、プラス方向に動かすためにも、ポジティブ思考は必要なのです。(34ページより)

人の心には相反する表の顔と裏の顔があり、それこそがポジティブ思考とネガティブ思考の二面性だと著者はいいます。ポジティブ思考のときは行動もポジティブですが、ネガティブ思考のときは行動もネガティブになるものだということ。

だとすれば、ネガティブ思考に陥っているとき、あえてポジティブ思考のときにとる行動をすることで、自然と意識までポジティブに変わるはず。口角を上げたり、笑ってみたりするだけで、心をポジティブに変えることができると著者は主張します。心が変われば言葉もポジティブになり、声のトーンやボリュームが変わり、笑顔が出たりして、魅力的な話をすることができるようになるということです。




各項目がコンパクトにまとめられており、図版も豊富なので、要点をサクサクと吸収できるはず。話し方で悩んでいる方にとってのヒントが、たくさん収められています。


(印南敦史)

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