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ライフハッカー編集部  - ,  10:00 PM

「最高に美しい夜空」の写真を撮る方法

「最高に美しい夜空」の写真を撮る方法

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簡単に見えるかもしれませんが、最高に美しい夜空の写真を撮るには腕前が必要です。最適な場所と道具を選ばなければなりませんし、カメラには写真にピッタリな設定も必要です。たしかに少し練習は必要ですが、優れた写真にはそれだけの価値があります。


まずは最適な道具選びから


フルサイズのデジタル一眼レフなど、設定の調節が可能なレンズ交換式カメラを使用するのが理想的です。レンズ交換式カメラを使用することで、カメラの露出設定に関する柔軟性が上がり、ちょうど良い具合の写真を撮影できます。もちろん古いカメラやスマホでも夜空の写真を撮影できますが、オートフォーカスカメラにできることは限られています。誤解しないでください。優れた製品もいくつかあることはたしかです。でも、オートフォーカスカメラのセンサーは、写真の出来映えよりも使いやすさを優先するようにつくられているのです。

また、広角レンズを使うことで空の全景をとらえられるという点でも、レンズ交換式カメラは必要です。通常、標準的な広角レンズの焦点距離は10~25mmです。上の図は、カメラの画角がレンズの焦点距離に応じてどのように変化するのかを表しています。広角レンズはスタートレイル(星の軌道)や天の川の写真に適していますが、月のクローズップ写真が撮りたい場合は、それと正反対の働きをする望遠レンズが必要です。よく撮れた月の写真は、少なくとも300mmの焦点距離の望遠レンズを使って撮影されます。

三脚も不可欠です。暗くなった空を撮影するには、カメラの設定を調節して、なるべく多くの光を受けられるようにする必要があります。ただし、ほんの少し動きで写真が台無しになってしまう恐れもあります。写真の中の光が動いて、写真をぼやけさせてしまうからです。三脚を使えばカメラを安定させられるので、このような事態が起こることはありません。

同じ理由で、タイマーも併用したほうが良いかもしれません。タイマーはカメラに遠隔で接続するので、三脚に設置すれば、カメラに触れずに写真を撮影できます。こうすることで、撮影中にカメラが動き、写真が台無しになる事態を避けられます。筆者個人はカメラに内蔵されているタイマーを使っていますが、その効果は絶大です。筆者は、タイマーを10秒に設定してシャッターボタンを押し、カメラから離れて待つという方法をとっています。


最高の環境を見つける


写真の出来映えに影響を与えうる環境的要因は、「光害」「天気」そして「空の状態」の3つです。

光害と戦わなければならない場合、最高の写真を撮るのはなかなか難しいでしょう。そこで、まずやらなければならないのが、町を出ることです。写真家のRon Risman氏は、都会暮らしの方にクルマで60~90分の場所に移動することをすすめています。ただし、これはあくまで一般的な経験則です。「Dark Sky Finder」を使えば、光害に関するより正確な情報を入手できます。Dark Sky Finderは、光害がもっともひどいのはどこなのかを示してくれます。グリーンのゾーンではまずまずの写真が撮影できると思いますが、カラフルなエリアから離れれば離れるほど、写真の出来映えは良くなるでしょう。

天気に関しては、最高にくっきりとした空の写真を撮るためには、雲量をなるべく少なく抑える必要があります。写真家のDave Morrow氏は、例えば天の川の写真を撮りたい場合、50パーセント以上の雲量は避けるべきと言っています

そして最後が空の状態です。要するにこれは、空がその撮影にどのくらい貢献できるか、ということです。Rismanさんは次のように述べています

例えば、私がこの記事を書いているのは2014年3月29日土曜日の午前12:19ですが、もし私の目的が天の川の撮影なら、私に運がめぐってくるのは午前2:00をすぎてからでしょう。そのころになると、天の川の一番明るい部分が東から上り始めるからです。春から夏へと季節が進むにしたがって、この時刻はどんどん早くなります。

月がすでに沈んでいるか、あるいは空の撮影が終わるまで上ってこないかも確認しておきましょう。夜空の撮影に熱心に取り組んでいる写真家なら、新月の前後の数日間は撮影を見送るでしょう。

月の輝きは、あなたが撮影しようとしている天の川や星を露出過度にする恐れがあるのです。月の出と月の入りの時刻は「TimeandDate.com」で確認できます。このサイトはほかに、月の明るい部分の割合も教えてくれます。もちろん、月の写真を撮ろうとしている場合は、話は別です(月が地平線上にあって一番大きく見える月の出を狙って出かけるべきです)。

SkyView』(iOS版およびAndroid版が無料で提供されています)などのアプリも、空の状態を把握するのに役立ちます。これらのアプリはスマホのGPSを活用して、あなたの上空に見えているものを押して手くれます。そして、あなたが撮ろうとしている被写体の正確な場所、および月が視野に入っていない場合には、その位置を把握するのを手伝ってくれます。

必要な動作はスマホを空に向けるだけです。ですから、少し曇っている場合や、視界があまり良好ではない場合でも、撮りたいと思っている星や天体を撮影するには、カメラをどこに向ければ良いのかが少なくともわかります。空の状態を判断するのに役立つだけでなく、自分が見ている天体は何なのかを知りたい場合にも重宝します。


カメラの正しい設定を選ぶ



お使いのカメラにオプションがある場合は、JPEGではなくRAWモードで撮影するように設定しましょう。RAWモードに設定すると、カメラはJPEGモードのように画像を圧縮/最適化せず、元の写真の細部や色、明るさなどすべての要素を保存します。そのために、ファイルのサイズはかなり大きくなりますが、編集に関しての柔軟性も向上するのです。

夜間はオートフォーカスが機能しないので、カメラの設定は必ずマニュアルモードに切り替えましょう。レンズにマニュアルフォーカスがある場合は、ファインダーを覗いて空に星を見つけ、できるだけきっちりピントを合わせましょう。ピントは「無限遠」に合わせたほうが良いと助言している写真家もいます。レンズに小さな無限遠のマーク(∞)があるはずですから、フォーカスリングを回してピントの位置をこのマークに合わせるだけです。ただし、無限遠がベストショットをもたらすとは限らないので、ピントをいじってみて、自分に最適なものがどれかを確かめましょう。

次は露出です。おそらく、一番細かい調節が必要になるのはこの設定でしょう。可能な限り最高の写真が撮れるように、カメラを適正な露出に設定してください。露出は次の3つの設定によって決まります。「絞り値(F値)」「シャッタースピード」そして「ISO感度」です。各設定について簡単に説明しておきましょう。

  • 絞り値(F値):レンズがどのぐらい広く開いて光を取り込むかを示す指標で、「F~」で表されます。
  • シャッタースピード:カメラのシャッタースピードは、どのぐらい長くカメラのセンサーが開いた状態になり、光を取り込むのかを決定します。シャッターの開閉するスピードが速くなればなるほど、取り込む光の量は少なくなります。
  • ISO感度:入ってくる光に対してカメラのセンサーがどのくらい敏感かを示す指標です。ISO感度が高いほど、センサーは光に対してより敏感です。

雲量や近くの光、月の明るさなどにより設定は異なりますが、初心者のためのおおよその目安はあります。デジカメ情報サイト「Digital Photography School」が一般的な夜空の写真を撮影する際にすすめているのは以下の数値です。

  • 絞り値:f/2.8
  • シャッタースピード:25秒
  • ISO感度:1600

シャッタースピードを25秒に設定すると、カメラのシャッターは、ご推察の通り25秒間開いたままになります。これにより十分な光がカメラの中に入ってくるので、実際に目に見える形で星々を写真に収めることができます。スタートレイルの写真を撮りたい場合は、その動きをとらえるために、シャッターをさらに長く開いたままにしたほうが良いでしょう。

撮影している対象によっても設定は変わってきます。オーロラなど、より明るい被写体を撮る場合、写真撮影ブログ「Petapixel」は絞り値をf/2.8~f/5.6、シャッタースピードを15~30秒、ISO感度を800~3200に設定するようにすすめています。一般に、もし撮影した写真が明るすぎる場合は、シャッタースピードかISO感度を下げてみてください。反対に暗すぎる場合は、シャッタースピードかISO感度を上げてみてください。


ルーニー11の法則

繰り返しになりますが、月となると話はまた別です。カメラの露出設定がまったく異なります。絞り値を大幅に上げ、シャッタースピードを下げたほうが良いでしょう。月は十分に明るいので、それ以上明るくする必要がないのです。

ルーニー11の法則」は、月の写真を撮るための優れた経験則です。この法則では、基本的に絞り値はf/11に設定しますが、例によって各設定は月相によって決まります

  • 満月:シャッタースピード=1/125秒、絞り値=f/11、ISO感度=250
  • 半月■参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/弦月■:シャッタースピード=1/60秒、絞り値=f/11、ISO感度=250
  • 繊月(細い三日月):シャッタースピード=1/15秒、絞り値=f/11、ISO感度=250

実際の設定はまた変わってきますが、これらの目安は出発点としてちょうど良いのではないでしょうか。これらを基準に、状況に応じて設定を調整しましょう。


画像をスタックしてスタートレイルを作成



読者の皆さんも、星が美しい軌跡を描いた低速度撮影の写真をご覧になったことがあると思います。こうした写真の再現は簡単ではありませんが、十分な時間といくらかの編集技術があれば、不可能ではありません。

上の動画でやり方が示されていますが、その基本を説明しておきましょう。これらは、数時間にわたって撮影された一連の写真を編集およびスタックした写真です。カメラを連続モード、つまり20~30秒ごとに撮影するように設定します。こうした断続的な写真を撮るには、しばらくの間シャッターを押しっぱなしにしておかなければなりませんから、リモコンが必要になるでしょう。星たちは実際に動いているため、こうすることによって、写真をスタックした時に光跡が浮かび上がってくるのです。

『Photoshop』の知識がある方はそれを使って画像をスタックするのも1つの手ですが、Mac、Windows、およびLinux向けのフリーウェア『StarStaX』を使えば、この作業が少し楽になります。スマホで連続写真を撮り、StarStaXでそれらを組み合わせると、詳細でクリアな一枚の写真に見せることができます。

夜空の写真の基本はいたってシンプルです。押さえるべきポイントは撮影に適した環境を選ぶこと、そしてカメラを適正な露出に設定することです。ただし、シンプルですが、簡単というわけではありません。プロのカメラマンたちは楽々と仕事をこなしているように見えますが...。けれども、ある程度の練習を積み、細かい調節を行えば、きっとあなたにも、見る人を唸らせる写真が撮れるはずです。


Kristin Wong(原文/訳:阪本博希/ガリレオ)

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