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春野ユリ  - ,,  11:00 PM

扉の無い航空写真用ヘリには、ミニマルの機材で乗り込むべし:人気写真家ナタリー・アムロッシさんの仕事術

扉の無い航空写真用ヘリには、ミニマルの機材で乗り込むべし:人気写真家ナタリー・アムロッシさんの仕事術

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敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回は、人気写真家のナタリー・アムロッシ(Natalie Amrossi)さんの登場です。

ナタリー・アムロッシさんの未来は、"はるか空の上"にあります。どういうことかというと、急成長する金融界でのキャリアを捨て、写真家の道を邁進中の彼女は、高層ビルの屋上やヘリコプターから、空を背景に大都市の輪郭を撮影しているのです。

彼女の写真は、都市の景観を上空から描写するようなものが多いです。上空からしか捉えられない建築景観の、「整然とした秩序」を見せてくれます。ニューヨークに住む彼女が一番よく被写体にするのはマンハッタンで、彼女の主催する『ミスハッタン』という名前のソーシャルメディアは、膨大なフォロワーを獲得しています。

今回は、安定したキャリアを捨てて写真家の道を追い求めた結果、実際に成功を収めているという、古典的にして稀な物語の主人公、アムロッシさんの仕事術を聞いてみました。


居住地:ニューヨーク・シティ
現在の職業:写真家。現在はInstagramのマーケティング・チームの依頼でさまざまな公共の場所を撮影しています。
仕事の仕方を一言で言うと:ほとばしる情熱
現在の携帯端末:iPhone 7 Plus
現在のPC:iMac


── 写真家になるまでの経緯を教えてください。以前は金融界で働いていたんですよね


2011年に大学で金融の学位を取得した私は、幸いにしてJPモルガンに就職することができたので、すぐにマンハッタンに引っ越しました。写真を撮ることに関しては、撮影機材がバッチリそろっていたわけではないのですが、常に深い興味と好奇心を持っていました。最初に手に入れたデジタル一眼レフは、「CanonT3i」です。

当初は単なる大好きな趣味であって、ほんの少しの間だけ現実を忘れさせてくれるものでしかありませんでした。そのうちに、Instagramでフォローされるようになり、いくつかのブランドから「もっとプロの仕事をしてみないか」というメッセージをもらうようになりました。そんな具合に仕事がゆっくりと増えていき、気が付くと大手自動車会社の仕事までやるようになっていました。

車1台を撮影するために徹夜して、日が昇るとJモルガンに出勤するといった具合だったので、本業に集中できませんでした。そのころ考えていたことと言えば、出勤時間前にどうやって写真を仕上げるか、ということばかりでした。そのときが、これ以上金融界にはいられないと気が付いた、決定的瞬間だったのかもしれません。

自分にはフリーランスでやっていくだけの力が十分あると感じていたので、家族や友人も賛成してくれました。JPモルガンに2週間後に退職すると通知したときが、私の新しい人生の始まりでした。フリーランスにつきものの苦労はありますが、今はこれ以上無いくらいに幸せです。


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ナタリー・アムロッシ撮影


── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?


うわぁ、何から始めたらいいのかしら。必要最低限と言える基本的なソフトを挙げるならAdobe Lightroomです。私は常に写真を編集していますが、今もまだ目を通してさえいない写真が約2万枚はあるはずです。PCを使っているときは、Lightroomを開いていることが多いです。

それ以外によく使うアプリと言えば、Moleskineの calendar (iOS)、Dropbox、Google Drive、Hootsuite、Spotifyでしょうか。Mail、Pages、Safari、Notesといったベーシックなものも頻繁に使っています。Appleのエコシステムを導入していて、アプリ間の相乗効果を活用しています。

誰かとコラボするときはGoogle Docsもときどき使います。それからPhilips Hueスターター・キットを買ったばかりなので、自室をHotline Blingの音楽ビデオみたいな感じにできますし、Siriが知覚する前に照明を切り替えさせることもできます。


── 仕事場はどんな感じですか?


自宅のオフィス(ほとんどここで仕事をしています)にあるデスクには、iMac、小さなアロエの鉢植え、USBのハブ、マジックでタスクを書きつけたノートパッド、ウェスタンデジタルの外付けハードディスク「My Book Duo」、気分を良くする香りの良いキャンドルが置いてあります。気が向くとMacBook Airを使っていますが、Appleのラップトップがアップグレードしたら、すぐにこれもアップグレードするつもりです。


── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?


私の一番の時間節約術は写真家を職業にしている人にしか当てはまりません。自分の写真のスタイルに合うようにカスタマイズしたプリセットを作ったので、編集時間が短縮できています。写真家として初心者や中級レベルの人たちが自分のプリセットを作るのを躊躇しているようですが、やってみる価値はかなりありますよ。

一夜にしてそうしたプリセットを手に入れられるわけはなく、自分のスタイルを見つけるには時間がかかるのです。誰でも使えるライフハックとしては、『7つの習慣(The Seven Habits of Highly Effective People)』を書いたSteven Coveyのタイムマネジメント・グリッド(アイゼンハワー・マトリックスとしても知られています)です。あれこれ手を出したりダメージコントロールしたりするのは禁物。重要かつ緊急性のない作業に集中しましょう。


── あたながカスタマイズしたプリセットにはどんな工夫がされていますか?


ご存じない方のために説明すると、カスタム・プリセットはInstagramのフィルターがさらに複雑になったようなものです。多様なレベルの明度、彩度、ヒストグラム/光度曲線、陰影、ハイライト等のテンプレートです。カスタム・プリセットを使うことで、自分が撮影した写真用に、ある特定のスタイルや美観をより簡単にキャプチャーすることができます。

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ナタリー・アムロッシ撮影


── 愛用しているToDoリストマネージャーは何ですか?


紙とペンです。ToDoリストにある作業に「済」の印をつけていくことほど、気分の良いことはありません。


── 携帯電話やPC以外で、「これがないと生きていけない」というガジェットはありますか? あ、カメラ以外にですよ。


わざわざ言うのも変ですが、車です。昨年はキャデラックのアンバサダーになったので、新発売のCT6を運転していました。初めてマンハッタンに移り住んだときは、自家用車を売却せざるを得ませんでした。

でも、キャデラックはあまりにも魅力的だったので、契約期間中は乗ろうという気になりました(今でもそのときの気分は理解できます)。そして、それが完全に転機になりました。私は車のトランクを機材で満タンにして郊外まで行くことがよくあります。これは公共交通機関では無理なことです。車にはマッサージチェア機能が搭載されており、機材を積んで走る長い1日をサポートしてくれます。


── あなたのカメラについて教えてください。一番頼りにしているカメラは何ですか? 普段はどんなレンズを使っているのでしょうか。


仕事では必ずCanonを使います(カメラだけでなくレンズもです)。一番信頼しているのは、Canon 5D Mark IIIですが、新しく出たMark IVにも目をつけています。

レンズは、幅広く使えるので24-70mmを一番使っています。撮影に出かけるときは軽装であることが必須です。ヘリコプターの中のスペースには限りがありますし、屋上ではずいぶん歩いたりよじ登ったりすることが多いのです。できることならあるだけの機材を全部持って歩きたいのですが、たいていはミニマリストにならざるを得ません。

新しく出たDJI Mavic Droneはすごく買いたいと思っています。こういうものは、短い期間にずいぶん発達したと思います。それからYouTubeでビデオを作ってみようかなとちょっと思っているので、それなりのジンバルをお金をかけて手に入れないといけませんね。


── ヘリコプターの中で長時間過ごすことが多いようですね。その話を伺えますか?


私は都市を上空から見るのが大好きです。最初は屋上から見て好きになり、その後、私の撮った写真を見た地元のヘリコプター会社が連絡をくれて、ヘリコプターに乗せてくれたのです。そのときはものすごく興奮しましたし、単に視点を変えるだけで同じ都市への惚れこみ方がこれほど深くなるとは、思いも寄りませんでした。

最初のフライトで、私はすっかり病みつきになりました。ニューヨーク・シティを上空から見下ろした時にアドレナリンがどっと出る感じは、説明不可能です。体験するしかありません。空に舞い上がると、航空写真への揺るぎない情熱が私の中に吹き込まれます。


20161010photo4.jpgナタリー・アルモッシ撮影


── この種の仕事に通常使われるのはどのような種類のヘリコプターかご存知ですか?


場所にもよりますが、私の場合はTwinStarR-44で飛び、たまにR-22のときもあります。どの機種も、もちろん扉はついていません。


── 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?


あら、これは難問ですね。誰よりもうまいというわけではないかもしれませんが、好きなことができていることを自分がどれほど感謝しているかは自覚しています。仕事が何であれ、毎朝目覚めて好きなことを追いかけるという贅沢を忘れたことはありません。

それは本当に解放的な感覚で、この先も弱まることは無いと思います。でも、月並みにならないように、何かを加えていかなければなりません。好きなことを追いかけているからと言って、うまく行かない日が無いわけではありません。それも人生の一部です。


── あなたはソーシャルメディアでとても人気者になりましたね。これはやりたい仕事を達成する手段であり、注目されることも仕事の一部だと考えていますか。それとも、仕事とは関係なく、それ自体を目的として楽しんでいますか?


必ずしもそれ自体が目的だとは思っていません。世の中に露出するための必要な手段だと思います。その露出がソーシャルメディアの新たなプラットフォームへとつながり、私の撮った写真を発表する新たな道につながるかもしれません。あるいは、線香花火のように消えてしまい、方向転換を余儀なくさせられるかもしれません。私の場合、露出の大部分はInstagramを通してですが、それで私の夢が全部叶えられるわけではありません。

もちろん夢を叶えるプロセスの助けにはなりますが、必要ではあっても十分とは言えないのです。すべてのアーティストが何らかの形で、成功へのプラットフォームとしてソーシャルメディアに依存していると思います。デジタルの世界に生きる私たちには欠かせないツールですが、ソーシャルメディアさえあれば十分というわけでは決してありません。

「仕事と関係なく楽しくて意味があることかどうか」という質問への答えは、YesでありNoでもあります。フォロワーのみなさんがコメントをくれたり、私の写真にインスパイアされたと言ってくれるのを見るといつでもニッコリしてしまいます。

でも、自分のアカウントとトラッキング・メトリックスを見ていると、自分で撮影したイケてる写真を友達に見せたいだけの平均的なInstagramユーザーより、神経が疲れるのは確かです。私はいつも楽しんではいますが、結果を求めず自分の写真で自由に表現しているというより、何かを管理しているような気分になる瞬間もあります。


20161010photo5.jpgナタリー・アルモッシ撮影


── 仕事中、どんな音楽を聴いていますか?


写真と同じぐらい音楽も好きです。その両方があってこそ幸せなんです。編集作業中は何でも聞きます。1950年代のオールディーズからガンガン弾けるカニエ・ウェストまで、ほとんど何でもです。

とんでもない量の歌詞を覚えることが、世の中に対する強大な影響力になるなら、私は3本立て映画に出演する契約をマーベル・コミックとしたでしょうね。


── 今、何を読んでいますか?


今は何も読んでいませんが、最近『The Alchemist』を読み直しました。著者のコエーリョ(Coelho)は「自分の夢を追いかける」というテーマに踏み込んでいて、それには私も本当に共鳴します。私はこの本のマントラを生きているかのように感じます。そして、誰もが少なくとも一生に一度は体験すべきことだと思います。

自分の夢を追いかけるのは決して終わりのないプロセスです。ある目標に到達してしまうと、現状に甘んじたり停滞してしまいがちです。「あなたの心がどこにあろうとも、そこで自分の宝物を見つけられることを忘れるな」という言葉は、ちょっと使い古された感もありますが、真実であることに変わりありません。


── どのように充電していますか?


家庭料理、良い映画(心に響く映画が大好きです)、夜中に中断されずに眠ること(これは、最近アパートに取り付けたブラックアウトシェードのおかげで劇的に改善しました)。何かすごいことを成し遂げたら自分にご褒美をあげてねぎらいましょう。


── 睡眠習慣はどのような感じですか?


正直言って、あちこち時差のあるところにいつも旅をしているので、決まった睡眠習慣はありません。早起きして1日を早々にスタートしたいのですが、どちらかと言えば夜型の傾向があります。


── 今日あなたがされたのと同じ質問をしてみたい相手はいますか?


写真家のベンジャミン・ボン・ウォン氏(Benjamin Von Wong)


── これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください


誰でも日焼け止めをつけるのは自由だ」(1997年6月1日にシカゴ・トリビューン紙に掲載されたメアリ・シュミックの書いたエッセイ)

Andy Orin(原文/訳:春野ユリ)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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