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春野ユリ  - ,  08:00 PM

野生の鹿やヘラジカ(ムース)に遭遇したときの対処法

野生の鹿やヘラジカ(ムース)に遭遇したときの対処法

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バンビなどの仲間の有蹄類は見かけによらず強力な攻撃力を持ち、季節や状況によっては、鋭い牙を持つ肉食動物よりはるかに危険な存在になることがあります。今回は、強力な破壊力を持つ彼らの蹄や鋭い枝角から身を守る方法をご紹介します。

鹿やヘラジカは必ずしも見かけほど大人しい動物ではありません。米疾病対策センターは、鹿やオオツノジカやヘラジカのような野生哺乳類による死亡事故は毎年約52件発生していると見積もっています。これに鹿の自動車衝突事故を加えると、毎年の死亡事故件数は一気に200件以上に、物的損害は11億ドルに上ります


鹿


一般的なオジロジカミュールジカによる危険は、次の3点に集約されます。まず、まんべんなくアメリカ全土に数多く生息していること、次に、母鹿が子鹿を必死で守ろうとすること、最後に、交尾期には牡鹿が攻撃的になることです。アメリカには鹿と遭遇することが驚くほどよくある地方がいくつかあり、特に北部の州ではよくあることで、田舎道を運転するドライバーには危険な存在です。また、牝鹿は子鹿を守るためなら一切を顧みない性質があります。



しかし、群れで一番危険なのは牡鹿です。Gordon Grice氏が自著『The Book of Deadly Animals』の中で説明しているように、牡鹿は交尾の特権と縄張りを守るためにはどんな極端な行動にも出ます。

オジロジカの雄が2頭揃って死んでいるのが発見されました。お互いの枝角がきつく絡み過ぎてほどけなくなっていました。死因は脱水症状かストレスです。好戦的な鹿となるとさらに酷いことになります。引きちぎられた別の鹿の頭を枝角に引っ掛けた牡鹿が発見されたケースを私は聞いたことがあります。これは、生きている牡鹿が既に死んでいるライバルに喧嘩を売り、相手の頭を引きちぎった結果ではないかと生物学者は推測しています。

端的に言えば、牡鹿は見境がなくなるのです。特に交尾期は、怖いものなしです。牡鹿が野原のハイカーを襲ったり、庭仕事にいそしむ人を角で突いたり民家や社屋の窓ガラスに映る自分の姿を見て窓を打ち破って飛び込んでくる事件がいくつも報告されています。中には、恨みを晴らそうとする牡鹿もいて、車に衝突された牡鹿がその車の運転手を襲ったという事件がありました。

野生動物との遭遇による事故は予防が大切である点で、鹿の場合も同じです。最も警戒を要するのは枝角子鹿で、ある特定の時期には普段以上に警戒が必要です。鹿は9月下旬から12月上旬に発情して交尾します(アメリカ国内でも気候の温暖な地方では1月か2月まで続くこともあります)。この時期は枝角を持つ牡鹿の体内で男性ホルモンの代表格であるテストステロンがたっぷり分泌されるので要注意です。カリフォルニア州鹿プログラムのコーディネーターを務めるCraig Stowers氏は、牝鹿が子鹿を守ろうとする春も危険な季節だと指摘しています。

カリフォルニア州魚類野生生物局は季節を問わずできる限り鹿との遭遇を回避するよう勧めています(狩猟許可がある場合は別ですが)。牝鹿は一匹でいるように見えても近くの灌木や背の高い草の中に子鹿を隠している母鹿であることがあります。また、野生の鹿をペットにしたり餌づけするのも禁物です。危険なだけでなく、鹿に餌をやるのはカリフォルニア州、フロリダ州、アラスカ州などの州では違法です。また、散歩やハイキングに犬を連れて行くときは必ず綱につないでおきましょう。さらに、赤ん坊を連れて行くときは絶対にヘラジカや鹿の匂いのするオーデコロンなどを子どもに噴霧しないでください。そんなことをすると、鹿はその人間を鹿だと思って鹿に対するようにふるまいます。

もし鹿に遭遇してしまい、鹿の態度や耳の位置が変化したり、脚を踏み鳴らして怒り出したりしたら、ゆっくりと後退して逃げましょう。そして、その後数週間はその場所には近づかないようにしてください。鹿は自分の縄張りを守ろうとしているか子鹿を守ろうとしている可能性が高いので、こちらが立ち去れば追いかけてくることはまずありません。思いがけず鹿に近づきすぎてしまい、鹿の方からもこちらに近づいてくるときは、鹿のいる方に向かってコートや手直にある物を振ったり、こちらの体格を大きく見せるように使いましょう。鹿からじわじわ後退しながら鹿に向かって大声で叫んだり大きな音をたくさん立てて下さい。動物に背を向けてはいけません。



アウトドア情報サイト「Outdoor Life」のRich Johnson氏は、鹿がこちらに向かって突進してきたときは、鹿と自分の間に何か物を置くことを勧めています。牡鹿の場合は特にそれが有効です。バックパック、岩、こん棒などを置き、その場で動けなくなるのを防ぎましょう。鹿がこちらに接触できないように鹿との距離を保つようにするか、近くにある木や小高い場所に登るのも手です。鹿に突き飛ばされたときは、膝を抱えるようにして体を丸め、急所のある首、頭、腹を守ってください。鹿は怒って足を踏み鳴らしたりこちらをつつきまわしたりしますが、こちらが脅威ではないことがわかるとそのうちに興味を失います(上記のハラハラさせられるビデオでもそれがわかります)。ごく稀に牡鹿が極端に攻撃的で勢いが収まらない場合がありますが、鹿の枝角をつかんで鹿がへとへとになるまで地面にねじ伏せることに成功した人もいます。


ヘラジカ(ムース)


ヘラジカは最も体格の大きいタイプの鹿で、危険度も最高です。体が大きいので恐れを知らず、人間、民家スノーモービル小型トラックにまで突進することがあります。現に、雄のヘラジカは身の丈180㎝以上、体重は700kg近くあるものもいます。体重約70kgのオジロジカに比べると、ヘラジカはモンスター級です。ということは、万が一ヘラジカに遭遇したときは、対処法も他の鹿とは異なるということです。



アラスカ州魚類鳥獣部によれば、ヘラジカと遭遇したら、手を上にあげて掌をヘラジカに向けながらゆっくりと後退するのが良いようです。後退しながらヘラジカに向かって子どもをあやすように優しく話しかけましょう。大声で叫んではダメです。ヘラジカは警告の意味で何度か「はったり」で突進してくるかもしれませんが、そのときも毎回真剣に対処すべきです。

たいていの野生動物と遭遇した場合とは異なり、ヘラジカが至近距離に迫っているときは、走って逃げるのが得策です。遠くまで追いかけてこないはずですし、ヘラジカより人間の方が木や大きな岩を避けながら速く走れます。さらに、ヘラジカが突進してくるときは前足の蹄で蹴ろうとしてくるのですが、この動作に対しては、こちらが全速力で走って逃げるとだいぶ有利です。鹿の欄で前述したのと同様ですが、突き飛ばされて倒れてしまったときは、体を丸めて急所を守りながら死んだふりをしてください。しばらく小突き回されるかもしれませんが、じっとしていると最後は興味を失って立ち去ります。でも、ヘラジカが十分遠くまで立ち去るまでは起き上がってはいけません。そうでないとまた襲ってくるかもしれないからです。

ヘラジカと遭遇した場合、犬を連れているとずいぶん不利になります。犬はオジロジカなら脅して蹴散らすことはできますが、ヘラジカはイヌ科の動物の攻撃には慣れており、犬が吠えたり唸ったりしていなくても犬を敵とみなします。注意していないとヘラジカの方からわざわざやってきて犬を蹴ろうとすることさえあります。ヘラジカの生息地では、犬は常に綱につないでおくこと、ヘラジカと遭遇したときは極端なぐらい距離を取ることが肝心です。


Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)
Illustration by Sam Woolley.

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