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印南敦史  - ,,,  06:30 AM

自分の「テーマカラー」を決めよう! 色はビジネスおいて武器になる

自分の「テーマカラー」を決めよう! 色はビジネスおいて武器になる

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色はビジネスの武器になる あなたの仕事効率が劇的にアップする55の方法』(七江亜紀著、祥伝社)の著者は、「カラーキュレーター」。聞きなれない職種ですが、つまりはトータルカラーコンサルタント。20年間にわたり、色の専門家として、色に関するさまざまな問題に取り組んでいるのだそうです。

仕事内容は、企業であれば商品開発やパッケージにおける効果的な色づかい、コーポレートカラーの選定、色を使っての社員研修や売上アップのアドバイスなど。その他、個人に対しても、その人にもっとも似合う色や服をチョイスしたり、結婚や転職など人生の転機に、色の視点からアドバイスをしているというのです。

そして、それらの仕事を通じ、色にはとても大きな力があると強く感じているのだとか。

例えば、ネクタイの色や口にする飲み物の色(味じゃありませんよ)に気をつけることで、これまで必要最低限のことしか喋ってくれなかった部下が話しかけてくれるようになった社長さん。
自分には似合わないと思っていた色合いの服を着ることで転職活動がうまくいき、それまでの数倍の年収を得るようになった女性。
こんなことが日常的に起こっているのです。(「まえがき」より)

色を変えるだけでそんなことになるとは、にわかには信じられませんが、色にはそれだけの力があると著者はいうのです。しかし、多くの人は色の力を知らない。そこで、「色を味方にしたら、もっと簡単に効果が出せるのに」という思いから本書を書いたというのです。

1章「色を味方にしたら仕事がうまく回り出す」から、いくつかの要点を引き出してみたいと思います。



仕事をスムーズに進めたかったら、色の力は無視できない


ご存知のとおり、アート引越センターの段ボールは白地です。清潔感を意識して白が採用されたわけですが、白にしたことでもうひとつメリットが生まれたのだそうです。それは、白のほうが軽く感じるという点。


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同じ重さ、同じ大きさの白と黒の段ボールを人に選んでもらった場合、白が100なら黒は187の重さに感じるという研究結果があるのだそうです。そして段ボールの一般的な色である茶色も、黒ほどではないにせよ、白よりは重く感じるのだとか。つまり、白のほうがスタッフの疲労度が少なく、作業効率もよくなるということ。そればかりか、荷づくりををするお客様も軽く感じることができるというわけです。

同じことは、お店にもいえるといいます。いい例が、ドトールコーヒー。ドトールには赤や黄色のイメージがありますが、最近は白を基調として全体的に明るい「白ドトール」が増えているというのです。このことについては、同社社長の鳥羽豊氏が、自社サイトで次のように発言しています。

「お客様から持たれていた狭い、煙草臭いといった印象を、完全に払拭することが必要だと思いました。そのため、イメージカラーとして清潔感を強く印象づける『白』を打ち出そうと考えました」(25ページより)


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従来のイメージを一新するために白を打ち出したというわけですが、白にはすばらしい効果があるのだと著者も認めています。白は物事にまっすぐ向かっていく力強さを感じさせる色であり、初心に帰ってまっさらな気持ちにさせてくれる色でもあるというのです。このことからもわかるとおり、私たちは知らず知らずのうちに、色の影響を受けているのだということ。(24ページより)


「仕事の効率は色で決まる」と気づいた企業が増えている


「色彩心理学」という分野があることからも想像できるように、色には人の心を動かす力があるのだと著者はいいます。事実、上記のアート引越センターやドトールを引き合いに出すまでもなく、そのことに気づいてコーポレートカラーや商品のカラーを意識する企業が増えているのだとか。

たしかに、オラクルやグーグルなど、外資系の企業にはオフィスの色にこだわるところが少なくありません。ご存知のとおりグーグルのロゴは青、赤、黄、緑とポップな4色ですが、オフィスにもさまざまな色が使われているのだそうです。

日本本社の壁の色にはグーグルカラーの青、赤、黄、緑が使われており、どの部署がどのエリアにあるのかも色でわかるようになっているというのです。また社内の一角には竹が植えられた「竹ガーデン」と呼ばれるスペースがあり、ソファも床も緑で統一。ハードワークが続いたら、この場所でリフレッシュしてもらおうという意図によるものです。またカラオケもできる防音室は、ストレスを発散して気分を高めるために赤で統一されているのだといいます。

残念ながら日本の企業のオフィスは、まだまだ色づかいが上手だとはいえない状態。床は青一色、壁の色は白、机はベージュで椅子は黒やグレー...といったような、色のない殺風景な空間もめずらしくないわけです。しかし最近は著者のもとにも多くの企業から、「社員がモチベーションアップするための色の使い方について社内セミナーを開いてほしい」という依頼が増えているのだそうです。

それは、社員のやる気を色でコントロールできることに気づいた企業が増えてきたから。著者は、そう分析しています。(37ページより)


スティーブ・ジョブズの成功要因は、色へのこだわり


ひとことで白といっても、漂白したような白から、牛乳のようにマイルドなミルキーホワイトまで種類もさまざま。そして著者はここで、アップルの故スティーブ・ジョブズが白を嫌い、白い製品をつくるのを拒絶していたという話を取り上げています。

アップルが誕生したばかりのころ、コンピュータといえば金属製か木製のケースが一般的でした。しかしそんななか、ジョブズはプラスティックで丸みを帯びたケースを採用したというエピソード。そのケースのために2000種類ものベージュの見本を工場から取り寄せ、それでも気に入らず別の色をつくらせようとしたというのです。しかし結果的に、そのベージュのプラスティックケースでつくったアップルIIは注目を集め、その後のアップル社の快進撃がはじまることに。

また、その後の製品では、「白に見えるけれども実際には灰色」という、ムーングレーやシーシェルグレーという白の階調色をジョブズは気に入り、キーボードやヘッドフォンなどに次々と採用するようになりました。このことについて著者は、純粋な白だと安っぽく見えると懸念したのかもしれないと推測しています。いずれにしても、それほど色にこだわることが。ジョブズの人生に成功をもたらしたということは間違いありません。(39ページより)


人生を導く、テーマカラー


著者は、色には3つのタイプがあると考えているのだそうです。1つ目は、似合う色。「パーソナルカラー」と呼んでいるそうですが、自分の肌や目、髪の色と合う、自分がきれいに見える色のことだそうです。

2つ目は、好きな色。似合う、似合わないに関係なく、「好きな色はなんですか?」と聞かれたらパッと答えられる色のこと。ちなみに年齢によっても、そのときの心理状態によっても好きな色は変わるものだといいます。そのため、答えた色から、自分がいまなにを求めているのかを分析することもできるのだといいます。

そして3つ目は、憧れの色や、自分の目指す道を進んでいくにあたって軸になる色。著者はこれを「テーマカラー」と呼んでいるそうです。この3つの色を使いこなせるようになると、人生をもっと輝かせることができるそうですが、なかでも、ぜひ決めてほしいと著者が強調するのがテーマカラー。

たとえば「もっとリーダーシップを持てるようになりたい」「感情的になりやすいから、もっと穏やかな性格になりたい」など、憧れや、自分のなりたい姿を色にたとえてみるのがテーマカラーなのだといいます。ちなみにリーダーシップを発揮できるようになりたいなら、テーマカラーは赤が最適。穏やかな性格になりたいなら緑がおすすめだそうです。

テーマカラーは色を通して自分の生き方を決める作業になるので、ぜひ見つけてほしいと思います。
テーマカラーを決めるのは「自分はこうなりたい」と決意することです。ですから何となく決めるよりは、その色にした理由をきちんと語れるのが理想的です。(56ページより)

なお、1色にしぼらず、2色か3色あってもよく、数年ごとに見なおしてもいいといいます。そして結果的にどこかの段階で、「○○色の人」とまわりから思われるようになれば、テーマカラーが自分の色になったということ。そして、パートナーのように自分の人生を一緒に歩んでいく色が見つかると、人生は自然と、自分の望む道に導かれていくのだそうです。(53ページより)




著者によれば本書は、20年間にわたる色のプロとしての実体験を、系統立てて知識としてまとめたもの。以後の章では、ビジネスに活かせそうなヒントも数多く紹介されているので、ピンときたものを取り入れてみれば、相応の効果を得ることができるかもしれません。


(印南敦史)

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