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春野ユリ  - ,,,,,  08:00 PM

庭のハンモックが生産性最高のオフィス:アーティストでありキュレーターでもあるマット・イートンさんの仕事術

庭のハンモックが生産性最高のオフィス:アーティストでありキュレーターでもあるマット・イートンさんの仕事術

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敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回はアーティストでもありキュレーターでもあるマット・イートン(Matt Eaton)さんの仕事術です。

マット・イートンさんはデトロイト在住のアーティストですが、彼には自身のアート以上に大事にしている仕事があります。Red Bull House of Artのディレクター兼キュレーターとしての彼は新進気鋭の若手アーティストの才能開花を支援し、彼らの作品のプロモーションを手掛けているのです。

Red Bull House of Artはクリエイティブな才能を育成するデトロイトのレジデンス・プログラムです。2011年からマットさんと彼のチームが厳選した100人以上のアーティストのホストを務めてきました。そして、マットさん自身がアーティストでもあります。ハンモックのオフィスでパワーポイントを駆使して絵を描くマットさんの仕事術を聞いてみました。

居住地:ミシガン州デトロイト
現在の職業:デトロイト市イースタンマーケット地域にあるRed Bull House of Artのディテクター兼キュレーター
仕事の仕方を一言で言うと:「うひゃ~」
現在の携帯端末:iPhone 6s (128GB / スペースグレー /Vesel社のチタンとウォールナット製のケース入り)
現在のPC:相当使いこんだApple MacBook ProにRetinaディスプレイを付けて使っています。


MATTEATONASNOBODY from matthew eaton on Vimeo.


──まず、あなたの略歴と現在の仕事について少し話してくれますか?

私は1974年にカリフォルニア州メンダシーノで生まれました(フォート・ブラッグ病院で誕生した500人目の赤ん坊だったと新聞に載っていました)。母のGillianはイギリスのウェールズ出身で当時はロイヤル・シェークスピア・カンパニーの女優をしていました。父のRandyはデトロイト出身のアドベンチャラーでした(私の出生証明書の父親の職業欄に父がアドベンチャラーと書いたのです)。私がよちよち歩きの頃にロサンゼルスに引っ越して、そこで兄と私はスケボーをしたり絵を描いたり、パンクやニューウェーブや初期のヒップホップ音楽を聞きながら育ちました。

1986年ごろ、我が家はイギリスのウェールズへ、次いでロンドンへと移り住み数年後に、デトロイトに引っ越しました。兄と私はその後すぐにニューヨーク・シティに飛び出しました。私は小さなアパートで芸術活動を試みながら数年暮らしました(グリーンポイントが懐かしいです)。ニューヨーク・シティからデトロイトに戻ったことは私にとっては奇しくも重要な転機となりました。ちょうどその頃、父が亡くなったばかりで、母はさらなる勉強のためにイギリスに渡ろうとしていました。私はNYCでの生活と仕事に満足していたので、「家族の期待に応える」という重荷を下ろして、人間としての自分自身とアーティストとしての自分自身のためにすべきことに集中しようと決心しました(私も30代になっていたので、そんな年頃だったんでしょう)。全身全霊で自分の絵を描くことに集中する一方で、Library Street CollectiveRed Bull House of Artを立ち上げてキュレーションしました。それぞれに素晴らしいチームに恵まれました。

今しているのは、仕事ではありません。夢のように素晴らしくて楽しいことです。私の人生は自分がアートを制作することとアートを制作する人々を助け、彼らの絶え間ない努力を擁護することがすべてです。現在は、Red Bull House of Artの研修プログラムと自分の個人的な作品に時間と注意を全部注ぐことにしています。これ以上幸せなことはありません。


── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

私が本気で多分に注意を払っている唯一のアプリは『Instagram』です。何かを発見するのにこれほど優れたツールがあるでしょうか? 世界中のアーティストから発信される作品を自分がどこにいても簡単にブラウズできるのは、芸術を愛するキュレーターとしては、すごいことです。Instagramのようなソーシャルメディアのプラットフォームの分析とパターンを学ぶとアーティストにとって大変強力な(無料の)ツールになりえます。

ソフトウエアと言えば、『Adobe Creative Suite』さえあれば私の場合は完全に用が足りますし、普通なら『Word』や『Excel』を使ってすることまで済ませてしまいます(ビル・ゲイツには申し訳ないですが、私はマイクロソフトのソフトウェアは持っていません)。ほとんどの仕事は『Illustrator』でしていますが、『Photoshop』、『Lightroom』、『Premiere』、『Audition』も定期的に使っています。

これがないと生きていけないというツールは、『Midland 75-822 CB Radio.』です。私の日々のルーティンでは娯楽以外に何の役にも立たない物ではありますが。運転中のトラック運転手たちの間で交わされる話を聞いていると、面白いです。


── 仕事場はどんな感じですか? コーヒーショップにラップトップとヘッドフォンを持ち込むスタイルでしょうか? それとも自宅のスタンディングデスクでしょうか?

冬場は、ほとんどの仕事は、自宅のソファで犬と猫を側に置いてお茶を飲みながらしています。妻に言わせると私はラップトップ(ノートPC)で目を悪くしているそうですが、まだ大丈夫です。妻も常に正しいわけではないようです。それにラップトップは「膝の上」という意味ですしね。

夏場は、前庭のポーチが仕事場に変身します。デスク、鉛筆立て、愛する家族の写真がある正規のホームオフィスを作ろうとしたこともあれば、いわゆる事務所的オフィスを自宅の外に持とうとしたこともあり、コーヒーショップをオフィスにすることも試してみました。でも、私はあまりにも気が散りやすいタチです。緑の樹木が目に入る屋外の心地よいスペースが私には一番生産的な環境です。


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自作のアート


── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?

私のもっとも生産性を向上させ時間の節約になるライフハック、それは「ウソをつかないこと」です。あらゆるプロセスのあらゆるステップに関して誠実であること、そしてもっとも重要なのは、自分自身と自分の能力に対して誠実であることです。ある仕事に関して自分には無理かな、とか、自分より適任者がいると思うときは、臆することなく人に託したり頼んだりすべきです。

「NO」と言うことはベストに近い戦術と言えます。ぜひ「NO」と言う術を身につけてください。私はまだその点に関しては修行中ですが、みんなをハッピーにしたいと常に思っている私のような人間は、「NO」と言えるようになると人生から無駄なものを排除できます。


──愛用しているToDoリストマネージャーは何ですか?

私は罪悪感という古くからのテクニックを使っています。頭の中にすべてをカタログ化して、その中で最初に私に罪の意識を感じさせるものから始めます。それから「手に油性マジックで書く」というやり方を開発しました。そのやり方で一切忘れることがありません。実はToDoリストはあまり作りませんから、特に何も使っていません。この方が脳のエクササイズになると思っていますが...そうですよね?

(気まずい沈黙)


── 携帯電話やPC以外で、「これがないと生きていけない」というガジェットはありますか?

愛用しているMachine Era Walletとそのコンテンツです。ツールやガジェットが満載です。日々の雑事をこなすのに必要なのは間違いありませんが、それ以外にも...ちょっとここでは話しにくいんですが...まあいいです。話しましょう。小さくて高性能のフラッシュライト(Fenix E12)とまともなナイフ(Kershaw Cryo)、それに緊急事態発生時に便利なツールがいくつも入っているReadyman Survival Cardです。でも、Plastc™がまだ届いていないので待っているんですけどね。


── 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?

他の人よりうまいかどうか確かではありませんが、人生で悩んでいる人の問題解決の手助けをしたり、プランを聞いてあげることは喜んでしています。やりたいことで成功していく人を見ることほどうれしいことはないと数年前に気づきました。他人にほんの少し知恵を貸してあげたり、愚痴を聞いてあげたりするチャンスがあるなら、是非してあげてください。あとは、チキン・シュニッツェルをかなり上手に作れることでしょうか。


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House of Artでアーティストにインタビューするマットさん


── 仕事中は何を聞いていますか?

静寂が一番です。そこに、優しい風、低音のウッドチャイムと小鳥のさえずりが加わるとさらに素晴らしいと思います(ただしカケスの鳴き声は煩いです)。私にとっては、ほとんどの場合、それが最高のサウンドトラックです。

でも、もう少しエネルギーが欲しいときは、激しい音楽を聴きます。Hardcore HistoryRadioLabSnap Judgementのようなポッドキャストが気に入っています。クラシックからコールドウエーブまであらゆる種類の音楽が好きです。有名アーティスト名をいくつか挙げる方が簡単かもしれません。その方が私の音楽の好みがわかり、彼らの興味の範囲が鏡のように私に反映しているからです。

明け方の南ユタ州キャンプ地でPeter Gabrielの『Lazarus Raised』を聞くと音楽と仕事の組み合わせとしては最高峰かもしれないと特筆したいと思います。そう。朝食こそ最高の仕事です。


── 今、何を読んでいますか?

日常のルーティンとしては、BBCNPRを読んでいます。あとは、JalopnikGizmodoとLifehacker(ジョークではありません)もです。Indefinitely Wildが手に入った時代には本当に楽しく読んでいました。

それから、ギア・レビューもずいぶん読みます。車の部品やガジェット、特にアウトドア関連(ナイフからスノーボードまで)や車のモデル・パーツなどに夢中なんです。だから、何かを選んだり方向性を決める前に何時間でも何日でもリサーチにかけて平気なんです。

テッド・チャン(Ted Chiang)作『Stories of Your Life and Others』をちょうど読み終えたところです。とても楽しめる短編集でした。特に最初の作品『Tower of Babylon』とそれが伝えようとしている教訓が気に入りました。他に最近のもう1冊Sidney Poitier作『The Measure of a Man: A Spiritual Autobiography』。面白味があり才能あふれる作家です。私はケン・キージーからスティーヴン・キングまで何でも読みますが(『冒険シリーズ』の作者イーニッド・ブライトン、『指輪物語』の作者J・R・R・トールキンには感謝しています)、ギリシャ哲学のエピクロスやエピクテトスのように時々読み直すものもあります。「貧しさとの闘いは名誉ある状態である」とか「他人のせいで不幸になる人間はいない」といった教えは常に物事を正しくとらえるのに必要だからです。

常にお勧めしたい本は、私の好きな作家の1人、コーマック・マッカーシーの『ブラッド・メリディアン』です。もっとも悲惨で冷酷な状況を穏やかな詩のように描写することができる人間がいるとしたら、それはコーマックです。「闇と共に、惨殺されたばかりの死者の間から1つの魂が驚くほどに立ち上り、月光の中でこっそり去っていった」。なんてこった。


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自作のアート


── どのように充電していますか?

家族(妻や犬たち)と過ごしたり、読書や自然とのふれあい、アート制作、車の運転などをして過ごすのが好きです。でも実体のあるものは何もありません。紙の本を手に取って読む読書が自分への一番の贈り物です。もちろん本の内容にもよりますが、本は数え切れないほど多くのことを教えてくれますし、何よりも忍耐力と集中力が身に付きます。裏庭の木にハンモックが吊ってあり、天蓋を見上げながら、考えたり、夢想したり、感慨にふけったり、読書したりします。屋外では穏やかな眠気にすぐに襲われます。


── 睡眠習慣はどのような感じですか?

毎晩午前3時に就寝して朝7時か8時に起床します。午後10時と午前3時の間は、たいてい個人的なアート・スタジオかデジタルで仕事をする時間です。それ以外の時間は誰かと一緒に仕事をすることに充てています。ハンモックでの昼寝は欠かせません。iOS10の就寝・起床時間を知らせる音がとても気に入っています。


── 今日あなたがされたのと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

カール・セーガン(アメリカの天文学者、作家、SF作家)、ヒエロニムス・ボッシュ(ルネサンス期フランドルの画家)、クシシュトフ・カミル・バチンスキ(ポーランドの詩人)でしょうか。でも現実的には、ワンゲチ・ムトゥ(アメリカの現代彫刻家で存命)あたりが妥当な線かもしれません。


── これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

あるとき母が私に言った言葉、「希望とは無計画な人たちの最後の逃げ場なのよ」です。なるほど! このアドバイスは先々使おうと思い、そのときすぐにしまっておきました。いつか必ず使うつもりです。母は天才なんです。


── そのほかに読者やファンに伝えたいことがあればどうぞ

私の仕事の分野と興味の範囲に関連して思うことをお話ししたいと思います。あなたが、あるアーティストをサポートしたり、激励したり、仕事をやりやすくしてあげることにしたとき、あなたは人類史上何よりも強力なレガシーの重要な一部になります。私たちの生きている時代のストーリーと業績を作家、詩人、ダンサー、俳優、建築家、ライター、グラフィックデザイナー、写真家、ビジュアルアーティストなど、ありとあらゆる「アーティスト」を通して不朽のものにする責任をあなたは直接負うことになるのです。あなたは私たちが今しているのと同じようにこれから何世代か後にアーティファクト(技能を通して作り出した芸術品)を発見する理由となり、それが私たちが何者でありなぜ存在しているのかを定義する助けとなります。私たちはどこから来てどこに向かっているのか。世の中のあらゆる主要産業はアーティストの手に影響されています。シンプルに描かれたロゴであろうと、アートビデオゲームの3Dモデリングであろうと。アーティストは夢を現実につなげるツールなのです。彼らはどこにでもいます。思ってもみないところにまでいるのです。世界経済を動かし、未来に焦点を当てる助けとなりながら。ぜひアーティストを支援し、理解し、自分自身もアーティストであってください。


Andy Orin(原文/春野ユリ)

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    香川博人

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