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印南敦史  - ,,,,  07:00 AM

どうしても気が散る人が集中するには、思い浮かんだことをすぐにメモすること

どうしても気が散る人が集中するには、思い浮かんだことをすぐにメモすること

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人は誰しも、面倒なことを後まわしにせず、一気にすべて片づけたいと思うもの。とはいえ現実的に、なかなかそう簡単にはいかないものです。しかし「集中できない」というのは、他人ではなく自分自身、つまり「自分の声」で集中を乱しているということ。だからこそ、集中を阻害するような習慣を断ち切ることが必要。そしてそのためには、「人間は、簡単に集中できないようにできている」ということを知るべき。なぜなら、みんな勘違いをしているのだから。

そう主張するのは、『短時間で「完全集中」するメソッド』(佐々木正悟著、大和書房)の著者。「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求する心理学ジャーナリストです。本書ではそんなバックグラウンドを生かし、心理学や脳科学の研究をもとに「集中力をコントロールできる方法」を紹介しているわけです。

きょうは"書く"ことに焦点を当てた第2章「頭を整理する『書く』メソッド」に着目し、いくつかのアイデアを抜き出してみたいと思います。



とにかくすぐ書く


「どうしても気が散りやすい」という人にとって、確実に役立つ方法がひとつだけあるそうです。とにかくメモを持ち歩き、雑念がわいたら、その内容にかかわらず書きとめる習慣をつけること。「メモを整理する」とか「分類する」といった気遣いは一切不要で、とりあえず書きまくる。そのことだけを考えるのが大切だというのです。そしてこれは、脳から集中力を得るための必然的な方法なのだとも。

ところで、そもそも脳とは、いったいなんのためにあるのでしょうか?
著者によればそれは、状況に応じた複雑な行動をとるため。だから、なにもしていないときこそ、脳はいろいろなことを勝手にどんどん考えがちだというわけです。しかも、なにかに集中したいときに限って、注意をそらしてしまいがちなのだそうです。

脳はただ、状況に応じて動けるよう、周囲の状況に気を配っているだけ。いいかえれば、リアルタイムに思考は更新されるということです。音がすれば音源のほうに目を向けるし、画面が動けばそちらに気をとられる。もし森のなかで生きていたとすれば、音で判断して襲われないように身構えたり、動きのある動物を飼って食料にしたりするということ。

そのように毎秒ごとに反応するのですから、毎秒ごとに考えが変わってしまって、も当然。いろいろな思考が走り、連想した考えもどんどん浮かぶということ。つまり、気が散って当たり前だというのです。

そしていろいろな思考のなかに、いいアイデアや、買い忘れていたものや、連絡をしていない人のことなどが含まれてきます。思い出すべきこと、書き留めておくべきこと、果たされていない欲求などがふんだんにあふれかえります。しかしそのすべてを一度に果たすわけにもいかないため、「書き留めておき、あとで検討する」ことが唯一、合理的といえる行動だというわけです。

そのため、浮かんでくるアイデアなどは書き留めておくべきなのだという考え方。絶え間なく思考が走るのだとすれば、それに沿って走り書きをするのがいちばん合理的だということです。そしてその感覚を自分のものにできれば、目の前の、いまやっていることに頭が向かうようになるといいます。(98ページより)


感情をメモする


「すぐ書くこと」は、感情と向き合うために特に効果的なのだそうです。事実、それは著者の思いつきではなく、実際に「筆記療法」という心理療法も存在するのだとか。「気になることを記録に残す」ことによって、少なくとも一時的に、気になることを頭の外に追い出してしまうことができるわけです。

たとえばイライラすることがあると、物事に集中しにくくなるもの。脳は問題を切り抜けるために発達した器官なので、問題を意識しておこうとするというのです。しかし問題を意識している以上、その間は他のことに集中しにくくなるもの。なぜなら他のことに集中するということは、それ以外のことを忘れるということだから。

問題を覚えておこうとする脳を持ちながら、同時にそれを忘れるのでは矛盾が生じることになります。つまり、その矛盾を解消するのが「記録」だということ。記録に問題が残っていれば、脳はそれをわざわざ覚えておく必要がなくなるので、その問題からは解放されることになります。そうすれば、残った「集中すべきこと」に没頭できるわけです。

だから「いまやるべきこと」に集中するために、あとでやることは、頭ではなく手帳に覚えさせておくということ。「集中する」とは「いまやるべきことに集中する」という意味なので、書き残すことによって「現在必要なもの以外の刺激」を締め出すことで、現在に集中するようにできればいいというわけなのです。(102ページより)


チェックリストを使う


著者は朝起きてから夜寝るまで、チェックリストを使って次から次へと「やるべきこと」にチェックを入れつつ過ごしているのだそうです。たとえば「着替えを用意する」「シャワーを浴びる」「電灯を消す」などなど。もちろん、それらすべてを忘れてしまっているということではありません。しかしチェックリストがあったほうが、はるかに安心して作業に集中できるというのです。それは生活から仕事まで、あらゆることにいえるのだとか。

そもそも人は「忘れる」もの。忘れないと思っていて、忘れている。忘れていることに、気づいていない。そのくせ心の奥底では、「なにか忘れていないか」と不安に思っている。その不安が集中の妨げになるというわけです。

ちなみに著者はここでチェックリストの重要性を訴えかけるため、『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』(アトゥール ガワンデ著、吉田竜訳、晋遊舎)からの引用を紹介しています。

すべてが順調だった。
肝臓を持ち上げ、下にゆで卵の黄身のような色の腫瘍を見つけ、大静脈からそれを引きはがしにかかった。
とても手間はかかるが、格別難しくはない。
だが、一通り剥がし終わったときに、初めてのミスを犯してしまった。
大静脈を傷つけてしまったのだ。
大惨事だった。(中略)
だが、私たちは手術開始前にチェックリストを通していた。
どれほどの出血量に備えておくべきかというチェック項目があり、そのときに私はこう言った。
「腫瘍は大静脈にくっついている。大量出血の可能性もいちおうある」
それを聞いた看護師は四ユニット分の血液が用意されているかを輸血部に確認した。(108ページより)

わかりきったことが書かれているチェックリストのおかげで、ガワンデ医師はトラブルを乗り越えることができたということ。つまり、こうしたものがあってこそ、安心して仕事に集中できるということです。(106ページより)


完結リストを使う


仕事を進めるために、ちょっとしたメモや付箋を使うという人は少なくないはず。やるべきことや、忘れてはいけないことを書き出すというのは、集中力を発揮するうえでよいことだと著者も認めています。仕事中に用事を思い出すのはよくあることですが、そのことを考えながら仕事をしていたのでは、集中できなくても当然の話。でも、とりあえず手帳などにメモしておけば、安心していまの仕事に没頭できるわけです。

また、それをもっと拡張してTo Doリストにやるべきことを書いていき、できたことをひとつずつつぶしていくという人もいるかもしれません。が、集中するという意味では、もっといい方法があるそうです。それは、To Doリストを内容や時間でいったん完結させてしまうこと。たとえば「きょうの仕事のリスト」をつくったら、いったんそれを完結させ、追記を許さないのです。追記するにしても、「いったんは完結した」ということがわかるようにしておくべき。これを「完結リスト」と呼ぶそうですが、この「完結リスト」にいつでも取り組むように決めておくと、とても集中できると著者はいいます。

完結リストのもっとも典型的な例が、旅行などの持ち物リストだとか。完結リストは、あとで修正するかはともかく、「とりあえずそこにあるリストどおりに作業を完結させればいい」という安心感をもたらしてくれるもの。そのため、集中しやすい心理状態にもなれるというわけです。

もちろん、完結リストをつくったからといって、それで仕事が完結するわけではありません。しかし、いったん完結させ、「それに没頭することにする」と決めることが大切なのだと著者はいいます。もちろんあとから仕事は追加されるでしょうし、割り込みも入るでしょう。しかし、それらについては別のリストをつくったほうがいいそうです。

人間の頭脳は、「このくらいの仕事ならこのくらいのエネルギーでやれるだろう」という見通しを立てたほうが働きやすいようだと著者。そして完結リストは、脳にエネルギー配分の見通しを立てやすくしてあげられるというのです。(110ページより)




これ以外にも、本書では集中するためのさまざまなメソッドが紹介されています。シンプルでわかりやすいものばかりなので、すぐに活用でるはず。集中できずに悩んでいる方は、手にとってみてはいかがでしょうか?


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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