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印南敦史  - ,,,,,,  06:30 AM

悲観的な人は知っておくべき、「とらわれない」生き方

悲観的な人は知っておくべき、「とらわれない」生き方

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古代中国の思想書である『老子』に、「上善、水の如し」という言葉があります。
「上善」とは、「最善の生き方」ということです。
つまり、「人間にとって最良の生き方とは、水のように生きること」なのです。
言い換えれば、「水のように生きていくことが、人にとってもっとも幸せな生き方になる」ということです。
(「まえがき」より)

「水」のように生きる』(植西聰著、ダイヤモンド社)は、このような記述からはじまります。でも、「水のような生き方」とは、どのようなものなのでしょうか? この疑問に対し、著者は『老子』のなかからいくつかの答えを紹介しています。

・あらゆる人に、恵みを与える。
・人と争うことなく、融和的である。
・自分を低いところに置く。謙虚である。
・自然に逆らわない。自然の成り行きに従う。
・心が穏やかで、考えが深い。
・しかし、時によっては、強い力を発揮する。
(「まえがき」より)

本書は『老子』のこのような考え方を参考にしながら、現代人に向けて「水のような生き方」を指南した書籍だというわけです。第6章「かたよらずに生きる」から、印象的な考えを引用してみたいと思います。



悲観的な人はとらわれやすく、楽天的な人は引きずらない


「とらわれ」という言葉は心理学的に、「ひとつの考えにとらわれて、その考えから離れられなくなる」という意味なのだそうです。そして、悲観的な考え方に陥りやすい人ほど、この「とらわれ」が強いのだとか。一方、楽天的な人ほど「とらわれ」は弱く、柔軟に違った視点からものを考えることができる傾向が強くあるといいます。

たとえば上司に叱られたとき、悲観的な人は「叱られたのは、おそらく私が上司から目の敵(かたき)にされているからだ」というような考えにとらわれてしまいがち。いいかえれば、「被害者意識」という考えから離れることができないわけです。

だとすれば、上司との関係がギクシャクしてきて、仕事に身が入らなくなっても仕方のない話。そのことでまた上司から叱られると、「やっぱり私は、上司から目の敵にされているんだ」と考え、どんどん落ち込んでいくという悪循環にはまってしまうというのです。

対して楽天的な人は、「上司から叱られる」経験をすると、ひとつの考えにとらわれることなく、違った角度からいろいろな考え方をすることができるもの。

「叱られて、いい勉強になった。いいことに気づかされた」
「上司は私に期待しているから、私を叱ってくれる」
「自分に気合いを入れなおすことができた。叱られてよかった」

このように柔軟な考え方ができるので、楽天的な人は落ち込みを引きずらないということ。だからこそ楽天的な人のように、物事をいろいろな角度から考える習慣を持つことが大切だという考え方です。(130ページより)


悲観的な人は「かたよった、こだわった、とらわれた」心を持つ


「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心」(132ページより)

これは法相宗の僧侶であり、奈良の薬師寺の管主だった高田好胤(1924~98年)の言葉。「かたよった考え方をせず、こだわった考え方をせず、また、ひとつの考えにとらわれずに生きていく。それが幸福な生き方につながる」という意味。また、この言葉は、悲観的にならず、楽天的に生きていくためのコツについて教えてくれる言葉でもあると著者は考えているそうです。

仕事で失敗したとき、悲観的な人は「私には、もう未来はない」と考えてしまうかもしれません。でも楽天的な人は、一度や二度の失敗でそのように思ってしまうのは、非常に「かたよった考え方」だと感じるもの。にもかかわらず悲観的な人は、それを理解できずにずっと「私に未来はない」という考え方にこだわるというのです。そしてその後も、上司や同僚から嫌味をいわれたり、仕事で悩んだりするたびに、同じことを繰り返し感じてしまうことに。

「どうすれば、自分の明るい未来を築いていくことができるか」ということに意識が向かわず、「私に未来はない」という考えにとらわれてしまっているわけです。だからこそ、そうならないためには「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心」を持つことが大切だということ。(132ページより)


悲観的な人は立ちなおりが遅く、楽天的な人は立ちなおりが早い


つまり悲観的な人は、いったん落ち込むとなかなか立ちなおれないもの。それは、あるひとつのかたよった考え方にこだわり、とらわれるからだといいます。対して楽天的な人は、たとえ落ち込むことがあっても、早く立ちなおることが可能。なぜなら、水のように柔らかい考え方で、いろいろな視点から物事を考えることができるから。

恋人とケンカをしたとき、悲観的な人が「嫌われてしまった。私たちはもう終わりだ」と考えるのに対し、楽天的な人は次のように考えるのだそうです。

「ケンカするほど仲がいい、という。ケンカになったのは、それだけ、あの人とうまくいっている証かもしれない」
「とにかく、私から謝ろう。そうすれば、許してくれるだろう」
「ケンカをしたおかげで、あの人の本音が理解できた。より深く理解できるようになった。そういう意味では、ケンカしてよかった」

これが、水のように柔らかな考え方。前向きなので、たとえ落ち込むことがあっても、立ちなおりが早いわけです。(136ページより)


どんなに悲観的な人でも、楽天的になれるときがある


一般的には「悲観的な人」「楽天的な人」といわれることが多いものの、実際は「悲観的な傾向が強い人」「楽天的な傾向が強い人」という意味なのだと著者は指摘しています。いいかえれば多くの人が、悲観的になってしまう部分と、楽天的にものを考えている部分の両方を持ち合わせているということ。

たとえ悲観的な傾向が強い人であっても、どこかに楽天的に考える部分があるもの。したがって、自分の悲観的な性格ばかりでなく、もうひとつの楽天的にものを考えている自分にも注目し、それを意識していくことが大切だといいます。「私にも、こんなに楽天的に考えられる部分があるんだ」と気づくことができれば、気持ちが楽になるもの。それが、「かたよった考え」から離れるきっかけになるということです。

なお自分の楽天的に考えられる部分には、人とのつながりのなかで気づくことも多いといいます。悩んでいるときに友人や家族と語り合ったり、笑いあったりすると、それがきっかけで「私にも楽天的な部分があった」と気づくことがあるというのです。あるいは、親しい相手からかけられたひとことで気持ちが楽になり、自分の楽天的な部分に気づくことも。

そうしたことがきっかけになり、かたよった考えに凝り固まった心が、水のように柔らかくなるといいます。そうすれば、バランスのとれたものの考え方ができるようになるわけです。(140ページより)


自分の「楽天的」「悲観的」な性格を上手に使い分ける


自分が持っている「楽天的な性格」と「悲観的な性格」を、時と場合によって使い分けていくことも大切だとか。そうすることでより充実した人生を実現できるといいます。そして、ここで引用されているのが、京セラ創業者の稲盛和夫さんによる「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」という言葉。

「構想する」とは、「こんなことをしたいなあ」と「夢を持つ」ということ。この段階では「無理に決まっている」などといった悲観的思考は持たず、「きっとうまくいく」と楽天的に考えるということ。ただし、その願望を実現するため「具体的な計画を立てる」際には、悲観的になってもいいということです。むしろ少し悲観的に考えていくほうが、前もってリスクを排除しておくことが可能になるのです。

そして計画したことを行動に移す際には、ふたたび楽天的な気持ちを持つようにする。ここで悲観的になると、行動力が鈍ってしまうから。「がんばっていれば、どうにかなるだろう」と楽天的でいるほうが、強い行動力を発揮できるわけです。いわば、性格を上手に使い分けることも、「水のように柔軟な生き方」につながるということ。(142ページより)




ご存知の方も多いと思いますが、著者は『老子』に詳しい心理カウンセラー/著述家。「怒りやいら立ちといった感情を抱え込みやすい現代人には、『水のような生き方』を知ることが、穏やかな心を取り戻すきっかけになる」と主張するのも、そんなバックグラウンドがあるからこそ。自分を見つめなおすためにも、読んでおきたい1冊です。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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