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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

リーダーシップを育む秘訣は、日ごろから「経営者マインド」を持つこと

リーダーシップを育む秘訣は、日ごろから「経営者マインド」を持つこと

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「自分の殻」を打ち破る ハーバードのリーダーシップ講義』(ロバート・スティーヴン・カプラン著、福井久美子訳、CCCメディアハウス)の著者は、リーダーシップを専門分野とする、ハーバードビジネススクールの元教授。長らく研究を続けてきた結果、リーダーシップのあり方には問題点があると実感したのだそうです。

それは、「リーダーシップに関する共通認識はない」という事実。リーダーの仕事があいまいだからこそ、いつまでたっても「リーダーになったときになにをすべきか」についての明確な答えが出てこないということです。つまり、本書でリーダーシップについての"枠組み"を用いているのも、そんな状況を打破するため。

本書では、リーダーシップとは何かを模索するみなさんのために一つの枠組みを準備しましたーー「リーダーシップは経営者マインドからはじまる」という枠組みから議論を進めます。経営者マインドとは、意思決定者の立場でものを考え、自分の行動の結果に責任をもつように行動することです。(中略)経営者マインドを身につけ、リーダーになるために積極的に学び続けるようになればしめたものです。(「はじめに」より)

第1章「経営者マインドをもつ ----経営者になったつもりで考え、行動する」を見てみましょう。



経営者マインドとは


リーダーシップは行動がすべてであり、地位も立場も無関係。自身の性格や人生経験が、リーダーとしての可能性に影響することは事実だけれど、その能力を開花させられるかどうかは自分自身の行動にかかっているのだといいます。

たしかに外的な要因が、「お金を儲ける」「売上記録を更新する」「選挙で勝つ」「契約を獲得する」などの結果に影響することはあるでしょう。しかし、こうした成果は、長年の模範的な行動が実を結んだ結果である場合も多いのだそうです。つまり、成果が上がったからといってリーダーシップが優れているとは限らないということ。

もちろん、優れたリーダーシップがよい成果につながることも多いです。長年にわたってリーダーシップが優れていると、多くの場合は好成績を維持するもの。そして著者によれば、優れたリーダーシップは正しい心構えから生まれるもの。つまり、意思決定者になったつもりで考え、意思決定者と同じように、すべての問題を考慮することが大切だということです。

よって敏腕リーダーになるためには、経営者マインドを身につけることが必要。逆に、将来を有望視されている人であっても、経営者マインドが欠けていると、リーダーとして大成できない場合があるのだそうです。

なお経営者マインドには不可欠な要素が3つあるといい、著者はそれを質問形式にしてまとめています。

・経営者になったつもりで、自分の信念はなにかを見極められますか?
・その信念に従って行動していますか?
・顧客、クライアント、同僚、コミュニティなどに価値を提供していますか? 自分の行動が誰かに悪影響を与えたときは、その責任を取りますか?
(35ページより)

肩書き、権力、富のためにやるものではないとはいえ、この3つの要素は、経営者の立場で行動する場合には役に立つそうです。なぜなら、これらに求められるのは行動力だから。それは自分の信念、行動、そして他者に与えた影響に責任を取るということ。事実、優れた組織には、これら3つの要素を常に念頭に置き、部下に「このように考えて行動しなさい」と奨励する管理職が大勢いるのだといいます。(34ページより)


意思決定者になったつもりで考える


私たちは仕事上の問題に対して、会社や部署の立場から自分の意見を述べることがあります(著者はそれを、「狭い視野からの意見」と表現しています)。あるいは問題について十分に吟味せず、利害関係者たちの関心事も考慮することなく意見をいうこともあるでしょう。しかし、そのとき適切で的を射た意見を述べたとしても、それはリーダーシップを発揮したことにはならないと著者はいいます。

理由は、リーダーシップには多くのことが求められるから。そしてその第一歩は、もっと視野を広げ、「自分がなすべきことはなにか」を考えること。すなわち、経営者になったつもりで、なすべきことを考えるわけです。そうすれば、理路整然と考えられるようになり、仕事の効率も上がるといいます。

ただ、「経営者になったつもりで考える」ことは、それほど簡単なことではないようです。なぜなら、意思決定者の立場で物事を考えなければならないから。そもそも、トップの人のプレッシャーは尋常ではありません。多くのことを考えなければならず、利害関係者も多い。現代社会では物事が複雑に絡み合っていますし、状況は変わり続けるもの。おまけに考慮すべき問題は山のようにあるのですから、「これは私の仕事じゃない!」などと視野が狭まってしまうのも無理はないということ。

しかし、リーダーを目指す人にとってはそれが仕事。だからこそ、それを実践するとフラストレーションがたまる人、悩む人、過大なストレスを感じる人は、そうした感情に慣れる必要があるのだという考え方です。そして練習を重ねるうちに、やがて精神的な負担も軽くなっていくとか。

仕事で能力を存分に発揮するには、経営者になったつもりで考えなければならないーーこれを信じて体得してください。つまり、これを確信に到達するまで考えるということです。「こうすべきだ」と強く信じるところから得られるものなのです。(43ページより)

リーダーは、いま置かれている状況でなにをすべきか確信を得ようと、日夜考えているもの。しかし現実には、確たる見解が得られない場合がほとんどだといいます。だから、ある程度の確信が得られるまで、情報を集め、悩み、状況を分析し続けるわけです。他方に早々と確信を得る人もいるものの、その確信に固執するあまり、よい判断を下すために考慮すべき重要な事柄を見落としてしまうことも。だからこそ時間をかけて情報を集め、他の意見も検討し、熟考して公平な判断を下すように注意しなければならないということです。

確信に到達するまでのプロセスは、決して楽ではないでしょう。状況も考慮すべき事柄も変化し続けますし、同じ状況に直面していても、人によって解決策も違ってくるのですから。そうしたあらゆることを考慮するため、リーダーは分析を行い、周囲からアドバイスや情報を受け取り、あらゆる可能性について議論し深く考察する必要があるわけです。

著者はその過程について、「苦行のようにつらいでしょう」と記していますが、しかしこの"苦行"を行う間は、必ずしも解決策を得る必要はないともいいます。つまり、答えがわからなくてもかまわないということ。しかし、そうはいってもリーダーなのですから、重要な問題に対してはある程度の確信を得るまで努力し続ける必要があるでしょう。では、どうすればいいのか? その問いに対しては、適切な判断に到達するまで、チームとして協力して取り組むことが大切だとしています。

そうやって練習するうちに自分への理解が深まり、「確信」というものが感覚的にわかってくるというのです。だから、「確信」の感覚を得られるようなやり方で、仕事に取り組んでいけばいいということ。

少なくとも、「経営者のように考えるなんて無理だ」と言い訳を並べ立てる人は、リーダーではないと著者ははっきり主張します。経営者が直面する課題を受け入れ、部下たちにも同じように考えろと促す人こそが、真のリーダーだということです。


優れたプロフェッショナルは自分の仕事の範囲を狭めない


「意思決定者の立場で考えなさい」と常日頃から鼓舞してくれる上司がいると、部下にとっても励みになるもの。事実、著者もかつての上司から、よくこのようにいわれたそうです。

「優れたプロフェッショナルは自分の仕事の範囲を狭めない。数レベル上のものの立場でものを考えるのだ」(45ページより)

ハーバードを含めた多くのビジネス・スクールで、ケーススタディを使って教えるのは、このためではないかともいいます。ケーススタディは分析技術を磨くための演習ですが、著者の目にそれは「確信に到達するための演習」のように見えるというのです。ひとつの事例に関する事実を調べ尽くし、授業の前にグループで事実について論議を行い、授業でもふたたび論議する。そうすることで、自分の信念や、「自分が意思決定者だったらどうするか」が見えてくるということ。

意思決定者には、現実が嵐のように襲いかかるものです。しかもその大半は、現在も進行中の現実なので、矛盾に満ちていて全体像が見えないもの。そんななかリーダーは、同僚たちの協力を得ながら状況を整理していくわけです。ビジネス・スクールの学生たちにしても同じで、ケーススタディを通して、意思決定者の立場で考えることを学び、その状況を想像し、確信を知ろうとするわけです。

そしてもちろん職場でも、この心構えが非常に大切だといいます。この心構えが身についている人は、あらゆるスキルを駆使して課題に取り組めるのだそうです。リーダーは必ずしも確信に到達する必要はないけれども、確信を求めて努力する姿勢は身につけなければならないもの。そして、このプロセスに終わりはないので、一種の習慣のようにすることが重要。

毎日のように想定外の問題に直面していると、確信を求める必要性にかられるもの。そんなときは「私はなにを信じているのか?」「私が意思決定者だったらそうするか」と、常に問い続けるべき。また、さらなる高みを目指すリーダーは、「私にはそんな権限はない」「それは私の仕事じゃない」など言い訳したくなっても、その衝動に負けず、意思決定者の立場で想像してみるべき。高い視野から見渡すことで、経営者が負う責任感の重さが感覚的にわかってくるそうです。(36ページより)




他にも「自分の殻を破る」「スキルを伸ばす」「真の人間関係を築く」など、リーダーシップについてさまざまな角度から検証しています。そこから得られるものはきっと大きいので、リーダーの立場にいる方はぜひ読んでみるべきだと感じます。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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