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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

高校は裏口入学、大学は替え玉受験...。ニトリ創業者が実体験から導き出した「成功の5原則」とは

高校は裏口入学、大学は替え玉受験...。ニトリ創業者が実体験から導き出した「成功の5原則」とは

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ニトリ 成功の5原則』(似鳥昭雄著、朝日新聞出版)の著者は、いうまでもなくニトリホールディングスの会長。同社は30年連続増収増益を続けているだけに、そのキャリアもさぞや華々しいものであろうと思わせます。が、実際のところはそうでもなさそう。というより、著者がたどってきた道筋にはこちらの想像を超えたものがあります。

たとえば私が高校に入学できたのは、裏口入学したからです。受けた高校を全部落ちてしまったので、ヤミ米屋をやっていた母が、最後に落ちた高校の校長先生に米俵を1俵送って、補欠合格ということで入れてもらったのです。(中略)大学は、四年制大学は全部落ちたので、短大に行ったのですが、実はそれも替え玉受験でした。それぐらい、出来が悪かったのです。
(「序章 人も会社も、原則は同じ」より)

卒業後は、父親が経営していた住宅基礎工事を請け負う会社に入ったものの、こき使われるのに嫌気がさして家出。次に就職した会社も半年で解雇され、その後も10社くらいの会社に断られ、その結果「死のう」と思ったのだとか。でも死ぬ前にクビになった会社に行き、「なんでもするので、また雇ってください。そうでなければ、ここの玄関で首を吊るしかありません」と告げたところ、「死なれたらたまらない」ということでふたたび雇ってもらうことに。しかしまったく進歩がなかったため、「君は成長しないねえ」といわれてまた半年でクビ。

仕方なく土木工事の現場を渡り歩くも、家事で飯場を丸焼けにして失業。他にやることがなくなったので、お金を借りて、ただ「なんとか食べていければ」という考えから23歳のときに商売をスタート。それがニトリの創業だったわけです。ただし家具屋にしたのも、近所には他に家具屋がなかったから。しかも対人恐怖症で、接客がまったくできなかったのだとか。

他人事として考えればおもしろすぎるので、読みながら少し笑ってしまったのですが、つまりはすべてが行き当たりばったりだったということ。しかし、それから30数年後の2003年には「株式会社ニトリ」として100店舗、売上高1000億円、利益100億円にまで成長したわけですから、なんとも極端な展開です。著者自身も、若いころとの落差の大きさには驚いてしまうといいますが、落ちこぼれのいじめられっ子だった自分が大きな成功を収めることができたのは、考え方が大きくかわったからだといいます。

そもそも机上の問題を解く力と、実社会で活躍する力はまったく別です。(中略)別に高卒でも中卒でも同じです。私にしても受けた高校を、最低と言われていたところを含めて全部落ちて、裏口で入学したくらいですから、本当は中卒の学力しかないのです。それぐらいの学力しかなくても、社会で成功することはできるのです。「勉強ができないから、成功もできない」と思うのは間違っています。大事なのはものの見方、考え方なのです。
考え方を変えることで人生を変えていけるのです。(「序章 人も会社も、原則は同じ」より)

そう主張する著者の根底にあるのは、「成功の5原則」。人生の師であるという経営コンサルタントの故・渥美俊一氏の教えを、著者自身の人生と重ね合わせて「どうしたら成功できるのか」という形でまとめたもの。もともとはニトリの新入社員のために考えたものだといいますが、多くの人に社会に出て成功してほしいという考えから、本書のテーマにしたのだそうです。その5原則とは、

1. ロマン(志)
2. ビジョン(中長期計画)
3. 意欲
4. 執念
5. 好奇心
(11ページより)

これらを持てば、かつての著者のような落ちこぼれでも成功できるのだというのです。なかでも大切なのはロマンを抱くこと、2番目に大切なのがビジョンを持つことだとか。それぞれについて確認してみましょう。



「ロマン」で人は生まれ変わる


ロマンを抱くとは、「人のため、世のために、人生をかけて貢献したい」という気持ちを持つこと。「大志」といいかえてもいいそうです。

先にも触れたように、著者は子どものころもサラリーマンになってからも、ずっとろくなことがなかったといいます。しかし振り返れば、それは人生の目的をなにも持たずに、行き当たりばったりの暮らしをしていたから。だから経営もうまくいかず、借金を抱えて鬱状態になっていたわけです。しかし、そんなとき「なにか状況を変えるヒントがないか」と、家具業界関係者によるアメリカへの視察旅行に参加したところ、それが「変わるきっかけ」になったというのです。

アメリカの豊かさに衝撃を受け、「日本の人たちの暮らしを、アメリカのようにしたい」「アメリカ人にできて、日本人にできないはずはない。自分の仕事を通じて、日本にもアメリカのような豊かさを広げていこう」と考え、それがのちの成功につながっていったということ。現代人の感覚だとわかりにくいことかもしれませんが、著者が青春時代を過ごした1970年代のアメリカ文化は、日本人にとって、なかなか越えられない憧れの対象だったのです。

いずれにせよ、それが大きなきっかけになったということ。だからこそ、著者はロマンの重要性を強調するのです。そしてそのためには、"先"をイメージしてみることも大切だと主張します。

ロマンを心に焼き付けるためには、想像してみることです。そのロマンが実現したときに、どんなことが起き、どんな気持ちになるのか、想像してワクワクしてみるのです。私の場合はよく、お客様の喜ぶ顔を想像します。(34ページより)

ロマンとビジョンがあり、社員が働いて楽しい会社、自己実現、自己成長の場としての場。著者は、そんな会社をつくりたいと思ってやってきたのだといいます。(12ページより)


「ビジョン」があるから成功できる


ここで著者がいうビジョンとは、「20年以上先に達成すべき、長期の目標」。具体的には、目標とする数字とそれを達成するまでの期間を入れた、具体的な数値目標を指すそうです。しかもそれは、達成不可能とも思えるほど大きな数字でなければいけないのだといいます。なぜなら、ビジョンを持つことによって、それまで漠然としていたロマンが形を持ってくるから。そしてビジョンを達成しようと努力することで、生き方そのものが変わってくるのだそうです。

事業を山登りにたとえるなら、ビジョンは目指すべき「山」。そしてロマンとは、山の与えてくれる感動や感激。さらにここで重要なのは、どんな山でも登れば大きな感激があるというわけではないということ。大きく、美しい山ほど感動も大きいわけです。そこで、同じ目指すのであれば世界遺産である富士山のように、大きな感動と感激を与えてくれる山の頂を目指すべきだというのです。

次に、ビジョンに求められるべきもうひとつの要素である「大きな数字」について。人々のちょっとした不平、不満、不便を解決することも、たしかに「人のため、世のため」にはなるでしょう。しかし、「それだけでは世界はよくならない」と著者。

ロマンが「住まいの豊かさを人々に提供すること」であれば、そのための手段はもっとスケールが大きいものでなくてはならないというのです。「住まいに関するすべての商品の値段を3分の1にする」「その商品すべてをコーディネートする」というレベルになってくるということ。規模も桁違いで、何十年もかかる作業なので、それを実現するためには「30年かけて100店舗にまで増やすと言ったビジョンが必要になってくるでしょう。だから、大きなロマン(志)を達成するためには、ビジョンがないと無理だという考え方なのです。(14ページより)


「意欲」は高い目標から生まれる


ロマンとビジョンの追求には、必ずリスクが伴うもの。失敗を恐れず、リスクをとって挑戦しない限り、ビジョンは実現できないわけです。そして挑戦とは、できそうなことをやることではなく、できそうもないことをやってみること。いってみれば、ビジョン達成に向けて恐れることなく挑戦していく気持ち、それこそが意欲だというわけです。

30年先の遠い目標であるビジョンを分割し、目標を10年ごとに分け、さらに5年ごと、1年ごと、週ごとに分けていく。つまり実現の困難なビジョンを、努力すればクリアできる、目の前の目標に置き換えてみるわけです。そうすれば自然に、「なんとか達成しよう」という意欲が湧いてきて、ひいてはそれがビジョンの実現につながるということです。(17ページより)


「執念」なくして成功なし


当然ながら、目標を達成するまでにはたくさんの失敗があるものです。そんなとき、もしも遠大なビジョンと、それを叶えたいというロマンが叶ったとしたら、たった一度の失敗ですぐに「まぁいいか」とあきらめてしまうことになるといいます。逆にいえば、なんとしても達成したい大きなビジョンがあるからこそ、目の前の失敗にもへこたれず、「なにか方法があるはずだ」と追求し続けられるということ。(17ページより)


「好奇心」が革命のもとになる


繰り返しになりますが、ビジョンで掲げた数字は、これまでどおりのことをしていては到達できない高い目標。だとすれば、それを達成しようと思うなら、いままでとは違うやり方が必要になってくるはず。そこで、あらゆる情報をとり入れ、新しいアイデアを生み出し続けなければならないといいます。

発見や発明は、ビジョン達成の前に立ちはだかる問題や課題を考え続けることから生まれてくるもの。未解決の課題を解決する方法を見つけたら、それが「発明」であり「発見」だということです。それが好奇心につながっていくわけです。

そして、好奇心と対になっているのが「素直さ」。「これはいい」と思ったものは、素直に認め、どんどんとり入れていくことが大切だというわけです。新しいものをとり入れるとは、古いものを捨てること。そして、そうすることによって、自分自身もどんどん変化していく。だから変化を恐れていたのでは、壮大なビジョンを達成することはできないということです。だから、もし成功したいのであれば、「変化はチャンス」と捉えなくてはいけないと著者は強調します。変化から逃げていては、永遠に成功は不可能。変化の主役になることを目指すべきだというのです。(18ページより)




多少ベタではあるとはいえ(それも大きな魅力のひとつです)、大きな説得力が本書にはみなぎっています。いうまでもなく、それは著者の実体験がベースになっているから。読んでみれば、そっと背中を押してもらえたような、前向きな気持ちになれると思います。


(印南敦史)

  • ,,,, - By

    友清哲

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