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itouitou  - ,,,,,,,  11:00 PM

人生について教えてくれる「3つの失敗」という考え方

人生について教えてくれる「3つの失敗」という考え方

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人生で最も難しいことの1つは、やり続けるべき時、あきらめるべき時を見極めることです。しかし一方で、忍耐力やグリット(やり抜く力)が分野を問わず成功の鍵だとされています。道を究めようとする人は誰でも、疑いに取り憑かれながら、なんとかして物事を進めていくものです。

ビジネスを成功させたり、結婚生活を素晴らしいものにしたり、新しいスキルを身につけたりするのにもっとも重要な特性は「やり抜く」力です。とはいえ、誰にでも「絶対にあきらめるな」とアドバイスしておけばOKかというと、それはまったくの間違いです。成功している人たちだって物事をよく途中で放棄しています。賢い人は、うまくいかないとわかったことを永遠に繰り返したりはしません。賢い人は修正します。賢い人は調整します。賢い人は方向転換します。賢い人はあきらめます。有名な格言にもあります。「同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という」

人生にはどちらの戦略も必要だということです。揺るがぬ自信を示し、リスクを覚悟して進まなければならない時もあります。うまくいかないやり方をあきらめ、新しいことを試さなければならない時もあります。そして、ここに重要な問いが生じます。「あきらめるべき時と、やり続ける時をどうやって見分けるのか?」という問いです。

この問題に対する解決策の1つは、私が「失敗の3つのステージ」と呼ぶフレームワークを使うことです。


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失敗の3つのステージ


このフレームワークは、問題を失敗の3つのステージに分け、視界をクリアにしてくれます。

  • ステージ1は戦術の失敗です。HOW(どのように)の間違いとも言えます。この失敗は、しっかりしたシステムを構築していなかった、きちんとした計測を怠った、細部をおろそかにした、といったときに起こります。戦術の失敗は、素晴らしい計画や明確なビジョンがあったのに、それをうまく実行できなかったという失敗です。
  • ステージ2は戦略の失敗です。すなわち、WHAT(なにを)の間違いです。この失敗は、望ましい結果をもたらさない戦略を実行してしまったときに起こります。「なぜ」それをするのかはわかっていました。「どのように」すればいいかもわかっていました。ただ、「なにを」すればいいかを間違えてしまったのです。
  • ステージ3はビジョンの失敗です。WHY(なぜ)の間違いです。この失敗は、明確な方向性を決めていなかったり、本当は望んでいないビジョンを追いかけたり、なぜそれをするのかを理解していなかったときに起こります。

ここからは、それぞれの失敗ステージの事例や解決策を説明します。この「失敗の3つのステージ」フレームワークが、皆様が「あきらめるべきか、続けるべきか」という困難な選択をするときに少しでもお役に立てればと思います。


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ステージ1:戦術の失敗


1984年、サム・カーペンター氏は、ある小さな会社のオーナーになります。頭金として5千ドルを支払い、オレゴン州ベンドで経営難に陥っていた会社を買収し、社名をCentratelに改めました。

Centratel社は、医師や獣医など、時間を問わず電話を受け付けなければならないが、常駐のオペレーターを雇う余裕のない事業者を対象に、24時間体制の電話代行サービスを提供する企業です。カーペンター氏は、同社を買収すると、「いつの日か、全米で最も品質が高い電話代行サービスにする」と誓います。

しかし、現実は思い通りにはいきませんでした。カーペンター氏は、2012年に行われたインタビューのなかで、起業家になってから15年の道のりを次のように語っています。


15年間ずっと、週に80時間から100時間は働いていました。信じてくれないかもしれませんが、これでも2児を育てるシングルファザーなんですよ。本当に大変な思いをしました。ずっと体調が優れませんでした。とにかく抗鬱剤が手放せませんでした...。

いつスタッフの給料が払えなくなるのか、いつ倒産するのかと気が休まるときがありませんでした。ノイローゼと虚弱体質を足して10をかけた人間をイメージしてください。それが当時の私です。本当に悲惨な状況が続いていたんです。


ある夜のこと、いよいよスタッフに給料が払えなくなるというとき、カーペンター氏はあることに気づきます。事業が行き詰まっているのは、パフォーマンスを最適化するためのシステムが存在しないからではないか...。「それぞれが、それぞれに最善だと思うやり方でやっていたから、問題が起きていた」とカーペンター氏は振り返ります。

カーペンター氏は、完璧なシステムを構築すれば、スタッフもその場しのぎの対応に追われることなく、ベストプラクティスに沿った仕事ができるのではと考えました。そしてすぐに、業務に含まれるすべてのプロセスを書き出しはじめます。

「たとえば、当社では電話代行業務を9段階の手順で行っています。これが最善のやり方であり、全スタッフがこの手順に従っています。それぞれの人がそれぞれの考えでやっていた業務をシステム化し、完璧になるまで磨きあげたのです」とカーペンター氏。

カーペンター氏はその後2年間をかけ、社内のすべての業務プロセスを記録し、改良し続けました。セールスプレゼンテーションの作り方。小切手の預金の仕方。請求書への支払い方。給与の支払い方。誰がどの業務をやってもきちんとできるように、ステップ・バイ・ステップの詳しいマニュアルを整備しました。

カーペンター氏の労働時間は、週100時間から、週10時間へと瞬く間に減少しました。あらゆる場面に応じて必要な手順がすべて決められているため、ちょっとした緊急時でもわざわざ同氏が出て行かなくても済むようになったのです。業務全体の品質が高まったおかげで、サービス料金を値上げすることができました。結果、同社の利益は40%も増加します。

現在、Centratel社は社員が60人弱にまで増えており、最近、創立30週年を祝ったところです。カーペンター氏は、今では週に2時間しか働いていません。


戦術の失敗を修正する

戦術の失敗はHOW(いかに)の問題です。Centratel社のケースで言えば、同社は明確なビジョン(全米で最も品質の高い電話代行サービスとなる)があり、優れた戦略(電話代行サービスの市場規模は大きい)もありましたが、ビジョンと戦略をどのように実行に移せばいいかがわかっていませんでした。

戦術の失敗を修正する方法は大きく3つあります。

  1. プロセスを記録する
  2. 結果を計測する
  3. 戦術を評価し、調整する

プロセスを記録する。マクドナルドは世界中に35000以上の店舗を持っています。なぜマクドナルドは、頻繁に新商品を投入しながら、新人スタッフを即戦力とすることができるのでしょうか? それは、各プロセスごとに、完璧に最適化されたシステムを持っているからです。ビジネス、子育て、人生、なんであれ、優れたシステムを構築することが、成功し続ける秘訣です。システムの構築は、プロセスに含まれるステップをすべて書きだし、軌道を外れたときにいつでも戻ることができるチェックリストを作成することから始まります。

結果を計測する。自分にとって重要なものがあるなら、それを計測してください。起業家なら、毎日営業電話を何件かけたかを計測します。ウェイトリフターなら、トレーニングの回数を計測します。何も計測しないとしたら、どの戦術がうまくいき、どの戦術がうまくいかないかをどうやって判断するのでしょうか?

戦術を評価し、調整する。ステージ1の難点は、終わりがないことです。うまくいっていた戦術がいつしか機能しなくなることがあります。逆に、以前はうまくいかなかった戦術がうまくいき始めることもあります。ですので、常に仕事のやり方を評価し、改良し続ける必要があるのです。成功している人たちも、その戦術が、ビジョンや戦略に合わないとわかれば、あっさりと放棄します。戦術の失敗は、一度対処すれば終わりではありません。その後もずっと評価、調整を繰り返さなければなりません。


ステージ2:戦略の失敗


Amazonの創設者ジェフ・ベゾス氏が「あらゆるものをオンラインで」売ることができる新サービス『Amazonオークション』をローンチしたのは1999年3月のことでした。このサービスは『eBay』の競合サービスとなるはずでした。ベゾス氏は、何百万もの人びとが自分の持ち物を売りたがっているのを知っており、Amazonをそうした人たちの取引の場にしようと目論んでいたのです。

当時、Amazonでソフトウェアエンジニアをしていたグレッグ・リンデン氏は、このプロジェクトを振り返って「舞台裏は大変な騒ぎでした。全社から集められたスタッフが必死の思いで取り組みました。なにしろ、eBayに匹敵するオークションサイトをゼロから作ろうというのですから。立案、設計、開発、テスト、ローンチまでがわずか3カ月で実行されたんです」と語っています。

Amazonオークションは盛大に失敗しました。経営陣はローンチからわずか半年で、このプロジェクトに先がないことを悟ります。そして、1999年9月、Amazonは新しいサービス『Amazon zShops』を緊急リリースします。大企業から個人まで、誰もがAmazonにオンラインショップを出店できるというサービスでした。

またしても、Amazonはミスをおかします。Amazonオークション、Amazon zShops、今ではどちらのサービスも存在しません。2014年12月、ベゾス氏は、失敗した数々のプロジェクトを振り返って「私はAmazon.comで何十億ドルもの失敗をしてきた。文字通り何十億ドルの失敗だ」と語っています。

Amazonはくじけることなく、サードパーティー向けの販売プラットフォームづくりに再び挑戦します。2000年11月、Amazonの販売ページで中古品を売ることができる『Amazonマーケットプレイス』がローンチされます。これで、街の小さな書店が、Amazonの書籍販売ページに中古本を並べることができるようになりました。

今回はうまくいきました。Amazonマーケットプレイスは大成功したのです。2015年には、このサービスがAmazonの売上1070億ドルの実に半分を占めるまでになりました。


戦略の失敗を修正する

戦略の失敗はWHAT(なにを)の問題です。1999年時点で、Amazonは「地球上で最も顧客中心の企業になる」という明確なビジョンを持っていました。また、Amazonオークションをわずか3カ月でローンチしたのを見ればわかるとおり、仕事を効率的に進めるやり方も理解していました。つまり、WHY(なぜ)とHOW(どうやって)はわかっていました。ただ、WHAT(なにを)を理解していなかったのです。

戦略の失敗を修正する方法は大きく3つあります。

  1. 早くローンチする
  2. 低コストで試す
  3. すばやく修正する

早くローンチする。世の中には良いアイデアと悪いアイデアがありますが、どのアイデアがうまくいくのかは実際に試してみるまでわかりません。ベンチャーキャピタリストでも、Amazonの秀才たちでも、知人や家族であっても、前もって結果を知ることはできないのです。計画、研究、設計、すべては仮定の話に過ぎません。私はベンチャーキャピタリストとして知られるポール・グレアム氏のこの言葉が大好きです。「ローンチするまでは、本当の意味で仕事を始めたことにならない」

戦略を早く実行に移すことが重要です。戦略を現実の世界で早くテストすれば、それだけ早く、うまくいくかどうかのフィードバックが得られます。Amazonが行動を起こしたタイムラインをみてください。Amazonオークションのリリースが1999年3月です。Amazon zShopsのリリースが1999年9月です。そして、Amazonマーケットプレイスのリリースは2000年11月です。わずか20カ月の間に大規模な実験を3つも試みています。

低コストで試す。最低限の品質をクリアしたら、なるべく安いコストで実行に移してしまうことです。低コストの失敗を積み重ねることで、成功の可能性を広げることができます。つまり、それだけ多くのアイデアを試せるからです。低コストで試すことにはもう1つ重要な役割があります。特定のアイデアに執着するのを防ぐことです。時間とお金をたくさん注いだ戦略ほど、手放しづらくなります。エネルギーをたくさん注いだものほど、自分の所有物だという意識が高まってしまうのです。悪いビジネスアイデアや、有害な人間関係、破壊的な習慣でさえ、自分のアイデンティティの一部になってしまうとなかなか手放せなくなります。新しい戦略を低コストで次々と試していくことで、そうした落とし穴に落ちるのを避けられます。その結果、最も大きな投資をした戦略ではなく、最もうまくいく戦略を採用できるようになります。

すばやく修正する。戦略は修正し調整しなければなりません。成功した起業家、アーティスト、クリエイターもみな、どこかで戦略を変えています。スターバックスは、コーヒーショップを開く前、コーヒー器具やエスプレッソマシーンの販売を10年以上していました。37シグナルズ社は、現在1億ドル以上の価値があるソフトウェア企業ですが、創業時はウェブデザインを請け負う会社としてスタートしています。任天堂も、世界のビデオゲームファンのハートをがっちり掴む前は、花札や掃除機を製造していたのです。

あまりに多くの起業家が、最初のビジネスアイデアがうまくいかないと、自分には起業は向いていないのだと断定してしまいます。あまりに多くのアーティストが、初期の作品が評価されないと、自分には才能がないのだと決めつけてしまいます。そして、あまりの多くの人が、2つか3つの恋愛に敗れると、もう二度と愛を見つけることはできないと思い込むのです。

もし、大自然の力がそんなふうに働いていたのだとしたら、どうなるでしょうか? 母なる自然が生命創造の実験をたった一度しか行わなかったとしたら? 私たちはまだ単細胞生物のままだったかもしれません。ありがたいことに、生命の進化はそのようなものではありません。何百万年もの間、生命は適応し、進化し、修正することを繰り返しながら、種を枝分かれさせ、今日の地球のような多様な世界を作り出してきました。最初の挑戦で完璧に成功させるなどということは、自然の法則に反しているとさえ言えるのです。

当初のアイデアがうまくいかず、修正と調整ばかりを繰り返していると感じたら、立ち止まって一息入れてください。戦略を変えるのはノーマルなことです。世界はそのように動いているのですから。


ステージ3:ビジョンの失敗


ラルフ・ワルド・エマーソンは1803年にマサチューセッツで生まれました。父親は、当時有力なキリスト教会派であったユニテリアン教会の聖職者でした。

父親同様、エマーソンはハーバード大学へ進み、聖職者になります。ところが、何年かするうちに、教会の教えに疑問を抱くようになります。教会の指導者たちと激しい論争を繰り広げたあと、ついにはこんな結論にいたります。「キリストを祝福するこのやり方は私には合わない。それだけで、放棄には十分な理由だ」

エマーソンは1832年に教会を辞任し、ヨーロッパ中を旅して周ります。この旅が、エマーソンのイマジネーションを開花させ、ジョン・スチュワート・ミルやウィリアム・ワーズワース、サミュエル・テイラー・コールリッジ、トーマス・カーライルといった、同時代の哲学者や作家たちと出会わせることになります。後の書に、パリ訪問中にエマーソンを「神学から遠ざけ、科学へと向かわせた強烈な洞察の瞬間」があったと書かれています。

エマーソンは米国へ帰ると、「超越クラブ」を設立します。このクラブは、エマーソンのようなニューイングランドの知識人が、哲学、文化、科学、米国社会の改善について話し合うためのグループでした。

聖職者として働き始めたことに端を発する、エマーソンの人生や価値観に対する深い問いかけは、ヨーロッパ旅行の間にますます強まり、超越クラブの会合に参加することで、哲学者か作家になりたいという願望がはっきりと自覚されるようになります。その後、エマーソンは独自のアイデアを追求し、現代においても価値がある数々の本やエッセイを残しました。


ビジョンの失敗を修正する方法

ビジョンの失敗はWHY(なぜ)の問題です。この問題は、ビジョンや、自分は何者になりたいのかという目標が、実際にとっている行動と一致しないときに起こります。

ビジョンの失敗を修正する方法は大きく3つあります。

  1. 人生を見つめ直す
  2. 絶対にゆずれないことは何かを見極める
  3. 批判を切り抜ける

人生を見つめ直す。多くの人は、ビジョンや価値観についてじっくり考えてみる時間をつくりません。もちろん、ビジョンがなければ仕事や人生をやっていけないわけではありません。流れに身を任せて、なすがままに生きていくのが好きだという人もたくさんいます。理屈の上ではそれでいいのですが、現実の世界では問題があります。自分のビジョンがないと、往々にして、ほかの誰かの夢を生きることになります。

多くの子どもがそうであるように、エマーソンも父親と同じ学校に行き、同じ職業に就き、それが自分の本当にやりたいことではないと悟るまで、その仕事を続けました。家族、友人、有名人、上司、世間、誰のものであれ、他人のビジョンを自分のビジョンとして取り入れてしまうと、自分の夢を追いかけられなくなります。アイデンティティと習慣は一致している必要があるのです。

ということですので、あなたは人生を見つめ直す必要があります。何を成し遂げたいですか? 毎日をどう過ごしたいですか? あなたの人生のビジョンを決めるのは、ほかの誰かの仕事ではありません。あなたにしかできない仕事です。まずは、自分のコア・バリューを理解することから始めてください。それから、アニュアル・レポートや、インテグリティ・レポートを作成して、最近、自分が経験したこと見直し、評価してください。

譲れないものを見極める。「譲れないもの」とは、なにがどうであれ、決して妥協できない1つのことです。本来はビジョンにしなければならない「譲れないもの」を戦略にしてしまうという間違いがよく見られます。人はすぐ、特定のアイデアに執着します。何かにこだわるなら、アイデアではなくビジョンにこだわってください。ジェフ・ベゾス氏は言っています。「我々はビジョンには頑固だが、ディテールには柔軟だ」

ポイントは、たいていのものはディテールだと気づくことです。戦術、戦略、ビジネスモデルもディテールです。あなたの譲れないことが、起業家として成功することであるなら、そのビジョンを実現する道は数限りなくあることを理解してください。Amazonの譲れないことが「地球上で最も顧客中心主義の企業になる」であるなら、何十億ドルもかけたAmazonオークションやAmazon zShopsをあきらめたとしても、ゴールをあきらめたことにはならないわけです。

ビジョンがしっかりしていれば、1回の失敗ですべてが台無しになるなんてことはありません。夢が完全に潰えてしまうような間違いは、めったに起きるものではないのです。たいていは、戦略レベルで失敗し、やる気をなくしてしまうだけです。そして、盛り上がっていた気持ちが冷めると、本当にあきらめるべきだからではなく、あきらめるべきだと思い込んだせいで、さじを投げてしまいます。感情が、ステージ1やステージ2の失敗を、ステージ3の失敗にしてしまうわけです。このように、最もよくある間違いが、戦略の失敗をビジョンの失敗と取り違えてしまうことなのです。多くの起業家、アーティスト、クリエイターが特定のアイデアにこだわり、それが失敗すると、ビジョンごとあきらめてしまいます。間違ったものに所有意識を持たないでください。ディテールに柔軟であれば、ビジョンを達成する道はほとんど無限にあるのです。

否定的な批判を切り抜ける。批判は、戦略や戦術を評価するうえでは有用ですが、(あなたがまっとうな人間であるとすれば)ビジョンを評価するうえではあまり役に立ちません。きっとあなたも、人生で譲れないことをビジョンに掲げ、挑戦を続けていけば、どこかで否定的な批判にさらされることになるでしょう。そこで信念を曲げる必要はありませんが、批判への対処法を学ぶ必要はあります。


失敗のもう1つのステージ

まだ話していない失敗のステージがもう1つあります。「機会の失敗」です。WHO(だれ)の間違とも言います。社会がすべての人に平等の機会を与えてくれないことから起こります。機会の失敗は、年齢、人種、性別、収入、教育レベルなど、多くの要素が複雑にからまった結果です。

たとえば、私と同じ年齢で、私より知性も才能もある人たちがインドのスラム街やバングラディッシュの路上で暮らしています。私とそうした人たちが全く異なる生活を享受しているのは、与えられた機会が違ったからです。

機会の失敗は、それだけで記事を書く価値があることであり、機会の失敗をなくしていくために個人的にも社会的にもできることはたくさんあります。ですが、ここでは扱わないことにします。機会の失敗に影響を及ぼすことはかなり難しいからです。一方、ビジョン、戦略、戦術はあなたが直接コントロールできるものです。


失敗に関する最終考察


この「失敗の3つのステージ」フレームワークが、あなたが抱えている問題を分析し、対処法を考える助けになることを願っています。このとき、それぞれのステージがお互いにどのような関係にあるのかによく注意を払ってください。

たとえば、戦術の失敗なのに、ビジョンの失敗だと思い込んでしまうと、破壊的な状況になる可能性があります。カーペンター氏が週に100時間働いていたときのことを思い出してください。間違っていたのは戦術ですが、起業家としてのビジョンが間違っていたと思い込んでもおかしくはなかったでしょう。

ビジョンや戦略を見つけるために、戦術が必要となる場合もあります。私が「日課を管理する方法」や「優先事項を見つける方法」、「マルチタスクは幻想だ」などの記事を書いたのはそのためです。もちろん、こうした戦術が世界を変えるビジョンを生み出すわけではありません。こうした戦術を駆使して、世界を変えるビジョンを構想するための時間を作ってくださいということです。

言い換えれば、間違った道などないということかもしれません。おそらく、渦巻くチリやホコリが視界をさえぎり、道が見えなくなっているだけなのです。正しい戦術、戦略をつかまえることができれば、ホコリも消え去り、ビジョンがその姿を現すことでしょう。


The 3 Stages of Failure in Life and Work (and How to Fix Them) | James Clear

James Clear(原文/訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock

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