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マグネシウムマフィアになりたい! 最軽量金属を武器に戦うファニチャーブランド「Mt」とは?

マグネシウムマフィアになりたい! 最軽量金属を武器に戦うファニチャーブランド「Mt」とは?

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キャンプやバーベキューをする際、例えば、子どもが1人で運べるくらいの軽さで、かつみんなが楽しめる空間をオシャレに演出できる椅子やテーブルがあったらいいなと感じたことがある人も多いのでは。実は、そんな椅子やテーブルがあるのです。

machi-yaに出店している、株式会社マクルウが2015年11月から展開するファニチャーブランド「Mt(マウント)」のスタッキングチェアは、重さがアルミの3分の2の最軽量金属マグネシウムを素材に使い、わずか1.2kgという軽量を実現しています。

マグネシウムの新たな世界を切り拓く」という理念のもと、独自技術でマグネシウムに特化したブランド「Mt」を打ち出す彼らに、マグネシウムの可能性について、メールインタビューさせていただきました。


「Mt」のスタッキングチェアは、なぜそんなに軽いのですか。

「Mt」のスタッキングチェアは、素材にマグネシウムを使用することで、軽量化を実現しました。マグネシウムとは、比重が鉄の4分の1、アルミの3分の2という最軽量金属です。軽さと高強度を兼ね備えた特徴から、ノートパソコンやデジカメ等モバイル機器を中心に採用が爆発的に増加している今話題の新素材でもあります。

高いリサイクル性、人体や環境に優しい点も注目されています。


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マグネシウムへのこだわりと、日本国内でモノづくりをする意味

――御社は、どんな会社なのですか?

当社は、マグネシウムの加工技術を開発するため2010年1月に設立されました。マグネシウムの素材販売、受託加工、特にマグネシウムを活用した各種の試作をご用命いただくことが多くなっています。同時に、マグネシウムの特性と加工技術を活かした製品企画・製作・販売を行っています。

当社のキーワードは「マグネシウムに徹底的にこだわること」です。今までマグネシウムで考えられてこなかった用途を開拓したり、マグネシウムでは作ることが難しいと言われていた製品を開発していきたいと考えております。このこだわりにより、他社では思いつかなかったり、作ることが出来なかったり、あるいは大変なので作りたくないと感じたりするような製品を開発しています。

当社は、技術開発面では産学連携、製品開発面ではデザイナーとの連携を進めています。いずれも、「マグネシウムに徹底的にこだわること」が、こうした方々を結びつけてくれていると感じています。

また、一般的な素材で大量生産するのであれば、日本よりモノづくりに適した地域は色々あります。マグネシウムは加工が難しく技術が必要です。魅力あるこの素材を高い技術で製品化していくことこそ、日本国内でモノづくりを進める価値ある仕事と考えています。


マグネシウムの加工技術を開発するためだけに設立

――御社の生い立ちを教えて下さい。

当社の社長・安倍雅史は、68歳で株式会社マクルウを創業しました。創業前は、自動車部品に使用する鋼管(鉄パイプ)の加工をする会社を20数年経営し、鋼管加工事業に加え新事業を検討している際にマグネシウムと出会いました。ただ、そのときはマグネシウムの加工が難しく結果を残すことが出来ず悔しい思いをしたそうです。そのため、その数年後に鋼管加工の会社を後進に譲ると同時に、マグネシウムの加工技術を開発するためだけに当社を創業することとしました。

創業前の準備期間では、どのようにマグネシウムの加工をすれば良い結果につながるのか暗中模索の日々でしたが、ある日、鋼管加工事業の一環で中国を訪れた際に見た旧式の設備を思い出しました。「あの設備だったらマグネシウムの加工が出来るかもしれない」と即その設備を取り寄せ試作してみたところ見事成功し、これがきっかけとなりその後のマグネシウム加工の基盤技術の確立につながりました。

――代表の方のプロフィールを教えてください。

根っからの技術屋です。社長兼技術開発担当兼製造担当として、73歳という年齢ながら現場にいる時間が非常に多く、いつも何かを考えたり作ったりしています。

最近はマグネシウムの仕事が忙しく手を付けられていませんが、「フジヤマメイカー」という名前で、金属系モノづくりを行っています。コンセプトは、具体的な問題を解決する道具を作るため、既成品の「改造」によるラピッドプロトタイピングで仮説検証を進めることです。例えば倉庫等で使用するリフターを改造し車椅子を持ち上げられるようにすることで、学校の体育館で車椅子の子どもを簡単に壇上に上げることができる機械や、三輪車を改造し、ボートのように手漕ぎで進むことができる自転車があります。


エネルギー問題、環境問題、福祉分野でも貢献

――マグネシウムの魅力とはどんなところにありますか?

マグネシウムの特性には、21世紀的な課題解決につながる要素が沢山あります。例えば超軽量かつ高強度という特徴では、移動するものであればエネルギーの節約、そしてCO2削減につながります。高齢化社会の視点では福祉・介護機器に最も適した素材と言えます。他にも、電池としての活用、生体分解性による低侵襲医療、そして環境に優しくリサイクルが容易という点も魅力的です。


――マグネシウムに関して、印象に残っているエピソードを教えてください。

マグネシウムがどういった分野で役に立つのかという可能性を色々と考えていた際、様々な用途が出てきては消えていた時期がありました。そんなとき、横浜市総合リハビリテーションセンター様から、マグネシウムで「盲導犬ハーネスハンドル」を製作してみないかとお誘いをいただきました。


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「盲導犬ハーネスハンドル」とは、盲導犬の動きをユーザーに伝える重要な道具です。横浜市総合リハビリテーションセンター様は、日本盲導犬協会様の依頼でユーザーの肩や肘への負担を減らす新たな「盲導犬ハーネスハンドル」を設計し、その実用化を図っているタイミングでした。

新しい形状の「盲導犬ハーネスハンドル」は、狙い通りユーザーの肩や肘への負担軽減につながりましたが、従来の形状と比較して重くなってしまうという課題があったそうです。素材はステンレスでした。

そこで、素材をマグネシウムへ変更することで軽量化を図るという試みでした。この素材変更により重量は半分以下になり、以前の形状の「盲導犬ハーネスハンドル」よりも軽く仕上げることが出来ました。

この事業を通じ、マグネシウムは福祉・介護機器分野で役に立つという確信を持ち、その後の杖や車椅子の開発へつながりました。


広がるマグネシウムの可能性、スマホ用無電源スピーカーも

――machi-yaストアに出展されていますが、どのような商品を展開していますか?

「Mt」というストア名にもなっている、世界初のマグネシウムチューブファーニチャーシリーズ「Mt」ブランドの製品を販売しています。現在は子供向けの椅子とテーブルをラインナップし、今後他製品への展開を予定しています。

BUY
Mt004

35,000円

購入

また、高強度マグネシウム合金製杖「フラミンゴ」も販売中です。リンゴ1個の重さで300kgに耐える機能性と、フラミンゴをモチーフとした可愛らしい形、6色の鮮やかなカラーリングを特徴とした杖です。今後、折たたみバージョンの追加を予定しています。


――企画中の製品などはありますか?

スマートフォン用無電源スピーカー「MG-60」の販売を企画しています。「音響的に最も優れた金属」であるマグネシウムと、テクニクスのターンテーブル新製品「SL-1200GAE/G」に採用された当社のマグネシウムチューブ加工技術をもとに、究極のスマートフォン用無電源スピーカーを開発しました。

スマートフォンの登場以降、様々なスマートフォン用無電源スピーカーが販売されていますが、「MG-60」は、スマートフォン用無電源スピーカー用素材として、最も適した素材であるマグネシウムを初めて採用した製品となります。

マグネシウムがスマートフォン用無電源スピーカー用素材として最適である理由としては、音響的に優れていること(=内部損失が大きく、金属ならではの高密度で浸透力の高い音響特性を持ちながら、金属特有の余分な付帯音が少ない)と、携帯性に優れていること(=軽量かつ頑丈)が挙げられます。


マグネシウムへの興味と理解の広がりに期待

――御社の今後の展望をお聞かせください。

夢は「マグネシウムマフィア」です! マグネシウムの製品からスタートし、その製品に最適なマグネシウム素材の開発、そしてマグネシウムそのものの精製や原材料の発掘といった川上に向かって行きたいと思います。そして原材料を抑えることで見えてくる新たな製品開発や市場展開へ向け、川上から再び川下へ...という形で事業を展開したいと思います。あくまでも夢ですが(笑)

――machi-yaストアの読者の方へメッセージをお願いします。

machi-yaストアを通じ、マグネシウムという素材への興味や理解が広まっていくことを期待しています。machi-yaに集う方は新素材を含む新しいものへの関心が高く、いわゆるアーリーアダプターの方々ではないかと思います。そうした感度の高い皆様に、いち早く製品のご紹介をできたらと考えています。


Mtmachi-ya

(竹内みちまろ)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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