• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

自然と会話を続けるための、「うなずき」と「あいづち」のコツ

自然と会話を続けるための、「うなずき」と「あいづち」のコツ

160818book_to_read.jpg


できる大人の「見た目」と「話し方」』(佐藤綾子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、日本における「パフォーマンス学」の第一人者だそうです。あまり聞き慣れないかもしませんが、端的にいえば、パフォーマンスを日常生活における自己表現と位置づけた考え方。これを35年間もの長きにわたり、自己表現を「科学」として研究してきたというのです。

著作も多く、さらにはこれまで累計5万人以上のビジネスパーソンに対してパフォーマンス研修を行ってきたのだそうです。本書では、そんな実績をベースとして、「見た目」と「話し方」についてのエッセンスをまとめているわけです。

人との「話し方」については、なんと2千年以上も昔にアリストテレス(紀元前384〜322年)が本を書いています。
アリストテレスは、相手を説得するためには、以下の3つが必要だと書いています。
・論理(ロゴス)
・情熱、感情(パトス)
・信頼性(エトス)
この3つのうち「信頼性(エトス)」は「過去の実績」がものをいいます。すぐに身につけることはできません。また「論理(ロゴス)」も時間をかけて高めるものです。
でも、「情熱、感情(パトス)」は違います。初対面の一瞬で相手の心をギュッとつかんで、その後のやり取りで相手と「共感関係(ラポール)」を築くことが可能です。これこそが人間関係の出発点です。(「はじめに」より)

この考え方を意識しつつ、きょうは第3部「コミュニケーション編 自然と会話が続く『話し方』」に焦点を当ててみたいと思います。



話し出すタイミングを探る


人と会って会話をするとき、挨拶のあとで無意識のうちに、「外は暑かったですか?」などのスモールトークをすることがあります。しかしそうなると、相手もつられてスモールトークをはじめてしまいがち。つまりは、いつまでたっても本題に入れなくなってしまうわけです。しかし、だからといって話を途中で遮ってしまえば、相手は気を悪くしてしまうかもしれません。

また、それ以前に重要なポイントがあるようです。そのことに関連して著者がクローズアップしているのは、「おしゃべり上手のセールスマンは、必ずしも営業成績がよいわけではない」という事実。むしろ言葉数の少ない人のほうが、相手の自己表現欲求を満たしやすいというのです。ちなみに自己表現欲求とは、自分のいいたいことを伝えたいという欲求のことで、人間の最高次元の欲求である「自己実現欲求」の条件欲求と位置づけられているのだそうです。

たとえばベテランのビジネスマンは、ノウハウや苦労談をたくさん持っているため、多くの場合、「それを話したい」という欲求を持っています。そこで、初対面の相手に対しても、自分の話をしようとするわけです。だとすれば必然的に、いつまでも本題に入れないことになってしまいますが、いうまでもなく相手の話を遮ることは厳禁。話が途切れるのを持ってから、「きょうの要件ですが...と切り出すべきだということです。

また、相手が話し続けているのに、「ところで」と話しはじめるのもNG。こちらが相手の話を中断して主導権を取り、話を切り替えたという感じが出てしまうからです。相手が支配欲求の強いタイプだった場合は特に、話が終わってから本題に入るのが賢明。

しかしこのとき、「お言葉ですが」「さて」「しかし」のような逆説の接続詞で相手を遮ると、相手は支配されたような不快な気分になってしまう危険性があるので注意が必要だそうです。

さらには、もし相手が昔話をはじめたとしても、「また昔話がはじまった」などと、うんざりした表情が出ないように気を配ることも重要。そういうときは、「どんなことがあったのですか?」などと身を乗り出し、目を輝かせて話を促すといいそうです。

当然ですが、一度聞いた話であっても「前に聞きました」といってはだめ。かといって「はじめてお聞きします」というのもしらじらしいので、「前にちらっとうかがいましたが、本当はどうだったのですか?」という感じで尋ねるべき。そして相手が十分に話したと感じる瞬間を狙い、発言の機会をつくるわけです。

こういう鉄則が守れないと、「人の話を聞かない生意気な奴」と見なされ、まとまる話すらまとまらなくなってしまうかもしれないと著者はいいます。(150ページより)


「受け継ぎの法則」を守れ


会議の席などで、勢いがいい人や、周囲から人望を集めている人が話し出すと、他の人が話す余地はなくなってしまいます。あるいは上司と部下の場合でも、一般的には上司のほうが意見をいいやすいものです。それどころか、「部下は自分の話を聞くべきだ」と考えている上司は、そもそも部下が自分よりも多く話すなどとは考えてもいないというのです。だから、部下が話すとつい遮ってしまうというわけです。

人間には、自分の能力を最大限に使って夢を実現したいという「自己実現欲求」があるもの。ひとつの分野で成功する人は、特にそんな思いが強いといいます。そして著者によれば、そんな人には「努力する」「声が大きい」「表情にメリハリがある」「視線がしっかりしている」「アイコンタクトが強い」などの特徴があるとか。そういう人と向き合う場合、どうしても相手だけが一方的にしゃべることになり、発言権は得にくくなるといいます。

だからこそ、相手の話を聞くだけで終わってしまったとしたら、気持ちは沈んでしまいがち。でも、そこで落胆する必要はないと著者はいうのです。なぜなら話を聞いてもらえた相手は、自己実現欲求を満たしてもらったことで満足感を得ているから。

つまり、聞いてあげたことで相手は喜ぶというわけです。だからといって自分の要件を一言も告げずに帰るというのも考えものですが、自分の話す時間が短かったとしても、決して後悔する必要はないということ。

なお、どうしても発言権を取りたいという場合には、「受け継ぎの法則」を上手に使うといいそうです。絶好のタイミングは、相手の話の声がちょっと下に落ちる「フォーリングイントネーション」で終わったとき。いったん声のトーンが下がったときに、「そうでしたか。よくわかります」とフィードバックを返し、自分の話に持ち込むわけです。

あるいは、相手の話に息継ぎなどが挟み込まれたとき、資料に目を落としたときなどもチャンス。そんなときは相手の顔を見て、声を聞きながらタイミングをつかむといいそうです。しかし「自分が話したい」という欲求だけで相手の話を遮って話をはじめると、話すことができたとしても結果的に好感や賛同は得られないといいます。(155ページより)


うなずきとあいづちだけで会話が転がる


相手と自分の知識の量がまるきり違い、相手の話についていけないというとき、無理やり言葉を挟んで自滅する人がいます。しかし、たとえば「地方再生」という専門的な話題について「○○県もそうでしたね」などと間違った合いの手を入れてしまったりすると、「なんだ、よく知らないくせに」と軽蔑されるだけ。

むしろそういうときは、無理に合いの手を入れるのではなく、心を込めて深くうなずきながら目を見るのがよいそうです。知ったかぶりをせず、「そうですか。それは驚きました」とあいづちを打っているだけで、相手は安心してどんどん話を進めていくというのです。これは、「自己実現の返報性(レシプロシティ)」と呼ばれるやりとりだといいます。

こちらの話を聞いてくれたら、相手の話も聞いてあげたい。「うなずき上手」「あいづち上手」が人から好かれるのは、こういう心理が働いているからだそうです。大切なのは、背筋を相手のほうへ前傾させ、うなずきとあいづちを上手に入れながら、相手の話を転がしていくこと。

また、ただうなずいてあいづちを打つだけではなく、「質問のかたちであいづちを伝える」という方法も。「いまお聞きした話は、自分としては○○という内容だと思うのですが、その解釈で合っていますか?」などと質問してみるわけです。

もともと相手は、自分が主張したい内容をたっぷり聞かせたいと思っているはずです。その内容をまとめて整理し「合っていますか?」と聞くのですから、相手の話を熱心に聞いていたことが伝わるわけです。

相手との話をうまく転がしていくコツは、相手が質問されたいことを質問してあげること。もちろんポイントがずれないようにすることが大切なので、聞きながら相手の話を整理する必要があるといいます。相手の主張が3つあるのであれば、「第1は○○、第2は△△、第3は××」というように、おもな話を箇条書きにまとめながら聞く。そうしたうえで、「自分の解釈はこの3点でしたが、合っていますか?」と質問するわけです。

これが、「ちゃんと聞いていた」というサインになるのだとか。相手が喜んで話をつなげていくきっかけになり、快適な気持ちで話を続けることができるそうです。(160ページより)




話し方だけではなく、「姿勢・しぐさ」「顔つき・表情」についても解説しているため、人と接する際に身につけておきたいことを無理なく吸収することができるはず。職種に関係なく、さまざまな立場の方に役立つ内容だといえます。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

lifehacker

Recommended

© mediagene Inc.