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印南敦史印南敦史  - ,,,,,,  12:00 PM

夢を叶えるための秘訣は「内省」にあり。38の「アイデンティティの法則」で、自分の価値観を認識しよう

夢を叶えるための秘訣は「内省」にあり。38の「アイデンティティの法則」で、自分の価値観を認識しよう

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達成する力―世界一のメンターから学んだ「目標必達」の方法』(豊福公平著、きずな出版)の著者は、ハイパーレスキュー隊員からプルデンシャル生命保険のライフプランナーに転職したという異例の経歴の持ち主。現在は経営者や組織のリーダー、ビジネスパーソンを対象に独自のリーダーシップ論を伝えているそうです。

そんな著者は、誰もが「無理だろう」とあきらめるような目標を短期間で達成するためのコツがあると主張します。そのやり方さえ知れば、誰もが目標を達成できるというのです。その根底にあるのは、「世界一のメンター」とも呼ばれるリーダーシップ論の権威、ジョン・C・マクスウェルの教え。

アメリカの第44代大統領であるバラク・オバマ氏もメンターと仰ぐ、彼の「目標達成法」「夢を実現させるノウハウ」は、決して難しいものではありません。
「自分が何を望んでいるのかを知ること」
一言でいってしまえば、それが目標達成の最大のコツです。
(「はじめに」より)

そこで本書では、そのコツについて解説しているわけです。第2章「最高峰の目標達成法『アイデンティティの法則』を実践する」から、内省の大切さ、そして「アイデンティティの法則」についての記述を引き出してみたいと思います。



内省の大切さを知る


著者は現在、マクスウェルに直接教えを乞うことができる立場にいるそうです。そして数々の教えのなかでいちばん印象深いのが、「自分を知る」ということだったのだとか。つまり「内省」です。これはリーダー、一個人に限らず、人生を決めていくうえでとても大切なことなのだといいます。

・自分の経験を「見識」に変えられる(役立てることができる)
・自分が「正しい道」をたどっているかを確認できる
・自分の核がわかる
・直感が冴える
(71ページより)

これらも、ひとりきりになり、内省の時間をとることで得られるものだというのがマクスウェルの考え。そしてもうひとつ忘れてはいけないのは、誰かのお仕着せではなく、ありのままの自分が考える「なりたい自分」について考えること。人がどうであれ、「自分はどんな価値観を持っているのか?」「なにを大切にして生きているのか?」ということを確認しなければいけないというわけです。

そしてそのためにマクスウェルは、「アイデンティティの法則」というフレームワークを用意してくれたのだそうです。(70ページより)


「アイデンティティの法則」で大切なものを知る


どんなことを「仕事をがんばる動機」と感じるかは多種多様。しかし、人が仕事の報酬と考えるものは、実はお金だけではないといいます。たとえばマクスウェルは、リーダーシップ論の観点から、人(チームメンバー)がパフォーマンスを上げるための報酬として、次のものを例に挙げているのだといいます。

1. 金銭
2. ねぎらいの言葉、励まし
3. 休み(休暇)
4. 分け前
5. やりたい仕事
6. 昇進
7. 裁量権
8. 成長の機会
(76ページより)

つまり、価値観は人ぞれぞれ。誰もが、自分の価値観に則って生きていきたいものだから、それが「目標=なりたい自分」だということ。とはいえ、「自分自身の価値観はなにか?」と問われたとき、即答するのは難しいもの。そこで日々の内省によって価値観を確認することが必要となるわけですが、そのための有力なツールが、マクスウェル式の「アイデンティティの法則」だというのです。

マクスウェルが挙げる、人間の計38におよぶ価値観(アイデンティティ)のなかから、自分が大事にしているものを選び出すという簡単な手法。

1. 責任
2. 達成
3. 権力
4. 平衡
5. 変化
6. コミット
7. 能力
8. 勇気
9. 想像力
10. 顧客満足
11. 多様性
12. 効果的
13. 効率
14. 公正
15. 信念/宗教
16. 家庭
17. 健康
18. 楽しみ
19. 成長
20. 正直さ
21. 独立
22. 誠実/高潔
23. 知識
24. レガシー=遺すもの
25. 忠誠
26. 金銭/財産
27. 情熱
28. 完璧
29. クオリティ
30. 表彰
31. シンプル
32. 地位
33. 形式
34. チームワーク
35. 信用
36. 緊急
37. 奉仕
38. 智恵
(81ページより)

そして、「アイデンティティの法則」を使って内省の作業を行う手順は次のとおり。

1. まず38のアイデンティティのなかから、あなたが大切にしている価値観6つに○をしてください。
2. 次に、○をした6つの価値観のなかから、さらにそのなかでも大切なもの3つに○をしてください。
3. 次に、○をした3つの価値観のなかから、さらに大切なもの2つに○をしてください。
4. 最後にその2つのうち、どちらがより大切かを考え、ナンバーワンを決めます。
(83ページより)

これが「なりたい自分」を探すための効果的な作業。では次に、ひとつひとつの価値観=アイデンティティがどのようなものなのかを見てみましょう。

1. 責任:ビジネスにおいてもプライベートにおいても、責任感こそが自分の大切なものだということ。
2. 達成:数値目標でもクオリティに関することでも、自分のベストを尽くすということ。
3. 権力:「分け前」がビジネスの報酬となり得る人は、この価値観を大切にする人。
4. 平衡:英語でいう「バランス」。「ワークライフバランス」について真剣に考える人は、この価値観を強く持った人。
5. 変化:現状には満足せずに、いまとは違ったやり方、いまよりいいやり方を探すことを大事にする人。
6. コミット:仕事などに対して、中途半端な気持ちではなく"すべて" "心から"関わること。
7. 能力:人よりも優れた能力を持つこと、スキルを磨くことを目指す気持ち。
8. 勇気:新しいことに挑戦したり、リスクを冒すことも厭わないという勇気が価値観だという人。
9. 想像力:既存のものに頼ろうとしない、クリエイティビティを高めたい人は、この価値観を持っているもの。
10. 顧客満足:ビジネスにおいて顧客、取引先から喜ばれることこそが大切だという考え方。
11. 多様性:さまざまな文化に触れ、柔軟に受け入れることを目指すという価値観。
12. 効果的:"仕事ができる人"といわれることを喜ぶ人は、この価値観を持っているもの。
13. 効率:時間を有効に使うこと、仕事にレバレッジを効かせて効率的に稼ぐことをよしとする人の価値観。
14. 公正:平等精神を持ち、差別をせず、誰に対しても同じ態度でいることを大切にするという価値観。
15. 信念/宗教:大切にしているのが宗教であったり、自身の信じる精神的なもの、という場合ももちろんあるもの。
16. 家庭:家族と一緒にどれだけ充実した時間を過ごせるかということを考え、実際に大切にしようとしている人。
17. 健康:年齢や経験から、「健康であることこそが大事」という人もいるはず。
18. 楽しみ:いつも楽しく、笑って人生を過ごしたい、それも素敵な価値観。
19. 成長:勉強や自己投資に熱心な人は、この価値観を持っているもの。
20. 正直さ:嘘をつかないで生きていきたいと、人一倍気にかける人。
21. 独立:独立独歩、ひとりでなんでもやることに人生の価値を感じる人もいるもの。
22. 誠実/高潔:まずは自分に対して誠実でいることに価値があると考える人。
23. 知識:他者にはない、自身の専門性こそに価値を感じ、それを高める努力をしようとしている人。
24. レガシー=遺すもの:自分が将来に対してなにを残すことができるのかを考え、行動するという価値観。
25. 忠誠:英語でいう「ロイヤルティ」。「誰かのためになにかをやりたい」「なにかのためになにかをやりたい」という意味。
26. 金銭/財産:決してネガティブなものではなく、お金を手に入れたくて生きる、なにかモノを手に入れたくて生きるということも価値観のひとつ。
27. 情熱:自然に湧き出るやる気、これをやりたくて仕方がないという気持ちに従って生きたいと願う人。
28. 完璧:いわゆる"完璧主義者"は、この価値観を持っているもの。
29. クオリティ:クオリティの高い仕事がしたい、クオリティの高いモノがいいなど、なにごとに対してもクオリティを重視する価値観。
30. 表彰:自分の価値が世のなかに認められ、その証として表彰されることを追い求める人も。
31. シンプル:日常において「面倒なことはやりたくない」というような価値観。
32. 地位:自分自身の地位向上を目指す人は、この価値観を持っているもの。
33. 形式:だらしない生き方、ルールから外れることを避け、形式を重んじることこそがよいという価値観。
34. チームワーク:チームワークを重んじ、チームで目標を達成することに喜びを感じるという価値観。
35. 信用:人から信頼されることに喜びを感じ、人の信頼を裏切らないように生きようとする価値観。
36. 緊急:どれだけすぐに行動できるかを価値観とする人も。
37. 奉仕:他者に奉仕することを喜びとする価値観。
38. 智恵:物事を深く理解すること、そしてそこで得た智恵を使って、正しい判断ができるようになることを目指す価値観。
(85~93ページより)

このなかから、自分の価値観だと思うものを選べばいいということ。そして価値観は変わるものだからこそ、この法則を使って、日々、定期的に内省の作業を行ってみる必要があると著者はいいます。それが「自分を知る」ということだとも。(74ページより)




自身の体験を絡めながらマクスウェルの教えを解説しているため、とてもわかりやすい内容。目標を達成すること、夢を叶えることを実現したいのであれば、読んでみる価値がありそうです。


(印南敦史)

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