• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

印南敦史印南敦史  - ,,,  06:30 AM

「冷奴」のタトゥーの意味は? 外国人の持つ、日本に対する「誤解」

「冷奴」のタトゥーの意味は? 外国人の持つ、日本に対する「誤解」

160725book_to_read.jpg


コミックエッセイ 爆笑! クールジャパン ~えっ? 外国人は日本をそう思っていたの...!?~』(サンドラ・ヘフェリン原作、片桐了漫画、アスコム)は、以前ご紹介したことのある『「小顔」ってニホンではホメ言葉なんだ!? ~ドイツ人が驚く日本の「日常」~』など、数々のコミックエッセイを送り出してきた原作者による最新作。

ドイツ・ミュンヘン出身、日本在住歴18年の日独ハーフとしての立場から、「外国人から見た日本」の誤解をコミカルに明かしています。でも、その「誤解」とはたとえばどのようなものなのでしょうか?

寿司は爪楊枝で食べないといけない
日本の家庭は護身用に日本刀がある
セーラー服を着た女性の戦闘部隊が普通にいる
中国と電車で行き来できる
(5ページより)

たとえばこのような間違いは、いまでも普通にあるのだとか。コミックと併載されているコラムのなかから、いくつかの「トンデモ誤解」を抜き出してみましょう。



なぜ外国人は、漬物を大量に盛って一気食いをするのか?


ご存知のとおり、世界ではいまも根強く和食ブームが続いており、最近は海外のホテルでも和食バイキングが増えています。しかしバイキングの場合、皿への「盛りつけ」が自分でできてしまうため、それが危険でもあるのだと著者はいいます。人にはそれぞれ自分が育った文化圏の盛りつけ方をする傾向があるため、和食にさほど詳しくないヨーロッパ人の場合、盛りつけかたでやらかしてしまうというのです。

たとえば和食バイキングに「漬物」があった場合、日本人であれば「漬物は少しの量をとればいい」とわかります。が、漬物を初めて見たヨーロッパ人は、まるでポテトサラダを盛りつけるような感覚で、漬物を大量に盛ってしまうというのです。

それどころか、食べ方にも問題が。基本的に漬物は塩辛いですし、そもそも日本人の場合は、「ご飯→おかず→汁物→またご飯」というような感じで、上手に"三角食べ"をしてバランスをとるもの。

しかし原作者の出身地であるドイツでは、日本のような三角食べの習慣がないこともあってか、和食を食べる際にも「一種類のものを延々と食べてしまう」ということが珍しくないというのです。そのため漬物も、ずっと食べ続けてしまうようなことになるというわけです。

こんなことが起きてしまうのは、一度母国で身についた食べ方は、なかなか切り替えられるものではないから。著者はそう分析しています。だからこそ、外国人が日本で食事をするとき、たとえ食べ方が違っていたとしても、気長につきあってあげることが大事かもしれないとも。

事実原作者も、三角食べを頭では理解しているものの、ついつい一種類のものを延々と食べ続ける癖から抜け出せないのだそうです。ヨーロッパの料理、特にドイツ料理は、食事の際に一度に出てくる食べ物の種類が少ないため、大量に盛りつけられた一種類の食べものをずっと食べてしまう癖がついているというのです。

なおベジタリアンではないヨーロッパ人には、日本のしゃぶしゃぶや焼肉が喜ばれることが多いのだとか。おいしいのはもちろんですが、しゃぶしゃぶや焼肉の場合は「同じものを延々と食べても大丈夫」で、三角食べをあまり気にしなくてもいいので楽だという側面もあるようです。(67ページより)


「冷奴」って、「クールな奴」って意味じゃないの?


ヨーロッパでは、漢字のタトゥーを彫っている人がとても多いのだそうです。ベルリン、パリ、ローマなどで夏の午後に道を歩けば、腕など目立つところに「漢字タトゥー」を入れている人を見ることができるそうです。

と聞くだけで容易に想像できますが、やはり問題になってくるのは「意味」。漢字の意味を調べず「画数の多い漢字」を「カッコイイ!」と彫ってしまうケースも多いということです。でも、なかには「漢字の意味を調べたのだろうけど...ちょっと惜しい!」というケースもあるのだといいます。

たとえば「冷奴」という漢字を腕に掘り、それが「クールな奴」だと信じて疑わない人がいい例。意味を知っていつ立場からすると間違いを指摘したくなるものの、タトゥーを消すことの大変さを考えると、意味が違っていることはあえて教えないのがやさしさなのかもしれないということ。

ちなみに「野菜」という漢字を彫っているベジタリアンもいたそうですが、「野菜」と彫ったところで本人の意思が伝わるのかどうか...。それはともかく、「タトゥーを入れること」そのものに関する日本とヨーロッパ各国との温度差には、衝撃的なものがあると著者は記しています。

実はヨーロッパには、「日本では漢字が使われているから、漢字のタトゥーを体に掘ると日本で歓迎されるはず」と信じて止まない人も多いのです。せっかく入れたタトゥーも、その意味によっては、日本で笑いの対象となるなんて夢にも思っていません。(93ページより)

だから当然のことながら、タトゥー自体が日本の慣習上の理由から歓迎されないものであるということも、多くの外国人には想像できないことなのだとか。もしかしたら、そこにいちばんの温度差があるのかもしれないと著者は指摘しています。(92ページより)


教科書的な日本語 VS リアルな日本語


母国の日本語学校で日本語を学んでから来日する外国人も少なくありませんが、彼らが戸惑うのは、「学校で習った日本語」と「実際に使われている日本語」が違うことだといいます。いい例が、日本語の教科書に出ている「さようなら」。いわれてみればたしかにそうで、使う機会はほとんどありません。

「さようなら」は教科書的な日本語なのかもしれません。「じゃあね」「またね」「お先に!」「お疲れ様です」のほうが「リアルな日本語」、つまりよく使われる日本語なのですね。(99ページより)

ちなみに「お疲れ様です」は日本的な挨拶なので、英語やドイツ語には訳せないのだそうです。とはいえ、仕事で相手を気遣っている感じがするため、原作者はとても好きな挨拶なのだといいます。(99ページより)


日本が嫌い? 前は日本が好きっていってたのに


「日本は好きですか?」と聞いた場合、外国人観光客からは「日本大好き!」という返事が返ってくることが多いそうです。ところが観光客ではなく、日本に「住んでいる」外国人の場合は、その人の「段階」によって違うのだそうです。そしてそれは、日本の滞在期間と関係しているのだといいます。

来日してまだ間もない外国人は、「日本、大好き!」といってくれる場合が多数。しかし、その後また何ヶ月か経つと、文化の違いなどからストレスを感じることが増え、日本に対して厳しいことをいう人も出てくるというのです。また、時間の経過とともに日本のさまざまなことに慣れていくというケースも多いのだとか。

たとえば日本に来たばかりの外国人は、日本の店員さんのていねいさに感動するもの。ところが日本に住んでしばらくすると、「母国のシンプルな接客もよかったな。日本の店員さんはいろいろ過剰。そこまでやらなくてもいいのに」などと感じるようになるということ。そして、さらに滞在期間が長くなると、日本のよいところも悪いところも見えてきて、「日本もいろいろなんだな」とわかるようになる、つまり日本の生活に慣れてくるわけです。

しかし、それは日本に来る外国人だけに当てはまるものではなく、日本人が外国に住むことになった場合にも見られる現象だといいます。いってみれば日本人、外国人にかかわらず、人は誰もが外国に住むようになると、その国への"ハネムーン期"、その後の"カルチャーショック期"、そしてその後の"適応期"を経験するということ。(145ページより)




コミックがメインなので、気を張ることなくリラックスして読めるはず。日本に対する想像以上の解釈も少なくないだけに、タイトルにあるとおり爆笑できると思います。また、外国人と日本人の差をそこから学べるので、まさに一石二鳥です。


(印南敦史)

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.