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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

「ガリガリ君」の生みの親が語る、自分らしく働く方法

「ガリガリ君」の生みの親が語る、自分らしく働く方法

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スーさんの「ガリガリ君」ヒット術』の著者は、「ガリガリくん」でおなじみ赤城乳業株式会社の監査役。大学卒業後に同社に入社して以来、一貫して商品開発にたずさわり、「ガリガリ君」「ガツンとみかん」「ワッフルコーン」「BLACK」など、数々のヒット商品を生み出してきたという人物です。

とだけ聞くと、いかにもヒットメーカーという印象ですが、現実的には失敗作も多かったのだとか。しかし入社以来持ち続けてきた「微力ながら一生懸命に働いて、ヒット商品を生み出し、赤城乳業を年間売上500億円規模の会社にする」という夢は、まもなく叶いそうなのだといいます。

印象的なのは、長年のリアルな体験から「仕事の本質」が見えてきたという記述。

「仕事とは何か」
「どういった心構えで取り組めばいいのか」
「どうすれば仕事が楽しくなるのか」
こうした本質的なことは、普遍です。本質がわかっていると、仕事がだいぶ楽になり、長く続けられるようになると思います。「本質」は、仕事をする上で、とても大切なものです。思えば『ガリガリ君』も、「ヒット商品の本質」を押さえたアイスだからこそ、ロングセラーであり続けているのでしょう。
(「はじめに」より)

つまりこうした考え方を軸として、本書では「仕事の本質」「ヒット商品の本質」などを著しているわけです。第1章「自分らしく働く」から、いくつかの要点を引き出してみたいと思います。



理不尽な評価はいちいち気にしない


社会に出ると、上司から「予想外の」あるいは「理不尽な」ひどい評価を受けることがあります。これは、どんな会社にも当たり前にあることなのです。このことをよく覚えておいてください。
当たり前のことだと知っておけば、深く傷つかずにすみます。
(31ページより)

経験がなく、まだ社会についての知識が浅い若手社員の場合、理不尽な目にあうと腹を立てたり落ち込んだりして、なかなか立ちなおれないもの。しかし、落ち込み続けたところで、なにが変わるわけでもありません。では、どうすればいいのでしょうか?

この問いについて著者は、「2つの角度から思考する」ことが大切だと主張しています。まずは、「誰のために働いているのか」を考えてみる。親のためだったり、会社や上司のためだったり、人によって考え方は違うでしょうが、基本的に「働くのは自分のため」だと考えたほうがいいといいます。

自分のためなのだから、仕事上で直面したあらゆることを、自分の糧としてとらえる。そして、「会社は他人が自分を評価するところであり、それは、自分ではどうにもできないことだ」と割り切ることが大切だという考え方です。

そしてもうひとつは、「自分として満足いく仕事ができたのかどうか」を考えてみること。一生懸命仕事に食らいついて、自分として満足しているのであれば、胸を張っているべき。ただし、自分で自分を評価する際に気をつけなければならないのは、「うぬぼれないこと」。

うぬぼれると、人は努力を怠るもの。努力を怠ると、成長が止まるもの。すると結果的に、人生のおもしろみがなくなるわけです。しかし本来は、今日より明日、ほんの少しでも成長を実感するところに人生の楽しさはあるわけです。

いい意味でも悪い意味でも、意外とわからないのは自分自身のこと。そして長い間仕事をしていると、あるとき、とんでもない斬新な発想をしている自分を発見し、自分自身に驚くことがあるといいます。それが、いい仕事へとつながるというのです。周囲の評価を気にせず、うぬぼれず、一途に仕事をしていると、いつか「とんでもない斬新な発想をしている自分」と出会えるということ。ちなみに著者にとってそれは、「ガリガリ君」の色を「地球色」にしようと思い立ったことだそうです。(30ページより)


笑顔で「YES」、心で「BUT」


社会に出て非常に役立つ処世術に「YES、BUTの精神」があります。この処世術をうまく使うと、人間関係は思いのほかスムーズになり、仕事もしやすくなります。
とても便利ですので覚えておいてください。(37ページより)

おすすめの使い方は、大きく分けて2つあるそうです。まずひとつは新入社員向け。

社会に出ると途端に、「自分とは考えが違う」と感じる人間が増えるもの。上司は「Aが正しい」というけれども、自分は「Bが正しい」と思う。そんなシーンに、たびたび直面するようになるわけです。でも、そんなときこそ「YES、BUTの精神」を使えばいいということ。つまり、上司に対してはとりあえず「はい(YES)、わかりました」と答えておき、心のなかで「でも(BUT)、その意見は断じて間違っていると思う」とつぶやき、ことを収めるのです。

では社会に出ると、なぜ「自分とは考え方が違う」と感じる瞬間が多くなるのでしょうか? 理由は明白で、つまりは学生時代と違い、価値観の異なる、幅広い世代とコミュニケーションをとらなければならないから。

上層部を占めるのは50~60代、中堅の管理職は30~40代で、直属の上司や先輩は20代という会社が大半であるはず。また、顧客の年代もさまざまです。そんななか、世代によっては価値観にかなりの差が出るということです。きちんといまの世の中に合った基準でものをいう人もいれば、昔の基準で話をする人も。それどころか、自分の価値観を押しつけてくる人もいるでしょう。つまり基本的には、いろいろな価値観を持っている人がいると考えるべきだということ。

そんななか、新入社員がやみくもに自己主張しても、角が立つだけで話は先に進まなくなるだけ。しかし「違う」と思っても、「はい、わかりました」といいながら、心のなかで「正しいのは私だ」と思っていればいい。そうすることによって、自信をなくさずに済み、理不尽さに耐えることもできるといいます。

さて、「YES、BUTの精神」の2つ目の使い方は、著者によれば少し上級編。相手を傷つけずに、自分の意見を伝えていくときに役立つそうです。たとえば著者は講演を行った際、質疑応答の時間に「私は『ガリガリ君』の○○味が大嫌い。なぜ、あんな商品をつくったのですか?」という質問を受けたことがあるのだとか。

しかし、そこでもし「いえいえ、あなたはそういうけれど、○○味はよく売れているし、おいしいですよ」と頭ごなしに相手を否定したとしたら、質問者も気分を悪くしますし、場の雰囲気も重くなって当然。

でも、「そうですね(YES)。たしかに、お客様によっては『この味、苦手』という方がいらっしゃる。ただ(BUT)、一方では、大好きとおっしゃる方もいるんですよ」といえば、相手は受け入れられたと思って顔が立つし、場の雰囲気も悪くならない。自分のいいたいこともうまく伝えられるわけです。(36ページより)


必要なのは問題"発見"能力と問題"解決"能力


子どものころから成績がよく、大学はトップで卒業。でも、社会に出て会社に勤めはじめたら、上司にダメ出しばかりされ、人生で味わったことのない挫折感に打ちのめされて悩んでしまう。そんな新入社員の悩みを聞くことが著者にもあるそうですが、悩む必要はまったくないと断言しています。

そもそも「学生時代」と「社会人」、「管理職」とでは、使う脳の場所がまったく違います。脳は使うことで、活性化するといわれます。社会に出た途端、これまで使っていたのとは違う脳を使うのですから、「できないヤツ」といわれて当たり前なのです。
これまで、多くの新入社員を見てきたのでよくわかります。
(67ページより)

こう記したのちに、著者は脳の話題を持ち出しています。ご存知のとおり、脳全体の80%を占める大脳は左脳(論理的な思考や文字、言葉を司る)と右脳(イメージ、想像、直感などをつかさどる)に分かれています。

文字や数字と向き合い、論理的に考えることが求められる学校の勉強の場合、主に使うのは左脳に偏りがち。ところが専門職でない限り、学校での勉強を活かせる場は、会社ではあまりないもの。

一方、社会人になるといちばん求められるのは、「問題を発見する能力(=問題発見能力)」と「創造力」。なにかを生み出すには、問題発見能力がものをいうといいます。そして問題を発見するためには、直感が大切。考えていれば、そのうち発見できるというものではないわけです。

だからこそ重要なのは、いろいろな情報に触れ、気になったものはメモをしたりして、自分のなかにストックしておくこと。すると、ある瞬間に情報が結びつき、「これだ」ということがわかる。このときに、右脳が重要な役割を果たしているのだと著者は考えているといいます。

そのいい例が『ガリガリ君』。「カップアイスは、カップを片手で持ち、もう一方の手でスプーンを持って食べなければならない。両手がふさがっていると、子どもたちはアイスを食べながら、本を読んだり、ゲームを楽しんだりすることができない」という問題点を発見したからこそ、ワンハンドで食べられる『ガリガリ君』を創造できたということです。問題発見能力や想像力なしに、『ガリガリ君』は生まれてこなかったとすら、著者はいいます。(66ページより)




本書の大きな魅力は、著者の誠実な人柄が行間から伝わってくる点にあります。仕事についての真摯な姿勢がわかるからこそ、それが大きな説得力になっているのです。しかもその多くは、他のさまざまな仕事にも当てはめられるものばかり。特に、「仕事の本質」の重要性を認識するためにはとても有効な1冊です。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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