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印南敦史  - ,,,  06:30 AM

コンビニコーヒーの原価率は高い? 意外に知らない「原価」の秘密

コンビニコーヒーの原価率は高い? 意外に知らない「原価」の秘密

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すべての商品には「原価」があるが、それは基本的に「秘密」だ。実は、原価を知られたら、販売する側にとって、いろいろと差し障りが発生する。なぜなら、原価があまりにも「安い」と、消費者が商品を買ってくれなくなるかもしれないし、逆に、あまりにも「お得」だとわかると、予想以上に売れてしまって困るのだ。(「はじめに 『知っている人』だけが得をする」より)

お客に言えない! モノの原価マル秘事典』(マル秘情報取材班著、青春文庫)の冒頭にはこう書かれています。「モノの原価」は聞いて驚くほどのものであり、消費者にとっては「お得」な場合が多いとも。つまり「原価の秘密」の裏話は、消費者が「知って得をする」情報の塊だというわけです。

当然のことながら、世の中の業界にはすべて「原価」と「コスト」のカラクリがあるもの。だからこそ、その情報を知っているだけで、消費者にはメリットがあるということ。別な表現を用いるなら、消費者からすれば「原価の秘密」は知っていて損のないもの。そこに、本書の意図があるということです。

さまざまな商品の原価を明かした本書から、第1章「そんなカラクリがあったとは! いま話題のあの商品の原価」をチェックしてみたいと思います。



コンビニの100円コーヒー


いうまでもないことですが、飲食店のコストには、食材の費用のほかに人件費、水道光熱費、店の家賃などがあります。そして、そのなかでの売上に対する食材費の比率が「原価率」。一般の喫茶店のコーヒーの場合、原価率は10%くらいに設定されているそうです。

ブレンドコーヒー1杯の原価はコーヒー豆が20円、砂糖、ミルクなどを合計しても1杯40円前後。チェーン店では豆を安く仕入れて1杯200円以下で売ることも可能で、さらにマシンを使えばドリップ式よりも豆の量が少なくてすむため、原価率を下げることも可能。つまり逆にいえば、ドリップ式で淹れている店のほうがコストも手間もかけているということになるというのです。

しかも喫茶店の経費で問題になるのは、お客さんの回転率。昔ながらの喫茶店であれば、コーヒー1杯で2、3時間長居をする人も珍しくないかもしれませんが、それでは回転率が上がらなくて当然です。そんななかで注目されているのが、100円という低価格でも知られるコンビニの「セルフ式コーヒー」。しかも安かろう悪かろうではなく、コーヒー豆もハイグレードなものを使っていることで有名です。

そして注目すべきは、このコンビニ・コーヒーの原価率が非常に高いということ。100円のレギュラーサイズが、カップ込みの原価は約47円〜50円台だという説もあるそうですが、原価率50%前後というのは、一般の喫茶店では考えられないこと。

では、どこに秘密があるのかといえば、当然ながらそれはセルフ式だという点。店員の手間がかからず、店内のイートイン・コーナーで飲んでもらったとしても長居をする人は少ないため回転率は抜群。持ち帰りであれば、さらによくなります。さらに、集客力も魅力のひとつ。コーヒーだけで済ませるお客さんより、ついでにサンドイッチやパン、弁当類を買って帰るお客さんのほうが多いため、フィルターやマシンのメンテナンスを考慮しても十分に収益につながるわけです。(16ページより)


LCC


海外旅行でも国内旅行でも、格安航空会社(LCC)を利用することはもはや当たり前のことになっています。その魅力は、新幹線と料金を比較してみれば一目瞭然。東海道新幹線で東京から新大阪まで「のぞみ」の指定席で行くと、通常の運賃と特急料金の場合は片道1万4450円、そのうち乗車券だけでも8750円。しかし東京(成田)から香港までの航空券は、LCCなら片道9000円前後からあるのですから、人気が出るのも無理はないわけです。

たとえば中国の上海を本拠地とする春秋航空は、成田~上海8000円から、佐賀~上海は3800円からと破格。驚くべき安さですが、LCCがここまで低価格を実現できるのにももちろん理由が。機内のドリンク、軽食、新聞、毛布などが有料だということは、よく知られている話。お客さん全員に食事を出さなくてもいいので、客室乗務員の数も抑えられます。

しかしそれ以前に、機体に秘密があるのだそうです。まずは、座席の間隔が狭いこと。そのぶん、より多くのお客さんが搭乗できるようになっているのです。シートの品質もぐっと落とされていますが、長時間のフライトでなければ、さほど気にならないレベル。そして、座席の液晶モニターなどの設備は簡素化されているといいます。

また、保有するジェット機の機種を1機種に統一していることも少なくありません。そうすることで、パイロットの教育費や整備士の費用が節約できるからです。さらにはフライト先での駐機時間を短縮し、1機の機体の運用効率を上げることもポイント。場合によっては、到着後、数十分で清掃、整備を終えて復路に立つこともあるといいます。

もうひとつの大切な要素は「ネット予約」。チケット販売をネットで行うことにより、支店や窓口を減らすことができるということ。旅行代理店を通さずに販売すれば、手数料もカットできます。さらには、地方空港の活用も重要。大都会の空港は着陸料が高いため、地方空港に行くわけです。たとえば茨城空港は、成田空港より着陸料が3割も安いのだとか。そして採算が合う「人気路線」にフライトを集中させることも重要。

こうした努力の積み重ねによって低価格を実現したLCCは、新たな旅行者を生み出しているそうで、つまりは既存の航空会社とは棲み分けができているということです。(18ページより)


新電力


電力が自由化されると各社間に競争が起こるので、料金が安くなる。それはよく聞く話ですが、「なぜ安くなるのか」の仕組みについてはあまり知られていないところではないでしょうか? 安ければ安いに越したことはありませんが、なにかカラクリがあるのではないか」という一抹の不安も。あるいは電気料金が安くなったとしても、突然停電したりしないのかという心配もあるかもしれません。

しかし、まず停電の心配はないのだそうです。なぜなら送られてくるのはこれまでと同じ電気であり、それを仲介する業者が変わるだけだから。でも、だとすればなぜ安くなるのでしょうか? それは新電力の業者が、従来の電力会社よりも少ない人数で運営されているからだといいます。従来の電力会社とは違い、社員数50〜60名で成り立っているため、コストが断然低いというわけです。

そしてもうひとつは、電気料金の契約内容によって、新電力に切り替えると大きく得をする顧客がいること。電気料金は、契約電力によって課金される「基本料金」と、電力の使用量によって増える「従量料金」の2段構えになっており、使用量が1日を通じて多い顧客は、「負荷率」が大きいのだそうです。

ここでのポイントは、負荷率が小さい顧客は電気料金が割高になっているということ。たとえば、昼間は家に誰もいない家庭は、夜しか電気を使っていないのに契約料金は一定額を支払わなくてはならないため、トータルでは割高になりがち。そういう家庭は、新電力に切り替えれば割安になりやすいということです。

またオフィスビルや学校などは夜間には誰もいないので、やはり負荷率が小さくなります。同じ理由で、夜しか電力を使わず負荷率の小さい野球場などでも、早々に新電力を導入しているところがあるそうです。しかも、夜だけ、または昼だけ電気を使う顧客は電力供給量が計算しやすいため、新電力会社にとっても安定供給できるというメリットがあるというわけです。(20ページより)


ジェネリック家電


ジェネリック家電とは、医薬品の「ジェネリック薬品」と同じように、大手メーカーの先発製品と同じくらいの性能でありながら、価格を安くした「後発の家電」のこと。ブルーレイプレーヤー、IH調理器、電子レンジ、掃除機、扇風機、パネルヒーター、LEDライト、空気清浄機、電動歯ブラシなどバリエーションも豊富であり、扇風機はいまやジェネリックがトップシェアなのだとか。

なお医薬品の場合は薬の製法特許期間などが切れる事でジェネリックが製造されますが、家電の場合は「OEM供給」や「模造品」がジェネリック家電として流通しているのだそうです。OEM供給は、メーカーが別のメーカーのブランドで製造・供給するもの。たとえば自動車では、スズキが製造したワゴンを日産のブランドで販売する例などがあり、同じようなことが家電でもよく行われているというのです。

なおジェネリック家電は、OEM供給よりも、多くの場合はあまり有名ではないメーカーの製品やノーブランド品で、大手メーカーの同クラスのものより価格を下げるために機能が減らされているのだといいます。ただし、必要最低限の機能は備えているということ。これは、考え方によってはメリットになる点でもあります。つまり最近の家電は機能が多すぎて使いこなしにくいだけに、シンプルなほうが使いやすいという考え方もできるわけです。

ジェネリック家電を安くできる理由は、なんといっても開発コストがほとんどかかっていないという点。すでに大手メーカーが開発したノウハウ、設計を活用し、コストを大幅にカットしているわけです。同じく、機能カット、OEM供給もコストダウンのポイントだということ。

気になるのは、コストカットしたことで品質が低下していないかということですが、日本製に限っていえば、大手メーカーの基盤などの部品を格安で買い取ってつくるため、品質については心配ないそうです。また大手メーカーから転職した技術者が現場を担当しているため、技術面でも引けを取らないのだとか。(32ページより)




他にもプライベートブランドの秘密から値上げのテクニックまで、知っておきたい情報満載。雑学的な利用価値もあるだけに、肩の力を抜いて読み進められるはずです。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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