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大嶋拓人  - ,,,,,,,,,,  09:00 PM

言わずと知れた航空券の比較検索サイト「スカイスキャナー」が世界中の旅行者に愛され続ける理由

言わずと知れた航空券の比較検索サイト「スカイスキャナー」が世界中の旅行者に愛され続ける理由

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今年の夏も本番に入り、旅行に出るのが待ち遠しい、という人も多いでしょう。仕事が忙しくてまだノープランでもご心配なく。「探し方」さえ知っていれば、安い航空券を手に入れるチャンスはあります。

航空券の比較検索ができる「スカイスキャナー」はそんなときに知っておきたいサイトです。2003年にイギリスで始まり、同種のサービスとしては草分け的存在として、着実にユーザー数を伸ばしてきました。私がスカイスキャナーを使い始めたのは5年以上も前のこと。当時はバックパッカーたちの間では有名だったものの、世間一般では「知る人ぞ知る」的なサービスでした。

現在は全世界で月間5000万人が使うサービスへと成長し、スマホ用アプリも登場し、とても使いやすくなりました。手数料なども一切かからず、バックパッカーだけでなく普通の旅行をする人にもオススメです。

今回は、スカイスキャナーが世界中の旅行者に選ばれる理由に注目し、スカイスキャナージャパンCEOの絹田義也氏、ブルガリアでスカイスキャナーのB2B事業の責任者を務めるフィリップ・フィリポフ氏の2人にお話を伺いました。


安い航空券が見つかる理由


160720sky121.jpg絹田義也
米国のEMC2 Corporation、アクセンチュア、オーバーチュアを経て、2008年にヤフージャパン株式会社に入社。同社ではプロモーション広告のスポンサードサーチや検索連動型広告事業、特化型メディア事業などの部長・本部長職を歴任した。2011年にはYahoo!検索の広告配信システムをGoogleのシステムに切り替えた際、中核メンバーとしてチームを牽引した。スカイスキャナージャパン株式会社に入社する直近ではYahoo!路線情報、Yahoo!リアルタイム検索、Yahoo!求人のチームを統括した。米国マサチューセッツ州立大学コンピューターサイエンス学部修士課程卒業。


── スカイスキャナーについて聞いたことも使ったこともない人に向けて、どんなサービスなのかを簡単に教えてください。

絹田氏:スカイスキャナーは世界中の航空会社や旅行会社が提示する航空券を一括検索(メタサーチ)できるサービスです。もともと、航空券を検索して見つけるプロセスというのは、時間がかかる面倒な作業でした。数ある航空会社のサイトでそれぞれ検索したり、安い旅行会社を探したり、どの航空券がどれくらい安いのか比較をしたり、とにかく時間がかかります。スカイスキャナーが提供する価値は、1つのサイトで1回検索すれば希望の条件の航空券がすぐに見つかる、という点です。スカイスキャナーは航空券だけでなく、ホテルやレンタカーの一括検索にも対応していますので、旅行の計画のほとんどの部分はスカイスキャナーだけで完結します。


── 私自身、5年以上前から個人的に海外旅行などでスカイスキャナーを使い続けています。ユーザーの1人としてお聞きしたいのですが、スカイスキャナーでとても安いチケットが見つかる理由は何ですか?

フィリポフ氏:まず、よくある誤解なのですが、スカイスキャナー自体は航空券を販売しているわけではありません。あくまで航空会社や旅行会社の提示する価格を表示するサイトであり、価格に応じてユーザーを販売サイトに誘導し、購入につなげます。

誰もがご存知のように、航空券の価格は常に変動します。変動する理由は、それぞれの販売元が航空券の在庫に応じて価格を変えているからで、この価格データをリアルタイムに検索できれば、安い航空券を探し当てることができます。

スカイスキャナーで安い航空券が見つかる理由は、世界各国にいる1200のパートナー企業(航空会社や旅行会社)から集めたデータを検索できることにあります。膨大なデータの中から航空券の価格を比較して表示するので、より多くの選択肢を表示することになり、結果的に安い航空券が見つかるというわけです。


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スカイスキャナーで航空券の検索画面。直行便かどうかなど、細かい条件を含めて検索できる。


── スカイスキャナーは世界中のバックパッカーたちに愛用されながら一般旅行客に広まってきたイメージがありますが、実際のところはどうですか?

フィリポフ氏:確かに、スカイスキャナーはバックパッカー的な旅行を求めるユーザーに支持されてきた歴史があります。彼らは、大きなバスで観光地を忙しく周るような旅ではなく、安く長く滞在して現地に住んでいる人の生活に溶け込むような旅を求めていたので、スカイスキャナーと相性が良かったのです。

ただ、法人ユーザーが増えて少し状況が変わってきました。以前は、従業員が出張するとき、会社が特定の旅行会社に航空券の手配などを任せることが多かったのですが、今は従業員が自分で自分の航空券を見つけてくるケースが増えています。結局、従業員のほうも自分のフライトは自分で選びたいし、企業にとってもコスト削減になるので、今では多くの企業がこの方式にシフトしていますね。

絹田氏:たとえば、台湾旅行でスカイスキャナーを利用する日本人の女性ユーザーも多いです。彼女たちは、バックパッカーだからスカイスキャナーを使っているというより、合理的だからスカイスキャナーを選んでくれているのだと思います。それはつまり、一括検索ができる使い勝手の良さや、パートナー企業が多いので実際に安い航空券が見つかりやすい、といったことです。


── スカイスキャナーはユーザーにとっては無料ですが、どんなビジネスモデルなのですか?

フィリポフ氏:私たちは、航空会社やオンライン旅行会社といったパートナー企業と提携しています。スカイスキャナーからパートナー企業にユーザーを誘導し、そこから課金する仕組みです。


── スカイスキャナーで検索すると、航空会社のウェブサイトより安いときがあります。そんな「お宝航空券」が見つかるのはなぜですか?

フィリポフ氏:そういうこともありえます。その理由は、旅行会社が必ずしも最新の価格を提示していないからというケースが多いです。ただ、地域によっては、スカイスキャナーが旅行会社や航空会社と話し合って、スカイスキャナーだけの特別価格で航空券を提示している場合もあります。


パートナー企業の動向は常に監視している


── スカイスキャナーは世界で1200社のパートナーがいるとのことですが、パートナー企業を選ぶ際の条件やガイドラインはありますか?

絹田氏:原則として、スカイスキャナーはすべてのパートナーを平等に見るようにしています。スカイスキャナーの使命は世界中の旅行者に信頼できる情報を提供することです。場合によっては、パートナーとしてふさわしくないと判断することもあります。でも、原則として、私たちはパートナーを選ぶときに偏見は持たないようにしています。スカイスキャナーを使うと、聞いたことがない名前の旅行会社が出てくることもありますが、だからといって信頼できないわけではありません。むしろ、そのような新規参入者は、旅行者に新しい価値をもたらしてくれます。


── スカイスキャナーを初めて使う人が、最初に疑問に思うのがまさにそこです。スカイスキャナーで検索すると、見たことも聞いたこともない旅行会社が出てくることがあり、ユーザーからすると、本当にこの旅行会社を信じていいのかな、と心配になるんです。

フィリポフ氏:確かに、顧客体験を損なうことが起こる可能性もありますが、大抵の場合、意図的なものではありません。スカイスキャナーは、予約に際して問題が起きたとき、ユーザーをしっかりサポートする体制を持っています。問題が解決されるよう協力し、旅行会社との交渉も行います。問題を繰り返すパートナー企業があれば、サイトから排除することもあります。絹田が前述したように、私たちはパートナー企業を差別することはありませんが、パートナー企業の動向は常に監視しています。


160714phillip1.jpgフィリップ・フィリポフ氏
スカイスキャナーの技術拠点であるブルガリアのソフィアオフィスにて、企業向けサービス「スカイスキャナーfor ビジネス」事業部のディレクターを務める。技術開発チーム40名をリードし、現在300 社以上のパートナー企業向けのアフィリエイトおよびデータ分析プロダクトの企画、拡充、開発を統括。業界イベントでの講演経験が豊富で、旅行業界、IT 業界の国際的なイベントでも定期的に基調講演を行う。


私たちが顧客体験をどれくらい真剣に考えているかを示す事例があります。2013年のことですが、一部の旅行会社が、スカイスキャナーに安い価格を表示しておいて、ユーザーが彼らのサイトに飛ぶと、実際にはその2〜3倍の価格を見せるというケースがありました。

私たちは、この問題を起こした大手の旅行会社4社に対して、ユーザー体験を損なうので、この問題が解決されるまで提携を停止すると伝えました。私たちはユーザー体験について真剣に考えているので、問題があればパートナー企業に対してもしかるべき対応をとります。とはいえ、先ほども申し上げた通り、ほとんどの問題は、意図的に起こされたものではありません。なので、何か問題があれば、すぐに私たちに連絡してください。スカイスキャナーの優秀なヘルプチームが問題の解決をサポートします。


── ここ最近で、スカイスキャナーに追加された新しい機能や体験はありますか?

フィリポフ氏:たくさんありますが、私が個人的に便利だと思う機能を2つご紹介します。1つは「プライスアラート」と呼んでいるものです。これはつまり、サイトで航空券を見つけて、買うべきかどうか迷ったときに「価格が変わったら教えて」と頼むことができます。この機能はとても喜ばれていますよ。たとえば、価格が上がったというお知らせも「オーケー、それなら別のチケットを買うよ」といった形で使うことができますからね。

もう1つ、私が個人的にすごくいいと思っているのは、「すべての場所」を検索する機能です。スカイスキャナーのサイトを開いたときに、出発地だけが決まっているとします。たとえば東京、羽田空港ですね。それで、目的地を指定せずに、特定の予算内でどこへ行けるか検索ができるんです。たとえば、「東京から出発してどこかで2泊3日の旅行をしたい。予算は500ドル!」といったザックリとした検索ができるわけです。


── 行けると思っていなかった場所が見つかることがありそうですね。

フィリポフ氏:その通りです。世界には聞いたこともない場所がたくさんあり、とにかく新しい発見に満ちています。ぜひ試してほしい機能です。


── スカイスキャナーが東京にオフィスを作った理由は何ですか?

フィリポフ氏:スカイスキャナーはグローバル企業ですが、創業者でCEOのガレスは、市場で成功するには、その市場や、その市場の旅行者をよく理解しているパートナーが必要だと固く信じています。ですので、日本人ならどう感じるかを理解している人と一緒に働きたいと思うのは自然なことです。また、スカイスキャナーはエンジニア主導の文化ですので、日本人エンジニアが、日本人のためにカスタマイズされた機能を開発することが大切だと考えています。

創業者の1人が、おもしろいことを言っていました。「スコットランド訛りを真似するアメリカ人俳優を雇ってはいけない」。スコットランド訛りが必要なら、スコットランド人を雇うべきだ、ということです。ヨーロッパの市場はどこも似ています。文化や言語に違いはありますが、インターネットの使い方はそっくりです。ほとんど同じと言っていい。一方、日本はいろいろな面でヨーロッパとかなり異なります。その点には十分に配慮しなければいけないし、そのための強いリーダーシップも必要です。


── 日本のユーザーにどんな印象を持っていますか? 

絹田氏:ユーザーが60%以上増えていて、先ほど申し上げたとおり、若い世代が中心となりつつあります。また、ユーザーはテクノロジ−に詳しい人とか、男性ばかりだと思うかもしれませんが、実際には女性ユーザーがものすごく増えました。モバイルで実際に予約する人も特に急成長しています。全世界では20%以上の伸び率を示しています。

かつてはみな、パソコンを使っていましたが、最近はモバイルユーザーが増えているようです。アジアはモバイルが中心となっていて、そこが私たちが最も注力しているポイントの1つでもあります。


── スカイスキャナーについて、これだけは知っていてほしいということはありますか?

絹田氏:スカイスキャナーが旅行者にとってどんな存在なのかを理解してほしいと思います。スカイスキャナーは、売り手でも買い手でもない第三者の立場から偏見のない情報を提供する場所です。選択肢が広がり、自分で好きなものを選べるのは、この公平性のおかげなのです。それが私の考えであり、経験からも言えることです。

フィリポフ氏:私も同感です。それから、先ほど説明した、プライスアラートなどの機能もぜひ知って欲しいですね。多くの人が、特に意識することなく、同じ条件での検索を何度もやっていると思いますが、スカイスキャナーならそんな必要はありません。とにかく時間の節約になるということです。


── 日本のユーザーに向けて何かメッセージをお願いします。

絹田氏:より多くの選択肢があり、より時間の節約になり、より素晴らしい旅行が見つかる。それが私たちの提案であり、私たちのサイトを使うことで、それまで経験したことのない新しい旅行を発見してほしいと願っています。旅行は素晴らしいものです。さまざまな場所を訪れることで人生がより豊かになるからです。ユーザーのみなさんが、新しい発見を求めて私たちのサイトを訪れてくれるといいなと思います。

フィリポフ氏:この仕事をしていて日々感じるのは、本当に多くの人が私たちのところにやってきて「ありがとう」と言ってくれるということです。

以前、創業者でありCEOのガレス・ウィリアムズからおもしろい話を聞きました。ガレスが個人的な休暇の計画について話していた時、たまたま隣にいた見ず知らずの他人に「旅行を計画するならスカイスキャナーで検索するといいよ」とアドバイスをもらったそうです。もちろんその人はアドバイスした相手がスカイスキャナーのCEOだとは知りませんでした。ガレスは「赤の他人から自分の企業を勧められる感動は言葉にならないよ」と言っていました。

本当にその通りですよね。日本のみなさんにもぜひ気軽にスカイスキャナーを使ってほしいと思います。




安い航空券はどうやって見つけたらいいのか。旅行にかかる費用の多くが飛行機代に消えることを考えれば、「航空券の探し方」は知っていて損のない知識です。まずは、「航空券は高いもの」という思い込みを取り払ってみてください。その上で検索してみれば、行けそうな場所は意外と多かったと気づくはずです。


(聞き手・撮影・構成/大嶋拓人)

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    香川博人

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