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安部かすみ

 - ,,,  10:00 PM

国連人口基金で働く日系キャリアウーマンの夏の過ごし方。あなたは今年どう過ごす?

国連人口基金で働く日系キャリアウーマンの夏の過ごし方。あなたは今年どう過ごす?

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日系アメリカ人のつやこ・サンディー・ダンさんは、国連人口基金(United Nations Population Fund=UNFPA、編注1*)のニューヨーク本部で、アドミニストラティブ・アシスタント(管理補佐)として勤務し23年間になります。

彼女は職場の休暇制度をうまく使って、昨年7、8月の2ヵ月間に週休4日制を実現。また今夏は週休3日を予定しているなど、仕事と休み(ワーク・アンド・ライフ)を両方謳歌しています。週休4日が実現できる休暇制度とは一体どういったものなのでしょうか? つやこ・サンディーさんに、仕事のことや働き方、今年のバケーション計画について話を聞きました。

(編注1*)「すべての妊娠が望まれ、すべての出産が安全に行われ、すべての若者の可能性が満たされることを確保、保障する」という使命のもとに、開発途上国において、より暮らしやすく豊かな社会を作っていくための人口関連支援を行う機関(日本語の説明)。

Tsuyako Sandy Dann(つやこ・サンディー・ダン)
国連人口基金(UNFPA)ニューヨーク本部の正規職員で、メディア・コミュニケーション局局長のアドミニストラティブ・アシスタント(管理補佐)。沖縄で生まれ6歳のときに母親の結婚に伴い、アメリカのノースキャロライナ州に移住。UNCG (The University of North Carolina at Greensboro)大学で コミュニケーション&シアターの学位(BA)を取得。卒業後の1980年から85年まで地元のラジオ局「WBIG-AM」と「WYYD-96 FM」で番組DJとして活動。86年に女優を目指してニューヨークへ。ミュージカルや映画で女優としてのキャリアを積みながら、87年から92年まで、国連機関の一つである国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)で派遣職員として勤務し、1993年に国連人口基金の正規職員となった。

世界中から集まった同僚と働くことは、新しい刺激や学びに満ちている


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国連人口基金(UNFPA)のニューヨーク本部で働く、国際色豊かな同僚らと。(左から)インド出身のPhilomenaさん、フィリピン出身のEphremさん、沖縄出身のTsuyako Sandyさん、カメルーン人のEliseさん。


── アドミニストラティブ・アシスタントとは、どんな仕事なのですか?

つやこ・サンディー:UNFPAニューヨーク本部はメディア・コミュニケーション局としての機能があり、私はUNFPAのスポークスパーソンである局長の秘書として働いています。この局は我々の活動をテレビやラジオ、出版、ソーシャルメディアなどのメディア 向けに広報活動する部門なので、多忙な局長のスケジュール管理や頻繁に行われるミーティングや出張のアレンジなどが私に課された主な任務です。

またほかにも、冒頭の使命(編注1*)に関わる14人の担当オフィサー(担当官) と5人の管理職員のために、任務が円滑に行われるよう管理とサポートを行っています。


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UNFPAのニューヨーク本部がある高層ビル。マンハッタンのミッドタウン(オフィスビル街)に位置。


── インターナショナルな環境の職場で働く楽しさとは?

つやこ・サンディー:同僚は皆、大家族のような存在です。それぞれの出身国やバックグラウンドは違いますが、同じ人道主義の価値観を持ち共有できる仲間です。

例えば、どこの国であれば「男女は均等な教育の機会を与えられるべき」「未来が良くなるためには若者を勇気づけることが必要」「母子の健康は当然守られるべき」というようなことで、同僚はこれらの価値観を共有できる貴重な存在です。

職場はアットホームな雰囲気で、職員が辞めるときはポットラックパーティー(料理持ち寄りパーティー)を開いたりするんです。チキンカレー(インド)、アドボポーク(フィリピン)、海鮮パエリア(スペイン)、エンパナーダ(アルゼンチン)、カサバケーキ(カメルーン)、シュトルーデル(ドイツ)と、料理も国際色豊かです。私の担当は母譲りのレシピで作る揚げ餃子。同僚は皆、私の餃子が大好きです!


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国連人口基金ニューヨーク本部のスタッフは皆、陽気で明るい。「UNFPAの使命を遂行するために必要なことは何でも助け合っています」。


週休3日も可能にする有給制度「ワーク・アンド・ライフ・プログラム」


── 休暇について教えてください。昨年の夏は2カ月にわたって週に4日の休みを取り、今年の夏は週3日の休みを予定しているそうですが、そのようなことが可能なのですね!

つやこ・サンディー:UNFPAの職員は勤労の見返りとして、休暇制度を含む福利厚生の恩恵もきちんと受けています。具体的には、「ワーク・アンド・ライフ・プログラム」(Work and Life Programme=編注2*)というものが設けられています。

これは、毎日45分時間外勤務する日を9日間連続で続けると、10日目に休めるというものです。たとえば、月曜日から始めるとして土日を除いて9日間そのように働くと翌週の金曜日は休めるのです。この制度を利用して今年は、隔週で週休3日にしようと計画しています。

たとえば、通常の勤務時間は午前9時から午後5時までですが、追加で働く日は始業時間を午前8時15分にしてみようかと思っています。

── 朝の交通事情などでその時間に間に合わなかった場合は?

つやこ・サンディー:午前8時30分に始業する場合は、午後5時15分まで働けば大丈夫です。

──ルールはフレキシブルなんですね! 業務の効率を上げるためには充分な休暇が必要だという考えの元に「ワーク・アンド・ライフ・プログラム」は成り立っているのですか?

つやこ・サンディー:そうです。UNFPAのワーク・アンド・ライフ・プログラムは、職員が仕事と生活の両方において健康的なバランスを保てるようにという意図のもと作られた休暇制度で、フレキシブルに勤労時間をアレンジできるというものです。

(編注2*)一般的なワーク・アンド・ライフ・プログラムとは、以下のヒューマンリソースの認識(従業員を単なる労働力という視点ではなく、会社の資源であるという考え)から成り立っている。

  1. 仕事の成果や実績を上げるために、より大きな責任をスタッフに与えることでモチベーションを高めよ。
  2. 仕事をする方法や場所にフレキシブルさを与えることで、多様な才能やヤル気のあるスタッフを激励せよ。
  3. 従業員が、会社組織と本人の生活両方に力を尽くすことができるようにせよ。


今夏の予定は隔週週休3日制。その週末のプランは?


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ニューヨーク市ブロンクス区にある島、シティーアイランド(下記地図参照)に住むつやこ・サンディーさん。夏の間は、島のビーチで近所の人たちとゆっくり過ごすことが多いという。


── あなたの生活において、きちんと休暇を取ることで得られるものは何ですか?

つやこ・サンディー:充実した家庭生活だと思います。私は2年前に結婚したばかりなので、自由な時間はできるだけ一緒に過ごそうと、お互いが努力するようにしています。

──隔週週休3日間は、どのように過ごす予定ですか?

つやこ・サンディー:週末は通常家でゆっくり過ごし、日曜日は夫と教会に通っていますが、もう1日休みが増えるので、今年も土曜日に友人を招いて裏庭でバーベキューパーティーをたくさんしたいですね。


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この日は友人が所有する近所のプライベートビーチにお手製のサングリアを持参。おいしいと好評で、友人にレシピを聞かれていた。


── 週休3日、4日があなたにとって効率的な理由は?

つやこ・サンディー:お休みが3日、4日あれば、それだけ好きなことに時間をさけ、仕事へのエネルギーの充電ができます。私はビーチが大好きなので週休4日のときは最低2日間はビーチに行きました。週休3日ならそのうち少なくとも1日はビーチのために時間を確保できます。

── 近所にはよいビーチがたくさんありそうですね。

つやこ・サンディー:島には東側、西側両方によいビーチがありいずれも徒歩圏内なんです。日の出と日の入りを両方楽しめるんですよ。また最近、島のヨットクラブに加入しました。ヨットやボートを所有する友人らに誘われたので、夏の間はそれらも楽しみたいです。


つやこ・サンディーさんが住んでいる島「City Island」は、ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウンから地下鉄とバスを乗り継いで1時間20分ほどのところ。


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「親戚やいとこらに囲まれて幸せに過ごした沖縄で、愛情や私の人生に大切な人を思いやることを教えてもらった」と、つやこ・サンディーさんは海を見ながら幼少期を振り返る。


── 秋以降の残りの休暇予定は?

つやこ・サンディー:「ワーク・アンド・ライフ・プログラム」以外にも有給休暇が3週間分貯まっているので、それを利用して今年の10月に、夫と一緒に沖縄の親戚に会いに行く予定です。沖縄は私にとって9年ぶりで、夫にとっては初めての日本になります。沖縄の後はタイにも寄りたいですね。


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2年前に結婚した夫のBruce Weisさん、飼い猫のBettyちゃんと自宅にて。


── 仕事と私生活両方のバランスをうまく取りながら、人生を楽しんでいるようですね。休暇も充分に取れない働き過ぎの日本人について何か思うことはありますか?

つやこ・サンディー:以前東京で地下鉄に乗ったときに、疲れ切っているサラリーマンを見かけたことがあります。あの疲労困憊した表情を今でも忘れることができません。

日本では、勤務時間以外にも飲みニケーションが連日あったり、通勤に時間がかかったり、毎晩帰宅が深夜を過ぎ、充分な睡眠時間もないまま翌朝出勤したりと、オーバーワーク(仕事のし過ぎ)が文化として定着していると聞きます。それが毎日続けば、身体的にも精神的にも消耗するでしょう。充分な休息や休暇がないワーク・ライフ・バランスが崩れた生活が続けば、病気にもなりえるしよい業績を上げるのは困難になるでしょう

会社への忠誠心は大切ですが、まず優先すべきものはウェルビーイング(健康で、満足できる生活状態)です。

私はフレキシブルに休暇をアレンジできる職場で働けていることに本当に感謝しています。そしてこのようなフレキシブルさは、雇う側雇われる側両方にメリットがあることだと思っています。




日本ではまだサービス残業が当たり前の企業も多いですが、延長勤務で休みがもらえるのは、働く側を思いやったよい休暇制度だと思いました。国連人口基金は大きな組織なので、そう簡単にマネできる制度ではないかもしれませんが、「ワーク・アンド・ライフ・プログラム」の基本理念はどの企業も参考にできることがあるかもしれません。

(文・写真/安部かすみ)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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