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itouitou  - ,,,,,  11:00 PM

情熱を追いかけてはいけない。米リアリティ番組の司会者が語った本音のメッセージ

情熱を追いかけてはいけない。米リアリティ番組の司会者が語った本音のメッセージ

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それがどこへ向かっていようと、情熱を追いかけるべきなのでしょうか? 好きなことだけをするべき? それとも、していることを好きになるべき? どの道を行くべきかどうやって決めればいい? 避けるべき道とは? リアリティ番組『Dirty Jobs(汚い仕事)』や『Somebody's Gotta Do It(誰かがしなければならない仕事)』などで司会を努めるマイク・ロウ氏が、PragerUの2016年の卒業式訓示で、「汚い真実」について持論を語りました。以下はロウ氏のスピーチです。


汚い真実


今日、難しいこと抜きで、みなさんにお話できることは2つだけです。1つは「おめでとう」。もう1つは「幸運を」です。あとは全部、「汚い真実」と私が呼ぶものについてのお話です。まあ、あくまで「私の意見では」ってことですけどね。

私の意見では、あなた方はみな、最悪のアドバイスを与えられてきました。そのアドバイスはこれです。


情熱を追いかけろ


アカデミー賞を見ていて、いつもぞっとする瞬間があるんです。それは、トロフィーを手にした映画スターが、マイクを持った時です。みんな、だいたいこんなことを言います。「お前には無理だ、なんて言葉に耳を貸しちゃだめよ!」「絶対に夢をあきらめるな!」

もちろん私だって、へこたれないことや、自分を励まし続けることがどれほど大切かはわかっています。でも、見ず知らずの人に対して、その人の夢が何なのかも聞かないうちから、「夢をあきらめるな」なんてどうして言えるのでしょうか? どうしてレディー・ガガに、あなたの情熱があなたをどこへ連れていくのかがわかるのでしょうか?

そういうことを言う人たちは、アメリカン・アイドル(全米で大人気のオーディション番組)を見たことがないのでしょうか? 毎年、何千もの人が野望を抱いてやって来ますが、結局、自分には思っていたほどのスキルがないことを思い知って帰っていきます。

本当に感慨深い気持ちになるのは、世の中には才能がない人がこんなにたくさんいるのか、と気づかされるからではありません。情熱と能力の間にはほとんど何の関係もない、ということをまざまざと見せつけられるからです。もっとも、趣味について話しているなら、情熱を追いかけるのも悪い選択肢ではありません。

でも、生計を立てる仕事について話すなら、「汚い真実」を見てみないフリをすることはできません。つまり、いくら情熱があるからといって、あなたがそれがクソみたいに下手じゃないとは限らないということです。好きな分野で学位を取ったからといって、「夢の仕事」に就ける保証はどこにもありません。


夢の仕事はたいてい、ただの夢に過ぎない


想像上の存在が、やりがいのある仕事をしたり、現在の仕事に対する真の情熱を育むチャンスを奪っています。なぜなら、ここにもう1つの「汚い真実」があるからです。仕事の幸せは仕事そのものとはあまり関係がない、という真実です。

『Dirty Jobs』で、ある大成功した汚水タンク清掃業者が、彼は億万長者なんですが、成功の秘密を教えてくれたことがあります。


みんながどこへ向かって動いているかをよく観察したんだ。

それで、その反対側へ行くことにした。仕事は順調だったよ。会社はどんどんデカくなった。いつの間にか、他人のクソに情熱を燃やしている自分がいたよ。


彼以外にも、溶接工や配管工、大工、電気技師、冷暖房機器の専門家など、たくさんの熟練工たちから、似たような成功談を聞きました。彼らは情熱ではなく、機会を追いかけたのです。その結果、大成功しました。


労働市場の現実に目を向けること


昨今、学位や資格を持った何百万もの人たちが、いわゆる「いい職業」に就こうと狭き門へ殺到しています。その一方で、専門的なトレーニングを受けている人が誰もいない仕事への求人が580万件もあり、経営者たちが人材確保に四苦八苦しています。つまり、スキルギャップがあるんです。それが現実です。原因はいたってシンプル。人びとが情熱を追いかけるあまり、あちこちに機会があることも知らずに通りすぎてしまっているのです。

私は16歳のころ、祖父の跡を継ぎたいと思っていました。祖父は設計図なしで家を建ててしまう熟練の職人でした。それが私の情熱であり、何年もの間、この情熱を追いかけていました。学校では、技術実習の授業をすべてとり、祖父に少しでも近づけるように、吸収できるだけの知識やスキルを吸収しようとしました。

残念ながら、遺伝子は受け継がれていませんでした。私は欠けている素質を埋め合わせようと悪戦苦闘しました。しかし、うまくいきませんでした。私は、情熱さえあれば夢が叶うと信じていた、アメリカン・アイドルの応募者と同じだったのです。

ある日、木工のクラスで作ったゾウリムシにしか見えない燭台を家に持ち帰ったときのこと。深い溜息のあと、祖父が人生で最良のアドバイスをくれました。


マイク、お前が職人になれないと決まってるわけじゃないんだ。ただ、どっかで才能を拾ってこなくちゃいけないな。


当時、祖父の言葉は、そのとき私が信じていた「情熱」や根気、「最後までやり抜く」といったものとは正反対に思えました。しかし、もちろん、祖父は正しかったのです。「最後までやり抜く」は、賢明な道を進んでいるときにのみ、意味がある言葉だからです。

情熱は、それなしでは生きられないほど大事なものですが、追いかけ回すにはあまりにも気まぐれです。

そして、このことから、最後の「汚い真実」が導かれます。「情熱を追いかけないこと。ただし、いつも携えていること

改めて、おめでとう、そして、幸運を。



Don't Follow Your Passion|PragerU

Mike Rowe(訳:伊藤貴之)

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