• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,  07:00 AM

テスラの「自動運転」で初の死者

テスラの「自動運転」で初の死者

160702mediagene_gizmodo.jpg


ギズモード・ジャパンより転載:テスラ「モデルS」をオートパイロットモードで走行中の動画を大量にアップロードしていたフロリダ州の男性が5月、前方を左折する大型トレーラーに追突して死亡していたことがわかりました。

「自動走行中に起こった初の死亡事故」として、いろいろディストピアンなタイトルで報じられていますけど、実際には「半」自動で、男性はいつでもブレーキを踏めました。つまり人間が起こした事故であるという点は慎重に区別が必要です。


テスラのオートパイロット機能は運転補助設定です。ほかの一般道走ってる車とそんなに違わなくて、センサーとカメラでハンドルとスピードを調整してくれます。革新的なのはソフトウェアの部分で、これは人間の運転からデータを集めて学び、運転精度を高めていけます。それで郊外の高速道なんかでは車線変更したり、衝突回避までできるんですね。

ただいかんせんベータ版です。それはテスラ社も何度も言ってますが。ある日ある時いきなり「半」自動運転が「全」自動運転に化ける、なんてことはないので、ドライバーは常時スタンバイしてハンドルに手をかけていなきゃいけないんであります。

今回、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出したという発表を受けて、テスラ社もこの点を繰り返し強調しています。

また、オートパイロットが起動するたびに、ドライバーには「両手を常にハンドルに置き、いつでも運転を交代できるようにしてください」というリマインダが表示されます。さらに両手が本当にハンドルに置かれているかシステム側で頻繁に確認し、ハンズオン状態が検出されないと視覚と音声でアラートを出し、ハンズオン状態が検出されるまで徐々に減速していく仕組みになっています。

どれもテスラを運転してる人なら誰でも知ってることです。でも手を離して運転すると、あたかも「全」自動運転のような未来感ありますので、それで動画撮ってアップロードする人が後を絶たないわけですね。おっとっと~な場面も結構あがってます。まあ、みな手は1cm離してるぐらいですけどね。

5月7日事故で亡くなったJoshua Brownさんもそんな動画をたくさんアップロードしていました。


生前Brownさんが公開したオートパイロットモード走行中の動画


これは4月5日の動画なのですが、ご覧のように左から車線に割り込んできたトラックを愛車(Tessyと呼んでる)が検知してしっかり減速しているのがわかります。それで「オートパイロットでモデルSが助かった」というタイトルでモデルS絶賛の動画を公開していたんです。この1カ月後なので、「あの学習経験があるからこれもよけられるはず。学習させてやろう」と思ったのかもしれませんね。死人に口なしですが...。

なお、この動画はテスラのイーロン・マスクCEOもツイートしてます。なんという因果...。




Levy Journalが入手した警察調書によると、BrownさんのモデルSは高速道の出口を降りて、信号のないジャンクションを左折する18輪トレーラーの下に巻き込まれてしまったようです。なぜ巻き込まれたのか? その辺の詳しい状況はNHTSAが調査中です。

素人感覚では、衝突を回避する判断をすでに出した車を人間がテイクオーバーすると、むしろ事故につながるっていう危惧も。センサーの死角、ソフトウェアのバグ、システム障害なんかの万が一に備えて、いつでも両手をハンドルに置いておかなきゃならないっていうのが、そもそもおかしいっちゃーおかしい。そんなバックアップに人間が要るシステムより「全」自動運転車の方が一番安全というのは、アメリカ46都市の運輸部の上の人たちも一致した見解です。

全自動運転の未来のためにはデータが欠かせません。この種の事故データは運輸省に提出が義務付けられています。テスラ社も事故発生のわずか数週間後の段階で、政府公式発表のずっと前に、データ提出中だと発表しています。UberからGoogleまで、企業はこういう対応がマストですね。

そういえば、こないだ「誰の命を優先するか」を決める自動運転車が抱える倫理ジレンマの長文の研究成果が話題でした。Googleも蚊のようにバスに衝突した自動運転車初の自責事故で学んだ教訓をSXSWで長々と語っています。でもどちらも相手は人間ドライバーという前提なので、話が見えてこないんですよね...。

仮に今回、相手のトレーラーも「全」自動運転車で、両方の車が情報をやりとりできる超ベーシックな機能(NHTSAが全車両の基準を策定中)さえ備えていたら、衝突するずっと前に情報が飛んできて衝突なんてしなくて済んだはずなのです。「ハンドルに両手」が「完全ハンズフリー」になって、車からハンドルがなくなるまで、人為事故は避けられない気がしますよ...。



Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(satomi)
Photo by shutterstock.

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.