• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,,  10:00 PM

家族3人でセブ島へ移住し英語留学。「親子留学のリアル」をレポート

家族3人でセブ島へ移住し英語留学。「親子留学のリアル」をレポート

160627philipne_top.jpg

こんにちは、フリーライターの庄司里紗と申します。

私は大学卒業後、CM音楽制作会社を経て、フリーライターとしてアーティストやビジネスパーソンのインタビューを中心に、雑誌やウェブで活動しています。2012年9月からは英語を学ぶため、夫と当時3歳の息子の家族3人でフィリピン・セブ島の語学学校に半年間、親子で留学していました。卒業後はそのまま留学先の学校に現地就職したり、ライターとして活動しながら親子留学のプログラムを開催したりと、計3年ほど家族でセブ島に暮らしていました。

現在は明治大学・サービス創新研究所の客員研究員として早期英語教育に関する研究を行い、親子留学アドバイザーとしても活動しています。

近年コストパフォーマンスの良さやマンツーマンレッスンを受けられるなどの理由で、英語を学びにフィリピン・セブ島へ留学する方が増えています。

私たち家族も、セブ島で英語力を鍛え、その後はアジアの各都市を周り、住みやすそうな都市が見つかればそのまま長期滞在したいと考えていました。今回は、なぜ私が親子3人で留学をするに至ったのか、親子留学とはどのようなものなのか、ご紹介いたします。


なぜ親子でセブ島に? 海外に行く選択肢はもともとなかった


もともと海外に行く選択肢はまったく考えていませんでした。英語も話せなかったですし、アジアは1回だけ香港に行った程度でした。


一番のきっかけは東日本大震災だった

海外へ移り住むことを考えた一番のきっかけは、東日本大震災でした。実は主人の実家が仙台にあり、いずれそこに家族で帰る予定だったのです。しかし子どももまだ小さく、当時は原発事故に関する情報が錯綜していたこともあり、帰るべきかどうか悩んでいました。そんなとき、たまたま仕事で東南アジア移住に関するリサーチをする機会があり、「いっそのこと海外にしばらく住んでみたらどうだろう?」と本気で考えるようになりました。

一方、主人は「俺は行かない」と大反対でした。しかしその直後、主人は病気で倒れ、長期入院を余儀なくされてしまいました。同室になった患者さんが亡くなる姿を見た主人は、「人間いつ死ぬかわからない。やりたいことは今やらないとダメだ」と考えを変えたのです。そこで体調が回復してから、海外移住に備えてフリーランスで活動するなどして、資金を貯め始めました。


この先英語ができないとヤバイという危機感があった

「海外に住む」と言っても、当時の私たち夫婦は、中学レベルの英語もままならないレベル。今後の海外生活や、自分たちのキャリア、さらに子どもの将来を考えると、英語ができないとヤバイという危機感は強くありました。そんなとき、フィリピン留学を特集している本を見つけました。セブ島は有名な観光地で、英語が公用語です。留学費も1人1カ月15万円からと安く、先生と1対1で授業を受けることができる。そこで、まずはセブに半年間留学することに決めたのです。


親子での留学生活はとにかく大変だった


160627philipne_road.jpg

セブ島の交通量は多く、信号も少ないので道を渡るのも一苦労。


日本とは異なる環境の中、親子での留学生活は思った以上に大変でした。

留学するとまずは語学学校の寮に入ります。授業に関しては、50分のマンツーマン授業を4コマ取りました。午前と午後も、夫と私が交代しながら子どもに同伴してレッスンを受ける、そのような毎日でした。

部屋に帰ったら子どもを寝かしつけ、しかも仕事をしながらだったので、先生から課される宿題をする暇もなく、寝ることもできず、本当に苦労しました。夫婦ゲンカも増えました。


子どもがアレルギーに

留学開始2週間後には、子どもがフィリピン料理を食べて、口の周りが赤く腫れ上がってしまったことがありました。これはかなり怖かったです。病院の先生に調味料が合わないと言われて、その後は学校での夕食はなるべく控え、ありあわせの材料で和食を作ることにしました。


160627philipne_local-market.jpg

セブ島のローカルマーケット。日本で売っている食材とは一風変わっています。


また子どもはなかなか現地の生活に慣れず、「日本に帰りたい」とよく言いました。学校には同年代で一緒に遊べる友だちがいなかったため、心細かったのだと思います。またセブ島には公園など子どもが遊べる場所がほとんどなく、部屋にいる時間が多くなりがちでした。


「NO!」レッスン中は先生から逃げまくる

子どもの授業中にも色々と問題が発生しました。3、4歳の子が個室のブースで50分マンツーマンレッスンすることはなかなか難しいです。英語がまったくわからないと、子どもの集中力は15分で限界です。

息子は日本にいる間に英語の勉強をほとんどしていませんでした。そのため、最初は環境に慣らすために親のクラスに同行させ、途中から1コマだけキッズクラスのレッスンを取りました。

実際に授業を受けると、フィリピンの方は子どもが好きなので、「わーっ!」と息子に寄ってきます。もちろん英語なので、息子からすると何と言われているのか意味がわかりません。怖がって逃げ回る息子が最初に覚えた言葉は「NO」。最初は「NOOOO!」としか言えませんでした。

そんな息子を見て、私たち夫婦はとても悩みました。息子もいきなり環境が変わり、言葉もわからない人に囲まれ、不安だったと思います。大人には英語ができると就職に有利だ、といったモチベーションがありますが、子どもにはありません。まずは外国人とのコミュニケーションに慣らせるところが大事かと思います。


160627philipne_mantoman-lesson.jpg

セブで主宰していた親子留学プログラムのキッズクラスの様子。


最初は外国人を怖がっていた息子も、学校の先生やスタッフが可愛がってくれたおかげで、最終的には仲良くなれました。コミュニケーションを取ろうという意欲が湧いたようで、一生懸命単語や本を見せたりしていました。本人も、自分の好きなお兄さんやお姉さんには「何か伝えなきゃ!」と思ったようです。


160627philipne_teachers.jpg

親子留学プログラムでお世話になった先生たちと。


留学後半からは退寮し、子どもはインターナショナル幼稚園に


子どもがいるため、寮生活ではほかの留学生の方に気を使ったり、自炊も自由にできなかったりして不便でした。そこで留学後半の3カ月目からは、学校と交渉して寮を出て、自分たちで家を借り、そこから語学学校へ通学し始めました。

また子どもの授業に同伴しながら、自分たちの勉強や仕事をすることが難しく、学校には息子と同世代の友だちがいなかったこともあり、息子は現地のインターナショナル幼稚園に入れることにしました。


160627philipne_kindergarten.jpg

途中から通い始めたインターナショナル幼稚園での様子。

その幼稚園には、現地在住の日本人のお子さんや、フィリピン人とアメリカ人のハーフの子などが通っていました。息子は同年代の友だちと楽しんで過ごすようになりました。また幼稚園内でのコミュニケーションはすべて英語だったので、徐々に英語ができるようになっていきました。

親子留学を考える人が本当に望んでいるのは、子どもがこんな風に自然に英語を身につけることではないでしょうか? 子どもを語学学校ではなく、現地の学校に通わせる。親は語学学校に行き、家ではベビーシッターを雇いたい。私が調べたところによると、そう考える方は多いようです。ある程度、長期間(半年以上)の滞在が可能であれば、こうしたスタイルの親子留学を試してみる価値は大いにあると思います。

親子留学はとてもハードですが、子どもがいることは決してネガティブなことではありません。子どもがいるからこそ、留学に踏み切ることができるという面があります。私も子どもがいなかったら、そもそも海外に移住するという決断はできませんでした。子どもの将来を考えたときに、海外で多様性や異文化を肌で感じる体験をさせてあげたかった。自分の英語力だけが目的だったら、海外生活は絶対上手くいかなかったと思います。


子どもの変化 友だちがいたから英語が上達した


今、息子の頭の中には日本地図だけでなく、世界地図がすでに入っています。自分の生まれた国は日本で、今住んでいるのはフィリピン。「僕の友だちはアメリカや中国から来たんだよ」と言っています。

160627philipne_road2.jpg


日本以外にも国があり、さまざまな人種の人が、各々の文化の中で生活している。海外には自分の言葉や考えが通じない人がたくさんいる。それは日本を出て、自分の肌で直接体験しないとわからないことです。子どもの時点でそれを経験できたのは、とても大きいと思います。


LとRの発音を間違えるなんて有り得ない

息子は英語をスペルではなく、音で覚えています。だからLとRの発音を間違えるなんてことはありえません。絵本の読み聞かせをしているときに発音を間違えると、「ママ、違う!」と言われてしまいます。LとRの発音は彼にとって、極端にいえば「た」と「ダ」のようにまったく違うものなのです。


友だちがいたから英語を話せるように!

セブ島にいた頃、息子は外国人とのコミュケーションにまったく問題はありませんでした。日本にいても外国人がいれば、「Hi」と言って怖じ気づくことなく英語で話しかけます。

息子に「英語をどうやって覚えたの?」と聞いてみたことがあります。すると、「パーカーがいたからかな!」と即答していました。パーカーは近所に住んでいたアメリカ人のハーフの子で、1年半毎日のように一緒に遊んでいました。彼は毎日、息子の英語の発音や言い回しを直してくれたそうです。本人も「幼稚園に通っているだけだったら、こんなに話せるようにならなかった」と言っていました(笑)。 やはり言葉の上達のカギは「思いを伝え合う」というコミュニケーションにあるのだな、としみじみと感じました。


親子留学で子どもと一緒に学ぶメリット


親子留学のいい点の1つは、自分が英語の勉強を含めて海外で頑張っている姿を、子どもに近い距離で見せられることかなと思います。子どもって親がすることに興味を持って、真似をしたがりますよね。私が先生と一生懸命英語を勉強している様子を見て、「ママがやっていることだから、きっと面白いはずだ」と思ってくれたのかなと思います。

お母さんはエステに行って、子どもは英語の勉強を頑張りなさい、というやり方は、私は好きではありません。親も子も一緒に頑張る、というスタンスの方が、やらされている感もなく、子どもも自然と勉強できるのではないでしょうか。


子どもと一緒にいる時間を最大化、家族の仲も深まる


160627philipne_lesson.jpg


子どもとの時間を増やせることも、親子留学の良い点だと思います。良いことも悪いことも含めて、家族揃って子どもと一緒にいる時間を最大化できました。あとは家族の絆も深まりましたね。「日本を離れて、お金もコネも英語力もない状況で、3年も海外でがんばれたんだから、私たちもう世界のどこででも生きていけるよね」と夫ともよく話しています。「もう何があってもたいていのことは大丈夫」。今ではそう思えるようになりました。


親子留学で家族の人生が変わった

もしセブ島へ行っていなかったら、私たち家族は、今とはまったく違う人生を歩んでいたと思います。もちろん日本とは大きく異なる環境の中で、育児をしながら仕事に英語の勉強と、苦労することも多かったです。しかし3年間に渡るセブ島での豊かな異文化体験は、私にとっても息子にとっても、今までの生き方や世界に対する見方が大きく変わるきっかけになりました。親子留学に挑戦して本当によかったです。


親子留学向け語学学校一覧

(聞き手・構成:三上泰徳/School With

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.