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印南敦史印南敦史  - ,,,,,  06:30 AM

苦手な人ともチームで一緒にやっていくためには?

苦手な人ともチームで一緒にやっていくためには?

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苦手な人が気にならなくなる本』(山﨑洋実著、日経BP社)の著者は、おもにママ向けの講座で、コミュニケーションについてのコーチングを続けているという人物。いうまでもなくコーチングとは、会話を通じて相手の自発的な行動を引き出すコミュニケーションの手法ですが、ママ向けであろうがビジネス向けであろうが、「コミュニケーションの本質は同じ」なのだと断言しています。そして、コミュニケーションには2つあるとも。

コミュニケーションには、2つの種類があります。『対人』のコミュニケーションを思い浮かべる人が多いと思いますが、もう一つ、私が大事にしているのは『対自分』のコミュニケーション。人とうまくかかわるためには、まず自分を知り、自分の感情とうまく付き合えるようになること。そうすれば、おのずと周りとのコミュニケーションも円滑になります。(「はじめに」より)

このような考え方に基づき、本書では著者がママさんに向けて伝えているセオリーの視点をビジネスに置き換え、社会人になってぶつかるさまざまな問題点の対処法を明かしているわけです。きょうは複数のメンバーで、円滑に、よりよい仕事をする際に大切なことを説いた第3章「強みを生かしチーム力を発揮する」に焦点を当ててみましょう。



ゴールを常に確認する


チームで仕事をする際にもっとも必要なのは、全員が同じゴールを目指すこと。そして達成に向け、ブレることなく各自の仕事を進めていくこと。

たとえば仕事のなかで自分が主導権を握りたいと考えていても、出しゃばる人がいるためにうまくいかないことがあります。でも、そんなときは、スイッチをオフにすればいいのだと著者。職場は決して自己実現の場ではないので、周囲や会社のためになるのであれば、誰が中心にいようと問題ないと考えるわけです。ゴールを見ていれば、それは決して難しいことではないとか。

うまくいかないときは、一生懸命やればやるほど、たいていはこのゴールを見失っているものだと著者は指摘します。チームで働く場合にゴールを共有できなければ、そのプロジェクトはうまくいかなくて当然。でも、特に長期間のプロジェクトとなると、とかくゴールを見失ってしまいがち。そこで、「ゴールはなにか」を何度も確認することが大切だといいます。そうすれば、自分がどうあるべきかが見えてくるから。

同じゴールに向かって全員の心をひとつにし、大きな仕事を達成する喜びや楽しさは、1人だけの仕事では決して味わえないもの。1人なら1馬力ですが、10人集まれば10馬力。さらに、お互いにいい影響を与え合うことができれば、そのパワーは10馬力以上にもなるものだということ。(72ページより)


パターンは相手によってプラスにもマイナスにも


たとえば手の組み方から仕事の仕方まで、私たちはいくつも自分のパターンを持っているもの。そしてもちろん、そのパターンは人それぞれ。自分にとっては当たり前でも、人から見ればそうではないということです。だから当然、優劣もないことになります。そして、そのパターンはプラスになったり、あるいはマイナスになったりもします。なぜなら物事には必ず二面性があり、関わる相手によって受け取り方も変わるものだから。

「仕事のできる相手」に対して、「おもしろくない」と感じるようなことは誰にでもあるでしょう。それは自分にやる気があるからで、だからこそ「仕事のできる人」のふるまいを見るにつけ、「私は役に立っていない。必要とされていなくて悲しい」と感じてしまうわけです。

だから、消極的な人や、いやいややっているような人から見れば、なんでも積極的に進めてくれる「仕事のできる人」は「とてもいい人」になるということ。ところが自分も役に立ちたいという人から見ると、その人は自分から仕事を奪う「悪い人」になってしまう。

つまり、「いい人、悪い人」とは、自分にとってただ都合のいい人か、悪い人かの違いだけだということ。たしかにそう考えれば、人づきあいも少し楽になりそうです。(74ページより)


チームでの自分の役割を理解する


チームでなにかをはじめるとき、著者はメンバーに自分のパターンを伝えてもらうようにしているのだそうです。たとえば「中心にいたい」「フィーリングで決める」「思ったことを素直に言葉にしてしまう」などを、最初に伝えておくわけです。なぜなら、うまくいかないときは、だいたいこのいずれかのパターンがマイナスに作用しているから。

自覚していれば自分でも気づきやすく、また、同じチームの人も「この人は中心にいたい人だから、すべて仕切ってやってしまうとやる気を削いでしまう」とわかり、パワーバランスを意識できるということ。そして「ある程度の仕事をしっかり任せよう」などと、相手を生かすことも可能になるわけです。

チームで仕事をするときは、「メンバーのなかで自分はどんな役割だとうまくいくのか」を考えてみることが大切。リーダーシップをとったほうがいいのか、サポートにまわったほうがいいのか、どんな役割を期待されているのかを考えてみるということです。また自分だけでなく、チームのみんなにも考えてもらい、プロジェクトをはじめる前に役割の共通認識を持つと、チーム力がぐんと増すといいます。

逆にうまくいかないときは、自分のパターンを意識的にオフにするという選択肢も。ひとりひとりが自分のパターンを見なおすことによって、チームが円滑に回りはじめるようになるわけです。(76ページより)


"ささやき戦法"でやる気アップ


ここで著者は、チームでのコミュニケーションが円滑になる最良の方法を紹介しています。それは、メンバーの長所や存在意義をきちんと言葉で伝えること。「○○さんがリードしてくれたから、みんなが動きやすくなってるよ」「××さんのサポートのおかげだよ」など、心のなかで思っていることを直接、本人に伝えるべきだというのです。

私たちは普段、なかなか人に気持ちを伝えることができていないものでもあります。だからこそ、お互いのいいところを伝え合うことで、ひとりひとりのモチベーションをアップさせ、チーム全体の雰囲気をよくすることに意義があるというわけです。

特に、チーム内で「元気がないな」「行き詰まっているのかな?」などと感じる人にこそ声をかけるべき。メンバーとのコミュニケーションが、評価やダメ出しばかりになってしまわないように、常に気配りが求められるということ。

また、人を介してほめるのも効果的。たとえばBさんを褒めるとき、直接伝えるだけでなく、Aさんにも「Bさんがこんなふうにがんばってくれたので助かった」と伝える。すると、たいていはAさんがBさんに「○○さんがこんなふうにいってたよ」と伝えてくれるものだというのです。ちなみに著者はこれを、「ささやき戦法」と名づけているのだそうです。

直接ほめられれば、もちろんうれしいもの。でも、自分のいないところで誰かが自分のことを評価してくれていると知ると、うれしさはさらに増すというわけです。いうまでもなく、「役に立っている」と実感できる場面をたくさんつくることによって、人はがんばれるものだから。

チームの雰囲気がよければ、成果も必ず上がります。しかしマイナス面や否定の言葉ばかりをいい合うチームだと、みんなが萎縮して意見をいわなくなってしまうことに。そんなチームからは、よい商品やサービス、アイデアは生まれないわけです。(79ページより)


互いの強みを生かす


人には必ず強みがあります。そこで、「普段から当たり前にできているパターン」に気づき、必要なときにそれを出し、生かすことが強みになると著者はいいます。そして、自分自身の強みを見つけるためにおすすめなのが、上司や同僚、友だち、家族など身近にいる人たちに幅広く聞いてみること。

また、褒められたときには、「いやいや、そんなことないよ」などと謙遜せず、「具体的には?」「たとえばどんなところが?」と詳しく聞いてみるべき。理由は、自分では欠点だと思っていたことが、実は強みだったりすることもあるから。そして強みは、自分でそれを認識した瞬間から自分自身の武器になるといいます。だとすれば、ないものを得ようとするのではなく、すでにあるものに気づけばいいわけです。

人が認識しやすいのは強みではなく弱みなので、つまりは欠点ばかりに目が行きがち。自分にできないこと、苦手なことは気になってしまうのです。しかし、欠けた部分を「足りない」ときにするのではなく、「欠けている」とありのままを認めることで、周囲の力を借りることができるもの。

自分の弱みを公言して、助けを求めるほうが結果を生みやすいこともあります。一人で頑張ることも大切ですが、時に誰かに甘えることは、社会人として大事なスキルでもあるのです。仕事ができる人ほど、弱みを堂々と認めて隠さないし、人に頼るのが上手です。(88ページより)

努力をしなくていいという意味ではなく、素直に認めることで、仕事もうまくいくことが多い。著者はそのことを知ってほしいのだそうです。「開きなおる」でも「諦める」でもなく、できない自分に対して「折り合いをつける」ということ。(81ページより)




本書のフックになっているのは、各章の冒頭に掲載されているマンガ。その内容を軸として話が進められていくため、リラックスして読み進めることが可能なのです。また、能力を高めるために役立ちそうなワークも豊富。オフィスでのコミュニケーションに悩んでいる人にとっては、大きな力になってくれそうです。


(印南敦史)

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