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印南敦史印南敦史  - ,,,  06:30 AM

「リストマニア」が教える、有効的なTo Doリストのつくり方

「リストマニア」が教える、有効的なTo Doリストのつくり方

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リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣』(ポーラ・リッツォ著、金井真弓訳、飛鳥新社)の著者は、アメリカの著名TVプロデュ―サー。そして、「いまの自分があるのはリストのおかげ」と信じて疑わないというほどの「リストマニア」でもあるのだそうです。しかし、そもそもリストマニアとはなんなのでしょうか?

Dictionary.comによると、これは「リストづくりへの情熱を持っている状態」。インターネットの百科事典、Encyclo.co.ukでは「リストづくりに異常なほど惹かれる状態」と定義されています。
そう、わたしはリストなしにはいられないのです。(中略)
わたしがテレビ界のアカデミー賞とも称される「エミー賞」を過去に受賞できたのも、リストがあったからです。締め切りに追われていても、リストを使うことでさらに多くの仕事を進め、海外での結婚式を計画し、引っ越し先を見つけられました。(「はじめに リストがわたしの人生を変えた!」より)

ちなみに、そんな著者がいつもつくっているリストは、「やるべきこと」「行きたい場所」「物語のアイデア」「試してみたいアプリ」「お気に入りのレストラン」「読みたい本」「予定しているイベント」など、決して突飛ではなく、むしろ当たり前のことばかり。しかし本書が提唱する「リストフル・シンキング(リスト活用思考)」を身につけると、次のような利点があるというのです。

・職場でも家庭でも、もっと生産的で効率よくなれる
・新しい戦略がわかり、悪いリストづくりの習慣が改められる
・心からやりたいと思っていることに使える時間をより多く確保できる
・いつもなにもかもやらなくてもいいように、人生のさまざまな面をアウトソーシングする方法がわかる
・時間ができるので、もっとすてきなプレゼントをしたり、もっとすばらしいパーティを開いたり、もっとなにかに打ち込めるようになる
・ストレスが減る
(「はじめに リストがわたしの人生を変えた!」より)

では、具体的にリストをどうやってつくればいいのでしょうか? まずは基本を知ろうということで、第2章「リストの定番! To Doリストをつくろう」から要点を引き出してみたいと思います。



To Doリストのつくり方「5つのステップ」


To Doリストをつくる場合にも、その他のリストを書く場合にも、「考えを紙に記す」という行為が心や体、精神によい影響をおよぼすといいます。リストをつくるというシンプルな作業に、ほんの少しだけ時間を費やすことによって、大きな見返りが得られるということ。そこで著者は、究極のリストづくりと、それをやり遂げる方法を解説しています。

1. ひたすら書き出す
目の前にないものは、たちまち忘れてしまいがち。そこで重要なのは、やるべきことが思い浮かんだらすぐに書くということ。この時点では、リストの項目がきちんと並んでいないことなどきにする必要はないそうです。

2. リストを整理する
やらなければならない多くのことがわかったら、次にすべきはリストの整理。仕事、家庭、子ども、娯楽など種類別に分け、生活の領域ひとつひとつについて専用のリストをつくるわけです。

物事をきちんと分けることで、心の準備ができると著者はいいます。そうすれば、リストを見るときにはその作業に取り組む用意ができているということ。さらに、没頭してしまいがちなタスクについては開始時間と終了時間を決めるというように、1日の時間を区切るといいとか。

3. 優先順位をつける
種類別に分類したリストができたら、各項目をよく調べ、締め切りや重要度に応じた順番をつける番。そうすれば脇道にそれることなく、「いますぐやるべきこと」だけに集中できるわけです。

4. リストを書きなおす
リストを種類別に分け、もっとも重要なことを決めたら、次はリストの書きなおし。読みやすくきれいなリストをつくれば、いっそう目を向けたくなり、順番に項目を消していこうという気になるというのです。

5. 何度でも繰り返す
物事をやり遂げるために大切なのは、「いくつでも必要なだけリストをつくる」こと。著者もリストを毎日つくり、1日のいつでも、そのリストに項目を付け加えるのだそうです。そして次の日は、前日に片づけられなかった項目をリストに付け足して進めていくわけです。

(52~56ページより)


やり遂げるための「6つの方法」


リストをつくるときには、「それらを本当にやり遂げることができるのか」という問題がつきもの。そこで、いったんリストをつくったら、その問題を軽くするための簡単な方法をいくつか試してみるといいそうです。

1. リストを評価する

優先順位をつける:
To Doリストに取り組むとき、優先順位をつけることは唯一の、そしてもっとも大切なこと。

現実的になる:
To Doリストをつくるときは、正直で現実的になるのが難しい場合もあるもの。しかし、どれに取り組むことが道理にかなうかを判断できる能力は貴重。

絞りこむ:
適切で具体的なリストをつくると、あらゆる無駄を省くのに役立つそうです。たとえば「車庫を整理する」というように漠然と書くのではなく、タスクのなかの各ステップに注目するということ。「整理する」ことの各ステップを書き出すと、やり遂げるのに役立つといいます。また、

・クリスマスのデコレーションでいらないものを処分する
・道具類は1か所にまとめる
・車を停めるべきところにあるガラクタを片づける
(60ページより)

というように、リストの項目は具体的な作業にするといいそうです。行動を具体的に表現する言葉を使うと、目標から外れないということ。

2. リストを強化する

小さな勝利:
物事を小型化し、より簡単なタスクをいくつかリストに入れておくと、その項目を素早くやり遂げられるといいます。ときにはより簡単なタスクをやり遂げることで、やる気を引き出すわけです。

違うリストをつくる:
取り組みたい課題ごとに違うリストをつくれば、うんざりしたり、いろいろなタスクを混同したりといったことがなくなるそうです。

3. リストを他人に任せる

リストの項目をアウトソーシングする:
「自分でタスクを引き受けるのではなく、他人に任せられるようになると人生が変わる」と著者。

「ノー」という:
「ノー」のひとことで、本当はやりたくない仕事を断れば、人生を取り戻すことが可能。

4. 締め切りを設定する
締め切りの設定は、まだ終わっていないタスクを減らすことに役立つそうです。

5. 自分へのご褒美を設定する
To Doリストに関しては、自分への"賄賂"が効果的。楽しみに待てるものを用意すれば、To Doリストから項目を消すことがさらに魅力的になるといいます。

6. 自分に思い出させる
やるべきことをことごとく記憶しておくことは不可能。そこで気を楽にして、スマートフォンのカレンダーやアプリの「リマインダー」も使うべきだとか。To Doリストが目に入らず、そこに載った項目を消さないということはありがち。でもリマインダーをセットすれば、リストを見る必要性を思い出せるわけです。

(58~58ページより)




著者のライフスタイルや経験に関する記述も多いため、やや漠然としている部分もあるものの、日常生活におけるリストの重要性ははっきりとわかるはず。なお著者が立ち上げたリストづくりに関するサイト「ListProducer.com」も本書を読み終えたあとでチェックしてみれば、リストづくりの楽しさをさらに実感できるかもしれません。


(印南敦史)

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