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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  10:00 PM

数字以外にも走るモチベーションを。箱根駅伝に出場して燃え尽きた私がおすすめする「道を楽しむ」という走り方

数字以外にも走るモチベーションを。箱根駅伝に出場して燃え尽きた私がおすすめする「道を楽しむ」という走り方

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はじめまして。株式会社ラントリップ 代表取締役の大森英一郎と申します。社名に"ラン"が入っていることから予想できるかもしれませんが、ランナー向けのサービスを提供している会社の代表をしています。

もちろん、ランニングが好きでこの会社を作ったわけですが、実は過去に「走ることがキツくて嫌で仕方ない時期」がありました。

今回はそうした経験があるにも関わらず、私が今ランニングを楽しめている理由をご紹介します。これから走り始めたいという方や、ランニングが続かなくて挫折してしまった方、そもそも苦手意識のある方の参考になれば幸いです。


箱根駅伝出場後、燃え尽き症候群に


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大学時代、選手として箱根駅伝を走る筆者。当時は充実していた反面、月に800km走ることもあるなど非常にハードな日々だった。


さて、まずは辛かった時期のお話です。

私は学生時代に一般入部生として法政大学の陸上部に入部しましたのですが、すぐに自分がどれほど場違いなところに来てしまったのかを知ることになりました。

それもそのはず、法政大学の陸上部は、創部以来多くの優秀な成績を残し、全日本インカレ、箱根駅伝など短距離・長距離問わず大学トップレベルで活躍しています。スポーツ推薦で全国から選りすぐりの選手たちが毎年入部してきます。来年も再来年も、自分より速い1年生が何人も入ってくることがすでにわかっている環境です。もはや笑うしかありません。私のように何の実績もない選手は、箱根駅伝を目標とすることすらおこがましいレベルでした(学校の名誉のためにいうと、これは当時の個人的な感想で、どんな選手にももちろんチャンスはあります)。それでもなんとか練習を継続させて実力をつけ、卒業直前の4年生の冬に箱根駅伝に出場することができました。

しかし、1分1秒を競う生活を何年も続けた反動からか、目標を達成した瞬間に、いわゆる"燃え尽き症候群"に陥り、卒業後は1歩も走らなくなってしまいました。ついに苦しさから解放された、もう走らなくていい、よく頑張った、という心境でした。もちろん記録が伸びていく達成感はありましたが、私にとって「数字至上主義」の世界で走り続けていくのは限界でした。


市民ランナーと出会い、ランニングの魅力を再発見


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地元・神奈川県横須賀市で筆者が開催したランニングイベントの様子。市外からの参加者が多数。


1歩も走らない生活が3年ほど続くと体重は13kgも増え、いよいよ自分も運動をしなければと思うようになりました。そこで、「どうせなら学生時代の経験を活かして市民ランナーの方たちの役に立ちたい」と考え、サラリーマンをしながら、陸上仲間とNPOを設立してランニングイベントやレッスンなどの活動をスタートしました。

これが私の転機となりました。人に教えるつもりで始めた活動でしたが、逆に参加者の方たちから走ることの楽しさを教えてもらうことになったのです。 市民ランナーの方たちは、成長のプロセスそのものを楽しんでいたり、走ることで心や体をリフレッシュさせることを目的としていたり、走った後にみんなでお酒を飲むことを楽しみにしていたりと、ランニングに対していろいろな楽しみ方を持っていて、純粋に"走ることそのもの"を楽しめるようになりました。

また、再び走り始めることで、心も体も軽くなり、仕事中の集中力が格段に高まり、思考がどんどんポジティブになり、日常生活では巡り合わないような方たちとの出会いが増え、眠りが深くなり、美味しいものを食べても太らない、という生活を手にすることができました。今は、走ることで確実に人生が豊かになると考えています。


ランニングは"ペナルティ"? 数字以外のモチベーションを持とう


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多摩トレイルでのイベントの様子。「この道走ったら面白そう」というポイントを自由に走り、時には歩き、立ち止まり、振り返ると、ランニングの新たな魅力が見えてくる。


だからこそ、どんな人にももっと気軽に、自由に、一生涯ランニングを楽しんでもらいたいと思っています。しかし、ランニングを始めても1年以内にやめてしまう人が7割近くいるというデータもあります。私自身思うように結果が出ずに、好きで始めたはずのランニングに本気で苦しめられているランナーにも何度も出会ってきました。これらの要因となっているのが、ランナーの良し悪しが結局のところ記録や距離といった"数字"でしか判断されていない「数字至上主義」にあると私は考えています。

もちろん、自己記録を塗り替える達成感や、過去の自分に打ち勝つチャレンジを否定するつもりはありません。こうした経験も間違いなく人生を豊かにしてくれると思いますし、私も過去の経験が自信につながっています。

しかし、「走ること=数字を向上させる行為」になってしまうと、どこかで必ず限界が訪れます。なぜなら人は必ず歳をとるからです。ほぼすべての人に、いつか自己記録を越えられなくなる瞬間が訪れるわけで、その時に数字だけがモチベーションになってしまっていると、そこから先に進めなくなってしまいます。これではいつまでもランニングを楽しむことが難しくなってしまいます。また、日本人にとって長距離走は体育や部活動の経験から"ペナルティ"のイメージも強いので、これからランニングを始める人にとって大きな障壁にもなってしまいます。

だからこそ、私は「数字以外のモチベーションを持つ」ことが大切だと思っています。


いい道を求めて旅をしよう


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新潟市にある夕日が美しい道。道を知ることは、その土地の歴史や文化、住む人のライフスタイル、地域の魅力や未来を知ることにつながる。


世界中に、いい波を求めて旅(移動)をする「サーフトリップ」という楽しみ方をライフスタイルとして取り入れるサーファーがたくさんいます。私は、ランナーにも"いい道を求めて旅をする「ラントリップ」という楽しみ方"を広めたいと思っています。

ランナーの方には共感いただけると思いますが、生活圏外の道や旅先を走ることは、この道はどこにつながっているんだろうとワクワクしたり、思いもよらぬ発見があったり、以前からその街を知っていたような気になったりしてとても楽しいものです。

休日は仲間と一緒にいい道を走って、温泉に浸かり、その土地の美味しいものを食べる。誰かとタイムを競いあう必要はなく、途中で立ち止まったり、歩いたり、電車に乗ってもいい。そんなスタイルを取り入れることで、次はどんな道を走ろうかと想像したり、自分にとっての最高の道を探し続けたり、新しい楽しみが出来るかもしれません。

私は、この"知らない土地を走る"という「数字以外のモチベーション」を持つことで、自由に、気軽に、楽しく、走ることができるようになりました。


ローカルランナーと走ってみよう


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岐阜・白川郷の合掌造りを眺めながら早朝ラン。バスや電車よりも小回りが利き、朝の小一時間で意外と多くのスポットを回ることができる。


世の中には、その土地のローカルランナーだからこそ知っている魅力的な道がたくさんあります。私は出張や旅行に行く際は、その土地のランナーを紹介してもらい、その人の自慢の道を一緒に走らせてもらいます。初対面でも走っているうちに必ず仲良くなれますし、自分の足で走ってまわることで、印象に残り、その土地が思い出の場所になっていきます。

みなさんもぜひ、SNSなどで友だちに紹介をお願いしてみたり、その地域のランニングクラブやサークルに飛び込んでみたりしてみて下さい。きっと新しい世界が広がっているはずです!




以前ライフハッカー[日本版]でも紹介しましたが、大森さんはランナー同士でオススメの道を投稿しあう「ラントリップ」というウェブサービスを運営されています。国内だけでなく外国の道も投稿されていて、エリア・起伏や信号の有無・更衣室やトイレの有無といったさまざまな条件で道を検索することができます。今は特定のユーザーさんのみが投稿しており、コース数はまだ少ないとのことですが、将来的には誰もがコースを投稿でき、その土地を訪れるランナーとローカルランナーが出会い、一緒に走ることができるようなサービスを目指しているそうです。

「走ること」を大きく広げてくれる新しいサービスだと思いますので、ご興味を持たれた方は登録して利用してみてください。


素敵なランニングコースやイベントを簡単検索 ラントリップ

(大森英一郎)

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