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和田美樹  - ,,,,,  11:00 PM

自分や家族が鉛にさらされていないか知る方法

自分や家族が鉛にさらされていないか知る方法

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「水も、土壌も、塗料も...」と、先の討論会でヒラリー・クリントンが言ったことは事実です。鉛の問題があるのはミシガン州フリントだけではありませんし、水は、数々の問題の始まりにすぎません。あなたの住む場所に鉛が存在するかどうかを知り、どうすればよいかを紹介しましょう。


水道水中の鉛を検査する方法


水道水の大半は安全ですが、フリントの水危機(鉛で汚染された水道水が発見された)のようなことが起きる世界において、そんなことを自動的に信用はできないと言うあなたの気持ちは十分理解できます。

あなたの地区の水道会社から毎年「消費者信頼レポート」と呼ばれる報告書が送られてきているはずです。もし水道水に鉛が含まれていれば、そこに濃度を記載することが法的に義務づけられています。このリンクは、米国疾病対策センターが用意している、この報告書を理解するためのガイドです。もしあなた自身が水道代を払っている本人でない(光熱費込みの賃貸の)場合は、あなたに報告書が送られてくることはありませんが、このリンクで、多くの自治体の報告書を見ることができます。ツールを使っても住んでいる地域の水道会社がわかりますが、もっとも確実に水道会社を知る方法は、送られてくる請求書を見るか、あなたの水道代を払っている人に直接聞くことです。大家さんや、学校や会社の総務などに聞けば教えてもらえるでしょう。

鉛と銅の水道管を通ってきた水道水には、パイプからしみ出す鉛の濃度を最小限にするために腐食防止処理が施される決まりになっており、水道会社は水質検査を行って、鉛が検出されたならば、住民に報告する義務があります。また(すべてではありませんが)多くの水道会社が、要請を受ければ、あなたの家庭の水質検査を無料で提供しています。

水道会社の水質検査を信用できない、個人所有の井戸を利用しているという場合は、水道水中の鉛濃度を検査してくれる第三者検査機関があります。米国環境保護庁が、認定を受けた検査機関のリストを公開しています。

水のろ過システムも役には立ちますが、完全な解決策とはならないでしょう。フリントの場合、鉛濃度が、一部の家庭では4000 ppbと非常に高い(基準値は15ppb)ため、ろ過してもまだ危険です。認可されたフィルターは、鉛濃度が150ppb以下の水の鉛を96%除去することができるとされています。

公衆安全衛生に関する認証機関、NSFインターナショナルが、水のフィルターの仕様を検索できるデータべースを提供しているので、どこのブランドのフィルターが、鉛、またはあなたが懸念するほかの汚染物資をろ過できるかを調べられます。すべてのフィルターがその機能を果たすわけではありません。たとえばBrita のフィルターは、鉛を除去するとは言っていません。しかしピッチャー式のフィルターならば、鉛を取り除くものがあります。『ZeroWater』というブランドで一般の店で売っています。


あなたの土壌がなぜ鉛に汚染されている可能性があるのか、そしてどうすればよいのか


もう1つの汚染源は、かつてガソリンに含まれていた鉛です。現在ガソリンスタンドで給油するガソリンには鉛が含まれていませんが、もうないと思ってはいけません。昔の鉛がどこかに残留しているはずです。どこかとは、車やトラックが多く通る場所で、交通量の多い道路近くの土壌に──そこの交通量が、有鉛ガソリンが廃止になった1986年以前から多かったなら、たくさんたまっているはずです。そしてその近くに、民家や庭、公園が作られているのです。かつて工場用地だった場所にも鉛が残留しています。工場自体はとうの昔に解体されていても、鉛は残っており、そこにあなたの家が建っているかもしれないのです。また、塗料に含まれていた鉛ダストも土壌に入り込んでいる可能性があります。

これは、どのくらい心配すべきことなのでしょうか? それは一概に答えられることではありません。ミネソタ大学公開講座は、最大の危険は、小さな子どもが、汚染された土を実際に食べてしまうことだと報告しています。仮にそうなったとしても、子どもの年齢や食生活、総体的な健康状態によって、問題の深刻さは変わってきます。また、土壌中の鉛含有量の基準地も、州によって異なるのです。米国環境保護庁の基準値は、300ppmですが、ミネソタ州は100ppmだったり、カリフォルニア州はさらに低い80ppmだったりします。同大公開講座では、子どもが、汚染レベル300ppmの土を小さじ4分の3ほど毎週食べた場合、血中の値が「懸念レベル」に達するとしています。

鉛で汚染された土壌で育った植物が、鉛を吸収することはあまりありません。しかし、鉛汚染土壌の菜園で育った根菜に付着したり、汚染土壌で子どもが転げ回ったりするうちに口に入ってしまったりすることはあるでしょう。また、そうした土が靴に付着し、家の中に持ち込まれてしまう可能性もあります。

鉛の土壌検査は、水質検査や塗料の検査に比べ、少々困難です。消費者向けの検査キットでは、土壌中の鉛をあまりきちんと検出できず、お金のかかる検査機関の検査にも欠点があります。ですから、自宅の土壌が気になる特定の理由がなければ、検査は省略し、あなたや子どもたちが、土を口に入れない、汚れたらすぐにきれいにする、といった注意を守りましょう。

家庭菜園の野菜が気になるなら、可能な限り、古い民家や交通量の多い道路のそばに菜園を作らないことです。そして土をアルカリ性に、また肥沃に保ちましょう。ジャガイモの皮をむく、キャベツなどの外側の葉を食べない、などの対策も有効です。そして、もう1つできることは、プランターに市販の土を入れて野菜を育てることです。

家の中でも、靴に付着した土によって床が汚染される可能性があります。ですから、床を這いまわったり、物を口に入れたりする子どものいる家庭では十分に気をつけましょう。鉛ダストに接触するのは庭だけとは限らないことを覚えておいてください。その他の汚染源として挙げられるのは、建設や金属加工に従事している人の場合、職場です。また銃の射撃場でも多くの鉛ダストがまき散らされています。


鉛含有塗料について知っておくべきこと


米国連邦政府は、1978年に、鉛含有塗料を住宅に使用することを禁止しました。したがって、それ以前に建てられた家なら、家のどこかに鉛含有塗料が使われている可能性があります。ただし州や町によっては1978年以前に禁止されたところもあります。炭酸鉛は、塗料の顔料として非常に優れ、厚塗りができ、不透明性があります(現在では二酸化チタンがその役割を果たすことが多い)。しかし、唯一の欠点は、有害であるということでした。そのため段階的廃止が進められたのです。

鉛含有塗料に関しては消費者向けの検査キットがあり、ここにその使い方が説明された素晴らしいガイドもあります。築年数が高く、特に古民家の「魅力」に富む家に住んでいる人は、鉛がどこかにあると考えられるので、それに応じた対策を取りましょう。

壁に鉛入りの塗料が塗られていても、パニックに陥る必要はありません。塗料がはがれ落ちたり、かき落とされて鉛ダストが飛散したりするような状況でないなら、無鉛塗料を上塗りするのも1つの選択肢です。さらに良いのは、鉛を封じ込めるようにできている特別な製品を使うことです。

しかし、リノベーションを行うとき、大きな問題に直面するでしょう。窓を取り換えるといった単純な作業も頭痛のタネになります。リノベーションでは、大量の埃が出るため、鉛が飛散して、物の表面に付着するのです。もう1つ注意すべき点があり、それは、リノベーションで出た埃やはがれ落ちた塗料を掃除機で吸い取ると、鉛ダストをさらに空気中にまき散らすことになり、問題が拡大する可能性です。HEPA掃除機を持っている人はそれを使い、持っていない人は、濡らしたペーパータオルで埃をふき取りましょう。

家をリノベーションしたり、改修したりしようとしている人は、鉛汚染の軽減化に詳しい専門家を雇うか、DIYの場合は、鉛対策を考慮した作業方法に従ってください。環境保護庁がDIYをする人のための説明書と、認可を受けたリノベーション業者のリストを公開しています。また注意点を説明した動画もあります。


子どもや妊婦のいる家庭は、鉛に特に注意する


鉛の影響をもっとも受けやすいのは子どもです。脳の発達に影響が及ぶからです。大人も鉛中毒にかかりますが、高濃度の鉛に接触しなければ大丈夫で、症状も軽いです。大人の鉛中毒の症状には、疲労感、吐き気などがありますが、神経障害疾患につながる場合もあります。

しかし、妊娠していたり、子どもがいたりする人は、十分な注意が必要です。高濃度の鉛は、流産や死産の原因となり、胎児の脳の発達に影響を及ぼすことがあります。また、脳が急成長する5歳以下の子どもは、鉛中毒にかかるリスクがもっとも高いのです。

産婦人科医と小児科医は通常、あなたがどの程度鉛に触れているかを知るための問診をし、血中鉛濃度を調べる必要があるか否かを判断します。たとえば、家の築年数や飲み水がどこからきているか、最近リノベーションを行ったか、などを聞かれるでしょう。米国小児科学会は、子どもの血中鉛濃度が高い可能性がある場合にのみ、血液検査を勧めています。ですから、あなたの生活や家で鉛の問題が懸念される場合は、医師を受診した際に、そのことを遠慮なく伝えてください。

血液検査の結果については医師から話があるはずですが、現在では一般的に、5μg/dL以上が「懸念レベル」とされています。 そうなった場合は、家庭での鉛への暴露源(水、土壌、塗料など)を特定し、検査を行うよう促されるでしょう。鉛の血中濃度が45 μg/dL を越えている場合は深刻で、血中から鉛を排出させるキレーション療法が必要となるでしょう。私が教えるようなことではないかもしれませんが、キレーション療法は、医療専門家によって行われる複雑な治療で、有害金属中毒にかかった証拠もなく、個人が自らの手やサプリメントの服用で行えるものではありません。

そんなことにはならないことを祈ります。米国には(日本にも)、鉛中毒の問題は確実に存在しますが、どこにでも発生する問題ではありませんので、パニックになる必要はありません。医療専門家とお子さんの鉛のリスクについて話をし、家族全体のリスクを低減する対策を取りましょう。


Beth Skwarecki(原文/訳:和田美樹)
Photo by PIXTA.

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