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ライフハッカー編集部  - ,,,  10:00 PM

どんな走り方でもOK。仕掛け人、早野忠昭さんが語る「東京マラソン」のコンセプト

どんな走り方でもOK。仕掛け人、早野忠昭さんが語る「東京マラソン」のコンセプト

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ランニングのあるライフスタイルが、近年日本にも定着してきました。今やランニング愛好家は全国で2000万人を超えると言われます。

2016年で第10回を迎えた「東京マラソン」の影響は限りなく大きくなっています。2月28日(日)、今年も街は色とりどりのランニングウェアに身を包んだランナーたちで溢れ返り、東京マラソン2016は大成功を収めました。観戦するだけのレースから、自分も参加し楽しむ大会へ。まさに「東京がひとつになる日。」でした。

この大会を構想し、ここまで育ててきた立役者の1人が、2007年の第1回大会から運営に携わってきた東京マラソン財団事業担当局長で、レースディレクターの早野忠昭さん。

日本社会に大きな変革をもたらすとともに、世界最高峰の「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」の仲間入りを果たした東京マラソン。その企画やグランドデザインはどのように生まれたのか。尽きせぬ熱い思いを早野さんに語っていただきました。

ウェブメディア「Mugendai(無限大)」の記事より抜粋してご紹介します。

早野忠昭(はやの・ただあき)
一般財団法人 東京マラソン財団 事業担当局長/東京マラソンレースディレクター

1958年、長崎県出身。1976年インターハイ男子800m走全国高校チャンピオン、筑波大学体育専門学群を経て高校教諭として勤務。その後渡米し、コロラド大学大学院に在籍。アシックスボウルダーマネージャーとして勤務。帰国後、(株)アシックス勤務を経て(株)ニシ・スポーツ常務取締役に就任。2006年、東京マラソン事務局広報部部長、2010年7月一般財団法人東京マラソン財団事務局長、2012年4月一般財団法人東京マラソン財団事業局長、レースディレクター、2013年4月一般財団法人東京マラソン財団事業担当局長、レースディレクター、スポーツレガシー事業運営委員長


コロラド州ボウルダーで見つけたスポーツを愛する文化


── まず、早野さんとスポーツとの関わりについてお聞かせください。

早野:学生時代は陸上競技の400m走や800m走の選手で、ジュニアの日本代表にもなりました。その大会で海外の選手と顔を合わせたときに、カルチャーショックを受けたことが今の自分の原点です。夏なのにアウターを着こみ、汗だくになって練習している我々日本チームの隣で、彼らは音楽を聴き、ダンスをしながらウォームアップをし、楽しそうにトラックを走っていたのです。「僕らがやってきたスポーツとは違う」。そう思い、自分たちのやり方に疑問を抱くようになりました。

大学卒業後、郷里・長崎の母校で教員になり、陸上部の顧問になりました。インターハイで長崎県の男女総合優勝も果たし周囲からも期待が大きかったのですが、だんだんインターハイに連れて行くことが仕事のようになって、「本当に自分はこれでいいのか?」という疑問が再度頭をもたげてきました。

そして、30歳になるときに教員を辞め、ボウルダーにあるコロラド大学大学院へ入るため渡米。この時期、「決してお金や名誉のためではなく、純粋にスポーツが好きだからやっている」と心から言う人たちに出会いました。米国におけるスポーツはいろいろな意味で位置付けが高いと感じましたね。

また、ボウルダーの街には素晴らしいスポーツ文化がありましたので、次第に「大学院での研究よりも、ここで何か仕事ができないか」と考えるようになったのです。

そこでアシックス社に、「日本人選手や実業団のためにサービスを提供するオフィスを開設しませんか」という企画を提案しました。1996年に開催されるアトランタオリンピックに向けての高地トレーニングの基地を作ろうという計画です。そのようなプレゼンテーションを信じてもらえるかは未知数でしたが、幸いにも「面白いからやってみよう」ということになりました。

ちょうど高橋尚子さん、有森裕子さんらが現役の時代です。夜中に小出義雄監督から連絡があり、選手が腹痛を起こせば病院へ同行する、宿舎のディスポーザーが詰まれば配管工を呼ぶ、というように、日常生活を英語面も含めとことんサポートしました。オフの過ごし方までまとめた「ボウルダー・トレーニング・ガイド」を作って選手や監督に差し上げていたところ、いつしか「ボウルダーの早野」ということで有名になっていました。この頃にメディアや実業団との緊密な関係ができました。

アトランタオリンピック後は、1997年に帰国してアシックスの業績V字回復を経験したり、ニシ・スポーツで常務になったりしましたが、性分として物事がうまくいって褒められていると、次へ行って冒険してみたくなる。そんなわけで、2006年、東京マラソン組織委員会に参加することになったのです。


ひとりひとりのストーリーが集まり、東京がひとつになる


── かつて日本では、マラソンやランニングを楽しむ層は今ほど幅広くはありませんでした。東京マラソンは社会に大きな変化をもたらしましたね。

早野:東京マラソンが始まった2007年以前を紀元前(BC)、以降を紀元後(AD)と言われるほどに違いがあります。

それまでの日本にもランニングブームはありましたし、"fun run"といったことも言われていました。でもそれはすでにある程度、走れる人たちの中での比較的限られた現象でした。また、健康志向という要素が先行しがちで、イメージはさほど魅力的ではなかったわけです。

一方、東京マラソンは、思いきり敷居を下げ、「どんな走り方でもOK」というスタンスを取りました。学校の体育の成績が5段階評価で2や3だったような人も完走して、決してスポーツエリートだけでなく誰もが主役になれる。誇らしげに完走メダルを首から下げて飲みに行ったりする。東京マラソンに出場した人々が、全国津々浦々で繰り広げるであろう、そんなシーンを思い描くところから始めました。また、当時の東京都知事の石原慎太郎氏が「(完走しやすい)7時間制限は譲れない」と押し切ったことも大きいですね。「7時間あれば、自分も完走できそうだから走ってみたい」と参加希望者が殺到するようになりました。

マーケティング戦略として最初にやったのは、女性の気持ちを掴むことでした。雑誌『FRaU』などと組んで「走る女性は美しい」というおしゃれでポジティブなメッセージを打ち出しました。東京マラソンが始まる2年前に北青山ランニングクラブを作り、メディアへの露出を増やしていったことも、こうした取り組みの一環です。

あるとき、こんなことがありました。ニューヨークからのフライトで、女性と隣り合わせました。見ると胸にメダルを下げている。なんとニューヨークシティマラソンの完走メダルです。その人にとって大きな誇りですよね。だから飛行機の中でもずっと外したくない。これは、おそらく完走したすべての市民ランナーに共通する気持ちだろうと思い、強く印象に残っています。

東京マラソン2016からロゴを新しくしました。私たちは「東京の街」という真っ白なキャンバスをご用意しますので、ストーリーはあなた自身が自由に描いてください、といったメッセージが込められています。ランナーにとっての「走る喜び」、ボランティアやオフィシャルパートナーにとっての「支える誇り」、それから沿道の150万人にとっての「応援する楽しみ」。ひとりひとりに思いがあって、いろいろなカラー、いろいろな角度、いろいろな幅があるはずです。一見するとみんなバラバラなようだけれど、俯瞰すると美しく織り上げられたタペストリーのように見える。年に1度、「東京がひとつになる日。」というコンセプトを表現したロゴです。

日本でもっとも有名なマラソン大会である東京マラソン。「敷居が高い...」と思っていた方もずいぶん印象が変わったのではないでしょうか?

以下のリンク先で早野さんは東京マラソンの競技レベルを高めつつ、参加者の裾野も広げていった戦略や「寄付」という形で東京マラソンに参加する楽しさ、東京マラソンの参加者をリアルタイムに応援できるツール「ランナーアップデート」などについても紹介してくれています。テレビで観戦するという方も、参加を検討している方も、実際に参加されている方も、東京マラソンを深く知ることで、走るモチベーションのアップにつながるかもしれません。ぜひご一読ください。


東京がひとつになる日。 ── 誰もが主役になれる「東京マラソン」の仕掛け人、早野忠昭氏に聞く | Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)

  • ,,,, - By

    友清哲

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