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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

「持たない生き方」と、そこから広がる可能性

「持たない生き方」と、そこから広がる可能性

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何を捨て何を残すかで人生は決まる』(本田直之著、青春新書インテリジェンス)の著者は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を手がけているという人物。ハワイと東京に拠点を構え、年の半分をハワイ、3カ月を日本、2カ月をヨーロッパ、1カ月をオセアニア・アジア等の国を旅しながら過ごしているのだといいます。

そんな著者が本書で提唱しているのは、「持たない生き方」。そう聞いてすぐに連想できるのはミニマリズムですが、決してそういうことでもないようです。

持たない生き方とは、持ち物を減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。(中略)自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案。それが持たない生き方です。(「はじめに――人生を身軽に生きるには」より)

つまり「持たない」という考え方を、もっと広い視野で捉えようとしているわけです。事実、話題は「常識」「モノ」「仕事」「お金」など、さまざまな方向に広がっていきます。きょうはそのなかから、コミュニケーションについての考え方が示された第3章「『必要以上のつながり』を持たない」を見てみたいと思います。



「つきあいのよさ」で変えられることは1つもない


著者は会社での人間関係の悩みについて、ビジネスパーソンから相談を受けることがあるのだとか。ところが実際のところ、この悩みが「ピンとこない」のだそうです。理由ははっきりしていて、つまり「相手と合わないのなら、無理してつきあわなければいい」と思うから。

日本には1億2600万人以上が暮らしており、当然のことながら全員とつきあう必要はなく、それどころかそれは不可能なこと。そして、いま自分がいるコミュニティにずっといなければならないという理由も義務もないというのです。

どこで働くか、どこで暮らすか、誰と一緒にいるか、1人でいるか。100人いれば、100通りの働き方、暮らし方があります。周りがどう思おうと、自分にとってプラスになると思えば、転職も、起業も、東京を離れることも、地方から出てくることも、海外に拠点を持つことも、旅を始めることも、躊躇すべきではありません。(86ページより)

ここで著者は、読者に問いかけています。「もし、狭いコミュニティでの人づきあいを優先してストレスを溜め込んだ人から相談を受けたとしたら、どう答えるでしょうか?」と。おそらく多くの人が、そのコミュニティからいったん距離を置いてみることを提案するはず。

つまり、こうして距離を置いて考えてみれば、本質的な答えを見つけ出せるということ。だから著者も、なにかトラブルが起きたら、それを自分のこととして捉えず、「トラブルを抱えた人から相談を受けている」と考えるように勧めているのだとか。いうまでもなく、一歩引いてみることで、問題の本質が見えてくるからです。

"つきあいのいい自分"に息苦しさを感じている人は、「自分には自由に行動する力がない」と思い込み、弱気になっているだけなのだといいます。けれど、まわりに合わせて生きたところで、なにも変わらず、なにもはじまらず、ただストレスになるだけ。一方、しがらみを捨てて出て行ったとしても、困ることなどなにもないというわけです。(86ページより)


「自然と人が集まる人」とは


著者のところには定期的に、「カバン持ちでもなんでもいいからやらせてください」「弟子にしてください」などといって近づいてくる人がいるそうです。しかし、本気度を確かかめたいと思って「1円も払えないけど、それでもよければ」と応えると、ほとんどが「それでは生活ができないので...」と去っていくのだとか。

学びたい、教えてもらいたい、でも、お金もくださいというスタンスについて著者は「意味がわかりません」と記していますが、同感できる話ではあります。また、「誰々を紹介してください」「○○について詳しい人を教えてください」とたずねてくる人もいるといいますが、それもおかしな話です。

人の紹介は「この人とこの人をつなげたらおもしろい」と思うから行うもので、一方的に「紹介してください」「教えてください」と言っているような相手とつなげたいとは思いません。(104ページより)

いってみれば、すべてを左右するのは「本人に魅力があるかどうか」。そうであるだけに、誰かの側で学びたいのだとしても、自分が相手に貢献できることはなにかあるのかと考えることがなにより大切。「自分だけ得をしよう」とか、「なにかを売り込もう」とか、そんなふうに自分の利益ばかりを追う人のところからは、誰もが離れていくものだといいます。

とはいえどんな人も、余裕がなくなると目先のことを追いかけてしまいがちです。そこで、もしも周囲から遠ざけられていると感じたら、自分にとっていちばん大切な人と接するとき、「どう振る舞うと相手が喜んでくれるか」を思い出してみるべきだと著者は提案しています。

そして、その結果として思い出すことができた振る舞い方を、そのまま周囲の人に向ければ、つながりは自然と豊かで深いものに変わっていくというわけです。

いちばん大事な人とは、パートナーや子ども、気心の知れた親友など。彼らと過ごす時間のなかで自分が見せている表情、気遣い、かけている言葉、気配りを意識する、あるいは、彼らに見られたら恥ずかしいと思うようなことはしない。そう意識し、実践していくだけでも、自身を取り巻く環境は好転していくはずだということ。(104ページより)


「ひとりの時間」はなぜ必要か


いまの時代、なにかを調べたいと思ったら、スマホですぐに答えを引き出すことができます。ところが、その便利さの一方で、失われてしまった時間があると著者は指摘しています。それは、「ひとりで立ち止まって考える時間」。

なにかを決めるとき、すぐインターネットの向こうに答えを求めるのは、外部のアドバイザーに判断を求めるようなもの。専門家の見解が必要なケースなどもあるので、それはそれで価値はあるでしょう。しかしそれでも、最後に決めるのは自分自身だということを忘れてはならないということ。

「口コミで高評価だったから」「人気企業ランキングで上位だったから」「あの人がいいといっていたから」など、最終的な判断を他人に委ねてしまうのは、自分で考える力を鈍らせてしまうわけです。

しかもそれだけでなく、失敗したときには「うまくいかなかったのは、間違ったアドバイスや環境のせいだ」といいわけばかりするようになってしまう可能性も。それでは失敗を糧にすることもできず、いいわけばかりがうまくなる負のスパイラルに陥ってしまうというのです。

でも、自分自身の足で調べ、考え抜いたうえでの判断は、失敗したとしてもリカバリーが可能。ミスの原因を自分のなかに求めるので、問題点を改善し、軌道修正できるからです。

そこで、「本当にこれでいいのだろうか?」という不安を感じたときほど、ひとりになる時間を持つべきだと著者はいいます。流されやすい環境が整った時代だからこそ、ひとりで突き詰めて考える時間を持つことに価値があるという考え方です。逆にいちばん怖いのは、なんとなく流されたまま生きてしまうこと。忙しさに流されてしまうと、立ち止まって考えることをサボりがちになってしまうというのです。

大切なのは、ひとりの時間をつくり、「この生活を続けていったら、10年後の自分はどうなるのか」を想像してみること。そうすれば、日常の時間がいかに大切であるかに気づくはずです。

ひとりの時間を大切にし、興味の赴くまま、本を読み、旅をし、地場のおいしいものを食べる。そういったひとつひとつの経験がインプットとなり、未来への投資になっていくということ。

10年後は遠い未来のようで、確実に今日という日とつながっています。(113ページより)

このひとことは、記憶にとどめておくべきかもしれません。(110ページより)




このように、「持たない生き方」を軸としながらも、そこからさまざまな方向に話が広がっていきます。だからこそ本書は、人生を広い視野で捉えるきっかけになるかもしれません。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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