• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  08:00 PM

Facebookの「F8」基調講演で明らかになった重要なこと。Facebookの10年計画とは?

Facebookの「F8」基調講演で明らかになった重要なこと。Facebookの10年計画とは?

160512facebook_f8.jpg


Popular Science:Facebookは4月12日午前、年に一度の開発者向けカンファレンス「F8」をスタートさせました。その幕開けを飾ったのが、ライブ動画機能の拡張やチャットアプリ「Messenger」のボットプラットフォームをはじめとする怒涛の発表でした。Facebookは以前にも増して、さながら複数の頭を持つ獣のように、現代社会が直面するほぼあらゆる技術的課題に目を向けています。

このカンファレンスの冒頭には、FacebookのTシャツ好きの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏が講演し、今後10年のロードマップを提示しました。

Zuckerberg氏が語ったのは、3年後、5年後、そして10年後という3段階の未来です(ここで語られている技術は、どれも現在の進歩からすれば実現可能に思えるものですが、「今後10年」という言い回しには、事実上、実現までにそれよりもはるかに時間がかかるアイデアが含まれる傾向がある点に注意してください)。


3年後、5年後、そしてその先


今後3年についていえば、Facebookが目指しているのは、エコシステムの構築です。それはつまり、より多くのアプリを同社のプラットフォームと結びつけ、機能を増やし、Facebookの本質に磨きをかけるということです。たしかに、Facebookサイトでは、すでにさまざまな情報や体験を共有できるようになっていますが、MessengerへのEコマースの追加やバーチャルリアリティへの投資の強化により、同社は引き続き、無限に広がる新たな技術的チャンスの中で、その存在を際立たせようとしています。

5年計画のポイントは、製品に対する取り組みです。Facebookの当初のプラットフォームが安定するのに伴い、InstagramやWhatsAppといったほかのアプリにますます重点が置かれるようになることが予想されます。また、Facebookは検索にもいっそう力を入れ、画像の処理や投稿の読みとりに関する人工知能の役割拡大を通じて、ユーザーに提示するおすすめコンテンツの精度を高める計画です。グループも計画に含まれていますが、基調講演ではあまり注目されていませんでした。

さらに、大きなプロジェクトがいくつかあります。これはFacebookが開発を目指している技術で、たとえば、バーチャルリアリティ、人工知能、人里離れた地域でインターネットに接続するための新手法などがそれにあたります。そのほとんどは、ザッカーバーグ氏自身が情熱を抱いているプロジェクトです。ザッカーバーグ氏は基調講演の中で、娘が初めて歩いた瞬間を360度没入型ビデオで撮影したいと語っていました(彼女の人生の記念すべき瞬間の数々は、まちがいなくFacebookの新しい360度カメラで記録されることでしょう)。今年初め、ザッカーバーグ氏は自身のFacebookページの中で、個人的なプロジェクトとして、映画『アイアンマン』に登場するジャービスのような、バーチャル執事として機能する人工知能ボットの開発に取り組むと語っています。ザッカーバーグ氏はよく、Facebookの社員を自宅に招き、そのプロジェクトに協力してもらっているようです。これほど恐ろしいランチの誘いは、IT業界でもそうそうないにちがいありません。

全世界でのインターネット接続の実現は、ザッカーバーグ氏が公には個人的な意義と結びつけていない、数少ないプロジェクトの1つです。とはいえ、Facebookの「Connectivity Lab」や「Internet.org」に対してザッカーバーグ氏が払っている努力は、彼がこのプロジェクトを成功させたいと考えていることを如実に示しています。これに関連する技術としては、空からレーザーを使ってインターネット接続を提供するドローンの「Aquila」や、インドなどで物議をかもしているものの、発展途上国の人々にインターネット接続とウェブサイト制作ツールを提供することを目的とした、インターネットプラットフォーム「Free Basics」などがあります。そのほかにも、インターネット接続に関連する2つの技術も簡単に紹介されました。「Terragraph」および「Project ARIES」と呼ばれるこの2つについては、4月13日に詳細が発表されました。

ここまでが、Facebookの計画の概略です。ですが、発表の最大の目玉は、現在進行中のプロジェクトです。具体的にいえば、FacebookはMessengerをボットのためのプラットフォームに変え、ライブ動画を携帯電話以外のデバイスからもストリーミングできるようにしようとしているのです。


ライブ動画


Facebookのユーザーは、最近Facebookでライブ動画をよく目にすることに気づいているかもしれません――そして、それは今後も変わらないでしょう。ザッカーバーグ氏は、「Facebook Live」のAPIを、開発者に公開すると発表しました。これはつまり、さまざまなカメラを使って、Facebookに動画を直接ストリーミングできるようになるということです。これまでは、ライブストリーミングをしたいユーザーは(当初は一部のセレブや報道機関に限られていましたが)、携帯電話を使って動画を撮影しなければなりませんでした。Facebookの最高製品責任者を務めるChris Cox氏は、ライブストリーミング用にiPhoneを装着したプロの動画撮影装置、というイメージを挙げました。

「これは未来のあるべき姿ではない」とCox氏は語っています。

これはたしかに、とてもすばらしいことです――Facebookのライブ動画が、格段に向上しようとしているのですから。より高品質のカメラやオーディオの選択肢ができることで、Facebookプラットフォームは突如として、PeriscopeやYouTube、Twitchといったライブストリーミングサイトを脅かす競争相手になったのです。

Facebook Liveのストリーミング機能に全面的に対応する最初のカメラが、「Mevo」です。これは円筒状の小型4Kカメラで、動画を自動的にトリミングし、動画内の特定の人物にピントを合わせることができます。理論的にいえば、これにより、複数のカメラで撮っているような錯覚が生まれます。Mevoカメラの価格は399ドルですが、予約注文すれば299ドルで買えます。

FacebookはドローンメーカーのDJIとも提携を結びました。今後数週間のうちに、DJIのドローン「Phantom」シリーズがアップデートされ、ライブ動画ストリーミングに対応できるようになる予定です。ただし、どのモデルがアップデートされ、どのモデルがされないのかについては、まだはっきりわかっていません。

Facebook LiveのAPIが開発者に公開された今、今後数カ月で、Facebook Liveに対応するカメラが続々と登場するものと予想されます。


ボット、さらにボット


メッセージングプラットフォームへのボットの追加は、ここ数週間で瞬く間に主流となりました。Microsoftはボットを基盤とする将来展望を発表し、Kikはボットストアを立ち上げました。そして今度は、FacebookがMessengerアプリを企業向けのボットプラットフォームにすると発表し、ボットの世界に本格参入したのです。さらに同社は、試験段階の人工知能(AI)アシスタント「M」を支えるAI技術についても、その秘密を少し教えてくれるようです。Mは、多くの人と会話をするほど多くのことを学習します。このシステムについては、1年ほど前から小規模なベータテストが行われていましたが、そのプラットフォームが開発者に公開されることになりました。このプラットフォームは、Facebookが2015年に買収したWit.aiという企業が開発したものです。

これらの発表は、2つのことを意味します。まず、企業を代表するボットとの会話を通じて、商品の購入や情報収集ができるようになるということ。そして、人間の入力したテキストを、ボットが構文解析できるようになりつつあるということです。

動画によるデモでは、Cox氏がMessengerで新しい靴を買うプロセスが披露されました。ユーザーが欲しいものを入力するだけで、いくつかのボタンという形で価格の選択肢が提示されます。すべてのやりとりで、言葉を入力して回答しなければいけないわけではありません。好きな価格帯を選ぶと、スクロールできる商品候補のちょっとしたスライドショーが表示され、タップ数回で望みのものを買うことができます(クレジットカード情報がすでに保存されている場合)。その後、チャットウィンドウに領収書が表示されます。

ボット開発の大きな障害となっているのは、ボットに正しく構文解析させるためには、通常はユーザーが言葉を正確に入力する必要があるという点です。そうした問題が生じるのは、ボットが単に、与えられた文章をあらかじめプログラミングされた適切な反応とマッチングさせているにすぎないからです。それに対して、Wit.aiプラットフォームでは、ボットは独自のテキストを考え出し、ユーザーの書くテキストを実際に読みとることができます。

とはいえ、すべてのボットがAIプラットフォームを使わなければいけないわけではありません。Wit.aiのような自然言語処理は扱いが難しいため、最初のうちは知能的とはいえないボットが多くなる可能性もあるでしょう。また、機械学習がどのように機能するのかについても、充分に理解されているわけではありません。適切な安全機構がなければ、Microsoftの「Tay」の実験が失敗したように、ボットが最終的に、大量虐殺を肯定するキレやすい人種差別主義のがらくたになってしまうおそれもあります。

The Wall Street JournalやBusiness Insider、EコマースサイトのSpringをはじめ、さまざまな報道機関やオンライン小売業者がすでにボットを開発しており、現在開発中の企業もたくさんあります。今後はそうしたボットを、すべてMessengerで利用できるようになります。また、アプリの上部に常駐する新しい「Search(検索)」バーを使って検索することもできます。

ここで紹介したのは、Facebookが12日に発表した多くの計画のごく一部です。同社は独自設計した360度カメラも発表しました。このカメラはオープンソース化されるため、ニッチ市場のカメラメーカーには役立つはずです。また、Facebook上で外部コンテンツの文章を引用して共有する機能もアップデートされました。さらに、コンテンツを携帯電話にローカルで保存し、あとで読んだり見たりすることのできる「Save(保存)」ボタンも発表されました。これは『Pocket』などのアプリと競合する機能です。

4月12~13日に開催されたF8カンファレンスでは、今後予定されているそのほかの新プロジェクトが発表されたほか、すでに発表されている内容の詳細も明らかになりました。


The Best Things We Saw At Facebook's F8 Keynote Today|Popular Science

Dave Gershgorn(訳:梅田智世/ガリレオ)
Photo by Ben SmithFlickr

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.