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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,  12:00 PM

アスリートなら知っている「タコ」についての基礎知識

アスリートなら知っている「タコ」についての基礎知識

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手足の皮膚の一部が硬くなってできる「タコ」は、皮膚を守ってくれるものですが、痛みの原因にもなります。ワークアウトをする人が「タコは削り落としてしまわないと!」と躍起になるのは、珍しいことではありません。ランナーにとっても「タコがどんどん厚くなる...」という悩みはありがちです。でも、うまくコントロールすれば、トラブルのない、健康で丈夫な皮膚を手に入れることは可能です。


タコはなぜできるの?


タコとは、皮膚に強い摩擦や圧迫が加わった時に、その部分の皮膚が厚くなってできるものです。足の裏のいつも靴に当たるところとか、ウェイトトレーニングをする人なら、手の平のバーの当たるところなどにできます。ギターを弾く人だと、手の指先にごく小さなタコができることもあります(なぜか自慢げにしている人が多い印象です)。

皮膚のもっとも外側にある層を角質といいます(上の図の「stratum corneum」と書かれた部分です)。この層は、死んだ細胞でできています。気持ち悪いと思うかもしれませんが、皮膚とはそういう構造なのです。死んで平たくなった細胞が、その下にある生きた細胞を守っているのです。そんなわけで、強い摩擦や圧迫が皮膚に加わると、身体は防御反応として、この死んだ細胞でできたバリアーの層を厚くしようとします。それで細胞をどんどん作りだして、古い細胞を角質層へと送り込むのです。

気づかないくらいのタコもあれば、広い範囲で角質が厚くなってしまうこともあります。あまりゴツゴツしてくると、タコによるメリットよりも、デメリットの方が大きくなります。そうなった場合にはタコを削って薄くすることも視野に入れるべきですが、その話は記事の後半に回しましょう。

タコの原因となるような摩擦は、水ぶくれ(水疱)の原因にもなります。水ぶくれは、摩擦によって皮膚のそれぞれの層が分離してしまった場合にできるものです。皮膚の細胞は常に透明な液体で満たされていて、皮膚の層が分離すると、その空間にこの液体が入り込みます。その結果、おなじみの水ぶくれができるわけです。アレも嫌ですよね。

例えば、ランニングの初心者のうちは、足の裏が刺激に慣れていないので、初めて長距離を走った場合などに水ぶくれができてしまうかもしれません。でもある程度慣れてくると、足のほうも文字通り打たれ強くなります。タコができて、水ぶくれのできそうな部分を守ってくれるのです。とはいうものの、タコができるまえに必ず水ぶくれができるわけではありません。水ぶくれがタコに「進化する」というわけではないのです。

タコができるまでには何週間かかかります。タコの原因からしばらく遠ざかっていると(例えば、長期休暇の間ずっとランニングをお休みしていたり、しばらくギターを手に取らなかったりすると)、皮膚では余計な細胞が作られなくなります。皮膚の細胞は絶えず自然に剥離していくので、何週間かすればタコは少しずつなくなります。


タコを削った方が良い場合と、やめた方が良い場合


タコをどうすべきかは、確固たる方針を持っている人が多いようです。ダンサー向け掲示板を見てみればわかります。ローラーダービーの選手や、クロスフィットの愛好家や、バイオリニストの集まる掲示板でも同じことです。さまざまな人が「タコはこうすれば取れる」とか「取らない方が良い理由」とかを投稿しています。

タコは削るべきなのかどうか、この問題を考える目安として、医師のPaul C. Kupcha氏に話を聞いてきました。Kupcha氏はデラウェア州の医療機関ネットワークChristiana Care Health Systemで、整形外科部門の、くるぶしから下を担当するセクションでチーフを務めています。

Kupcha氏によると、タコを削り取ることで体に深刻なダメージが生じる可能性は低いそうです。削りすぎてしまったとしても、短期間でまたタコが形成されるはずだからです。Kupcha氏はむしろ逆のケースを問題視しています。「厚くなりすぎるまで放置して、圧迫しつづける場合です。タコ(角質化した上皮細胞)は石のように硬くなります。そうなったら、足や手に小石を貼りつけたまま生活するようなものです」。

というわけで、お手入れの際には、刺激からの保護に必要な程度にはタコを残しつつ、それ自体が問題になってしまわないくらいには薄くするというバランスをとることが必要です。タコの厚みのコントロールに失敗すると、例えば以下のような事態が起こることがあります。

  • タコがあると、靴に小石が入ったようなもので、それがさらに刺激となる場合があります。場合によっては、タコの下に水ぶくれができることも。
  • 広範囲に分厚いタコが形成されていると、そのうちひび割れができることも。ひび割れが皮膚の生きた細胞の層にまで達してしまうと痛みます。
  • ワークアウトやボート競技をしている人なら、こんな経験はありませんか? 手の平のタコが剥けてしまって、その下の傷口が皮膚に覆われずに剥き出しになってしまう...。ウェイトやバーを握る人なら、タコは刺激からの保護になる程度には残しつつ、できるだけ薄く、かつ表面がスムーズになるように整えた方が良さそうです。

タコがいつの間にかできていたけれど、しばらくは気づかなかった、という場合もあります。タコができていても特に痛みなどがないのなら、取り除く必要はありません。

一方で「残しておかないと!」と神経質になることもありません。長距離レースのあとのバブルバスでタコが柔らかくなったのなら、それで良いのです。サロンでペディキュアをしてもらう時にタコの除去を勧められたら、頑なに断る必要はありません。ただ、削りすぎないように一声かけてはおきましょう。


手足を酷使する人は、タコをうまく味方につけよう


タコがトラブルにつながりそうだな、と気づいた時、うまくコントロールするにはいくつかの選択肢があります。いずれの場合も、古くなった角質を取り除きます。どうせいずれは剥落するものですが、自然に任せるより早く、自分で取り除いてしまうのです。やり方には、以下のようにさまざまな選択肢があります。

  • 日々のメンテナンスとしては、入浴やシャワーでタコを柔らかくしておいてから、ウォッシュクロスや軽石でこすり、皮膚の柔らかくなった部分を取り除きます。
  • 爪のお手入れに使われるエメリーボードや、足専用のフットファイルで、タコをこすりおとします。
  • 手早くやりたければ、足専用の目の細かいグレーターを使います。形が似ているからといって、調理用のおろし器を使ってはいけません。
  • タコ取り用グッズは世にいろいろ出回っています。これらを試すのも良いでしょう。例えば「PedEgg」とか。同じブランドからは電動バージョンも出ています。どちらも、すごいヤスリです。

  • 専用シェーバーでタコを削ってしまう方法もあります。刃物なので気をつけて!

頑固なタコがあって、上記のような方法ではどうにもならない場合、Kupcha氏は下準備にサリチル酸を塗っておく方法をオススメしています。サリチル酸は「Dr. Scholl's Liquid Corn/Callus Remover」などの製品に含まれています。夜、寝る前にタコの部分に薬剤を塗り、塗ったところをラップなどで覆っておきます。朝にはタコが柔らかくなっているので、上記の方法で取り除きやすくなるはずです。

しょっちゅうタコができていて悩みの種だという人は、予防に力を入れるのも良いでしょう。足にタコができやすい人は、ランニングシューズのサイズやタイプ選びを間違っていないか確認しましょう。足への圧迫を和らげるため、靴ひもの結び方を変えてみるのも1つの方法です。Kupcha氏によると、タコや水ぶくれのできやすい箇所に保護パッドか何かを当てたいのなら、痛みのある箇所に直接パッドを当てるのではなく、その箇所のまわりをカバーすると良いそうです。でないと、パッドがかえってトラブルのもとになってしまうのだとか。

米LHでは以前から、靴ずれによる水ぶくれをできにくくする方法をいくつか紹介してきました。どの方法も、タコの予防にも使えます(タコの下に水ぶくれができるという「泣きっ面に蜂」は避けたいですよね)。例えば、靴と皮膚との摩擦を減らすため、痛くなりやすい箇所にトライアスロンでのすり傷予防に使われる「Bodyglide」や、ジェルタイプの制汗剤を塗っておくとか。ソックスの下にストッキングを重ね履きする方法もあります。フルマラソンより長い距離を走るウルトラマラソンの参加者を対象とした最近の研究では、薬局で安く手に入る外科用の紙テープを、トラブルの起きやすい箇所に貼っておくだけでも良いそうです。

手にタコができやすい人は、トレーニンググローブの着用を考えてみましょう。クロスフィットなどの一部の競技では、グローブに否定的な人も多いのですが、明確な根拠があって反対しているわけではなさそうです。手袋を使うことに特に問題はないので、あとは好みの問題です。ただし、グローブを使えば、ウェイトやバーが皮膚に当たることはなくなりますが、グローブの素材そのものが皮膚にこすれるようになる場合があります。そうなったら、摩擦を減らすために潤滑剤を塗ったり、上記の紙テープを試したりしてみましょう。もしタコがズルッと剥けてしまった場合は、剥けた部分を取り除いて(爪切りバサミを使うと便利です)、剥き出しの傷口には、ふさわしい処理をしましょう。清潔にして、治るまでは覆っておきます。

タコをどのくらいの厚さで残しておくのが最適かは、時間をかけて見つけていくしかありません。タコの原因や、靴やグローブのフィット感が関係してくるからです。慎重にタコを処理しつつ(刃物を使うのなら特に気をつけて)、自分にとってのベストを見つけましょう。


Beth Skwarecki(原文/訳:江藤千夏/ガリレオ)
Photo by Shutterstock

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