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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,  10:00 PM

9.7インチ版iPad Proのレビュー。小さなボディにパワフルな機能

9.7インチ版iPad Proのレビュー。小さなボディにパワフルな機能

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MakeUseOf:みなさんの中には、12.9インチのディスプレイがAppleの初代iPad Proの最大の魅力だという人もいるでしょう。その一方で、最高品質の幅広い純正アクセサリーや軽量ノートパソコン並みの強力なパワーを備えているにもかかわらず、サイズがネックになって購入を見送っていたという人もいるはずです。

ところが、iPad Air 2と同じ9.7インチのディスプレイを備えたiPad Proが登場したことで、Apple製タブレットのなかからどれかを選ぶ際の決め手が、ディスプレイのサイズだけではなくなりました。筆者は数週間にわたって新しい9.7インチ版iPad Proを使い、アップグレードすべきか否かを検証してみました。



3インチの差の意味するところ


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12.9インチのモデルとは違い、新しいiPad Proは、普通のiPadのような感じがします。実際のところ、良い意味で普通という印象を受けます。これは悪いことではありませんし、その結果として、12.9インチ版よりもずっと使う場所を選ばない感じがします。扱いにくさはまったくなく、たいらな台や膝の上以外の場所で使っても、滑稽なほど大きいという感じはしません。そうした印象を受けるのは、寸法と重量という点で、9.7インチ版がiPad Air 2とまったく同じだからです。

おそらく、使ってみて真っ先に目にとまるのは、まったく新しいディスプレイでしょう。Appleによれば、色域が25%広がり、周囲の環境に応じてホワイトバランスを自動的に調整する機能も備えているそうです。このいわゆる「True Tone」ディスプレイは、これまでのApple製タブレットでは断トツで最高のディスプレイです。画像はこれまでになく鮮明だし、周囲の光に応じたホワイトバランスの調整は、気づきにくいけれどもやはり歓迎すべき機能です。特に、白い背景で文字入力作業を長時間する人には、ありがたい機能でしょう。

ディスプレイの内側にあるものは、12.9インチ版とほとんど同じです。9.7インチ版も、期待どおりの仕事をしてくれるA9Xチップを搭載しています。ただし、動作速度は12.9インチ版よりも若干遅くなっています。実際にはそれに気づくことはないでしょうが、9.7インチモデルが2GBのRAMでしか提供されていないことについては、(ゆくゆくは)気にかかるようになるかもしれません。

12.9インチ版の4GBに比べると、その点は期待外れといえます。RAMが半分しかなければ、たとえハードウェアが現在の要求を驚くほどスムーズに処理していても、アプリやタブのメモリが不足する可能性は高くなります。一応試してみたところ、3つのタブと6つのアプリを操作している時には、アプリの更新はどうやってもできませんでした。iOSとそのアプリのメモリ消費量が大きくなっているような気もしますが、いずれにしても、メモリの不足という問題はそのうちに浮上してくるでしょう。

12.9インチ版と同じく、9.7インチ版でも、バッテリー持続時間は10時間と公表されています。このタブレットに比べれば、MacBook Proも形無しです。MacBook Pro では、執筆やメールチェック、ウェブブラウジングを5時間か6時間もすれば、バッテリー残量が危険なほど少なくなってしまいますが、iPad Proなら、1日の仕事を終えてもまだ半分ほどの残量があるという計算になります。連続待受時間も優秀です。たとえば、残量95%でバッグのなかに入れっぱなしにしておいた時には、Wi-Fiに接続したままで『メール』などのアプリから通知を受けとっていたにもかかわらず、5日経ってもバッテリー残量は77%に保たれていました。

とはいえiPad Proが完全にノートパソコンのかわりになると言っているわけではありません。また、この優れたバッテリー持続時間は、突きつめればiOSの制約の多い性質によるものです。


単なる小さいiPadではない


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9.7インチ版iPad Proは、12.9インチ版よりも大幅に持ち運びがしやすくなっています。これは特に、別売りの「Smart Keyboard」と組み合わせた場合に言えることです。この組み合わせをモバイルワークステーションとして使えば、App Storeにあるものならなんでも処理できるだけのパワーを備えた、きわめて柔軟性の高い装備が実現します。一般には小さいほど良いとされていますが、小ささと性能のどちらかを諦める場合には、自分がiPad Proをどう使うつもりなのかをじっくり考えてみると良いでしょう。

基本的には、仕事に関するタスクをこなせて、小さいスペースに収まるポータブルな「カウチの友」的なタブレットか、より良い仕事環境と入力のしやすさが実現するディスプレイの大きなタブレットのいずれかを選ぶことになります。Smart Keyboardなしで大きいタイプのiPad Proを使う場合は、慣れるのに若干の努力が必要です。ですから、前者のタブレット体験を求めているなら、どう考えても小型の9.7インチ版のほうが向いています。

Appleはさらに、9.7インチ版を選びたくなりそうな別の要素も採り入れています──それが、iPhone 6sと同じように背面から突き出たカメラです。フルセットのステレオスピーカーに合わせて、AppleはiPhone品質のカメラをiPad Proに追加しました。このカメラでは、12メガピクセルの静止画、毎秒30フレームの4Kビデオ、毎秒30または60フレームの1080pビデオ、最新のスマートフォン並みの性能のスローモーションビデオを撮影することができます。

f/2.2の開口部との組み合わせにより、新しいiPad Proでは、過去最高のローライト撮影パフォーマンスと「Live Photos」撮影が実現しました。また、肌のトーンを調整する「True Tone」フラッシュも搭載しています。それに比べると、静止画が8メガピクセルでローライト動画も粗い12.9インチ版は、過去の遺物です。9.7インチ版では、前面のカメラでさえ、iPhone 6sが打ち立てた5メガピクセルという水準に達しています。まるで、AppleがカメラマンのためのiPadを送り出したかのようです。

みなさんも疑問に思っているかもしれませんが、Appleはタブレットでの写真や動画の撮影を奨励しようとしているのでしょうか? おそらくAppleは、ユーザーがすでにそうした作業にiPadを使っているという事実に合わせているだけでしょう。iPhoneでたくさんの動画(たとえば、この記事につくレビューなど)が撮影されている理由は、よくわかります。

この種の作業に関しては、プロ向けのアプリケーションがたくさんあります。そしてiPadは、多くのタスクをこなせる、柔軟性の比較的高いデバイスです。それならば、効率の良いカメラとして使わない理由もありません。9.7インチ版でカメラが改良されたのはおおいに理にかなっていますし、ディスプレイの性能も向上しています。スマートフォンの小さなディスプレイに比べれば、9.7インチのディスプレイのほうが、被写体の動きをずっと楽に捉えられるはずです。


新しいSmart Keyboard


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iPad Proの大きなセールスポイントのひとつが、Smart Keyboardやスタイラスペンの「Apple Pencil」などのAppleの純正アクセサリーとの適合性です。9.7インチ版では、スタイラスペンこそ小型化されませんでしたが(実際にしていたら馬鹿にされるでしょう)、キーボードカバーは小型のタブレットに合わせてサイズが小さくなり、価格設定も149ドル(日本では税別11800円)と若干安くなっています。12.9インチ版iPad Proのレビュー(編注:未翻訳)では、そうした純正アクセサリーに興味がないならiPad Proにお金を費やすのは無駄かもしれないという結論を出していますが、新しいタブレットでも、その意見はほとんど変わっていません。

大型のキーボードカバーと比べると、新しいSmart Keyboardは、慣れるまでに若干の時間がかかります。レイアウトは標準的なMacのキーボードと同じですが、今回の新しいキーボードを使ってみたところでは、スムーズに移行できませんでした。そもそもタイピングが大変です。手の大きい人は苦労することになり、不本意ながらもオートコレクトに頼る羽目になるでしょう。筆者の場合、30分ほどで小さいキーボードでも自信を持ってタイピングできるようになったので、その時点でオートコレクトをオフにしました。

感触という点では、小型のSmart Keyboardも、大型のものとまったく同じです。キーはこれまで同様、打ちごたえのある「ポン」という感触があり、返ってくる反応や動きの幅も、タイピングを楽しい体験にするに足るものです。手の位置はディスプレイの近くに保たれるので、キーボードを使っていても、手を無理にのばさず楽にタッチスクリーンの操作をこなせます。大型のキーボードと同じように、膝の上で使っていても、引っくり返りそうになることはありません。

Appleはキーボードをうまく小型化しています。主要な文字キーのサイズを最大限に保ちながら、タブやアポストロフィ、バックスラッシュといった外側のキーを小さくしています。とはいえ、タイピングが窮屈な感じになるのは否めません。筆者は比較的手が大きいため、大型モデルと同じスピードで入力することはできませんでした。手の小さい人なら、それほど大きな問題にはならないかもしれません。

Smart Keyboardは、ガラス製のタッチスクリーンを守る一方で、iPad Proを若干重くします。移動性に深刻な影響を与えるほどではありませんが、この影響は小型のタブレットのほうが大型のタブレットよりも大きくなります。Smart Keyboardは、その折り畳み方のせいで完全にたいらな状態にはなりませんが、それでもタブレット用のポータブルなタイピング装置としては、これ以上薄くてエレガントなものは見つからないでしょう。何よりもすばらしいのは、バッテリーや充電、Bluetoothペアリングが必要ないことです。接続には、ユニット裏面のコネクターが使われます。

Apple Pencilについては、12.9インチ版とまったく同じように機能しますが、9.7インチ版ではそれほど役に立たないような気がします。おそらく、このスタイラスペンは、手書きの好きな人にもっとも向いているでしょう。美術やデザインといった用途で使うなら、12.9インチ版のディスプレイのほうが優れたデジタルキャンバスになります。ただし、「Astropad」(20ドル)を使って、Mac用のグラフィックタブレットとしてiPad Proを使おうと思っているのなら、9.7インチ版は持ち運びできる有能なソリューションとして役に立つでしょう。


どんな人に向いている?


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iPad AirとiPad Proの2つのモデルでは、「Split View」と呼ばれるiOSの機能を使って、2つのアプリを同時に開いておくことができます。画面の右端から左にスワイプすれば、2つ目のアプリが開き、ディスプレイの3分の1に表示されます。仕切り線を画面中央にドラッグすると、2つのアプリがディスプレイを二等分します。12.9インチ版のiPad Proでは、これはすばらしい機能です。

9.7インチ版では、二等分された画面はあまり役に立たないようです。筆者はたいていの場合、第2のアプリを開く際には、二等分より小さい3分の1表示にしていました。9.7インチディスプレイで画面を二等分すると、ウェブサイトはモバイルバージョンになり、どちらのアプリも威力を充分に発揮できるだけのスペースを得られません。iPad Proを買う最大の理由がマルチタスクの仕事をすることなら、多少高くても大きいモデルにするほうが無難かもしれません。

この点を念頭に置いて考えると、9.7インチ版iPad Proは、むしろiPad Airユーザーがアップグレードしたい場合の選択肢と言えます。もう少しパワーがあって、いくつかの優秀な純正アプリにも適合するタブレットが欲しい、という人には向いているでしょう。 いますぐ新しいタブレットを買う場合、16GBのiPad Airなら399ドル(日本では税別44800円)ですが、9.7インチ版iPad Proを買うなら599ドル(日本では税別66800円)の出費になります。標準のiPad Proの容量は32GBですから、200ドル多く出して容量が2倍になると考えれば、この選択肢もそれほど悪くないかもしれません。

おそらく、たいていのユーザーは、Smart Keyboardも欲しいと思うでしょう(思わないなら、iPad ProではなくiPad Air 2の購入を本気で検討することをおすすめします)。そうなると、出費の総額は最低でも748ドル(日本では税別95400円)になります。それでも、11インチのMacBook Air(899ドル)よりはお手頃です。エントリーレベルのApple製ノートパソコンは、デスクトップ用のしかるべきOSを搭載しているので、タブレットより処理能力は高いかもしれませんが、iPad Proには小型でバッテリー持続時間が長いという利点があります。

ポータブル性の高いワークステーションを求めていて、したい作業をすべてiPad Proでできると確信しているのなら、ディスプレイの面積を犠牲にして、より薄くてモバイル性の高いデバイスを選んでも良いかもしれません。また、ストレージ容量はこれまで128GBが上限でしたが、256GBのモデルも発売されています(9.7インチ版の場合、価格は899ドルから。日本では税別102800円)。

9.7インチ版iPad Proは、12.9インチ版ほどはノートパソコンの代替品には向いていないかもしれませんが、それでも同じように仕事をこなすことはできるでしょう(求める仕事の内容にもよりますが)。筆者はいまでも、タブレットはあくまでも補完的なデバイスで、メインのマシンと併用すべきものだと考えています。その用途で使うなら、価格の安い9.7インチ版iPad Proは、充分に納得のいく選択肢と言えそうです。


過去最高のiPad?


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ハードウェアとフォームファクターという点では、9.7インチ版iPad Proは、これまで出た中で最高のiPadです。ソファに座ってFacebookをチェックするのにぴったりのタッチスクリーンデバイスというだけでなく、ディスプレイの新技術や内部のハードウェア、そしてカメラの改良のおかげで、頼れる戦力にもなっています。Smart KeyboardやApple Pencilといった純正アクセサリーがあれば、本格的な仕事に使うことも可能です。もっとも、まずはiOS独特の制約に慣れる必要はありますが。

iMacや古いMacBook Proなどのメインのマシンを持っていて、それに加えて持ち運びできるものも導入したいと思っている人なら、おそらく新しいMacBook Airよりも、仕事にも娯楽にも使えるiPad Proからいずれかのモデルを選ぶほうが良いでしょう。メインのマシンをお払い箱にはできないかもしれませんが、iPadがあれば、ソファでも楽に仕事ができますし、本格的な仕事をこなせるポータブル性の高い主力デバイスとして活用することもできるはずです。

ただし、うまく活用できるかどうかは、iOSにどこまでなじめるかによって変わるかもしれません。オフィス業務、ブログ執筆、同僚との連絡、メールの応答、エッセイ執筆など、現時点でノートパソコン購入の理由となっている類の用途なら、多くの場合は9.7インチ版iPad ProとSmart Keyboardが驚くほど有能な多目的ツールになりますし、価格を見て涙目になるようなこともありません。もちろん、iPad Airで間に合うのであれば、200ドル多く出してiPad Proを買う必要はないかもしれません。

最後にもう1つ。Microsoftは現在、10.1インチよりもディスプリの小さいタブレットについては、Officeを無料で使用できるようにしています。つまり、iPad ProでWordやExcelを使いたい場合は、12.9インチ版ならOffice 365のサブスクリプション料金を払わなければなりませんが、9.7インチ版ならその必要はないということです。学校や小規模な企業で使うタブレットの購入を検討していて、できるだけお金を節約したいという場合は、この点も判断材料になるかもしれません。

出費が増えることに納得できるなら、過去最高のiPad──本記事の9.7インチ版iPad Proの評価:10点満点中9点


Powerful Things, Small Packages: iPad Pro 9.7" Review | MakeUseOf

Tim Brookes(訳:梅田智世/ガリレオ)

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