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ゲストライター  - ,  10:00 PM

知る人ぞ知る。G.W.でもゆったりできる首都圏郊外の美術館

知る人ぞ知る。G.W.でもゆったりできる首都圏郊外の美術館

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美術館のあの独特なゆったりした空間はもっとも気軽に楽しめるリゾートとも言えます。優雅な気分に浸るには美術館は最適の場所であり、少ない休暇を有意義に過ごすにはおすすめの場所であることは間違いありません。

連休はどこも混んでいるし、車で行けば高速も渋滞。手っ取り早く、近場の美術館でも、と思ったあなた。美術館を侮ってはいけません。空いているイメージのある美術館もゴールデンウィークともなれば、それなりに混み合います。まして「若冲展」や「セーラームーン展」「ピクサー展」といった人気の展覧会は行列必至。

本稿ではまだまだ知られていない美術館や、敷地が広くて混雑をあまり感じさせない美術館など、オススメの首都圏郊外の美術館を紹介します。


世田谷の隠れた名美術館。静嘉堂文庫美術館


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はじめに紹介するのが、東京都世田谷区にある『静嘉堂文庫美術館』。静嘉堂文庫美術館は三菱財閥の岩崎弥之助(号・静嘉堂)が1892年ごろに創設した文庫で、この文庫が所蔵する美術品を展示するために1992年に開館した美術館です。

歴史ある美術館ですが、最寄りの二子玉川駅から徒歩で20分以上、世田谷の閑静な住宅街の中に正門がひっそりと溶けこんでおり、そこから竹林にそって徒歩5分ほどで、噴水を囲んだロータリーに洋館の立つ美術館のエントランスにたどり着きます。まさに"知る人ぞ知る"がぴったりの美術館です。

同館では「国宝 俵屋宗達 源氏物語関屋及澪標図屏風」、「国宝 伝馬遠筆 風雨山水図」などの書画、「国宝 曜変天目(稲葉天目)」(中国南宋時代)といった国宝7件、重要文化財を含む約6,500点の東洋古美術品を所蔵しており、これら所蔵作品を中心に年4~5回の企画展を開催しています。

2015年10月にリニューアルしてから3回目となるリニューアルオープン展第3弾として『よみがえる仏の美 ~修理完成披露によせて~』を6月5日まで開催中です。運慶作かと話題になっている仏像「木造十二神将立像」、伊藤若冲が「釈迦三尊像」(京都・相国寺蔵)を描く際の原画として知られる「伝張思恭 文殊・普賢菩薩像」などが展示されています。

【開催概要】

リニューアルオープン展 第3弾 よみがえる仏の美 ~修理完成披露によせて~

  • 開催期間:2016年4月23日(土)~6月5日(日)
  • 開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日:月曜日
  • 入館料:一般1,000円 大高生700円 中学生以下無料

これが日本初の写実絵画専門館。ホキ美術館


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次は都心からぐっと離れた千葉県千葉市にある『ホキ美術館』をご紹介します。ホキ美術館はJR外房線土気駅に近く、千葉市最大の公園、昭和の森に隣接した住宅街の一角にあって、たどり着いたときには、まさに「エッ? こんなとこに美術館?」という言葉がピッタリ。それも立方体を積み上げ、一部が中空に浮かんでいる、なんとも不思議な建物に二度びっくりです。ところが、館内のレストランから外を眺めると、昭和の森を借景にした素敵な景色が広がり、この立地に大いに納得できます。

写実絵画はおなじ写実的な技法で描くものではあっても、このところウェブやテレビなどで話題になることのあるスーパーリアリズムなどとはイコールではないようです。ホキ美術館ではルネサンス以降のダ・ヴィンチやレンブラント、フェルメールが描いた、物の存在感を描きだす写実絵画を念頭においているそうで、1つのレンズを通して見た写真と異なり、人間の2つの目で見たままを描き出しているのが写実絵画と言えそうです。

ホキ美術館に並ぶ写実絵画は、いわゆる既存の美術館に並ぶ、西洋絵画や日本画、現代美術とも異なる、好き嫌いに関わらず一見の価値がある、もう1つのアートの世界でと言えます。これまでとは違った刺激が得られることは請け合い。食わず嫌いはもったいない、と実感できる美術館です。

現在、ホキ美術館では五味文彦、大畑稔浩、島村信之という人気の中堅の写実作家お三方の新作を含めた展覧会『3つの個性─表現の可能性を探る。五味文彦、大畑稔浩、島村信之』を5月15日まで開催しています。

【開催概要】

ホキ美術館5周年記念 3つの個性─表現の可能性を探る。五味文彦、大畑稔浩、島村信之

  • 開催期間:2015年11月20日(金)~5月15日(月)
  • 開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
  • 休館日:火曜日
  • 入館料: 一般1,800円、高校生・大学生・65歳以上1,300円、中学生900円、小学生以下無料


歴史ある古民家が美術館に。小山市立車屋美術館


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続いてご紹介する『小山市立車屋美術館』は小さくても発見のある、わざわざ出向く価値のある美術館です。栃木県小山市にある同館は東北新幹線小山駅の1つ手前、JR宇都宮線間々田駅から歩いて5分のところにあります。駅にとても近いのですが、駅前にはコンビニすらないので(駅の反対側にあります)、本当にここに美術館があるのか不安になります。でも、ご心配なく。ちゃんとあります。

日光街道に面して立つ小山市立車屋美術館は外観こそ一般的な民家のようですが、実はここは江戸時代に利根川と江戸を水運で結ぶ物流の拠点とし、近くを流れる思川の河岸にあった肥料問屋の米蔵、肥料蔵などを現在の場所に移築したもので、「小川家住宅」として登録有形文化財に指定されています。

これらの建物が美術館の施設となっており、米蔵をリノベーションし、ホワイトキューブを備えた展示空間にして、肥料蔵や住宅部分の主屋とあわせて、展覧会を行っています。この美術館がユニークなのは、歴史ある建物で行われている展覧会が既成概念にとらわれずに、現代美術からデザイン、写真、版画と多彩に、"小粒でもピリリと効いた" 美術館になっている点と言えます。

現在、同館では『朝鮮半島の民衆的工芸 POJAGI as a portrait -呉夏枝の写真作品とともに- 併設展示:碓井ゆい -shadow work-』を開催しており、朝鮮半島で生まれた民衆的な工芸品で、日本の風呂敷のような布、ポジャギを紹介しています。

【開催概要】

朝鮮半島の民衆的工芸 POJAGI as a portrait -呉夏枝の写真作品とともに- 併設展示:碓井ゆい -shadow work-

  • 開催期間:2016年4月16日(土)~6月19日(日)
  • 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日と第4金曜日
  • 観覧料:一般400円、高校・大学生250円、中学生以下無料


建築家と実業家の友情。高崎市美術館 旧井上房一郎邸


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高崎駅から徒歩2分ほどという立地にあって、2つの塔屋が並んだような外観の『高崎市美術館』は目を引きますが、駅前の町並みに溶け込んでいて、その建物の影に隠れてしまっている建物の存在に気づけません。その美術館の奥には日本の建築史・美術史にとって価値のある建物が存在します。

さまざまな企画展などをおこなっている高崎市美術館の本館部分を抜け、中庭に出ると、よく手入れされた庭と簡素ながらモダンなデザインが美しい建物があります。その建物が高崎の実業家・井上房一郎の自邸をそのまま保存している『旧井上房一郎邸』です。

井上房一郎は建築家ブルーノ・タウトを招聘したり、群馬交響楽団を創設するなど、地元のみならず日本の文化芸術振興に心血を注いだ人物です。この屋敷は、フランク・ロイド・ライトに師事し、帝国ホテル建設のために来日していた建築家アントニン・レーモンドとの交流から、レーモンドの自邸兼事務所を写して建てられた、まさしくレーモンド・スタイルと言える建築物です。

東京・麻布に1951年(昭和26)に建てられた「笄町の自邸」を、井上はレーモンドの快諾をえて図面の提供を受けた上で、経営する井上工業の大工に建物を実測させ、1952年(昭和27)に再現しました。その後、事務所移転に伴い、「笄町の自邸」は取り壊されたため、旧井上房一郎邸からその様子を知ることができます。

『旧井上房一郎邸』は美術館開館日に開館しており、邸内の応接室やリビング、和室など、ほとんどの部屋を自由に見学できます。また、同館にほど近い群馬県庁のそばに立つ音楽ホール「群馬音楽センター」はレーモンドの設計によるもので、代表作の1つです。

【施設概要】

高崎市美術館 旧井上房一郎邸

  • 開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで) ※12月~2月は17時閉館
  • 休館日:月曜日(高崎市美術館に準ずる)
  • 観覧料金:美術館観覧料に含む(企画展ごとに変動)


広い芝生でのびのびできる美術館。群馬県立館林美術館


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実は北関東の茨城・栃木・群馬の3県は美術館が充実しています。とりわけ群馬県は「アーツ前橋」や「ハラミュージアムアーク」などがあり、県立美術館は2館あります。そのうちの1つは建築家磯崎新の代表作で、いまでは当たり前となったホワイトキューブと呼ばれる展示室の形態を持つ「群馬県立近代美術館」と、もう1つは、日本でもっとも暑い街である館林にある『群馬県立館林美術館』です。

白鳥の飛来地である多々良沼近くに広がる田園地帯に位置する群馬県立館林美術館は、その立地を活かした敷地には、広々とした芝生広場があり、印象的な三日月形をした煉瓦色の展示室を中心に、レストラン、ミュージアムショップなどがあり、別館には彫刻家フランソワ・ポンポンのアトリエを再現した「彫刻家のアトリエ」があります。

毎回、ユニークな企画展を行っている同館ですが、美術館としてのもう1つの魅力がなんといってもこの芝生広場をはじめとした環境です。広場を挟んで反対側には川が流れ、美術館を一望できる展望デッキがあり、美術館の敷地の外には地元の彫刻家藤野天光をはじめとした彫刻38点が点在する「彫刻の小径」など、散策したり、広場で寝そべったり、都心の美術館では味わえない開放感があります。

現在、同館では動物たちを親しく見つめ、真摯に描き続ける、あべ弘士、小田隆、きくちちきら8人の作家による、絵本の原画や描き下ろし作品を展示した『絵本・動物・地球展 8人の作家が奏でるいのちのうた』を開催しています。

【開催概要】

絵本・動物・地球展 8人の作家が奏でるいのちのうた

  • 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日
  • 観覧料:一般610円、大高生300円

群馬県立館林美術館のように、郊外にはこうした余裕のある空間を持つ美術館は少なくありません。以前、「満開なのは桜ばかりじゃありません。花を愛でる美術館:全国編」でもご紹介した、「ハラ ミュージアム アーク」(群馬県渋川市)や「DIC川村記念美術館」(千葉県佐倉市)、そして「クレマチスの丘」(静岡県駿東郡長泉町)といった美術館も、人気の施設ではありますが、広々とした広場や庭園があり、ゆったり過ごせそうです。

なお、昨今、美術館も営業努力しており、ここで紹介した美術館が"空いている"ことはお約束できませんので、あしからず。


(取材・撮影・執筆/チバヒデトシ)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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