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川上 洋平

 - ,,,  07:00 PM

自分自身の「ブランド」を作るためのヒントが書いてある本:ブリオベッカ浦安代表谷口和司さんおすすめの1冊

自分自身の「ブランド」を作るためのヒントが書いてある本:ブリオベッカ浦安代表谷口和司さんおすすめの1冊

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みなさん、誰かにオススメしたい本を教えてください、と言ったらどんな本を思い浮かべますか?

それは、たとえば、友達に勧められて面白かった本だったり、仕事の中でとても影響を受けた本だったり、もしかしたら、この1冊に出会わなければ、今の自分はなかったと思える本かもしれません。人によってその本のジャンル、種類はさまざまだと思いますが、誰かに勧めたいと思うような本には、選んだ方の体験や経験が必ず関係しています。

本の話だけでなく、その本をどのように読んできたのか話を聞くと、本のことだけでなく、オススメする方自身のことも深く知ることができます。「Sewing books & People」では、興味深い仕事をしている方をゲストに招き、オススメの本を1冊お持ちいただいて、本について質問をしながら話を聞いていきます。


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今回お話を聞くのは、昨年度JFL昇格を決めたサッカークラブ、「ブリオベッカ浦安」の代表の谷口和司さんです。JFLは、アマチュア最高峰のサッカーリーグ。

谷口さんは、アクセンチュア、シスコ・システムズといった外資系大企業の要職でキャリアを重ねながら、お子さんが地元でサッカーを始めたことをきっかけに練習や試合の応援でグラウンドに足を運び出し、サッカークラブの代表に就任。しばらく仕事と兼務を続けた後、会社も辞め、サッカークラブの代表の仕事に専念されている、という異色の経歴の持ち主。

谷口さんが10年以上代表をつとめてきたブリオベッカ浦安は、2014年にはクラブの考え方に賛同した元日本代表の都並敏史さんがテクニカルディレクターに就任し、昨年末には、ついにJFL昇格を決めたサッカークラブです。一昨年の天皇杯では、浦和レッズと対戦し、2−8で敗戦しながらも、その攻め続ける姿勢に解説者も驚き、試合後には浦和のサポーターからも拍手が起こったそうです。めざましい成長を続けるクラブチームの代表を務める谷口さんは、どんな本を紹介してくれるのでしょうか?


谷口和司(たにぐち・かずし)
国内大手IT企業にてエンジニアを経てアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に転職。1999年にパートナー(共同経営者)に就任。2003年にシスコシステムズに転職しビジネス・イノベーション推進室長や営業事業部長としてITによる企業変革に携わる。業務のかたわら2005年からサッカークラブの代表を兼任。2014年に退職し、浦安サッカークラブ(現ブリオベッカ浦安)に専念。2015年株式会社化にともない(株)ベイフットボール浦安代表取締役。



転職してどのように生きていくか、悩みを持っていた時に手にした本


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―― 今日持ってきたオススメの本を教えていただけますか?

谷口:『ブランド人になれ』という本で、著者の考えるブランド人になるための50のアプローチが書いてあります。そのあとシリーズで2冊出ていますが、共通しているのは、自分で自分を変えることができるということです。会社でデカいプロジェクトをやるのもいいけど、自分の仕事そのものをプロジェクトにしていけばいい。たとえば人事部門でも人事の改革もできるし、人事ががんばれば社員が働きやすくなり会社全体の生産性があがる。世の中を変えられる面白いプロジェクトを成功させるにはどうすればよいか、ということが書かれてます。これを読むと、自分がいかに今ダメで足りないか、どうすればプロフェッショナルになれるのか、という気づきを与えられますね。

たしか、『週刊ダイヤモンド』の本の紹介を見て知ったのだと思います。『日経新聞』だけだと表面的な記事しか触れられないので、掘り下げた記事を読みたいと思うと、『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』『東洋経済』という3種類の雑誌があるんですが、それぞれ特徴があって、『週刊ダイヤモンド』は、本の紹介や映画の紹介がありエンタテインメント性があるんです。ぼくがアクセンチュアを辞めたのが2002年で、シスコ・システムズに就職したのが2003年でした。コンサルティングの会社からITの会社に転職して、その中でコンサルタントとしてどのように生きていくか、という悩みを持っていた時に手にした本です。


自分は何を目指していたのか、気付かせてくれた


 

自分とはどういう人間か。
自分は何を大切にしているのか。
......
生き残ることは大切だ。しかしただ息をしているだけでは人生とはいえない。自分が大切にしていることを守ってこそ、生きる意味がある。(P.67-68)

谷口:初めてこの本を手にとったとき、コンサルタントとして仕事をしていたんですが、「自分のブランドは何なのか」「自分は何がしたいのか」と考えてみると、ただ単にお金を稼ぐコンサルタントを目指したのではなかったはずだ、ということに気づきました。ビジネスの現場だと、どうしても売り上げの方に考えが傾いてしまいがちなのですが、よくよく考えると、それはお金のためでなく、お客さんのためにやっていたんだ、と思い出したんです。

喜んで、お客さんの苦情を聞こう。
顧客満足熱にうなされよう。
......
私は、自分の技量や能力にはいささか自信を持っているが、お客さんと気持ちが通じなければ、そんなものが一体なんになる!(P.126-127)

と書いてあるのを読んで、「なるほど、すぐにアポを取ろう」と思ったりね。


なぜ大企業のキャリアを捨てて、サッカーの道に進めたのか?


照準が2つあってはならない。
鬼神のごとき一点集中。
ブランドを目指すとき、なによりも避けなければならないのが精力の分散だ。(P.118)

谷口:と、この本に書いてあるんですが、ぼくがサッカークラブの代表になってから、ずっと会社とサッカークラブの2つの仕事やっていることの中途半端さがあったんです。でも55歳になったときに何かをしっかりやり遂げようと思って、ビジネスかスポーツの世界、どちらにするか1年間悩みました。30年以上ビジネスはやってきたので、新しいチャレンジに集中しようと思い、サッカークラブを選んだんです。ちょうど1年前のことですね。

―― 大企業のキャリアを捨てるというのは、なかなかできない決断ですよね。

谷口:僕自身は何も変わっていないんです。コンサルタントだったり、ITの営業の責任者だったり、サッカークラブの代表だったりしてますが、フィールドが変わっただけで、自分を出しやすい方に移っているんだと思います。

一番最初のキャリアはNECでエンジニアをしていました。そのときは、基本的に決められたことをやっていたんですが、そこからだんだんと決める側になりたいと思って、次にコンサルタントになったんです。コンサルタントの仕事は、会社であったり、商品であったり、あるべき姿の定義を決めてそれを企業に売っていくという仕事です。それをしていると、今度は企業側に行きたくなってくる。

製造業って何だろう、どういうふうに作って売るんだろうと。そうしたら、営業の事業部長になった。自分で商品を売るという仕事についたんです。ぼくの当時のノルマは年間100億円でしたが、それだけ売ってると、もちろん日々トラブルが生じる。それでどんどん現場に近づいていって、ビジネスの本質のところに向かっていったんです。その仕事を10年くらいやって、もっと自分を出せる仕事はと思って選んだのがスポーツだったんです。

たぶん、ぼくのブランドは「チャレンジャー」なんです。だから、いろんなことに手をだすんです。失敗は非常に多いんですけど、それがぼくのブランドだと思っていて、変革が好きなんです。スポーツ業界は変革がいるなとしみじみ思っていて、古い昔からのスポーツ業界はこれから変わっていかないといけないと思うんです。だからいまここにいるんですかね。


ときどき自分がわからなくなる時、原点に帰るために


―― この本をどんなときに読みたいか教えてください。

谷口:今も1年に1回位は、自分がわからなくなることがあるんですよね。「いったい俺は何をやりたかったんだっけ」と。この本では「あなたは誰ですか?」「何のために生まれてきたんですか?」ということが繰り返し書かれていて、自分のブランドがないということは意味がない、どんな人でも必ず自分の商品価値を持っている。だから、それをブランドとして認知させることが価値を出すために非常に重要だということを言っている。だから、自問自答するときに読むと、もう一度決意したときの気持ちが蘇るんです。

やっぱり原点に帰るというのが大事だと思います。当時20人くらいいた部下には、全員にこの本を買わせましたね(笑)。


自分のブランドは何なのか、一言で答えられるようになるために


―― この本をどんな人にオススメしたいですか。

谷口:読んでもらいたいのは、自分たちが社会を変えていく気概を持った30代くらいの若いサラリーマンの人ですね。これからパラダイム・シフトが起こると思うんです。この本は2000年に出版されているんですけど、著者のトム・ピータースが序文で引用している言葉がとても予言的なんです。

新しい経済の基本単位は、会社ではなく、個人になる。
仕事は、固定化した管理組織によって与えられ、コントロールされるのではなく、既存の組織外で個人事業主の集団によって遂行される。
――トーマス・マローン、ロバート・ローバッカー
『Eランス経済の夜明け』ハーバード・ビジネス・レビュー(P.10)

つまり、今ある会社という組織の中で与えられた環境でサラリーマンとして暮らしていくのではなく、新しい時代に変わっていくことに気づいていかないと、古い時代に取り残されてしまうと思います。サッカー選手はドリブルがうまい、ゲームコントロールができるなど、そもそも自分のブランドがないと通用しませんが、サラリーマンはそういう環境がないので、一体自分は何なのかという自分自身のブランドを自分につけることを意識するのは、とても大事なことだと思うんです。

「自分の名刺を作るとしたらブランドは何ですか」と聞かれると、ほとんどの若い人は答えられないと思うんです。僕もそうだった。でも、それが何かをつきつめていって、一言で答えられる方法がこの本には書かれているんです。

この本をきっかけに自分で考えて、ブランド人になってほしいと思います。



【著者プロフィール】
川上洋平(かわかみ・ようへい)
ブックピックオーケストラ代表。ギャラリーやシェアオフィス、カフェでの本の選書をはじめ、「文庫本葉書」、「文庫本画廊」といったオリジナル商品の販売、図書館や文学館、美術館でのワークショップから本の企画まで、選書だけに留まらず、本を使ったさまざまな形式を用いて、人が本と出会う体験を企画・デザインしている。

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    香川博人

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