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matonomatono  - ,,,,  09:00 PM

発散するだけじゃ意味がない、不満を有効活用する方法を身につけよう

発散するだけじゃ意味がない、不満を有効活用する方法を身につけよう

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不満を言うのが好きな人はいません。しかし、不満を言うのは本当に悪いことなのでしょうか? 不満を言うとスッキリします。不満が会話のきっかけにもなります。出演者の不満や文句を聞いているだけのようなバラエティ番組などもありますが、これも不満をおもしろおかしく話しているからです。不満は嫌な気分になったり、あまり良いものではありませんが、うまく利用することもできます。適切に不満を言えばいいだけです。


発散するのは気分が良いが、やり方が大事


不満を言うのは、言い方を変えれば「発散している」ということ。発散するのは気分が良いものです。筆者がフルタイムで会社に勤めているとき、仕事のあとで近所の人と集まって、ビールを飲みながらその日あった嫌なことをぶちまけるのが、大好きな日課の1つでした。そのあとは、みんなかなり気分がスッキリしていました。大事なストレス解消でした。

もちろん、発散するのが必ずしも良いこととは限りません。ご近所さんと私は、発散することで気分をスッキリさせていましたが、あまりにも不満や愚痴を言い過ぎると、人間関係にひびが入ることもあります。たとえば、私は親友に些細な不満を日常的に言っていました。しかし、ご近所さんと違って、親友はそのような不満を聞いても楽しくないし、共感もしませんでした。逆に、私が不満をぶちまけることが、親友にとってはストレスになっており、それが私のストレスにもなりました。それで、私は親友に不満を言うのを控えるようになりました。

アイオワ州立大学の2002年の研究(PDF)では、不満とそれが怒りに与える影響について調べていました。研究者のBrad J. Bushmanには、学生仲間によって格付けされると伝えてから、学生に論文を書かせました。ほかの学生がチェックして戻ってきた論文の半数には、「今まで読んだ中でも最低の論文だった!」というような意地悪なコメントがついていました。サンドバッグのように、ストレス発散のはけ口になった怒りを受け入れた生徒もいましたが、その後の実験で、怒りを受け入れた生徒のほうが、より復讐しようとすることがわかりました。

この実験では、論文に意地悪なコメントを浴びせた学生が、その論文を書いた学生をもっとも怒らせ攻撃的にさせたのだと考えられます。発散しても、どちらの気分も良くなりませんでした。

この研究は、発散することが有害である根拠としてよく引用されます。不満を口にせずとも、発散するのは不満を解消するとても具体的な方法です。何かを攻撃するのと、近所の人とくだを巻くのでは大きな違いがあります。私は心理学者ではありませんが、おそらく攻撃は、発散するというだけでなく、その対象を怒らせ攻撃的にするのでしょう。

この研究で、サンドバッグのように何かを攻撃して不満を発散するのは良くないと証明されているにも関わらず、いまだにこのようなやり方に効果があると信じている人がいます。たとえば、私は高校時代サッカー部で、1日の終わりにボールを蹴りつけると気分が良くなりました。練習が終わったときに気分が落ち着いていたのは、身体的な運動の効果だったのです。もちろん、これは1つの例に過ぎませんが、ストレスを発散するとはどういうことかを表していると思います。ほかにも、健康的なストレス発散に関する研究はあります。


効果的に不満を言う方法


何かを攻撃するのは、憂さを晴らす健全な方法ではないかもしれませんが、憂さを晴らすのが健全ではないという意味ではありません。

社会心理学ジャーナルに載っていた最近の研究では、幸福とマインドフルネスと不満の関連性を調べていました。その研究では、被験者は自分がイラッとするものを書き出し、それから幸福や充実やマインドフルネスを測るアンケートに答えました。不満を言うのは、幸福やマインドフルネスに良くない影響を与えますが、被験者の頭の中に解消法がある状態で不満を言うと、むやみに不満を言う人よりも幸せなことがわかりました。

この研究は、無作為に不満を言っても幸せにはならないけれど、目的を持って不満を言うと幸せに役立つということを示しています。この研究の著者であるRobin Kowalskiは、「The Atlantic」でこのように言っています。

これは戦略的に不満を言う意義でもあります。不満をもっとも効果的に言うには、いつ誰に不満を言うべきかを知ることです。事実やロジックを使って不満を言い、どのような結果を求めているのか自分でわかっており、それを実現させるだけの力のある人に理解してもらうのが、一番効果のある不満の言い方です

また、発散するのが目的で発散するのも、そこまで悪いことではないということも証明されています。テキサス大学の社会心理学者James Pennebakerは、トラウマ的な体験と向き合うために、書いて発散するのは有効な方法だと証明する研究をいくつも実施しました。もちろん、トラウマ的な体験と日々のイラッとする出来事は同じではありませんが、自分の思っていることや不満を書き出すことは、ストレス解消に役立ちます。

つまり、何かを攻撃することでイライラを発散するのはまったくよくありませんし、不満を溜め込むのもよくありません。その両極端の間をとって、考えた上で不満をうまく発散していきましょう。


習慣的にではなく、計画的に不満を言う


不満は、くよくよと考えたり、行動を起こさなくなることと、関連していることがよくありますが、そうなってはいけません。

先ほどのKowalskiの研究からもわかるように、ただ習慣的にではなく、目的意識を持って不満を言う人は幸せになります。不満を言う前に、相手に自分の目的や考えていることを伝えるといいでしょう。たとえば、ご近所さんと私が不満を言うときの目的は明確です。お互い日々のイラッとすることを吐き出して、不満を言って楽しみたいだけです。それに、そういう取るに足らない不満は、おしゃべりのネタにしたり、笑い飛ばしたりできます。あとでくよくよと考えたりしません。不満を吐き出しているので、くよくよ考えこまずに済みます。

ほかの人と一緒に不満を言うことで解決することもあります。たとえば、私はいつも両親に仕事の愚痴や不満を言います。一度、いつも私のことを裏切る同僚の話をしたら、両親も私に似たような経験を話してくれました。それで私は気分が晴れ、両親はとても役立つ対処法もアドバイスしてくれました。もしくは、この状況であれば、何かしら行動を起こしてくれることを期待して、上司に不満を言うのもいいかもしれません。いずれにせよ。無駄に不満を言ってはいけません。不満を言うのも役に立つものです。

また、不満を言うのは行動や習慣であり、個人の性格ではないということも覚えておきましょう。不満ばかり言う人もいるかもしれませんが、そうしなければならない訳ではありません。たとえば、私の婚約者は、いつも赤信号で止まる度に意味もなく不満を言っていました。それも面白かったのですが、さすがに飽きました。「僕はそういう人間なんだよ。不満人間なんだ」と彼は言いましたが、それは事実ではありません。不満を言うのが好きな人間なのかもしれませんが、信号機に不満を言うために生まれてきた訳ではありません。作家のSteve Pavlinaはこのように言っています。

おそらく、不満を言う習慣をやめるのに一番大事なのは、本来の自分が望んでいない行動をしないようにすることです。いつも不満を言っている人に対する間違った認識は、その人が基本的にネガティブ思考だと思っていることです。そのような人は「自分の考え方のせいだとわかっているけど、どうやったらネガティブ思考をやめられるかがわからない」と認めるかもしれません。そのように考えるのは、ある程度は正しいように思えるかもしれませんが、罠でもあります。自分の考え方に起因していると思うのはいいですが、自分を責めることになったり、気分がさらに悪くなるような考え方を認めたくはないでしょう。

不満を言うことも、ネガティブ思考も、間違いなく役に立ちます。しかし、そのような行動をきちんと自分でコントロールすることで役に立つのであって、その逆ではありません。


不満を言う習慣をやめる方法


目的意識を持って不満を言うことも、非生産的で非健全な習慣になりやすいです。「Becoming Minimalist」ではライターのJoshua Beckerが、その習慣をやめるのに役立つ方法をいくつか紹介しています。私が気に入っているのは「不満で会話を始めるのを避ける」という方法です。

どれくらいの頻度で、不満を言うことで会話を始めているかを気にしてみましょう。相手の反応が大きいので、無意識でも不満から会話を始めていることは多いです。会話の切り口として不満を使うのをやめてみましょう。その代わりに、何か元気が出るような話で、会話を始めるようにしてみてください。

多くの悪い習慣と同様に、きっかけとなるものに"気付く"のも大事です。赤信号になったときかもしれないし、パートナーが家に帰ってきたときかもしれません。いずれにしても、何がきっかけとなって不満を言っているのか気付くことで、不満を言う習慣をやめることができるようになります。

また、なぜ不満を言っているのか理解することも大事です。Beckerは、控え目な自慢としても知られていますが、自分を正当化するために不満を言うのはやめたほうがいいと警告しています。

自分の価値を相手に認めさせるためによく不満を言う人がいます。「今すごく忙しくて...」というのが良い例です。自分の存在の重要性をほのかに匂わせるために、そのように言うことがあります。不満を言うことで、相手に自分を印象付けようとするのはやめましょう。

おかしなことですが、私と友だちは、罪悪感を感じているせいで、自分の人生に対していつも不満を言っていることに気付きました。「実際、結構幸せなんだけど、それを顔に出さないようにしてるんだよね」と友だちが言ったのですが、私も同じことをしていたのです! 友だちは常に不満ばかり言っていたので、私は友だちが可哀想だと思っていました。友だちの気分を良くするために、私も不満を言っていたので、友だちも私のことが可哀想だと思っていたのです。自分が不満を言っている理由(原因)を理解すると、長い目で見て、その悪習を断ち切る助けになります。私の場合は、たまたま馬鹿みたいな理由でしたが。

また、自分を幸せにしてくれるものを意識することも大事です。研究者のJoyce Bonoは、そうすることで職場の不満にどのような効果があったか説明しています。

職場では誰もが大抵ネガティブなことを言うものです。それは自然なことです。しかし、意図的にポジティブな出来事に注目するとバランスが取れます。別に、幸せになるようなポスターを壁に貼れということではありません。しかし会社は、社員がポジティブなことに気付き、共有するように働きかけることはできます。たとえば、会議の最初に、今すぐ改善しなければならないことについて話すのではなく、最近うまくいったことを言うのはどうでしょう? 通勤中にすぐに音楽を聴き始めるのではなく、少しの間、仕事であった良いことを思い出してみましょう。そうしているうちに、些細な良いことにも気付くようになり、自然と毎日ポジティブなことが起こるようになります。そのような小さな幸せは、あまりにもありふれていて気付かなかっただけです。

いつも元気にはしゃぐ必要はありません。バランスが大事だということです。生産性向上系ライターのEric Barkerがすすめる、書き出すテクニックもやってみましょう。

楽しみにしていることを書き出す

うれしいことが起こるのを楽しみにする時間を持っている人はより幸せです。少なくとも週1回は、計画を立て、それを書き出しましょう。元気になりたいときは、それを見て、これから起こる楽しいことを思い出します。

成長したところを書き出す

自分の強みと弱みを知りたいなら、自分で予測して書き出し、結果と比べてみます。これは、生まれつきの才能が何かを知り、それを伸ばす最高の方法です。

不安を書き出す

不安を書くことで、冷静になることができ、パフォーマンスも向上することは、研究でも証明されています。

この方法を使うと、自分の不満をさらけ出すだけでなく、楽観的になれるものとバランスを取ることができます。そのことでより現実的になり、どのように過ごすべきか明確になります。些細なことに感謝する意識を持つと、むやみに不満を言わなくなっていきます。

不満というのは必ずしも悪いものではありません。しかし、考えなしに不満を言うのは本当に良くありません。それに身の回りの人も嫌な気分になります。どのように、なぜ、誰に、不満を言うのかを意識することで、嫌な気分にならずに効率的に不満を発散することができるようになります。


Kristin Wong(原文/訳:的野裕子)
Illustration by Jim Cooke.

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