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ライフハッカー編集部  - ,,,,,,,,  11:00 PM

耳が痛くならないソーシャルヘッドフォン「VIE SHAIR」を米Kickstarterで立ち上げた準備のすべて

耳が痛くならないソーシャルヘッドフォン「VIE SHAIR」を米Kickstarterで立ち上げた準備のすべて

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初めまして。私は今村泰彦(いまむら・やすひこ)と申します。 Vie Style社のファウンダーとして、長時間つけても痛くならないソーシャル・ヘッドフォン「VIE SHAIR(ヴィーシェアー)」のプロジェクトを米Kickstarterで展開しています。

今回は私が経験した「Kickstarterでプロジェクトを立ち上げるまでの準備」について、製品開発の裏話を含めてお伝えします。


アイデアを思い付く


ジャズドラマーである私は、ドラムを練習する際によくヘッドフォンを使っていましたが、さまざまな問題がありました。まずヘッドフォンを長時間していると、蒸れてきて、耳が痛くなります。また、外の音が聞こえなくなるので、楽器の音もよく聞こえません。そんな問題を解決するヘッドフォンを作りたいと思いました。さらに、ヘッドフォンで音楽を共有できれば、無音でセッションできるというアイデアも加わり、痛みのないソーシャル・ヘッドフォンという企画を練り上げました。

アイデアを思いついてから開発・製品化するには資金が必要になります。通常は、ベンチャーキャピタルから資金調達をする、という選択肢があります。しかし、私は、以前勤務していた企業で、アイデアだけ先行したまま開発に多額の投資をかけて失敗した過去の苦い経験があり、世の中にニーズがないものを作りたくありませんでした。それなら、まず最初にニーズがあるかどうかがわかるクラウドファンディングに市場調査的な役割を兼ねて挑戦しようと思ったのです。

Facebookでこの製品のファンを募ると、2カ月で1万以上の「いいね!」を集めることができました。そのほとんどは海外、特に米国が90%以上を占めていましたので、米国がメインの市場になるのではないかと予想しました。また米国は市場規模が大きいですし、ハイクオリティなヘッドフォンメーカーも多く、アメリカ人はヘッドフォンにはお金を使う人たちというイメージもありました。アメリカで成功すれば後々の世界での展開にも有利、という打算もありました。

米国発で世界最大規模のクラウドファンディングサイトが、言わずと知れたKickstarterです。その規模と影響力は絶大で、過去に2000万ドル(約22億円)を超える出資額を集めたプロジェクトもあるほどです。彼らは、アートやクリエーションを活性化させるという理念を持っており、品質のコントロールも厳しく行っています。そんな文化への共感もあり、Kickstarterでの出展を決めました。


仲間を見つける


VIE SHAIRの開発チームは12人。メンバーは、数多くのスカイプ会議を経て、ベストな人を選んだら、結果的に日本、アメリカ、カナダ、イスラエルにそれぞれのメンバーが住んでいるという国際的なチーム編成になりました。ここまで広い範囲の地域に散らばっていると、時差があるので対応で寝れないこともしばしば。1日、2〜3時間の睡眠を2〜3回とる、といった生活になってしまっています。

製品開発における私からのアドバイスとしては、日本人だけでチームをつくらないことをオススメします。理由は、どうしても日本の価値観が強くなってしまうからです。日本で売れるものがアメリカや世界で売れるとは限らず、各国の文化によって、製品のニーズや見せ方が違います。アメリカで売るにはアメリカで売るための作法があり、特にキックスターター上にも独特のやり方があります。そこをうまく汲み取って国際的な価値観をチームに取り込むには、他国の人たちとチームを組んでしまうのが近道です。

実際、Kickstaterでは日本の個人や法人がプロジェクトを立ち上げることはできません。そこで私は、米国人と一緒に現地法人を立ち上げました(ただ、代理店を通してプロジェクトを作成する方法はあります)。


プロトタイプ(試作品)を作る


Kickstarterでは、出展に際しての審査があり、試作品を作って開示しないといけません。これは実現性の高いプロジェクトを掲載するのに必要なルールです。私たちも1年以上かけて、さまざまな人の協力を得て、プロトタイプを完成させました。この試作品の質により、プロジェクトが判断されますので、なるべく質の高いものを完成させたほうが良いでしょう。

また、3D画像レンダリングだけで商品画像を作ることは禁止されており、写真を加工する場合も、試作品の実写撮影をもとに加工しないといけません。このルールにより、通常の画像制作工程が取れず苦労しました。出展前に、しっかり試作品を完成させ、写真撮影をしておきましょう。


製品コンセプトを決める


当初は、「つながる=話せる、音楽を共有できる」というメリットを押し出したマーケティング案を考えていました。しかし、海外メディアの様子を見ているとあまり反応が良くないことがわかりました。そもそも、オープンな空間で音楽を流すことに寛容なアメリカでは、静かに音楽を共有するニーズがあまりないようでした。

現地のPR会社の勧めもあり、方向転換して、あまりソーシャル機能は押さずに、「ヘッドフォンは長くつけると痛みが発生する」という問題にフォーカスして「痛くならないヘッドフォン」というメリットを打ち出すように見せ方を変えました。そこからメディアの反応も良くなりました。


動画の撮影


※日本語字幕あり


動画はプロジェクトの成功にかかわる大変重要な部分です。動画の質がプロジェクトが成功するかどうかを決めるといっても過言ではありません。私たちの場合は、幸いにもアメリカで腕の良いビデオグラファーが見つかり、米国のロサンゼルスで撮影を行いました。

Kickstarterの動画撮影は、海外撮影をオススメします。多国籍なモデルの調達や、ロケ地の用意などが容易で、かなり短期間に少人数で撮影を行うためトータルでコストメリットがあるのがその理由です。


プロジェクトの開始(Kickstarterでの出展開始)


VIE SHAIRのプロジェクトは、現在3週間を経過して、10万ドル(約1130万円)以上をご支援いただいています。目標の15万ドルまで30%という状況です。残り3週間でなんとか目標額まで到達したいと思います。世界各国の人々にご支援いただいていますが、日本からの支援も非常に多く、驚いています。また、中東やアジアからの反響が大きく、イタリアトルコ中国シンガポールといった各国のメディアにも記事を掲載していただきました。Kickstarterに登場すると、世界的な反響があるのも大きなメリットです。


長時間つけても痛くならないソーシャル・ヘッドフォン「VIE SHAIR(ヴィーシェアー)」|Kickstarter

VIE SHAIRの詳細解説(日本語)|Kickstarter

著者プロフィール】 今村泰彦(いまむら・やすひこ)

Omotenasy合同会社CEO兼、Vie.style社CEO。ジャズミュージシャンから東証一部上場会社執行役員、シリコンバレーIT企業での就業経験まで多彩な職歴を持つ。地元、鎌倉で「カマコンバレー」に参加、禅寺でのハッカソン「ZenHack」音楽フェス「Zen Fes」などコミュニティー活動も積極的に行っている。

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    香川博人

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