• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

小松ゆり子

小松ゆり子

 - ,,  07:00 PM

本物の「精油」の見分け方は? ~アロマセラピーの基礎知識

本物の「精油」の見分け方は? ~アロマセラピーの基礎知識

selfcare_12_top.jpg


ストレスケアのツールとして、すっかり日本に定着した感のあるアロマセラピー。以前は専門店での販売が主でしたが、昨今のナチュラル志向&オーガニック・コスメブームの中、さまざまなブランドが精油の販売をはじめ、取り扱われる場所もオーガニック系スーパーやグリーン系ファッションの店まで幅広くなり、入手も容易にできるようになってきています。

その一方、「精油とはなんぞや?」ということを知らないまま、100円均一に売っているそれ風なものを精油だと思って買ってしまったり、「ブルーのボトルがキレイだから」と直射日光があたる窓際に置いて劣化させてしまったり...という人もいるのではないでしょうか?

ブームから定番になった今だからこそ、しっかり知っておきたい! アロマセラピーの基礎知識と注意点、そして安全かつライフハック的な使い方を全2回にわたってお伝えしたいと思います。


アロマセラピーと精油


アロマセラピーとは日本語に訳すと「芳香療法」。植物から抽出された芳香成分である「精油」を使って、心や身体の調和をとり、健康や美容に役立てていこうとするもの。心地の良い植物の香りが五感の中でも本能にダイレクトに働きかける「嗅覚」に作用し、ストレスを和らげる手段として人気が高まっています。

アロマセラピーの主役となるのが「精油」あるいは「エッセンシャルオイル」です。植物から揮発性の芳香物質を抽出したもので、さまざまな天然の化学成分を含み、それぞれに特有の作用があります。その香りや作用を期待して、主に以下の3つの方法で用いられます。


1. 嗅覚から脳へ伝わる

鼻から吸い込んだ香りは電気信号となり、脳の中でも「本能」に関わることをつかさどる大脳辺縁系のエリアへ、そして自律神経系やホルモン系の中枢である視床下部へと伝わります。脳が心地よいと感じれば、その先にある自律神経系やホルモンへも心地よさの信号が送られ、全身へと影響を与えます。

「ラベンダーを嗅いだだけで気分が落ち着く」とか「ストレスが軽減して、なぜか身体も楽になった!」というのは、こうした脳への刺激によるものです。ただし、100人の人がラベンダーの香りが好きでも、自分が苦手だったら脳は香りを喜びませんので、同様の効果が得られない可能性があります。


2. 肺から全身へ伝わる

呼吸によって吸い込まれた芳香成分は、肺にも取り込まれています。精油は分子が小さいため、肺を形成する肺胞の毛細血管から血中に入り、血流に乗って全身へと運ばれます。

ペパーミントやユーカリなどスースーとした香りを吸い込むと呼吸が楽になるのは、このような形で精油の有効成分が呼吸器に作用するためです。


3. 皮膚から全身へ伝わる

皮膚は本来身体の内部を保護するためのバリア機能がありますので、簡単に物質を通過させることはありませんが、精油の小さな分子は表皮~真皮へと到達し、真皮層の毛細血管やリンパ管を通じて全身へと運ばれます。

胃が痛い時にカモミール精油をお腹に塗布すると痛みが和らいだり、筋肉痛の部位にローズマリー精油を塗布すれば筋肉痛が軽減したりという「塗布による効果」はこのような皮膚から体内へと伝わる作用のためです。

全身のアロマトリートメントや、アロマバスといった使用方法も同様で、このような形で皮膚に作用するほか1や2でご紹介したルートも同時に活用できます。

ただし、精油の原液は皮膚や粘膜への刺激になるため、何かしらの植物油に数滴を溶かし、希釈した形で使用することが推奨されます。推奨する濃度は、アロマセラピーの各協会によってもちがいますが、あまりアロマセラピーのリスクを知らない方には1%~2%濃度(1%濃度ならば植物油10mlに対して精油2滴、2%なら4滴)が適切でしょう。


本物の「精油」って? ラベル表記にご注目


アロマセラピーに興味はあるけれど、「精油」「アロマオイル」「フレグランスオイル」などなど、ラベルのさまざまな表記に翻弄されて手が出せない...という人も多いかもしれません。

アロマセラピーで使うのは、「精油」や「エッセンシャルオイル」と呼ばれる100%天然の有機化合物です。葉や花、果皮、果実、心材など...原料となる植物によって採油される部位は異なります。200種類以上の天然成分が合わさった精油は、それぞれが特徴的な香りを持ち、さまざまな薬理作用を持っています。この点が、「香りだけ」を人工的に作りだした合成香料とはまったく別のものです。

もし小瓶に入っているものが「精油/エッセンシャルオイル」であれば「Lavandula angustifolia(ラベンダー)」や「Rosmarinus Officinalis(ローズマリー)」など、植物の学名が瓶に記載されているはずです。

「アロマオイル」はもう少し幅広く「香りを発するオイル」の総称として使われている場合が多いようです。それが示すものが100%天然由来の精油の場合もありますが、植物油に精油が希釈されているオーガニックコスメや、合成香料の製品などを指している可能性も含んでいます。また希釈されている物質が植物油の場合もあれば、鉱物油の可能性もあります。少し紛らわしい言葉なので、「アロマセラピー」の効果を期待するなら商品をよく確認してみてください。

「フレグランスオイル」「ポプリオイル」などの表記がある場合は「精油ではなく合成香料」と考えるのがひとまず安心かと思います。合成香料は単に香りを楽しむだけならばまだ良いのですが、いわゆる「アロマセラピー」として植物の有効成分を心身の健康に役立てる目的では使用できません。


ブレンド精油とは?


あらかじめ数種類の精油をブレンドした製品もあります。たとえばリフレッシュ目的でペパーミント精油とレモン精油、リラックス目的でラベンダーとカモミール、というように、目的やイメージに合わせていくつかの精油を調合してあるのです。

これらは、「100%精油+100%精油=100%精油」なのですが、単品の「精油」「エッセンシャルオイル」の名称とは区別して、「ブレンドオイル」「ブレンド精油」「ブレンドエッセンシャルオイル」などの名称で販売されています。

ブレンドされた精油は5~15ml程度の小瓶で販売されていることが多く、ラベルをみると「天然精油」「100% pure essential oil」などと書いてあります。

中には、皮膚に塗布することを目的として単品の精油やブレンドされた精油を、あらかじめ植物油で希釈されているものもあります。こちらはもう少し大きな50ml以上の容量で売られていることが多く(もちろんもっと少量だったり多かったりもしますが)、そういった場合はラベルに「ホホバ油」「スイートアーモンド油」など何らかの植物油の名称も記載されているでしょう。


精油を買う時に気をつけたいこと


まずアロマセラピーのために精油を購入する時の注意点です。

先ほどから書いているように、合成香料ではなく「精油/エッセンシャルオイル」を選ぶこと。精油はナマ物であり、ワイン同様温度変化による影響を受けますから、可能であれば品質管理の知識があるような専門店で購入するのがオススメです。

ちなみに、販売されている精油にはオーガニック認証されているものと、そうでないものがあります。アロマセラピーが体内にも作用していくことを考えると、もちろん農薬を使わないオーガニックやワイルドがベストではありますが、自己判断になってくるかと思います。スーパーに行って、オーガニック野菜と普通のお野菜どちらを買いますか? 精油もお野菜と同様に考えてみることが、購入の時の判断材料になるかと思います。

ちなみに、精油には光や熱、酸素に弱いという性質があります。どんなに品質の良いものであっても、直射日光に当てたり瓶をしょっちゅうふり混ぜたりすると、劣化して中の品質が変わってしまいます。たとえば精油をカバンに入れてお守りのように持ち歩いていると、実質的には日々シェイクされたような状態になるので、その分早く使い切る必要があることになります。

劣化した精油は、香りそのものがぼやけてしまったりなんだか酸っぱいような香りになったりして、皮膚に使用したらトラブルが起きる可能性がありますので、管理にも注意が必要です。

中には時間が経つごとに熟成した香りになっていく精油もありますが、成分も少しずつ変わっていきます。そのため、基本的には開封後半年、柑橘系なら3カ月以内に使い切るのが望ましいとされています。


毎朝毎晩身体を整える! 安全な精油の使い方


精油は、素晴らしい植物の恵みです。しかし、原料となる植物によって成分が異なりますし、何十種類もの中から自分の心身に役立つ精油を選ぶのは、初心者にはちょっと大変かもしれません。そんな時に役立つのがブレンド精油です。

さまざまなブランドが、目的やテーマに応じて数種類の精油をあらかじめブレンドした製品を販売しています。


selfcare_12.jpg


【re:treat】シリーズの「SUN」と「MOON」は、朝と夜に使用することで体内のリズムを整えることをイメージしたブレンドです。安全に簡単にアロマセラピーを実践できる、簡単な使い方をお伝えしますね。

朝起きた時には、シュパっと爽やかな香りでやる気スイッチをONにする、ローズマリー、レモン、ローレルのブレンドである「SUN」を。朝シャワーを浴びる時、換気扇を止めて窓も閉め切ったお風呂場の床に、3滴程度垂らしておくと、爽やかなアロマミスト・シャワータイムでシャキッとした目覚めが期待できます。交感神経優位にするためには、ちょっと熱めくらいの温度がオススメです。

夜寝る前には、リセットボタンを押して心や身体の緊張をゆるゆると解いてゆく、ラベンダー、オレンジ、マージョラムのブレンド「MOON」を。こちらは眠る前に1滴ティッシュに垂らして胸元において、頭から布団をかぶってしまいましょう。布団の中にこもり、漂う香りを意図的にゆったりと深呼吸して吸い込むことで、自律神経系が副交感神経優位へと導かれます。

このようにアロマセラピーで朝と夜のリズムを作ってあげることで、現代人が乱れがちな自律神経系のバランスを整えることが期待できます。

次回はアロマセラピーを実践する時に大事な、精油の「リスク」について紹介します!



小松ゆり子/パーソナル・セラピスト

komatsu_profile2014.jpg音楽、カルチャー、リラクゼーションを融合する「relacle」「CHILL SPACE」スーパーバイジング・ディレクター。南青山のプライベート・アトリエ「corpo e alma」を中心にセラピー・セッションやセミナー活動を行う。東洋的な押圧とロングストロークやストレッチングを多用し、植物や鉱物の力をフュージョンさせたオリジナルメソッド「VITAL touch therapy」を提唱し、密度の濃い「パーソナル」なスタンスでオーダーメイドの施術を行っている。約12万人以上を動員する音楽フェスティバルSUMMER SONICで10年連続セラピーブースを展開するほか、新宿のシェアオフィス「HAPON」でのオフィスリラクゼーション、アパレルブランド「かぐれ」でのセラピーや講座など他業種とのコラボレーションも多数。現代人が都会でバランスを保ちながら生き抜く知恵やプリミティブな五感を取り戻す方法をさまざまな角度からナビゲートする。


Photo by shutterstock.

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.