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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  09:00 PM

脳機能向上には「ぎりぎりの難しさ」が効果的。「脳トレ」川島隆太教授が語るスマートエイジングのヒント

脳機能向上には「ぎりぎりの難しさ」が効果的。「脳トレ」川島隆太教授が語るスマートエイジングのヒント

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「高齢社会をポジティブに受け止め、社会の活性化につなげよう」という「スマート・エイジング」。今、この推進運動に注目が集まっています。その先頭に立っているのが『脳を鍛える大人のDS』の監修で知られる東北大学加齢医学研究所の川島隆太 所長です。

高齢化社会の活性化という問題に川島所長が取り組んでいるのは、「人口に高齢者が占める割合が増え続けている日本では、年を重ねることを後ろ向きに捉えたのでは社会は成り立たない」と考えているから。逆に、個人や社会が「加齢を人としての成長の機会ととらえられる」ようになるには、どうすべきかを模索しているそうです。

川島所長は人の心と脳の関係を解き明かす脳機能イメージングや脳機能開発研究の第一人者。「脳機能の低下が生活の質を劣化させているのでは?」という仮説のもとに、脳機能の改善することで社会をよりよくしようとしてきました。そこで今回は、川島所長が科学者の視点から考える「脳機能を高めてスマート・エイジングを実現するために必要なこと」について、ウェブメディア「Mugendai(無限大)」の記事より抜粋してご紹介します。

川島隆太(かわしま・りゅうた)
東北大学 加齢医学研究所 所長
東北大学医学部卒、東北大学大学院医学研究科修了。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所助手、同講師、東北大学未来科学技術共同研究センター教授を経て2006年より現職。前文化庁文化審議会国語文化会員。
著書に『脳を鍛える大人の計算ドリル―単純計算60日』『自分の脳を自分で育てる』『脳を育てて、夢をかなえる』(公文出版)、『朝刊10分の音読で脳力が育つ』(PHP研究所)等多数。


加齢に伴う頭の回転速度と記憶力容量の低下を補う「脳トレ」


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「実際に個人がスマート・エイジングを体現するためには、脳を使う習慣が重要」と語る川島所長。そこでまずは、2004年に大ヒットした読み書き計算ドリルがどのような仕組みで脳機能の活性化を促すのかを教えていただきました。

川島:実を言うと、文章を読むことや計算すること自体に意味はなく、活性化するための道具として使っているのです。本当の目的は、頭の回転速度を上げることと記憶容量を増やすことです。こうすると、さまざまな心の働きが良くなることが心理学で分かっています。コンピューターに例えると、計算速度が速くてメモリの容量が大きいほど高性能になるのと同じです。

人の加齢変化では、回転速度が遅くなり記憶容量が減っていきます。どちらも脳の前頭葉にある前頭前野という領域が支配しており、その劣化が生活の質を下げているというのが我々の仮説です。そこを高める訓練の道具として使うのが、読み書き計算ドリルなのです。

もし衰えたとしても、代償する手段があればいい。あまり歩かない人がフィットネスに通うのと同じように、コンピューター任せで頭を使わない人のために、私たちは脳トレのドリルを奨励したわけです。

その効果は、健常人でも脳機能がしっかり上がり、軽度認知障害の方は正常に戻ることが多く、認知症の方の認知機能も薬では考えられないぐらい戻ります。脳の機能は身体と同じで放っておけば衰えます。ですから根気よく続けてやることが大切です。


脳機能を高めるには「ぎりぎりの難易度・速さの問題」に挑戦させる


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脳トレは大人にも、子どもにも、高齢者にも効果を発揮すると語る川島所長。しかし、脳機能がきちんと高まるにはポイントがあるとも。

川島:子どもをより健全に育てるには前頭前野の働きを良くすることが大切です。ポイントは子どもにとって能力ぎりぎりの問題に挑戦させること。だらだらやるのでは意味がありません。たとえば4年生でも5、6年生の能力があるなら、その問題をやらせる。ぎりぎりの速さでぎりぎりの難易度の問題をやることで、脳のコンピューターは素早く動くようになり、記憶容量が増える。それによってほかのいろいろな能力も伸びるのです。

これは高齢者も同じです。ニンテンドーDSのソフト「脳トレ」を出しましたが、これは頭の回転速度を上げることに特化したソフトで、ぎりぎりの難しさを追求する内容になっています。

以下のリンク先で川島所長は、このようにして衰えていく脳機能を補えれば、たとえ100歳になったとしても安全に車を運転することもできるだろうとしています。その一方で、自身の研究に基づき、子どものゲームやIT機器の長時間利用が脳に悪影響を及ぼすことを指摘、私たち個人として、あるいは社会として「脳とデジタルデバイスの付き合い方」をどう考えるかについても、脳科学者の視点から語ってくれています。川島所長は現状を厳しくとらえていますが、みなさんはどのように感じるでしょうか? ぜひ詳細をご覧ください。


「脳トレ」の川島隆太教授――少子高齢社会を活性化する「スマート・エイジング」 | Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)

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