• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

印南敦史印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

漫画『カイジ』から学ぶ、人生における「覚悟」の重要性

漫画『カイジ』から学ぶ、人生における「覚悟」の重要性

160329book_to_read.JPG


『カイジ』とは、主人公の伊藤開司(いとうかいじ)が、命がけのギャンブルを通じて勝負師としての才能を発揮していくさまを描いた人気漫画。長きにわたって人気を維持し、映画化もされているので多くの方がご存知かと思います。

経済ジャーナリストである著者による『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』(木暮太一著、サンマーク出版)は、そんなカイジをモチーフにしてベストセラーとなった『カイジ「命より重い! 」お金の話』『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』『カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』に続く新作。今回は「覚悟」をテーマに、目標を達成するための道筋を提示しています。

多くの人が、自分が望む人生を歩むためには、何かを新しく学び、さらに自分の能力を高めなければいけないと思っています。しかしもしかしたらそれは、圧倒的な誤解かもしれません。

カイジには知識も経験も、頼れる人脈もありません。でも勝ち、つかみ取ることができるのです。これを「しょせん、マンガの中の話」と片づけないでください。ここに私たちに欠けている心理と本質、そして誰にもあらがえない原理原則があります。(中略)何も持たないカイジが、なぜ勝つことができたのか。それが、シリーズの4冊目となる本書のテーマです。(「はじめに」より)

そんな本書のなかから、きょうは第5章「したたかになる、覚悟を決めろ」に焦点を当ててみましょう。


いまできることをやるしかない


私たちが過ごしてきた学校という場所は、いってみれば整えられた場。決まったゴールがあり、やるべきことが提示されていたということ。そんななかで私たちに求められていたのは、その決まった道をいかに速く、正確に進むかということだったわけです。

しかし社会は別で、もし勝ち得たいものがあったとしても、そこへの道のりは示されていません。それどころか、人によって選択できる道も異なります。それは、「チャンスの大きさが違う」といいかえることもできるでしょう。つまり世の中は不公平で、全員に同じようにチャンスが提示されているわけではないということ。でも、それを嘆いたところでどうにもなりはしません。

だからこそ、人は誰しも、現時点から出発するしかないわけです。いま、自分の置かれている環境がどうであろうと、与えられているチャンスが小さかろうと、そこからスタートするしかないということ。その状況を変えたいのであれば、自分が覚悟を決めて、「いまできること」から行動に移すしかないのだと著者はいいます。

カイジも夢のようなものは持っていたと思います。しかしその夢をつかむ行動を何もしてこなかった。たとえ仕事がコンビニのアルバイトでも、覚悟を持って進んで行けば、自分が勝ち得たいものに近づいていくことはできます。(中略)たしかに、状況を考えたら、「一発当てないと、逆転は難しい」と感じるかもしれません。ですがそれは冷静な分析に見えて、じつは「簡単に逆転ホームランを狙う安易な発想」でもあるのです。(146ページより)

私たちが人生を変えられるとしたら、その手段は一発逆転ホームランではないと著者はいい切ります。「宝くじが当たりさえすれば」と思っている人は、実は人生を変えることができないということ。

結局のところ、私たちがなにかを勝ち取るには、自分でなんとかしなくてはいけない、そして、自分でなんとかするという覚悟を持たなければいけないということです。もし、なにをやっていいかわからず、この道が正しいかどうかもわからないという状態だったとしても、「とりあえず目の前にあるものに取り組むという覚悟」が必要。

その覚悟を持った人だけが、あらゆる道を模索することができ、他人の目などを気にしない「したたかさ」を手に入れられるのだと著者は主張しています。そしてその「したたかさ」こそが、自分が勝ち取りたいものを手に入れるための最大の武器になるというのです。(145ページより)


「説明されないルール」を見抜け


「いよいよ核心...一番肝心な話...このギャンブルにおける「勝ち」とは何か...についてお話しします」(158ページより)

これはギャンブル船のエスポワール号で限定ジャンケンをする前に、カイジの敵である利根川幸雄が発したセリフ。勝ちの定義を"核心"といい、注意喚起をしているということです。細かいルールがあったとしても、「そのゲームに勝つためにはどうすればいいか」がわからなければ、ゲームをやる意味はないことになります。しかしその前に、そのゲームにおける"勝ち"とはなんなのかを知らなければ、勝つことはできないということ。

大事なのは、闇雲に戦いを挑むことではないと著者はいいます。なにも考えずに勝負に挑めば、たやすく負けてしまう可能性も高くなるわけです。つまり、ゲームのルールを知らなければいけないということ。同時に、勝つためのルール(総則)も見抜かなければならないのです。

そして勝負に勝つためには、「勝ちとはなにか」を知る必要があるといいます。だとすれば、勝つための方程式、勝つ確率を高める作戦が必要になってきて当然。ただし、そのために取りうる選択肢は、必ずしも明示されているとは限らないもの。むしろ、示されていないルールに勝ちへのカギがあるのだといいます。

卑怯なマネをしろという意味ではなく、バカ正直に真正面からぶつかるだけが勝負ではないということ。結果を出したいのであれば、したたかに勝ちへの道筋を自分で探っていくしかないということです。(158ページより)


「出口」から逆にたどる


では、その道筋をどう探ればいいのか? このことについて著者は、「迷路を簡単にクリアする方法がある」と記しています。それは、ゴールからスタートに戻ってみること。多くの迷路は、スタートからゴールに向かったときに、道がややこしく見えるようにできているもの。しかしその一方で、ゴールからスタートを見てみると、驚くほど"一本道"だというのです。

そしてそれは、人生も同じ。いまいるスタート地点から、ゴールとなる目的地点に行こうとすると、さまざまなダミーの道や、惑わせる道があるもの。そのため思うように進めないわけですが、ゴールから考えてみると、「やらなければいけないこと」が驚くほどよく見えてくるというのです。

具体的には、「ゴールにたどり着くためには、この能力と、この知識が必要。だから、このような経験をしておかなければならない。そのために、いまはこれをやろう」ということが見えてくるということ。

カイジは、エスポワール号の中で、一見すると運否天賦の勝負をします。そして、負けてしまいます。しかしこれは、次のターゲットである船井と戦うためのステップでした。

このとき、船井と戦えば、カイジは勝利が確実でした。船井と勝負すれば勝てる、そしてその"出口"が見えていたために、その前の勝負はどうでもよかったわけです。一方、出口を見ていない古畑と安藤は、カイジが無謀に勝負に出たと勘違いし、狼狽していました。どちらが、最終的に強いか、言うまでもありません。(165ページより)

ビジネスを設計するときにも、この考え方が役に立つと著者はいいます。仕事をするときに、「目的を明確にせよ」といわれることがあるもの。ただし、目的を明確にしたとしても、問題が解決されないことがあります。設定された目的そのものが正しくなければ、いくら明確にしたところで、間違った道を行くことになってしまうからです。

たとえばサラリーマンのなかには、"仕事のための仕事"をしている人がいます。お客様に喜んでもらう(価値を生む)ためではなく、組織を維持するための仕事、あるいは惰性で続いているような仕事。

社内の根回しのための会議などがそれにあたるわけですが、それが本質的な価値をつくっているとはいえないはず。だとすればそれは、目的が正しくなかったということになります。だからこそ、「目的」からではなく「出口」から考えることが大切だというのです。

出口を考えるとは、この仕事が自分の手を離れるときに、どうなっていればいいかを考えるということ。

誤った目的:「お客さん向けの提案書を書く」
正しい出口:「この仕事が終わったときに、お客さんが商品のことをよく理解している」
→そのためには、なにをすればいいか、必ずしも提案書を書けばいいわけではない。提案書を書かなくてもいいかもしれない。

誤った目的:「市場調査のために1000人にウェブアンケートを実施する」
正しい出口:「消費者の本音を聞く」
→店舗の前で数人にヒアリングするだけでいいかもしれない。
(166ページより)

つまり大切なのは、自分がその仕事、その行動を「なんのために」やっているのかを捉えること。そして成し遂げたいことから逆算し、「結局、なにがどうなればいいのか」を考えていく。それが、「出口から考える」ということ。出口から考えていけば、それまで当たり前のように実施してきた行為が不要になるかもしれないわけです。だから、出口から考えていけば最短ルートが見えるのです。

いまいるスタート地点からゴールまでなにも考えずに行こうとすると、すべての可能性を検討し、すべての"役に立ちそうな"行動を実施してみる必要性が生じます。しかし、それは時間を浪費するだけ。大切なのは、出口から見て、必要なステップだけを踏むことだという考え方。そうすれば、より早く、より手間をかけずに、得たいものが得られるといいます。(163ページより)




「カイジ」をモチーフにしてはいるものの、「カイジ」を読んだことがない人でも無理なく読み進められ、多くの共感を得ることのできる内容。いま一歩の覚悟ができず、伸び悩みを感じている人には、格好の一冊だといえそうです。


(印南敦史)

  • ,,, - By 松尾仁LIKE

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    Sponsored

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    1回の「ひげ剃り」で、カミソリで何回剃っているか知ってる? ジレットの「肌を守る」新しいカミソリを体験してきた

    毎日のひげ剃りは、多くの社会人男性にとって大切なマナーのひとつです。そして、いつの時代も変わらない悩みとして言われるのが「カミソリ負け」。 T字型カミソリの世界シェアNO.1を誇るジレットは、その大きな要因のひとつが「リストローク(肌の同じ場所を2度以上剃ること)」であると考え、4年間の研究開発の末、肌を守る新機能を搭載した新製品「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」を発売することになり  11:00 AM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.