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印南敦史印南敦史  - ,,  06:30 AM

英会話上達のポイントは「返り読み」をしないネイティブ思考

英会話上達のポイントは「返り読み」をしないネイティブ思考

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60万人が結果を出した「ネイティブ思考」英会話トレーニング』(ダン上野Jr.著、あさ出版)は、前著『60万人が結果を出した「ネイティブ思考」英語勉強法』に続く新刊。勉強メソッドを中心に解説された前著に対し、今回はトレーニングに重点を置いているのだそうです。

きょうはそのなかから、本書の基本的な学習理論だという「SIM方式」について詳しく解説されたChapter 1「なぜネイティブ思考法」で驚くほど会話力が伸びるのか」に焦点を当ててみましょう。


英会話は受験テクニック中心の勉強では上達しない


・いろいろな教材で勉強したのに、なかなか英語が話せない
・リーディングはできるけれど、リスニングになるとまるでダメ
・仕事でネイティブと話す機会があるが、コミュニケーションに相当な不安がある

著者によれば、こうした悩みを持つ人が多いのは、大半の日本人が「間違った方法で英語を勉強している」から。つまり、思考回路に違いがあるというのです。

《英語を話すときの思考回路の違い》
日本人:頭のなかで英語を日本語に訳す → 理解する → 伝えたいことを英作する
ネイティブ:英語を理解し、そのまま英語で伝える
(14ページより)

こうした違いを理解したうえで効果的なトレーニングをしないと、英語は決して上達しないということ。「返り読み」(日本語の語順になおした読み方)がクセとしてしみついているので、英語を話そう、聞こうとした場合にさまざまな無理が生じてくるわけです。

また、「テクニック」偏重主義にも問題が。日本の英語教育は受験テクニックにはじまり受験テクニックに終わる傾向がありますが、「テクニックだけでは、コミュニケーションに限界がある」ということ。たとえば「TOEICでどうしても600点のラインを超えられない」というようなことの原因は、英語の勉強が受験テクニックの習得を中心とした「受験英語」に終わっていることにあるというのです。

そして「語順の問題」を解決した勉強法こそが、「本物の英語力」を身につけるために重要な意味を持つということ。(28ページより)


正しい勉強法は、英語の本質を突いている


「語順の問題」が解決されないままだと、いくら英語の勉強をしたところでムダな努力に終わってしまうとさえ著者はいいます。例文を見てみましょう。

英語
We are delighted to have found a perfect partner in SK Foods.

日本語訳
我々は、SKフーズという最高のパートナーを見つけてとても喜んでいます。
(31ページより)

上記のような日本語訳をするためには、英語を文頭から行ったり来たりする必要があります。つまり以下のように、英語の語句を文章の前後から拾い集めながら読まなければならないのです。

[We=1] [are delighted=5] [to have found=4] [a perfect partner=3] [in SK Foods.=2]

我々は(We)→SKフーズという(in SK Foods)→最高のパートナーを(a perfect partner)→見つけて(to have found)→とても喜んでいます(are delighted)
(32ページより)

こうした「返り読み」の致命的な欠陥は、いうまでもなく時間がかかること。これがビジネスシーンにおいてもTOEICテストにおいても、はかり知れない損失をこうむるのだといいます。さらに当然のことながら、リスニングの場合は文章を行ったり来たりしながら読むことは困難になります。

そして英会話になると、事態はもっと深刻。受け身のリスニングと違ってスピーキングは能動的にアウトプットしなければならないため、「語順の問題」による弊害が最大になるのです。(31ページより)


英語学習者にある「3つのクセ」


では、英会話の上達を妨げるものはなんなのでしょうか? このことについて著者は、次の「3つのクセ」の問題を指摘しています。

1. 英語を日本語の語順に並べ替える「返り読み」のクセ
2. 暗記した英語を「一気に」話そうとするクセ
3. 話すときに「文法の違い」を気にするクセ
(36ページより)

日本人は、リーディングよりもリスニングに苦手意識があるもの。しかし、それ以上にスピーキングが苦手なのは、こうした事情があるからだというのです。しかしそれでは、多くの日本人がビジネスの現場で通用しないことになります。では、どうしたらいいのか? そこで重要な意味を持つのが、本書の学習理論である「SIM方式」なのだそうです。(36ページより)


英会話上達のカギは「SIM方式」にある


繰り返しになりますが、リーディングにもリスニングにも共通するのは「語順の問題」。逆にいえば、そこさえクリアすれば、「返り読み」をすることもなくなり、英語を「一気に」話そうとすることもなくなるというわけです。

そこで必要となるのが、英語と日本語の「語順の違い」を認識したうえで「英語の語順」で考えるトレーニング。次のように「センスグループ」(意味のまとまり)ごとに英語を区切り、そのつど内容を理解していくトレーニングをすればいいわけです。

We are delighted(我々はとても喜んでいます)
to have found(見つけて)
a perfect partner(最高のパートナーを)
in SK Foods.(SKフーズという)
(38ページより)

つまり、センスグループごとの情報を、返り読みせずにどんどん脳にインプットしていく、それが「SIM方式」。この方法で英語を読むと、「英語の語順」で文頭から文末まで一直線に「返り読み」することなく理解できるといいます。最後のセンスグループを読み終えると同時に、文章全体の意味も取れているということ。だからスピーディに、正確に英語が理解できるようになるわけです。

もちろん、英会話の上達にも「SIM方式」が重要。日本人は頭のなかで英作文してから「一気に」話さなければならないと誤解しているため、しゃべり出すまでに時間がかかってしまう。しかし「センスグループごと」に「英語の語順」で「少しずつ話す」だけで、会話のレベルはぐっと上がるということ。

ちなみにポイントは、「ひと呼吸置くこと」だといいます。ひと呼吸置くと、相手は「まだ言葉が続くのだな」と考えて待ってくれるもの。だから、あとは落ち着いて付帯する状況を、to have found(見つけて)、a perfect partner(最高のパートナーを)、in SK Foods。(SKフーズという)と順番に口にすればいいのです。下記の「...」でひと呼吸おきながら、英語の部分を声に出してみましょう。

We are delighted(我々はとても喜んでいます)...
to have found(見つけて)...
a perfect partner(最高のパートナーを)...
in SK Foods.(SKフーズという)
(40ページより)

とてもシンプルなことのように思えますが、この方法で訓練すると、会話力が飛躍的に伸びるといいます。(38ページより)


「ネイティブ思考法」で会話力を身につけよう


「SIM方式」の有効性は、長文になればなるほど実感できるそうです。なぜなら、センスグループごとに少しずつ言葉をつなげばいいので、会話に無理が生じなくなるから。そして著者によれば、英米人もこのような考え方をするのだそうです。

日本人が「英語を一気に話さなければならない」と考えるのに対し、英米人は英語を「英語の語順」で「センスグループごと」に考えながら話しているということ。考えてみれば当然ですが、つまり「SIM方式」とは、英米人の「英語の思考法」と同じ。

そして、このように英語の語順で話し、聞き、読み、書く英米人の思考法が「ネイティブ思考法」。本書ではこれを身につけることを目的としているそうですが、そのためのポイントは3つあるそうです。

「ネイティブ思考法」を身につける3つのポイント
1. 「返り読み」をしない
2. 英語を「英語の語順」で理解する
3. センスグループ(意味のまとまり)ごとに英文を読む
(42ページより)

この3つを意識しながら「英語の語順」で考えるクセを身につけると、会話のときにスラスラと英語が出てくるのだとか。なお、そんなところからもわかるとおり、英語上達の基本はトレーニングだというのが著者の考え方。なぜなら英会話とは、コミュニケーションのためのツールだから。理論的にわかるだけでは意味がなく、実践できるまで体に覚え込ませるトレーニングが重要だということです。(42ページより)




本書ではこのような考え方を意識しながら、さらに付属のCDを聴いて英語力を高められるようになっています。実践に重点が置かれているため、きちんと力をつけることができるということ。英会話で悩んでいる人にとっては、強い味方だといえそうです。


(印南敦史)

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